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創業の時の融資は、昨年より今年の方が厳しくなりそうです。貸し倒れが多く増えてきてるらしいので。さて・・・起業時は事業所としての実績を見せようが無いです。創業計画書を中心とした内容で創業融資を受けることが出来るかどうかが審査されるのです。決算を終わってから融資を受けようとすると、それまでの業績で審査がされますね。そういう意味で、創業時は融資が受けやすいという言い方は出来ます。資金繰りに苦しくなってから融資を受けようとする方も多いのですが、それでは融資が受けれません。本来は困っている人にお金を貸すべきだと思うのですが、金融機関からしてみれば、返済出来難い事業所には貸せないということになります。ぜひ一度ご相談ください創業融資の相談室 → http://sogyo-yushi.jp/
2020年01月04日
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★平成26年11月現在★緊急保証制度は実質継続(延長)されています!平成26年11月現在も実質的に継続しています。本ページに書き連ねているような様々なポイントをどう書類に表現するかはその会社の現状によってまったく違ってきます。ちょっとしたことを間違えたために数カ月待たないといけなくなった、という例が枚挙にいとまありませんのでそういう方々のご支援ができれば、と思っています。電話相談だけで解決してしまうケースが8割くらいありますので、お気軽にご相談ください。事業資金の融資のサイト「書類を代行して書いてほしい」と言われるとさすがに無料ではお受けできませんが、電話相談だけならいつでも無料で受け付けておりますので。(お問合せが非常に多いので、関西圏の企業様限定、ということでご容赦ください。まさに緊急を要するご相談が多いので、土曜日曜祝日でも電話受付けしております)「融資を受けることができる可能性があるかどうか」だけなら3分~15分お話を聞いただけでもだいたいは判断出来ますので、この無料電話相談をご利用されるのがお勧めです。「わざわざ時間とってもらうほどのことは無いが、融資について、ちょっとした疑問点を聞きたい」ということでもかまいません。無料電話相談も受け付けています。■ここ6年、緊急融資(景気対応緊急保証制度→略称:緊急保証制度) ・・・を支援させていただいてわかってきたこの制度のカンどころ (平成26年11月現在)平成26年11月現在、この制度(セーフティネット貸付の一つ)が平成20年10月30日に創設されてから約6年、様々な中小企業様のご支援をさせていただきましたが、その中でだいぶわかってきたことがあります。ご相談いただくケースの中で周りに「簡単に借りれるよ」などと言われて、自分で書類を書いて持って行ったがダメだった、理由がわからない、というご相談が増えています。事情をお聞きすると「ちょっとしたことを知らなかったがために融資を受けれなかった。」というケースが非常に多いことがわかってきました。一度ダメだったら永久にダメ、ということではありませんが、再提出するには半年は間を空けないと再審査してもらえないケースが多いので、書類については「最低限の知識」を持って「慎重に」作っていかないといけません。本セッションでは以下について説いていきます。1.緊急保証制度(セーフティネット貸付のひとつ)の要件2.今まで支援させていただいてわかってきたこの制度のカンどころ (平成26年11月現在)3.無料電話相談 (このページの最下段からお問合せください)特に「2.今まで支援させていただいてわかってきたこの制度のカンどころ」は読んでいただきたいところです。■緊急保証制度の要件(1)対象となる中小企業者●指定業種(全82業種)に属する事業を行っており、最近3か月間の平均売上高等が「前年同期比」あるいは「前々年同期比」でマイナス5%以上の中小企業者。→ 最近3カ月とは・・・平成27年1月1日時点で申し込みに行かれるご予定であるなら、平成26年の10月から平成26年12月まで分あるいは平成26年の9月から26年11月まで分が該当 ●製品等原価のうち20%を占める原油等の仕入価格が20%以上、上昇しているにもかかわらず、製品等価格に転嫁できていない中小企業者。(2)対象となる業種の変化対象業種は全体で781業種となっていましたが・・・・・平成22年2月15日から事実上、業種の指定が無くなり、どんな業種でもOKだったのですが・・・平成23年4月1日より82業種に限定されてしまいました。(3)申請場所● 認定申請本店所在地の各市町村の産業振興課大阪は、大阪市産業創造館2階(堺筋本町駅より徒歩3分)大阪の産業振興課は、最近では約20分待ち(平成24年2月1日現在)■ 認定書を確認してから、信用保証協会へ申し込みを行います。(4)制度融資のレート各自治体によって異なります。 金利 保証料 大阪府信用保証協会 1.4% 0.8%大阪市信用保証協会 1.4% 0.8% 日本税理士会連合会から出ている「中小企業の会計に関する指針の適用に関するチェックリスト」を顧問税理士先生に記載してもらい「所見」欄もきっちり手書きで書き込んでもらった上で税理士の確認印をもらえば さらに0.1%が優遇金利として下げてもらえます。また、銀行によっては、これ上記金利以下の自社レートを適用させるケースもあります。(5)その他●期間は10年まで●据え置き期間 最長2年可能●認定に必要な書類 市町村によって違いますが、一般には・・・※ 法人の場合・会社の履歴事項証明書・直近の決算書(付属明細書含む)受付印のある表紙と貸借対照表、損益計算書・直近3カ月の試算表と同じ月の1年前の試算表・会社印と実印・許認可の必要な業種は許認可書の写し(原本証明必要)・対象条件になる根拠残出記載書類(書式は問わない)※ 個人の場合・確定申告書の写し(申告書の一式)・試算表がなければ、売上元帳の写し・会社印と実印・許認可の必要な業種は許認可書の写し(原本証明必要)・対象条件になる根拠残出記載書類(書式は問わない)●注意事項認定期間が30日間なので、実行が遅れると認定の取り直しが必要になってきます。2.今まで支援させていただいてわかってきたこと実際この緊急保証制度を申し込んで融資がおりている企業、そうでない企業、様々な事例を見てきました。まったく今までと別枠だから、まあしんどそうだったら借りれるだろうから、2000万円~3000万円を申し込んでおこうか、なんて気軽に思われる方が多いですが、しかし、いくら名前が「緊急保証制度」と付いていても、簡単に借りれるわけではなく、大きなポイントがあることがわかってきました。その一例を述べると・・・・今を乗り切ったら半年後~1年後には良くなる、という計画書をきっちり作っている・申込金額は月商の3カ月分を上限にする・直近3ヵ月の中でも営業利益、経常利益は徐々に良くなっている方が有利・前向きな理由がある方が有利たとえば・・・・仕入のための費用あるいは外注費が先に出ていくから、3カ月分の資金がどうしてもほしい・販促費が何百万円かが必要。販促費で半年後にはこれだけ改善するなどの理由等々、その他、こういった類のポイントはここには書ききれないくらいたくさんあります。さらに・・・取引銀行に先にいくのか、信用保証協会に先に行くのがいいのか、また、大阪市内の企業の場合、大阪市信用保証協会と大阪府信用保証協会どちらを先に行くのかは非常に大きなポイントになってきますが、それもその企業の現状によってまったく違ってきます。また・・・・・緊急保証制度の融資で実質借り換えになる可能性もあります。4000万円借りている、追加で1000万円ほしい、となった場合に、今のまま5000万円の枠のままで借りて目いっぱいになると返済が増えていく それをするよりは、緊急保証制度の別枠8000万円を使って、5000万円の融資を受けて5000万円で4000万円を一旦全部返済してしまう、残りの1000万円を実際の運転資金として使う、この1000万円は、1年間据え置きの制度がありますから、金利分だけで1年間すんで資金繰りがだいぶ楽になる、ということになってきます。これはこれが出来るか出来ないかはケースバイケースでここでは一般論では何とも言えませんが可能性があるのは確かですね。
2014年11月03日
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まいどどうも!私が講師をつとめるセミナーのご案内です。オフィスはっぴーぷらん代表の池本多与子FPとの共同企画で「お金が残る!ノウハウセミナー」と称した経営者向きのセミナーです。日時は、平成21年8月7日(金)13時30分~16時30分テーマは・・・■第1部・・・『業績が悪くても融資したくなる決算書と試算表は』~誰も言わない金融機関の審査時のチェックポイントとは?~ ~緊急融資制度は必須提出書類だけでは通らない!?~ ~どうしても返せない!返済減額交渉(リスケ)のポイントは?~■第2部・・・『賢く貯めたい!~老後資金の知恵~』~老後資金は実際どれくらい必要か?マスコミのウソを暴く~ ~何を使って貯めていくのか?ケースによる具体例~必要な時に必要なだけの資金を調達して、それをうまく使って利益を増やし、その一部を老後のための資金に貯めていく、ということを常に考えないといけないのが経営者の宿命かと思います。しかし、ちょっとしたことを知らなかったがためにこのサイクルがうまく回らず長年損をしておられる経営者の方々があまりにも多いことにかんがみ、今回の企画となりました。ぜひご参加ください。(参加費3000円)お申込みは・・・わたしに参加表明のメッセージを送っていただいても結構ですし、info@meiwa-m.co.jpに、会社名、氏名、電話番号を記載して申し込んでいただいても結構です。また内容にご質問ありましたら遠慮なくお問い合わせください!ぜひよろしくお願いいたします
2009年08月02日
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きのうは 「君もセミナー講師になろう!」っていうセミナーを受講してきました。http://seminar.c-shuka.com/e171252.htmlわたしも最近講師依頼(依頼のほとんどが資金調達がテーマですが)が増えてきたので、話力を強化しないと、ってことで、タイミングよく前々からの知り合いの主催者前川あゆさんからメールが来たので迷わず申し込みしてしまいました。講師の寺田さんは関西ではかなり有名な売れっ子プロ講師なんですがさすがでした。この人の話聞いていると、プロセミナー講師がかなりハードルが低い、自分も1年後にはなれるんではないか、という気にさせてくれる内容だったのです。しかも「明日からすぐ実行できる」ことも多々盛り込まれていたのでお得な内容でした。さすがプロセミナー講師ですね。・信頼性・露出度を上げるにはどうしたらいいのか・エージェント会社に登録するにはどこがいいのか・講師の報酬はどうなっているのか。・自分自身の収入はどうなってきたかなどなど。参加者からの質問もしつこいくらいに出てきて途中ディスカッションの場になりかけるほど熱気を帯びていましたしね。ってなことで、「う~ん、がんばらなくては」と気合が入るテンション上がりまくりの一日でした。
2009年04月05日
