新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2005年07月30日
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NHKスペシャル◇日韓国交正常化40年を記念して6月26日にソウルで行われた
「NHKのど自慢」の海外公演。600を超える応募者のうち、実に8割近くを韓国人
が占めた。韓国では日本文化の禁止が長い間続き、日本の歌は人前で歌うこと
がはばかられてきた。大衆文化開放が進んだ今、日本に関心を持つ韓国人たち
が好きな歌を堂々と歌えるようになってきた。しかし領土問題などで日韓関係
が悪化し、反日ムードが高まる中で彼らに向けられる世間の目は複雑だ。
日本の歌を愛し「のど自慢」の出演を決めた韓国の人々の姿を軸に、韓国人に
とっての今の日本を伝える。




なんの前知識もなく、NHKスペシャル「のど自慢イン・ソウル」をみた。

登場する参加者のひとり一人の境遇に、見入ってしまう。

「およそ韓国人社会は、・・・」とか、「そもそもNHKのど自慢なんて」という
風な日常自分が構えそうなスタンスはとりあえずカギ括弧にいれてしまい、所謂
純粋観照(Witness)させてもらえた。韓国人については、いくらでも感慨はある。

それも、これもすべて在日韓国人哲学者である竹田青嗣の著作で教えられたように
いったんカギ括弧にいれて(Bracketing)テレビ画面から送られてくるのど自慢
参加者のおかれている情況について、心身問題についてなるべく冷静に現象学的還元
(pha゙nomenologische Reduktion)でもって眺めようとした。




ある。彼らの子弟と、少林寺拳法の道場に通った時代もあった。思い起こせば大阪で
彼らとまったく袖摺り合わすことなく暮らすことなど不可能というものである。
とりわけ、自分のように彼らの密集する地域で生まれ育ったなどという来歴からすれば
緊張感を抱きながら(当然、わたし自身に発する敵意をも含みながら)それでもなお
彼らの思いについては共振するものはある。


そんなこんなをすべて、いったん自分の中から脱落させて喰いいるように画面を
ながめていた。のど自慢参加者のそれぞれの立場や思いそのものに向けて推参しようと
してみた。(Zu den Sachen selbst)

翻ってみれば、自分自身も在日韓国人の日常の困難さや悲哀と通底する体験は色々
してきたように思う。日本の企業組織に庇護された経験はない。経済的にはともかく
精神的にきちんと支えてくれたものは、色々ある。それはしばしば書物やメデアから届けられた

なく勇気づけられ、力づけられ続けて来たという事なのだろう。


いい、悪いを越えて。思想信条の様相を越えて、在日韓国人という存在は、極めて
キツイ生き方だという事だけは間違いない。

のど自慢大会という奴は、冷徹なものだ。カネがひとつならば、予選落ちである。
彼らには、どうしてもテレビに映らなければならない動機も、事情もある。彼らの「今」。

いう事の困難さに、いつになく忘れかけたような緊張感が自分にも湧いてくる。

境遇は、身分や思想・心情に先立つ。L’existence précède l’essence.
民族や、国籍、所属組織、企業などを越えて「境遇」そのものには自ずと開示する
説得力というものがある。







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最終更新日  2005年07月30日 22時51分36秒
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Re:のど自慢イン・ソウル(07/30)  
作家2507  さん
竹田青嗣さんは「北」の人という印象を持ちました。北朝鮮という意味ではありません。

大阪の「北」梅田方面、南北朝の「北」という意味で、「体制側」の人という偏見に近い独断です。

韓国人、日本人である前に、大阪人であり、それも北の人で、在日にこだわる人は自分の地域性が在日の特徴と誤認してしまい、横の連帯が出来ず孤立している人が多いように思います。 (2005年07月31日 06時00分08秒)

Re[1]:のど自慢イン・ソウル(07/30)  
作家2507さん
>竹田青嗣さんは「北」の人という印象を持ちました。北朝鮮という意味ではありません。

>大阪の「北」梅田方面、南北朝の「北」という意味で、「体制側」の人という偏見に近い独断です。

>韓国人、日本人である前に、大阪人であり、それも北の人で、在日にこだわる人は自分の地域性が在日の特徴と誤認してしまい、横の連帯が出来ず孤立している人が多いように思います。
-----


哲学者って、確かに概して「体制的」な人となる
心的傾向がありそうです。(笑)

なにしろ、行動を起こさない方便に脳の中を言葉で
埋め尽くすという淫しかたをしていますから。

竹田青嗣氏は、政治思想というよりもあの難解な
フッサールの読み方のひとつを教えられたという
点で通過したものです。マルクスも、ヘーゲルを
消化したと称して顰蹙をかったりしますけれど、、、

私は、政治的に漂流しつづけたままですので体制の
方から学ぶぐらいのことは平気のヘイザかも。

確かに、孤立している人が方便を欲しがるという機微
はよく分かります。貴重なご指摘ありがとうございま
した。

(2005年07月31日 07時09分07秒)

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