帝王賞の◎ウィルソンテソーロは、
先行勢を見ながら5〜6番手の外を追走。
直後に☆ノットゥルノを従えて、3角あたりで
動き出した時は、もうこの2頭で決まりそうな
かんじだったのだが……いや、ていうか、
直線、先に抜け出した○キングズソードを
楽に捕まえられそうな手応えに見えたのだが、
いざ、追い出すと、手応えほど伸びず???
ウィルソンテソーロは、これで3度目のGI級2着。
仕上がりもよさそうだったし、騎乗も悪くない。
前走のドバイWCから3ヶ月開いたぶん、微妙に、
あと一息、伸び切れなかったか。
勝てそうで、あと一息、勝ち切れないのは、
この馬のキャラなのかもしれない。
あまり長い脚が使えず、脚の使いどころが難しい
タイプ。ここも、手応えのよさにだまされたか。
あくまで結果論ではあるが、結果的に、
動くタイミングが微妙に早すぎたか。
実際、同じタイミングで動いたノットゥルノは、
直線失速、7着に沈んでいるし。ようするに、
強い競馬で押し切ったキングズソードを早めに
捕まえにいった有力馬が、ことごとく失速。
×ディクテオンが、後方から、直線、きわどい
3着まで追い込めたのも、仕掛けを他馬より、
一呼吸遅らせたのが大きそう。
もっと、ざっくり言ってしまえば、
予想でも書いたように、
既にGIを勝っている馬と
まだGI未勝利の馬との
差が出てしまったかんじ。
それより明瞭な差が出てしまったのが、
小差の2番人気に推されたセラフィックコール。
GI2戦での凡走と負かした馬のレベルが
気になっていたのだが、馬群にもまれて、
特に見せ場もなく、8着惨敗。
終わってみれば、チャンピオンズカップ、
川崎記念で先着を許した馬に再び先着されただけ。
残念ながら、これが現実というかんじ。
相手しだいで、GIII なら勝負になりそうだが、
GIだと、まだまだ見劣りしそう。