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資金調達コンサルタントの桑山です。きのうはキックオフ関西の神戸定例会へ参加してきました。キックオフ関西参加は2年ぶりでちょっと緊張した私。講演会の講師は、主婦起業家で、「ポン酢」のネット販売では全国でも有数の大浜ポン酢 http://o-hama.jp/の社長だったのでそれに惹かれて。私なりにこの方の起業における成功要因はつかんだつもりですが、大浜社長の「何のために起業しているかとよく聞かれるけど自分でもよくわからない。でも主婦から起業家になったというのは、私にとって自然な流れだったような気が。」という言葉が私にとって非常にインパクトありました。あとからいろんな人が「大浜さんは努力家だ」とか「彼女は行動力があるから」なんて言うことを言ってる人がいましたが、私はそれはちょっと違う、「心の叫び」あるいは「身体(細胞)を勝手に動かすもの」が天から降ってきて、そのとおり素直にやった、ってのがイメージ近いと思います。最初の1年は在庫が異常にたまったりして、かなり苦労されたようですが、今までのことを「私は努力した」なんてことは自身も思ってはらへんことを、あとで個人的にお話して確認できました。で、懇意にしている「これから起業したい」と言ってた女性に帰りの電車の中で、このことをさっそくメールしてしまいました。「オマエも、心の叫びで、ホンマにこれをやりたい!と思う商品が出てこない限り起業したらアカンぞ!」みたなエラソーな内容です。まさに私の「心の叫び」がそうさせたのでした(笑)でもさすが、キックオフ関西http://www2.odn.ne.jp/kick-off-kansai/はやっぱり良い講師呼びますねー さすが空代表です。というわけで(どういうわけや)・・・・・学びの多い良い1日でありました。
2009年02月15日
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仕事のできる人は時間の使い方が上手だ、とはよく言われることです。また、仕事上手は段取り上手とも言われます。どうやら、仕事ができる人とは計画的に行動する計画上手な人、ということになりそうです。 新規の仕事に取りかかる時、新しい月や週に入る時、1日の始まりの時、殆どの人が業務推進計画、月間計画、週間計画、一日の活動計画を作っていますが、その内容はまちまちのようです。実施項目をリストアップしたもの、リストアップした項目ごとに実行期間に線引きして工程表風にまとめたもの、カレンダー状に作った枠の中に当日の実施項目を書き込んだもの、一日を幾つかに分割して各分割枠に一項目を割り当てたもの、等々です。業務の内容や計画期間の長さによって最適の計画フォームは違ってきますから、どれが良くてどれが悪いかは一概には断定できませんが、実行可能な計画作りを考えるならば、時間を予約するという考え方から外れる訳にはいかないでしょう。 時間を予約する、即ち時間予約とは、航空便の座席やホテルの部屋を予約するのと同じ考え方で、何月何日の何時から何時までの何時間は何の仕事をすると明示することです。航空便やホテルの予約では、ダブルブッキングは全体に許されません。仕事の実行においても本当は同じことが言えるはずです。人間は一時に複数の作業をこなすことはできないからです。しかし、仕事の実行計画を作るに当っては、これが結構おろそかにされているようです。期限は示されているが何時実行するかが明確でない、一日の中にあるいは一週間の中に実施項目が数多く挙げられているが何時実行するかが明確でない、といったことが多いのです。こうした計画のもとでは、その仕事が本当に計画通りに完了するのかどうか、第三者には判りません。いや、当人にも判っていないことも多いのです。実行してみて、全部はできなかったということも少なくありません。こうしたことの理由や原因は時間予約の不備にあります。時間予約をしていないから完了の可能性が読めないのです。時間予約をしていないから時間のダブルブッキングが発生し、できない作業が発生するのです。仕事のできる人、時間の使い方が上手な人、段取り上手と言われる人、こういう人たちは時間予約の考え方が身に付いている人たちだと言うことができます。 時間予約を実行するには、作業に必要な時間が或程度の精度をもって読めるレベルまで業務分解をすることが欠かせません。業務分解の結果挙がってきた作業項目の一つ一つに所要時間を見積り、これに基づいて何月何日の何時から何時まで何の作業をするのかを予約するのです。こうすることによって、要求されている期限までに完了させるための方法や手段が見えてくるようになり、計画の実現性は高まるのです。 6~7年前のことですが、或企業でISO9001の認証取得を目指して目標達成運動のお手伝いをしたことがあります。その活動の主体である各部門のチームメンバーたちは、審査機関の要求する作業や文書作成の膨大さにうんざりしている状態でした。この状態が持続すれば、審査当日までに必要な作業を完了することができないであろうことは容易に読み取ることができました。活動の推進管理担当のマネジャーとの間で議論を交わし、この状態から脱却するための方法を探りました。時間予約を徹底しようというのが結論でした。何度も繰り返して業務分解と時間予約の有効性を説いてまわり、その実行指導を行いました。当初、チームメンバーたちは、仕方がないという雰囲気でこれを実行していました。ところが、業務分解と時間予約に基づく計画が明確になってくるに従い、メンバーたちの意欲が高まってきたのです。時間予約の徹底により不足している人員や時間の問題が明確になり、明示された問題に対してはマネジャーたちが解決策を一所懸命検討することができたためです。こうして自信を得たチームメンバーたちはこの難題に取組み、見事に予定された期限までに認証取得を勝ち取ったのです。事後に数人のメンバーとマネジャーに感想を聞かせてもらいましたが、その全員が「時間予約」の威力を痛感したことを第一に上げていました。 「時間予約」とか「業務分解」といったことは目立たない地味な行動ですが、極めて大きな力を発揮します。日々の努力を通して、こうした風土と体質を組織に定着させることに、辛抱強く取組むことが勝てる組織を作ることにつながってくるでしょう。
2003年11月08日
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事業計画とは何か? ある社長は言います。「それは、まあ、夢を数字にすることやと思いますね。」総従業員数180名の特殊繊維会社の創業社長です。今は、中国の上海と青島にも工場をお持ちです。「私は、自分が開発した食品会社向けの帽子はきっと多くの人、多くの企業に認めてもらえると信じていました。できるだけ、多くの人にその帽子を知ってもらい、自分の会社の名前も覚えてほしいなぁって、思ったのですよ」しかし、本当はどれぐらい売れるものか、その社長も、実はさっぱり見当がつかなかったそうです。でも初めはとにかく年間で100万枚ぐらい売れたら、ちょっとは名も知られるようになるだろうと考えたのだそうです。漠然と……。その社長は、売れる価格を設定し、それに枚数をかけて売上計画を立てたそうです。費用についても、できるかぎり細かく見積もって予測を立てたという話でした。「はじめに立てたそれらの計画は、大きくはずれましたわ。一年目は、顔が真っ青になるほど、真っ赤かの赤字でした。当然、一年目でそんなに売れるはずはないですもんね。それでも3人ほどの工場スタッフをパートで雇って、家内を経理やその他事務の担当にして、私も夜はミシンを踏み、昼は営業に回るということで、何とか持ちこたえたわけです。必死でした。」サラリーマン時代に貯めていたお金と私財を担保にした借金等でなんとか会社を維持しながら、その社長は頑張ったそうです。眠る時間も惜しみながら。「でもね、不思議なことに、心で念仏のように100万枚、100万枚と唱え続けていると、そんなに時間がかからずに本当に100万枚の出荷が実現しはじめました。ある大手の食品メーカーに食い込むことに成功したんです。ほんとうに100万枚の夢がかなったのですね。3年目ぐらいでしたっけ。おそらく、この計画がなければ私の事業はポシャッたと思います。」社長は、窓の外の空を目を細めてながめながら言った。「事業計画をしっかりつくらない会社があるようですが、それはやっぱり、いかんなぁと思いますわ。それは事業計画を何か、事務的なもので、じゃまくさいものと、誤解してるからとちゃいますやろか。」……社長の言葉に熱がこもった。「事業計画は、夢を紙の上に描くことやないですか。夢を粗末にしたら、そらあきませんわ。夢は大事に、しっかりと描きださんともったいないでっしゃろ。それが事業計画やと私は思うんですよ。それを頼りにしてきたから、従業員の皆さんも私らもみんなひとつになって頑張って来れたんです………」
2003年11月06日
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━登場人物紹介●田中君:サラリーマンから起業する起業家(秋山氏の後輩)●秋山 :実践型コンサルタント●中村 :若手税理士 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中「法人にした方がいいのか、個人事業で始めた方がいいのか迷ってるんですけど、どっちがいいですかね?」秋山「せやなぁ、法人にするといろいろ手間がかかるからな。」中村「法人にする場合は設立の手続きは複雑で、会計もガラス張りになりますからきっちりやらんとあきません。」秋山「その点、個人事業の場合は税務署に開業届をだすだけで自由に開業できんねん。」田中「税金面ではどうですか?」中村「税金面では所得によって変わってくるので、どっちが有利っていうのは一概には言えませんわ。」田中「うーん、法人にするとややこしくてメリットなさそうですね。」秋山「いや、メリットもあるで。法人にした場合は信用力が違うわ。」中村「始める事業の内容で、法人にすることによる信用アップがあるのなら法人にした方がいいでしょうね。これが法人化するかどうかの一番大きなポイントでしょう。」田中「僕らの業界でも、個人事業では取引できひんっていう取引先もいますわ。」秋山「あと、従業員を雇う場合も法人の方がいい人材が集まりやすいやろね。」中村「その辺を気にしない事業なら最初は個人事業主としてスタートして、軌道に乗ったら法人化でもええと思いますよ。」田中「僕は最初から法人にしますわ!」秋山「おっ、田中っちも代表取締役か、よっ社長!」田中「照れますやんか・・」つづきは⇒ 開業資金の融資のホームページから
2003年11月04日
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新しいことこれは「新しい」といってもかならず、 ひとは疑う 「新しい」ことの理解はなかなか難しいそこで簡単説得法1. 既存で「あるもの」を 「良い」ように言いつづける2. 相手はかならず、ケチをつけだす (人は認めたがらないものです)3. そのとき、すかさず 「こうしたら。。。」「ああしたら。。。」 と本来のアイデアをすこしだけ 出してみる、そして判断を仰ぐ4. 相手はかならず、認めたがる (人は嫌われたくないものです)5. ここで、いったん引く (いろいろ聞かされるとまた 言いたくなってくるものです) 「じくっり、一度考えてみます」 「また、いろいろ教えてください」 といって終える6. 後は もう、延々と理解者を演じてくれます悪徳商法で 説得引き込み作戦に使う方法として 小さな約束事をさせ 断りにくい状況を作っておき 次々と 大きな約束を取り付けていく方法が あります新しいこと なんかは本当はありません 昔から 必ずといっていいほど 同じものがあります ただ、それを知らないだけ...新しそうにみせることは、でも、出来ます それは簡単 知らない人に言えばいいのです
2003年11月01日
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あなたは、商品やサービスといった、いわゆる自分の商材について、どこまで突き詰めたらいいか?とお考えになったことはありますか? アーチストであれば、自分が納得できるレベルが基準です。 納得できなければ叩き割ってしまう陶芸家をはじめ、画家も作曲家も、 およそアーチストと呼ばれている方なら、自分が納得できない作品は 決して陽の目をみることはありません。 そう、アーチストが生み出すものは作品です。 商材ではないのです。 もちろん、アーチストの場合であっても、生活のために商材を作成することはあります。・自分の中ではある意味不完全燃焼であっても、食べるためには仕方ない。・できるだけ良いものを、と思うけれども、そうもいっておられない。といったような自分の中での葛藤がそこにあります。 アーチストが貧乏、という話は、何となく納得できるかと思います。 こういったアーチストの感性は、独り善がりの視点です。 お客さまの満足ではなく、自己満足を追求する考え方だといえるでしょう。 一方、事業者の場合はどうでしょうか? 事業者の場合、生み出すもの(提供するもの)は商材です。 決して作品ではありません。 商材というものは、お客さまに受入れてもらえるレベルが基準となります。 ですから、お客さまがどの程度のレベルで満足されるのかを予測し、自分の提供する商材が、価値>価格となるように考えること。 これが、基本的な考え方になります。 だからといって、徹底的にレベルを追い求めたり、あるいは価格をどんどん落としたり、などという行動がいい、なんてことはありません。 事業者なら、最大の収益となる原価と売上のバランスで、提供する商材と価格を決定することが必須になります。この範囲内でできることを突き詰めるのが正しい考え方です。事業者はアーチストではありませんし、無償のボランティアでもありません。 その事業で自分の生活をしていかなければならないのです。
2003年10月24日
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このところの不況の影響で、多くの企業の人員削減の発表が相次いでいます。しかし、5~10年前と違って排出された人員の受け皿は枯渇しており、これが失業率を押し上げています。こうした状況に対する警告は、かなり以前から出されていたと思います。開業率の低下が問題視され、大企業組織の中でも企業内ベンチャーの推進が叫ばれてきたのです。そんな状況が生み出すムードにのって、ベンチャーブームや脱サラ讃歌のようなことも起りました。日本経済を活性化させる一つの道として新規開業率の向上や企業内ベンチャーが有望視されたのでした。しかし、こうしたことも、この10年の日本経済の停滞傾向を変えることはできませんでした。そして今、排出された人員の受け皿が枯渇している状況の中で再び光を浴びようとしているのが、起業です。再就職の道が閉ざされれば、自分で業を起す以外に道はありません。街中にも、企業内にも起業塾や起業スクールが目に止まるようになってきました。起業の本が書店に増えてきました。好ましいことと思います。しかし、起業とか新規事業とかは、容易にできるものではありません。起業スクールを終了したから起業に成功する訳ではないのです。何年か前の脱サラやベンチャーブームが根付かなかったのは、こうした安易さから脱することができないままで突き進んだからだと思います。安易さを払拭して起業や新規事業を成功させることは、日本経済を活気付けることに繋がります。安易さの払拭の鍵は起業や新規事業の当事者にあります。中小企業白書の統計などから割り出しますと、成功する起業家の持つ要件特性は次のような8項目になります。 1)明確な目的意識を持っている 2)計画能力が高い 3)積極的に行動する 4)創造力が高い 5)豊富な人脈を持っている 6)人としての信頼度が高い 7)情報力が高い 8)自立心が強いこうした要件特性に関する自分の現状を把握するための診断ツールも世に出ています。診断の結果が、あるレベルを超えていないと起業の成功可能性は低いという訳です。このような診断を行う際に注意すべきことは、これらの要件特性は努力して獲得できるものだということです。要件特性とは適性とは違います。自分は何に努力をすればよいかを診断を通して把握し、要件特性を獲得する努力をし、起業を成功させることができるのです。安易さを払拭し、起業成功の要件特性を獲得する努力をし、起業や新規事業を成功させる、といったことが多くの人々に求められているのが、今の時代なのかもしれません。
2003年10月17日
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この21世紀は、事業経営においてもこれまでにはない新たなビジネスシーンが見られることとなるでしょう。特にインターネットを代表する情報化の進展がこれまでの常識を覆すような場面を作り出すかもしれません。しかし、そのような状況においても、物事の原点に変わりはないと思います。変化の多い時代だからこそ、いかに基本に忠実であるかということが大切であり、基本がしっかりしていなければ応用も利かないのです。そこで今回は、経営の根本である「経営理念」について考えて見たいと思います。誰でも持っている「経営理念」 経営者は事業所の規模の大小を問わず、自らの経営理念を持っています。それはなにも、達筆な書で書かれ、立派な額に飾られるようなものでなく、文章になっているようなものでもなく、なんとなく心の中で、自分が決めているようなことも含んでのことです。 以前、おばあちゃんがやっている小さな駄菓子屋で、一度に多くの商品を買おうとしたことがあります。 ところが、「子供達が買うものがなくなるから買わないでくれ」といわれたことがあります。 このときのおばあちゃんの気持ちを、なんとなくわかるという方も多いことでしょう。そして、おばあちゃんのこの言葉は、経営者としての経営理念そのものをあらわしているということも理解できるはずです。 たしかに、一度に多くのものを買ってくれる客は、その日の売上を増大させてくれます。 しかし、そのことによって、いつもやってくる子供達の買うものがなくなることは、おばあちゃんの経営理念に反することなのです。 おばあちゃんにとって、駄菓子屋を経営するということは、生活の糧ではあっても、単に多くの売上をあげることが目的ではないのです。ですから、お客が誰であっても構わないというようなことではなく、売上が多ければそれでいいというようなことでもないのです。 おばあちゃんのお店に来る子供達は、与えられたお小遣いの中で、自分の意思で欲しいもの選び、買い物をします。 このことは子供達の生活の中でとても大切なことであり、とても楽しみなことなのです。 そして、店主であるおばあちゃんは、子供達に楽しみの場を提供することによって適切な売上を維持し、適切な利益を得ることによって経営を成り立たせているのです。 おばあちゃんにとっての経営理念は子供達に「一銭まちや」で買い物をする楽しさを提供することであり、経営の目的は、そこから適切な利益を得て、事業を継続させ、いつもの子供達の元気な姿を見て、元気な声を聞くことなのです。 事業所の経営理念に「地域社会への貢献」ということを掲げることがあります。 このことは事業所にとって非常に大切なことです。 企業の経営者は仕事を通じて、地域に貢献します。 ところが、よく、地域貢献をボランティア活動と勘違いする人がいます。 ボランティア等の無償の奉仕と、企業がビジネスを通じて行う地域貢献とは、当然、異なります。 企業が行う地域貢献は地域経済の活性化につながりますが、ボランティア等の無償の奉仕活動は、地域経済の活性化をはかることとは別のものなのです。 地域経済の活性化とは、経済活動が活発に行われ、そこに住んで、そこで仕事をすることによって、豊かな生活を求めることができるような地域経済の状態をいうのです。 そこで企業に求められる地域貢献とは、無償奉仕を求めるているのではなく、「ビジネスを通じて社会に貢献すること」を求めているのです。 すなわち、良い商品や良いサービスを適切な価格で提供するとともに、物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさを満たすことができるような商品やサービスの提供がなされることを求めているのです。 そして、さらに、そこで得られた適切な利益によって、事業を継続させ、良い商品や良いサービスの提供を継続させていくことが重要なのです。いくら立派な経営理念をもって地域貢献をしていこうと思っていても、事業が継続していかなければまったく意味がありません。 また、ボランティア活動をどんなに一生懸命やっていても会社が倒産してしまったのでは意味が無いどころか、かえって多くの方々に迷惑をかけてしまうことになるのです。ポジティブ発想に気をつけよう 時々ですが、経営理念に気合が入りすぎている人がいます。 やたらと地域貢献や、雇用の拡大、顧客満足の追求、従業員の福利厚生の充実など、企業に求められる最高の姿の全てを追求しようとしているように見えることもあります。 これらは、特に新しく事業を始めようとする場合や、急激に事業規模を拡大しようとする場合にみられるようです。しかし、よほどの大企業でもない限り、現実にその全てを実行することは極めて難しいことです。 新しく事業を始めようとするときなどは、極端にポジティブな精神状態になっていることがあるようです。ポジティブな発想というのは、経営者にとっては非常に重要なことであり、これがなければ企業は成長しませんし、経営難に陥った際に、そこから立ち直ることはできません。しかし、状況によっては、このポジティブな発想というのが現実を見失う原因にもなってしまうのです。 経営者にとってはポジティブな発想と同時に、現時点での自らの能力を見積もって、できることとできないことの区別をすること、そして、周囲の状況を的確判断する洞察力を持つことが大切になります。 いつ達成できるかはまったく予想がつかないような壮大な目標を掲げ、それにあわせて経営理念を描くことは、言葉遊び以外の何者でもありません。経営者が持つべき経営理念とは、自らが目標としていることを、事業経営を通じて達成し、そのことによって自らの想いを具現化させるためのものであると思います。 ですから経営者には自らの能力と、周囲の状況を判断する洞察力が備わっていなければならないのです。 同じ規模、同じ業種であっても、繁盛する企業とそうでない企業があります。そのような違いが生じる原因は様々ですが、しっかりとした経営理念を持っているかどうかということも、その原因の1つであると思います。経営理念って具体的にどんなのがあるの?という人はこちらをクリック
2003年10月13日
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中小零細企業の経営者の皆様、いかがでしょうか。助成金申請は結構骨の折れる仕事だと思います。でも無事審査がとおり、助成金が通知されるとありがたいものです。普通、売上げはそこからいろいろと経費を引いて、残ったものが利益となります。助成金の場合は、助成金がほしくて何かを始めるのではなく、何か事業を行い、その中で要件がそろえば助成金がいただけるわけなので、助成金額そのものが利益といえるでしょう。 これが最初から助成金をもらえるからスタートすると、助成金もらうために、あれして、これしてと費用がかかります。こういう場合は、助成金はあくまでも補助にしかすぎないので、決して利益というわけではなく、その事業の補助という位置付けになります。 それから助成金は、税務上、雑所得にあたるので黒字会社の場合は、約40%税金としてもっていかれることにもなることにご注意ください。それから社会保険労務士に依頼するとなるとその費用もかかってきます。それから旧労働省関係の助成金は、その趣旨が労働者の福祉の向上につながる事業ですから、労働者解雇等があると助成金がもらえなかったりすることが多分にあります。 そうするとやはり、助成金もらえるから無理やりあれして、これしてをすると費用がかかりますし、解雇等が発生すると助成金もでません。何のためにあれして、これしてをしたのかが分からなくなってしまいます。また先ほども述べましたが、この場合で助成金がもらえても、会社にとってあまり必要のないあれして、これしてを行っているので、助成金額のありがたみが薄くなってしまいます。 そんなことを考えると、助成金のためにあれしよう、これしようという発想ではなく、この事業を行おう。この事業を行うには、この助成金が出そうだ。あの助成金が活用できそうだ。 では、その助成金の制度を調査・検討して、申請するのがベストでしょう。この発想だとあれして、これしてがその事業のためのものであるため、助成金がもらえると全額が利益のような位置付けになります。 まぁ、助成金のことで好き勝手なことを述べましたが、どんなことでも繰り返しが大事です。 助成金申請も繰り返し行いますと、机上では、わからなかったことが見えてきます。現場で仕事を行うことは、ありがたいことで、力がついていきます。ここで大事なことは、継続していくことだと思います。つまり繰り返しです。かの阪神の掛布選手の背番号が31番です。聞いた話によると王選手の背番号が1番で王選手の3倍努力するんだということで31番。違ったかな。1番努力する選手の3倍努力するから31番。どっちやったかそんなことを聞いた気がします。(うろ覚えでごめんなさい)ただ僕の記憶では、小学生の頃に読んだ掛布選手を主人公にした漫画では、憧れの長嶋選手の背番号3番と王選手の1番を合わせて31番だったような気がします。まぁ、どっちでもいいのですが、言いたいことは、繰り返しが大事ということです。
2003年10月10日
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頭の良い人ほど行動を起こすのが苦手だといわれます。 一番大きな理由は、失敗したくない、恥をかきたくない、というような精神的な部分だといわれています。 確かにそれは一理あることです。 でも、ですね。 頭の悪い人だって、それは同じなんですよ。 誰だって、失敗はしたくないし、喜んで恥をかきたくはありません。 頭の良い人は、慣れていないから、ってことかもしれませんが、 そんな甘っちょろい感覚では、何にもできません。 本当の理由は別のところにあります。 それは... 頭の良い人は、もっと他に良い方法があるはずだ、って、 そんなことばかり考えているからなんです。 あっ、それは決して間違った考えではありませんよ。 絶えず、もっともっと良い方法を、と考えるのも、 事業者には必要なことに違いありません。 だけど、考えてばかりだとダメなんです。 事業者だったら、自分から行動しないと。 だ~け~ど~~~ 売れない売れない、っていっている人のほとんどが、 行動できていない人なんです。 机の前に座って、どーしたらいいかなあ、って考えたり、 日々の流れの仕事に身も心も委ねてしまって、 新しいことにチャレンジしない。 昨日も今日も、まず変化なし。 たぶん、明日も明後日も同じような1日になるでしょうね。 百聞は一見に如かず。 流行ってないなあ、というお店を見てきてください。 忙しそうに動いていても、中身は全部昨日と同じですから。 ちょっと話は変わるかもしれませんが、 昔から、勉強といえば、よみ、かき、そろばん、といわれています。 なるほど、昔の人は偉いことを言ったもんだなあ、と思います。 学生の頃は、そんなことなどまったく意識しませんでしたが、 社会に出てみると、この大切さが身に染みてよくわかります。 だけど、よみ、かき、そろばん、だけじゃあ、 単に、知識を得た、ということに過ぎません。 それを、智恵に高めないといけないんです。 それには何が必要かというと、よみ、かき、そろばん、から 何かを気付く、ということが必要になるんです。 この日記を読むのもそうですし、 他の書物を読んだり、他人の話を聞いたり、 あるいは、帳簿をつけたり、採算を弾いてみたりなどなど、 毎日、あらゆる場面で、何かに気付く機会はたくさんあります。 どれだけ気付けるか、っていうのも、訓練なんですよね。 で、気付いたらどうするか。 もちろん、その気付きから、何かを考えないといけません。 人間は考える葦である、っていうコトバがありますよね。 考えるからこそ、知識が智恵になるんですよね。 よみ、かき、そろばん、から何かに気付き、 それを徹底的に考えて、行動する。 これが、事業者の理想的な姿になります。 で、話は戻りますが、 頭の良い人の場合、えてしてこの考える方向が間違っています。 気付いたことを、そのまま素直に、 どうすれば事業に効果的に適用できるか? って考えたらいいのに、 ・前に考えたことと、どっちがいいのかなあ? ・だったら、こんな方法も考えられるよなあ? ・もっと、良い方法はないかなあ? ・こんなことが問題点としてあるなあ? と、いらないことばかり、考えてしまいます。 サラリーマンなら、それが正解です。 それくらい考えていないと、上司に叱られます。 だけど、事業者っていうのは、経営者ですからね。 立場が違うんだから、サラリーマンと同じではまずいです。 それに、大きな会社のように、のんびりともしてられません。 それと、もうひとつ。 この考える、というプロセスを飛ばしちゃうこともあります。 何かに気付いたら、じゃあそれをやろうというタイプ。 そんな単純なもんじゃないってことを忘れています。 どっちかといえば、男性によくある傾向です。 本音をいえば、学校じゃないのですから、 頭が良いか悪いか、っていうことを、比べることもできないし、 比べるもんでもないです。 だけど、これまでの人生経験を、頭が良い人、 というカテゴリーで過ごしてきた人は、腰が重い人が多いのは事実。 で、売れない、ってもがいている。 だったら、何か行動しなさいよ、っていっても、 頭ではわかっていても、身体を動かすことができない。 何とかしなきゃあ、っていうのは、もちろん思っているから、 本を読んだり、あれこれと考えたりもする。 さっきも書いたように、間違った方向で。 で、どうなるかっていうと、 できない理由を探すのがすごく上手になったり、 目の前の繁忙に自分を投げ出して、思考停止させちゃう。 これって、逃避、ですよ。 で、夜になったら、これじゃあいけない!ってまた悩む。 まさに悪循環になっています。 冷たいかもしれませんが、 こんな人は、ビジネスの世界では、うまくいかない人なんですよね。 ビジネスを成功させる人というのは、 知識を得て、何かに気付いて、徹底的に考えて、行動して、 で、行動した結果から、また何かに気付いて、っていうように、 上手い具合にサイクルがまわるんです。 全然難しいことじゃありませんよ。 全部訓練で高めることができますし、 動きだしたら、そこからグン!と伸びるものなんです。 あとは、ちょっとした勇気、一歩踏み出す勇気があればいいだけ。 相談を受けていると、 そんなところで足踏みしている人が多いことに驚きます。 今回の話が、ちょっと胸に響く方もおられると思います。 この辺りで一度、自分自身を振り返ってみませんか? 理由さえわかったら、動ける勇気も出てくると思いますよ。
2003年10月04日
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アイデンティティーとか 独自性とか 本当の自分とかいろんな言い方をしますが要するに、“わたし・自分・自己”とは何なのかをはっきりさせておかないと実現のしようはないですよね。自己主張とか、自己チュウ(自己中心的)とか良い意味では使われない場合もあります。この場合は利己的という意味で使われていて他者との関係でえた自己というものは概して良い意味には用いません。でも、「自分を持っている」という言い方をするときは良い意味で用いられている感じがします。この場合「こだわり」が大事で何を捨て何を残すかを決める自分の中に選択肢を持たず「これ一本」という物が持てたとき“自己”が確立するのでしょう。いい加減な年なのに「これ一本」がない人のことを「モラトリアム人間」というそうです。が、実際なかなか自分がなりたい存在も目指す道も見つからないものです。●何になりたいのか・・・「わからない」●どこに就職したいのか・・・「わからない」●あの人のようになりたい・・・そんな人がいない●あんな仕事がしてみたい・・・そんな仕事がないそんな中で“自己実現”とは言うものの“自己” がないわけですから“実現” もできないわけです。ここで簡単 “自己実現”の方法1. こどものわがままを思い出してください。 買って欲しいものがありダダをこねる・・・・・ 買ってもらうまで泣き止まない・・・・・ ここで大事なのが「買って欲しいもの」 今そんな「ほしいもの」がありますか? とりあえず決めてください。2. 次に同じ方法で 「したいこと」がありますか? とりあえず決めてください。3.「したいこと」をするために 誰におねだりしますか? 考えてください。4.「したいこと」をするためにどんな準備が要りますか? 考えてください。5.「したいこと」をするために,同じようにしている人は誰ですか? 自分の周りから探してください。 いなければ昔の人の中から探してください。6.次にその人に会いに行きましょう。 そのひとのことを良く知りましょう。7.その人が何を捨て何を残したか 得心が行かなければ、2から6まで の繰り返し。8.その人が何を捨て何を残したか得心がいったら 「したいこと」を頭の中から 離れないようにしましょう。9.いつのまにか“自己実現”が果たせています途中の変更は遠慮なくしましょう。我慢は禁物。好きなことだけし続けましょう。―――――――――――――――――――――――結局、「自己実現」するということは目指す人を追いかけ抜かすことのような気が・・・・そして、それはキリがないけれど、気持ちよく生きるよい方法であることは間違いなしです。
2003年09月29日
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マンションの価値は、自転車置場をみればわかるそうです。自転車置場の管理は、放置自転車をなくすことに尽きるそうです。対策として下記のような具体例があります。【 現状のスペースから置ける台数を推測 】 ↓ ↓ ↓【 住人へのアンケートで所有の台数を把握 】 ↓ ↓ ↓【 現状のスペースでは何台分不足しているかを確認 】 ↓ ↓ ↓【 駐輪場の増設ができる場所がないかを検討 】 ↓ ↓ ↓【 子供用自転車やバイクの置き方を検討 】 ↓ ↓ ↓【 駐輪場の使用料を検討 】 ↓ ↓ ↓【 駐輪場使用に関するルールを検討 】 ↓ ↓ ↓【 駐輪可能自転車の登録(シールの貼付け) 】悩みごとの奥底にあるものが何かを考え、具体的な品物で解決できないかを考えるのが、ビジネスの糸口。例えば、● システム解決シール(別名キマリーチ)の販売業● 高級駐輪設備(別名エクセレント高輪)の受注工事業 ・ ・ ・考えれば、キリがなく、眠れそうもありません。困りごとを解決できる『物』は売り物にできるのです。
2003年09月28日
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経理が苦手な事業者様の多くが、税理士さんに会計業務を依頼されています。場合によれば、社会保険労務士さんや行政書士さんに給与計算や雑多な業務をご依頼されるケースもあります。本当に、経理や税務は、専門家に任せておけば安心なのでしょうか?確かに、記帳業務や給与計算など、決まりきった定型作業に大切な時間を費やすくらいなら、思い切って、外部に委託するのもいいでしょう。その時間を他に有効に使えばいいのですから。しかし、事業を良くしていこうと考えておられるのなら、経理、税務、労務、社会保険、諸官庁届出など、事業の根幹となる部分は理解しておかねばなりません。何ヶ月も遅れて到着する月次決算書、説明もなく、事務員が届けにくるだけの対応、それが果たして、毎月数万円も費やす価値があるものなのでしょうか。わかった上で外部に委託することと、わからずに委託するのでは、天と地ほどの差があります。あなたは、どちらですか?また、料金も考えるポイントでしょう。税理士さんに帳簿作成と税務申告を依頼すると、地域、規模、委託状況などで異なりますが、年間委託料は、概ね30~50万円くらいになろうかと思います。「ご自分でされたら要らなくなりますよ!」「そんな難しいことできない!」なんていう会話をよくしますが、年間30~50万円の粗利を稼ぐのは大変なことです。仮に委託しなくても良い状況になれば、それはすなわち、年間30~50万円の粗利が増えることと同じことになります。それも1年限りではありません。ずっと続くのです。先にも書いたように、帳簿作成に必要な簿記や会計の知識のほとんどは、事業経営で必要な知識です。そして、敬遠しがちな税務申告は、昔と違ってずいぶんと易しくなってきましたし、税務署に聞けばわかることです。まったく勉強せずに、というのは難しいでしょうが、ほんのちょっとだけで、自分でできるようになります。おそらく、売上を増やすより簡単!と感じる人が多いでしょう。もちろん、高度な業務を委託している場合もありますし、会計業務以外のサポートをしてくださる税理士さんもおられます。でも...見直してみてはいかがでしょう?経費というのは、自分ではできないことか、自分でやるより効果的だから、という理由で他者を使用するものです。仕入も家賃も電気代も、外部に出て行くお金は全部そういうものです。利益を増やそうと思ったら、こんな視点からも考えてみてください。
2003年09月27日
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世間にはサクセス・ストーリーが溢れています。書店に並ぶビジネス図書の多くがサクセス・ストーリーです。畑村洋太郎先生が提唱されて以来普及してきた「失敗学」の影響で、失敗を取り上げた本もかなり増えているようですが、サクセス・ストーリーが圧倒的に多いのです。ビジネスに関わる人たちの殆どは成功を追い求めますから、成功を取り上げた本が人気になるのは当然のことと受け止めることができます。ところが、同じサクセス・ストーリーを読んでも、読み取った内容を活かせる人とそうでない人とが居るようです。例を上げて論じてみることにします。かなり前のことですが、「ザ・ゴール」という本がベストセラーになりました。また、ロングセラーとなっているのが、トヨタ生産方式について書かれた本です。この二つを取り上げて話を進めることにします。[ザ・ゴール」はエリヤフ・ゴールドラット博士の制約条件の理論を説いたもので、一つの生産工場の生産性やコストに当てはめて解り易く小説風に書かれたものです。多くの人たち、特に工場に関係した仕事を経験した人たちには、書いてあることの殆ど全てが容易に理解されることでしょう。しかし、受け止め方は多様です。或人は「生産品種が少ないからできることだ。うちのように品種が多い工場では無理だ」と言われます。また別の人は「うちは工場ではないから当てはまらない」と言われます。「何がうちの生産能力を決めているのか、この考え方で調べてみよう」とか「稼働率を高めても工場の出荷量の増加に貢献しない部分は確かにある。こういう部分は従来のコストダウンの考え方を変えなければいけないな」とか「仕事に一連の流れができている業務なら、生産工場でなくても使えそうだ」とか、前向きに捉える人たちもいます。同じ本を読んでいても、こうした違いが生まれる根底には何があるのでしょうか。意識の違い、関心事の違い、自分の仕事に対する熱心さの違い、変革に対する姿勢の違い、といったことが考えられます。しかし、根本的な違いとして言えることは、本の中に説かれている考え方を学び取ったか否か、ということではないでしょうか。考え方を理解してもらうための題材である舞台装置や登場人物の行動にばかり注目して、基本となるべき考え方や原理原則にまで思考を深めることができない人たちは、自分が立つ舞台は違う、舞台の上で自分がやることはそれとは違う、といった捉え方をしてしまうようです。「ザ・ゴール」というサクセス・ストーリーは、そこで説かれている考え方や原理原則にまで思考を深めて読まなければ、せっかく読んだ意味がない、といえるのです。トヨタ生産方式について書かれた本でも同じことが言えます。トヨタ生産方式の基本は「ジャスト・イン・タイム」や「カンバン方式」という仕組みではないのです。こうした仕組みはトヨタ生産方式の考え方や原理原則を体現した一つの形なのです。先日、トヨタ生産方式を指導するコンサルタントの活動を紹介するビジネス誌の記事を読みました。彼は「ジャスト・イン・タイム」や「カンバン方式」という仕組みのことも指導したことでしょう。コンサルタントと並んでラインを見詰めていた工場の幹部が口にしたという一言が印象に残っています。「10年目にして始めて聞く誉め言葉だ」と。仕組みを教え、そのような体制を作るだけでよいのであれば10年もかかるはずはありません。10年をかけて、コンサルタントが教え、工場の全員が学んだことは、トヨタ生産方式の考え方だったのです。考え方を、風土として、体質として人と組織に染み込ませるのに10年という歳月を要したのです。 少々粗っぽいですが、トヨタ生産方式の根底にある基本的な考え方を、筆者は「切れ目のない仕事の流れをつくる」「要求されていることだけをやる。それ以下は論外、それ以上でもいけない」といったところにあると受け止めています。各種の仕組み、体制、教育などは殆どここから引き出されたもののように見えます。振り返って「ザ・ゴール」を考えてみますと、何と!根本の考え方は極めて似通っているではありませんか。このようなことから言えますことは、サクセス・ストーリーを書いた本を読むのであれば、そこに登場する物理的な仕組みや舞台装置ばかりに目を奪われず、根底に流れる基本的な考え方と原理原則を読み取ろうという気概と姿勢を持つことが大切だということです。 サクセス・ストーリーには必ず成功をもたらした理由があります。それは考え方であることが多いのです。その考え方をしっかりと読み取っていくことを心掛けたいと思っています。
2003年09月20日
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小規模事業者様や個人事業者様の特徴として、自己満足型経営(現状満足型経営)になっているケースがあります。具体的にいうと、 現状のままでも、それなりにお客さまもある。 少しくらい苦しくても何とか生活できるくらいの売上もある。 ↓ まあ、今はしんどくても、そのうち良くなるだろう。 あえて、何か手を打つこともないかな。といった状況です。当然、経営コンサルタントに助けを求めることもありません。これは、開業して間もない方や、うまくいっている人には意外かもしれませんが、多くの儲かっていない小さな会社に共通している病気です。はっきりいいますが、そのうち良くなる、なんてことを期待しているようではダメです。実際のところは、気がつかないうちに少しずつお客さまが離れていってしまっているという、恐ろしい病気です。身体の病気と同じように、悪ければ悪いほど治療には時間がかかりますし、最悪の場合なら、治らないというケースもあります。よくある破綻のパターンはこんなカタチになります。 1.少しずつ売上が減っていき、 2.何とかなるだろう、という声が少しずつ弱気になり、 3.何とかせねば、とあれこれやっても効果が出ず、 4.そのうち資金繰りが苦しくなって、借入せざるをえなくなり、 5.借入金で気分的に一息ついてしまい、 6.数ヶ月で、また資金繰りが苦しくなって、また借入、 7.いずれ借入も限界になり....破綻僕にSOSを訴えてこられる相談でも、6や7の段階がとても多いのが実態です。もちろん最大限の努力はするのですが、限られた制約条件の下では、対処できる選択肢も限りがあります。この段階になると、たとえば資産を売却するとかといったような、大規模な痛手を伴う処理をせざるをえなくなりますし、もっと早くご相談いただけたら、と思うこともあります。できれば1の段階で、最悪でも5の段階で手を打たなければ、盛り返す可能性は非常に小さくなってしまいます。どんな事業でも、お客さまが増えるのも減るのも、最初はゆっくりじわじわと現れるということを頭に叩き込んでおかねばなりません。ということは、つまり、悪くなってからでは遅すぎる、手を打つのは、早ければ早いほうがいいということです。開業して間もない方や繁盛している方の場合、現状よりも高いところに目標があります。そして、その目標に届くようにと、ざまざまなことを考え実施しています。一方、現状維持を基本に考える人、多くは、開業してから5年も10年も経過して、それなりに良い思いを経験したり、生活できている方達になりますが、目の前の状況を、自分自身で納得しようとします。どっちが強いか、いうまでもありませんよね。「変わらないと」「行動しろよ」「目標を持て」いろいろと言い方は異なりますけれど、結局はこういうことなんです。本来、経営コンサルタントの役割は、経営状況をさらに良くするためのお手伝いです。ダメになったときに助けてもらう存在ではなく、より上を目指すときに、活用するべき存在なのです。
2003年09月19日
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自分の事業を成功させるためにさまざまな行動をしますが、このときに「自分が今やっていることが本当にベストの選択なのかがわからない」ということが問題になります。これは本人の考え方の問題でもあるのですが、何かをする場合に、自分の考えたことが「唯一の正解である」と考える人と、「もっと他に良い方法があるはずだ」と考える人の2通りがあります。どちらが伸びる事業者の考え方かというと、当然後者の考え方になります。こういう事業者の方は、他人の意見を聞ける人でもありますから、自分が疑問に思うこと、悩んでいることをさまざまな人の意見を参考にしてクリアされていくのです。たとえば、英会話やパソコンを使いこなせるようになりたければ、専門の学校に通ったり自宅でレッスンを受けることと思います。 同様に、子供を勉強させるためには、学校以外の塾や家庭教師を利用することでしょう。どうして自分の事業は学ぼうとしないのでしょうか?どうして自分の考えにこだわるのでしょうか?たしかに、ある程度の年齢に達したなら、他人の意見をなかなか聞けるものではありません。しかし、先にも述べたように、そういう事業者は伸びないのです。小規模事業者様や個人事業者様は大企業とは異なり、自分の考え方や意見にこだわるという傾向があります。これは、スピードが早い、個性的、というメリットもあるのですが、反面、お客さま無視、従業員無視といったように、周囲に受入れられない考え方になっている危険性があるのです。小規模事業者様や個人事業者様は孤独ですから、いろいろな悩みが発生します。悩みによっては、周りの家族や友人に相談しても解決できないケースもありますから、そういう場合には、経営コンサルタントや税理士といった専門家や、商工会・商工会議所といった公的機関を利用するのがいいのです。専門家や専門の公的機関は、基本的な理論や考え方を理解しているだけでなく、多くの事例やアイデアを持っています。そして何より、第三者として客観的な視点からアドバイスできるのが特徴です。ただし、第三者の専門家といっても、誰でもよいというわけではありません。表面上だけの経営コンサルタントは論外なのはいうまでもありませんが、ある分野に特化した専門家は小規模・個人事業者には不向きなのです。小規模事業者様や個人事業者様が抱える問題は、ある特定の分野を解決すればそれでよいというものではありません。経営だけでなく、個人の性格や環境などさまざまな要素を総合的に把握した上でアドバイスができる専門家でないと、効果的な対応はできません。第三者として誰の意見を参考にするのかは人それぞれですが、何より大切なことは、自分が信頼できる人であるかどうかです。信頼できる第三者の存在は、あなたの事業にプラス効果を与えることは間違いありません。
2003年09月16日
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売れる仕組みが理解できても、それを具体的に展開していくには、さまざまな分野を学んでいかなければなりません。その中でも特に大切なのが、次の4つの分野です。 (1)お客さま心理 (2)販売促進 (3)経理 (4)組織力事業はお客さまがあって初めて成立するものです。お客さまの支持を得るには、自分の都合やこだわりを押しつけるものではなく、お客さまの満足を得ることが大切です。それには、お客さまの心理がわからないと話になりません。また販売促進は、まさに前述の売れる仕組みをつくっていくための具体的な行為なのですから、これは当然大切な分野です。そして、経理。読み書きそろばんといいますが、数字計算ができなければ、事業がうまくいく道理はありません。仕訳や決算、それに税務申告といったものではなく、事業を数字で捉える感覚がなければ、儲かっているかどうかも判断できませんし、最悪の場合は資金不足から破綻することもあるのです。最後が組織力。家族や従業員、それに取引先など、いかにして自分の周りの人間を効果的に動かすことができるかで、事業の成果は大きく変わります。1+1が2になるのか、あるいはそれ以上になるのか、それ以下になるのかは、組織を動かす事業者の考え方と行動の結果なのです。こういった分野について、学ぶ場合には、学者としてではなく事業者として学ばねばなりません。つまり、その理論を自分の事業に展開できるようにならなければ、それは学んだということにはならないのです
2003年09月15日
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新規開店時や低価格キャンペーンなどの特定の販売促進企画が当たれば、一時的に売上は増加します。また、高い金額を投資して店舗を改装したり、新しい設備を導入したときにも、一時的に売上は増加します。しかし、自社独自の売れる仕組みを構築しなければいずれは元の状態に戻ります。売れる仕組みには、これというパターンはありません。先にご説明したような3つの段階のそれぞれにおいて、自分の事業に適した特徴を打ち出し、それを推進していかねばなりません。小規模事業者様や個人事業者様が選ぶべきは、経営資源の大きな会社が使うような、スマートで効率性を追求した手法とは全く異なった、もっともっと泥臭い選択肢になるはずです。そうでなければ、競合相手には勝ち続けていくことはできません。一度成功した奇襲作戦が二度も三度も成功することはありません。同じやり方が通用することはないのです。しかし、奇襲作戦は成功し続けるのです。売れる仕組みを考えるときは、「なぜ売れているのか。」という視点から事業を見つめなおすことが有効です。また、「自分のところだけが売れているのか、競合先も売れているのか。」も、しっかりと判断しなければなりません。売れているときには、忙しくてじっくり考える余裕がなかったり、精神的に楽な気分になって手を抜いてしまいがちですが、売れなくなってからでは間に合いません。事業は一年や二年で終わるものではありません。大企業のように「事業は永遠に続くもの」とまではいいませんが、少なくても自分が働けなくなるまでは、その事業が順調でなければならないのです。目の前の売上や利益に一喜一憂するのではなく、長期的な視野を持って、継続して売れる仕組みを構築することが大切です。
2003年09月13日
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これは、小規模事業者様や個人事業者様が一番努力しなければならない部分です。需要創造型の事業を除けば、事業のメカニズムは、「商圏内でのお客さまの取り合い」です。生臭い話ですが、これが現実です。事業の目標としては、トップもしくは2番手を目指さなければなりません。それは一般にお客さまがお店を選択するときに、上位2番目までに思い浮かばないようなお店には行かないからです。ですから、新規のお客さまの獲得も大切ですが、それ以上に再度ご利用いただくことや他のお客さまをご紹介していただくことが大切になります。これは何も特殊な手法を使う必要はありません。お客さまに満足していただければいいのです。購入時点での対応はもちろんのこと、「売ってしまえば終わり、後は知りません。」という対応ではなく、きちんとしたアフターサービスとフォローが満足を産み出す決め手となるのです。工務店のように一度購入すれば次の購入はしばらくない、という事業でも同じことです。こういった事業の場合は、他のお客さまを紹介していただくことに力を注ぎます。リピート率や紹介率が高くなれば、それだけ新規のお客さまを獲得する手間やコストは少なくなります。その空いた時間が、より多くのお客さまの獲得や、新商品の開発といった事業の発展に必要な作業をする時間となります。目先の売上に追われることの多い小規模事業者様や個人事業者様の場合、どうしてもこの購買後の対応が不十分になりがちです。その結果いつまで経っても、なかなか売上が増えないという悪循環に陥っています。そんなことにならないよう十分注意してください。
2003年09月11日
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(きのうのつづき)飲食業では、来店=お買上げとなります。また小売業のほとんどは、最初から購入目的で来店される方が多くおられます。このような事業の場合は、できるだけ多くの量を、また高額な(粗利高の多い)商品を、という欲を片隅に持って接することが必要です。目玉商品で集客しても、目玉商品だけを購入されたのでは赤字になるだけですし、無料プレゼント戦術も然りです。お客さまは、「単純な手には騙されないぞ!」という思いがありますから、当然です。価格競争は、経営資源に乏しい方が負けることになりますから、できる限り避けるようにするのが本筋です。瞬間的に実施して売上を増やすケースもありますが、原則は採るべき選択ではありません。価格以外で勝負するには、確実に利益が取れ、かつお客さまが得になるメイン商品を作り出しておくことが大切になります。それには、自分の商品・サービスにどれだけ魅力があるか=競合より強いかどうか、ということと、それぞれの原価率を予め検討しなければなりません。一方、工務店のように「最初は話だけ」という事業の場合は、まず完璧な接客を心がけるのがいいでしょう。それから、お客さまのご希望を素直に受入れ、第三者が見ても納得いく説明と商品紹介をしていくことが大切です。すべてをその時に説明できなくても構いませんが、誠意のある対応は必須です。またこのときに、自分の都合を押し付けたりしてはいけません。一時的には良くてもいつかばれるものです。そうなると、信用できない事業者というレッテルを貼られますので、今後の事業に悪影響が生まれます。なお、どんな事業でも、その瞬間の対応に全精力を傾けることが大切なのはいうまでもありません。
2003年09月10日
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お客さまを集めるにはどうしようか、と考える場合、一般には、 (1)存在を知ってもらうこと (2)店舗、事業所に来店・問い合わせしていただくことの2段階に分けて考えます。細かい具体策を書き出すと、それだけで何冊もの書籍分量になるので、ここでは書けませんが、 1.特徴を出すこと 2.目立たせること 3.わかりやすいことの3点をクリアする内容が望まれます。他人と同じようにやっていたのでは効果は期待できません。お客さまを集めるためのウルトラテクニックというものは存在しませんが、「集まることがお客さまにとってプラスとなる」ということを、お客さまに自然と納得させられるように考えることが大切なポイントになります。たとえば、小売業のように既成の商品を取り扱うのであれば、商品はどこで買っても同じです。そうなると仕入そのものや価格やアフターサービスなど、商品そのもの以外の魅力を強く打ち出さなければなりません。お客さまを集めることはすべての事業者が一番悩み苦しむところです。一度や二度の失敗であきらめず、根気よく継続して魅力を生み出す努力を続けることが大切なのです。
2003年09月09日
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どんな事業でも経営の根幹となるべき「売れる仕組み」というものが必要です。売れる仕組みとは、 1.お客さまを集めること 2.そのお客さまに買っていただくこと 3.再度買っていただく あるいは他のお客さまを紹介していただくことといった流れをいいます。ほとんどの方はこの仕組みの意味や重要性は既にご存知です。しかし、それを活かした仕組みはできていません。だから困っているのです。売れる仕組みができていない大きな理由は、他社や大企業の成功事例を読んだだけで、わかった気になっているからなのです。自分の事業に置きかえてみなければ、理解することはできません。 (つづきは明日・・・)
2003年09月08日
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成功のカタチは人それぞれです。何千万もの収入を得たい人もいれば、とにかく事業規模を大きくしたい人もいます。また一方では、生活できればそれでいいという人や、儲けは少なくてもいいから、やりたいことをやれればいい、という人もおられます。ただし、得る利益に違いはあっても、その利益が継続的に得られることが、すべての方に共通した姿になります。いくら現状が良い状態でも、いくら販売促進策が当たって瞬間的に売上が増加しても、継続的に利益が得られなければ、いつか苦しむことになってしまいますからね。日々の売上も大切だけれど、将来の状況を見据えた行動が大切だといわれる所以です。では、継続的に利益を得るには、どうすればいいのでしょうか。昔から言われているあたり前のことですが、1.経営を正しく理解すること2.第三者の客観的な意見を参考にすることの2点に尽きるといえます。ところが、日常の仕事に追われて、時間の余裕がない小規模事業者様や個人事業者様の多くは、「今まさにそれを使えば確実に利益が増える方法」を探すことに時間をムダに費やしてしまいがちになっています。ビジネス書を読んだり真似てみたりと、いかにも簡単にできそうで売上が増えそうな実例を試してみたところで、なかなか結果が伴いません。いつしか、やる気もなくなり、破綻への道を歩みだしてから「助けてくれ!」という事業者様の切ない嘆きは、何度も聞いてきました。賢明なあなたは、現実の事業の世界では、そういう魔法のようなものは存在しないことに早く気付かねばなりません。一般にいわれているノウハウのほとんどは、ある条件下での成功事例に過ぎず、それが全ての事業者にあてはまることはありえないのです。経営とは、お客さまに価値を感じ続けていただくことです。コトバでいうとカンタンですが、実際には世の中の状況は絶えず変化していますから、そんなにカンタンなものではありません。ではどうしたらいいのでしょうか?月並みですが、お客さま一人一人の支持をいただけるように、その場その場で最大限の誠意をご提供し、あなた自身を受け止めてもらうことが何より大切なことになります。特に小さな会社や個人事業者様の場合には、経営者であるあなた自身の人柄に帰する部分が大きくなります。お客さまに喜んでいただくためにすべきことは、探せばいくらでも出てきます。それを競合に負けないように、どう組み立て実践していくかが考えるべきポイントとなります。どうぞ、たくさん勉強をしてください。書籍を読むだけでなく、他店を見学したり、実際に行動した結果を分析し、毎日少しずつ積み重ねていってください。やる気を失うことなく、全力を尽くして経営に真正面から取組んでいけば、いつしか成功を手にすることでしょう。
2003年09月06日
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経理が苦手な事業者様の多くが、税理士さんに会計業務を依頼されています。場合によれば、社会保険労務士さんや行政書士さんに給与計算や雑多な業務をご依頼されるケースもあります。本当に、経理や税務は、専門家に任せておけば安心なのでしょうか?確かに、記帳業務や給与計算など、決まりきった定型作業に大切な時間を費やすくらいなら、思い切って、外部に委託するのもいいでしょう。その時間を他に有効に使えばいいのですから。しかし、事業を良くしていこうと考えておられるのなら、経理、税務、労務、社会保険、諸官庁届出など、事業の根幹となる部分は理解しておかねばなりません。何ヶ月も遅れて到着する月次決算書、説明もなく、事務員が届けにくるだけの対応、それが果たして、毎月数万円も費やす価値があるものなのでしょうか。わかった上で外部に委託することと、わからずに委託するのでは、天と地ほどの差があります。あなたは、どちらですか?また、料金も考えるポイントでしょう。税理士さんに帳簿作成と税務申告を依頼すると、地域、規模、委託状況などで異なりますが、年間委託料は、概ね30~50万円くらいになろうかと思います。「ご自分でされたら要らなくなりますよ!」「そんな難しいことできない!」なんていう会話をよくしますが、年間30~50万円の粗利を稼ぐのは大変なことです。仮に委託しなくても良い状況になれば、それはすなわち、年間30~50万円の粗利が増えることと同じことになります。それも1年限りではありません。ずっと続くのです。先にも書いたように、帳簿作成に必要な簿記や会計の知識のほとんどは、事業経営で必要な知識です。そして、敬遠しがちな税務申告は、昔と違ってずいぶんと易しくなってきましたし、税務署に聞けばわかることです。まったく勉強せずに、というのは難しいでしょうが、ほんのちょっとだけで、自分でできるようになります。おそらく、売上を増やすより簡単!と感じる人が多いでしょう。もちろん、高度な業務を委託している場合もありますし、会計業務以外のサポートをしてくださる税理士さんもおられます。でも...見直してみてはいかがでしょう?経費というのは、自分ではできないことか、自分でやるより効果的だから、という理由で他者を使用するものです。仕入も家賃も電気代も、外部に出て行くお金は全部そういうものです。利益を増やそうと思ったら、こんな視点からも考えてみてください。
2003年09月04日
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小規模事業者様や個人事業者様の特徴として、自己満足型経営(現状満足型経営)になっているケースがあります。具体的にいうと、 現状のままでも、それなりにお客さまもある。 少しくらい苦しくても何とか生活できるくらいの売上もある。 ↓ まあ、今はしんどくても、そのうち良くなるだろう。 あえて、何か手を打つこともないかな。といった状況です。当然、経営コンサルタントに助けを求めることもありません。これは、開業して間もない方や、うまくいっている人には意外かもしれませんが、多くの儲かっていない小さな会社に共通している病気です。はっきりいいますが、そのうち良くなる、なんてことを期待しているようではダメです。実際のところは、気がつかないうちに少しずつお客さまが離れていってしまっているという、恐ろしい病気です。身体の病気と同じように、悪ければ悪いほど治療には時間がかかりますし、最悪の場合なら、治らないというケースもあります。よくある破綻のパターンはこんなカタチになります。 1.少しずつ売上が減っていき、 2.何とかなるだろう、という声が少しずつ弱気になり、 3.何とかせねば、とあれこれやっても効果が出ず、 4.そのうち資金繰りが苦しくなって、借入せざるをえなくなり、 5.借入金で気分的に一息ついてしまい、 6.数ヶ月で、また資金繰りが苦しくなって、また借入、 7.いずれ借入も限界になり....破綻僕にSOSを訴えてこられる相談でも、6や7の段階がとても多いのが実態です。もちろん最大限の努力はするのですが、限られた制約条件の下では、対処できる選択肢も限りがあります。この段階になると、たとえば資産を売却するとかといったような、大規模な痛手を伴う処理をせざるをえなくなりますし、もっと早くご相談いただけたら、と思うこともあります。できれば1の段階で、最悪でも5の段階で手を打たなければ、盛り返す可能性は非常に小さくなってしまいます。どんな事業でも、お客さまが増えるのも減るのも、最初はゆっくりじわじわと現れるということを頭に叩き込んでおかねばなりません。ということは、つまり、悪くなってからでは遅すぎる、手を打つのは、早ければ早いほうがいいということです。開業して間もない方や繁盛している方の場合、現状よりも高いところに目標があります。そして、その目標に届くようにと、ざまざまなことを考え実施しています。一方、現状維持を基本に考える人、多くは、開業してから5年も10年も経過して、それなりに良い思いを経験したり、生活できている方達になりますが、目の前の状況を、自分自身で納得しようとします。どっちが強いか、いうまでもありませんよね。「変わらないと」「行動しろよ」「目標を持て」いろいろと言い方は異なりますけれど、結局はこういうことなんです。本来、経営コンサルタントの役割は、経営状況をさらに良くするためのお手伝いです。ダメになったときに助けてもらう存在ではなく、より上を目指すときに、活用するべき存在なのです。
2003年09月03日
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自分の事業を成功させるためにさまざまな行動をしますが、このときに「自分が今やっていることが本当にベストの選択なのかがわからない」ということが問題になります。これは本人の考え方の問題でもあるのですが、何かをする場合に、自分の考えたことが「唯一の正解である」と考える人と、「もっと他に良い方法があるはずだ」と考える人の2通りがあります。どちらが伸びる事業者の考え方かというと、当然後者の考え方になります。こういう事業者の方は、他人の意見を聞ける人でもありますから、自分が疑問に思うこと、悩んでいることをさまざまな人の意見を参考にしてクリアされていくのです。たとえば、英会話やパソコンを使いこなせるようになりたければ、専門の学校に通ったり自宅でレッスンを受けることと思います。 同様に、子供を勉強させるためには、学校以外の塾や家庭教師を利用することでしょう。どうして自分の事業は学ぼうとしないのでしょうか?どうして自分の考えにこだわるのでしょうか?たしかに、ある程度の年齢に達したなら、他人の意見をなかなか聞けるものではありません。しかし、先にも述べたように、そういう事業者は伸びないのです。小規模事業者様や個人事業者様は大企業とは異なり、自分の考え方や意見にこだわるという傾向があります。これは、スピードが早い、個性的、というメリットもあるのですが、反面、お客さま無視、従業員無視といったように、周囲に受入れられない考え方になっている危険性があるのです。小規模事業者様や個人事業者様は孤独ですから、いろいろな悩みが発生します。悩みによっては、周りの家族や友人に相談しても解決できないケースもありますから、そういう場合には、経営コンサルタントや税理士といった専門家や、商工会・商工会議所といった公的機関を利用するのがいいのです。専門家や専門の公的機関は、基本的な理論や考え方を理解しているだけでなく、多くの事例やアイデアを持っています。そして何より、第三者として客観的な視点からアドバイスできるのが特徴です。ただし、第三者の専門家といっても、誰でもよいというわけではありません。表面上だけの経営コンサルタントは論外なのはいうまでもありませんが、ある分野に特化した専門家は小規模・個人事業者には不向きなのです。小規模事業者様や個人事業者様が抱える問題は、ある特定の分野を解決すればそれでよいというものではありません。経営だけでなく、個人の性格や環境などさまざまな要素を総合的に把握した上でアドバイスができる専門家でないと、効果的な対応はできません。第三者として誰の意見を参考にするのかは人それぞれですが、何より大切なことは、自分が信頼できる人であるかどうかです。信頼できる第三者の存在は、あなたの事業にプラス効果を与えることは間違いありません。
2003年09月02日
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売れる仕組みが理解できても、それを具体的に展開していくには、さまざまな分野を学んでいかなければなりません。その中でも特に大切なのが、次の4つの分野です。 (1)お客さま心理 (2)販売促進 (3)経理 (4)組織力事業はお客さまがあって初めて成立するものです。お客さまの支持を得るには、自分の都合やこだわりを押しつけるものではなく、お客さまの満足を得ることが大切です。それには、お客さまの心理がわからないと話になりません。また販売促進は、まさに前述の売れる仕組みをつくっていくための具体的な行為なのですから、これは当然大切な分野です。そして、経理。読み書きそろばんといいますが、数字計算ができなければ、事業がうまくいく道理はありません。仕訳や決算、それに税務申告といったものではなく、事業を数字で捉える感覚がなければ、儲かっているかどうかも判断できませんし、最悪の場合は資金不足から破綻することもあるのです。最後が組織力。家族や従業員、それに取引先など、いかにして自分の周りの人間を効果的に動かすことができるかで、事業の成果は大きく変わります。1+1が2になるのか、あるいはそれ以上になるのか、それ以下になるのかは、組織を動かす事業者の考え方と行動の結果なのです。こういった分野について、学ぶ場合には、学者としてではなく事業者として学ばねばなりません。つまり、その理論を自分の事業に展開できるようにならなければ、それは学んだということにはならないのです。
2003年09月01日
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新規開店時や低価格キャンペーンなどの特定の販売促進企画が当たれば、一時的に売上は増加します。また、高い金額を投資して店舗を改装したり、新しい設備を導入したときにも、一時的に売上は増加します。しかし、自社独自の売れる仕組みを構築しなければいずれは元の状態に戻ります。売れる仕組みには、これというパターンはありません。先にご説明したような3つの段階のそれぞれにおいて、自分の事業に適した特徴を打ち出し、それを推進していかねばなりません。小規模事業者様や個人事業者様が選ぶべきは、経営資源の大きな会社が使うような、スマートで効率性を追求した手法とは全く異なった、もっともっと泥臭い選択肢になるはずです。そうでなければ、競合相手には勝ち続けていくことはできません。一度成功した奇襲作戦が二度も三度も成功することはありません。同じやり方が通用することはないのです。しかし、奇襲作戦は成功し続けるのです。売れる仕組みを考えるときは、「なぜ売れているのか。」という視点から事業を見つめなおすことが有効です。また、「自分のところだけが売れているのか、競合先も売れているのか。」も、しっかりと判断しなければなりません。売れているときには、忙しくてじっくり考える余裕がなかったり、精神的に楽な気分になって手を抜いてしまいがちですが、売れなくなってからでは間に合いません。事業は一年や二年で終わるものではありません。大企業のように「事業は永遠に続くもの」とまではいいませんが、少なくても自分が働けなくなるまでは、その事業が順調でなければならないのです。目の前の売上や利益に一喜一憂するのではなく、長期的な視野を持って、継続して売れる仕組みを構築することが大切です。
2003年08月30日
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これは、小規模事業者様や個人事業者様が一番努力しなければならない部分です。需要創造型の事業を除けば、事業のメカニズムは、「商圏内でのお客さまの取り合い」です。生臭い話ですが、これが現実です。事業の目標としては、トップもしくは2番手を目指さなければなりません。それは一般にお客さまがお店を選択するときに、上位2番目までに思い浮かばないようなお店には行かないからです。ですから、新規のお客さまの獲得も大切ですが、それ以上に再度ご利用いただくことや他のお客さまをご紹介していただくことが大切になります。これは何も特殊な手法を使う必要はありません。お客さまに満足していただければいいのです。購入時点での対応はもちろんのこと、「売ってしまえば終わり、後は知りません。」という対応ではなく、きちんとしたアフターサービスとフォローが満足を産み出す決め手となるのです。工務店のように一度購入すれば次の購入はしばらくない、という事業でも同じことです。こういった事業の場合は、他のお客さまを紹介していただくことに力を注ぎます。リピート率や紹介率が高くなれば、それだけ新規のお客さまを獲得する手間やコストは少なくなります。その空いた時間が、より多くのお客さまの獲得や、新商品の開発といった事業の発展に必要な作業をする時間となります。目先の売上に追われることの多い小規模事業者様や個人事業者様の場合、どうしてもこの購買後の対応が不十分になりがちです。その結果いつまで経っても、なかなか売上が増えないという悪循環に陥っています。そんなことにならないよう十分注意してください。
2003年08月29日
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飲食業では、来店=お買上げとなります。また小売業のほとんどは、最初から購入目的で来店される方が多くおられます。このような事業の場合は、できるだけ多くの量を、また高額な(粗利高の多い)商品を、という欲を片隅に持って接することが必要です。目玉商品で集客しても、目玉商品だけを購入されたのでは赤字になるだけですし、無料プレゼント戦術も然りです。お客さまは、「単純な手には騙されないぞ!」という思いがありますから、当然です。価格競争は、経営資源に乏しい方が負けることになりますから、できる限り避けるようにするのが本筋です。瞬間的に実施して売上を増やすケースもありますが、原則は採るべき選択ではありません。価格以外で勝負するには、確実に利益が取れ、かつお客さまが得になるメイン商品を作り出しておくことが大切になります。それには、自分の商品・サービスにどれだけ魅力があるか=競合より強いかどうか、ということと、それぞれの原価率を予め検討しなければなりません。一方、工務店のように「最初は話だけ」という事業の場合は、まず完璧な接客を心がけるのがいいでしょう。それから、お客さまのご希望を素直に受入れ、第三者が見ても納得いく説明と商品紹介をしていくことが大切です。すべてをその時に説明できなくても構いませんが、誠意のある対応は必須です。またこのときに、自分の都合を押し付けたりしてはいけません。一時的には良くてもいつかばれるものです。そうなると、信用できない事業者というレッテルを貼られますので、今後の事業に悪影響が生まれます。なお、どんな事業でも、その瞬間の対応に全精力を傾けることが大切なのはいうまでもありません。
2003年08月28日
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お客さまを集めるにはどうしようか、と考える場合、一般には、 (1)存在を知ってもらうこと (2)店舗、事業所に来店・問い合わせしていただくことの2段階に分けて考えます。細かい具体策を書き出すと、それだけで何冊もの書籍分量になるので、ここでは書けませんが、 1.特徴を出すこと 2.目立たせること 3.わかりやすいことの3点をクリアする内容が望まれます。他人と同じようにやっていたのでは効果は期待できません。お客さまを集めるためのウルトラテクニックというものは存在しませんが、「集まることがお客さまにとってプラスとなる」ということを、お客さまに自然と納得させられるように考えることが大切なポイントになります。たとえば、小売業のように既成の商品を取り扱うのであれば、商品はどこで買っても同じです。そうなると仕入そのものや価格やアフターサービスなど、商品そのもの以外の魅力を強く打ち出さなければなりません。お客さまを集めることはすべての事業者が一番悩み苦しむところです。一度や二度の失敗であきらめず、根気よく継続して魅力を生み出す努力を続けることが大切なのです。
2003年08月27日
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どんな事業でも経営の根幹となるべき「売れる仕組み」というものが必要です。売れる仕組みとは、 1.お客さまを集めること 2.そのお客さまに買っていただくこと 3.再度買っていただく あるいは他のお客さまを紹介していただくことといった流れをいいます。ほとんどの方はこの仕組みの意味や重要性は既にご存知です。しかし、それを活かした仕組みはできていません。だから困っているのです。売れる仕組みができていない大きな理由は、他社や大企業の成功事例を読んだだけで、わかった気になっているからなのです。自分の事業に置きかえてみなければ、理解することはできません。
2003年08月26日
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成功のカタチは人それぞれです。何千万もの収入を得たい人もいれば、とにかく事業規模を大きくしたい人もいます。また一方では、生活できればそれでいいという人や、儲けは少なくてもいいから、やりたいことをやれればいい、という人もおられます。ただし、得る利益に違いはあっても、その利益が継続的に得られることが、すべての方に共通した姿になります。いくら現状が良い状態でも、いくら販売促進策が当たって瞬間的に売上が増加しても、継続的に利益が得られなければ、いつか苦しむことになってしまいますからね。日々の売上も大切だけれど、将来の状況を見据えた行動が大切だといわれる所以です。では、継続的に利益を得るには、どうすればいいのでしょうか。昔から言われているあたり前のことですが、1.経営を正しく理解すること2.第三者の客観的な意見を参考にすることの2点に尽きるといえます。ところが、日常の仕事に追われて、時間の余裕がない小規模事業者様や個人事業者様の多くは、「今まさにそれを使えば確実に利益が増える方法」を探すことに時間をムダに費やしてしまいがちになっています。ビジネス書を読んだり真似てみたりと、いかにも簡単にできそうで売上が増えそうな実例を試してみたところで、なかなか結果が伴いません。いつしか、やる気もなくなり、破綻への道を歩みだしてから「助けてくれ!」という事業者様の切ない嘆きは、何度も聞いてきました。賢明なあなたは、現実の事業の世界では、そういう魔法のようなものは存在しないことに早く気付かねばなりません。一般にいわれているノウハウのほとんどは、ある条件下での成功事例に過ぎず、それが全ての事業者にあてはまることはありえないのです。経営とは、お客さまに価値を感じ続けていただくことです。コトバでいうとカンタンですが、実際には世の中の状況は絶えず変化していますから、そんなにカンタンなものではありません。ではどうしたらいいのでしょうか?月並みですが、お客さま一人一人の支持をいただけるように、その場その場で最大限の誠意をご提供し、あなた自身を受け止めてもらうことが何より大切なことになります。特に小さな会社や個人事業者様の場合には、経営者であるあなた自身の人柄に帰する部分が大きくなります。お客さまに喜んでいただくためにすべきことは、探せばいくらでも出てきます。それを競合に負けないように、どう組み立て実践していくかが考えるべきポイントとなります。どうぞ、たくさん勉強をしてください。書籍を読むだけでなく、他店を見学したり、実際に行動した結果を分析し、毎日少しずつ積み重ねていってください。やる気を失うことなく、全力を尽くして経営に真正面から取組んでいけば、いつしか成功を手にすることでしょう。
2003年08月25日
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