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昨日は、何をしてもうまくいかない日だった。いろいろなことの歯車が食い違っているような、そんな日だった。まず、朝の出勤。大渋滞に巻き込まれ、普通なら10分もあれば余裕で着くところに、一時間かかった。雪は、大きな道路は完全に融けていることは確認していた。それでも、万一を考えて、いつもより早く出たのだ。いつもなら、この道を超えたら一気に渋滞が解消される、という地点を超えても、渋滞は解消されなかった。というより、駅に近づけば近づくほど、渋滞がひどくなる。理由はわからないが、自然渋滞の上に、接触事故など小さな事故がいくつか重なり、よりひどい渋滞になったようだ。最後には、裏道の裏道などを繰り返して選び、やっとの思いで会場に到着した。講義の部屋に飛び込んだのは、開講時刻ぴったり。主催者から厳重な注意を受けた。どんな理由があっても、その注意は仕方がない。受講生さんは、20名のうち、15名来ていた。聞くと、数人は、駅の近くまで来たとき、もう間に合わないと思って会場から離れた駐車場に車を入れた後、歩いた、ということだった。中には、車で会場に近づこうとする人と徒歩で向かっている人がお互いに気付いたのだけれど、結局歩いた人のほうがずいぶん早く会場に入れた、という人もいた。そして、残りの5人についても、30分以内には全員が集まった。こんな、超渋滞で雪道の中をそれでもちゃんと来てくれたことに、感謝の言葉もなかった。こうなったら、いつも以上におもしろくためになる講座にしなければ、と気合いを入れた。実は、朝から気持ちが沈んでいて元気がなかったところへこの渋滞。精神的にきつかったが、気持ちをかきたてるように笑顔をふりまいた。心のエネルギーがどんどん消えていくのがわかった。まるで、空腹のときにリポビタンDを飲んだみたいになっっていく。それでも、受講生さんには、絶対気取られまいと口角を上げ、部屋中を走り回った。受講生さんが、私に質問をする。わからないことが出たら、ニコニコ笑って手を振ってくる。おじいちゃんの人が手を振ってきた。急いでそこに行くと、「いや、自分じゃなくて、隣の人が困ってるから。」・・・! (^v^)そんなこんなで、夢中の3時間の講座をなんとか終えた。講座の他にも、いろいろと気分が落ち込むようなことがあった。ある方に迷惑をかけてしまうようなことをやらかした。他にも、一つ一つは瑣末でも、それが重なると今の精神状態では耐えきれないようなことが起きた。家に帰りついたときには、もう、何もする気にならなかった。仕事が山積みなので、それをしなければ、と思いつつも、パソコンを開く気力も失せきっていた。テレビをつけて、画面を見るともなしに眺めていた。なにをやっているかなど、理解できない。ただ、テレビの画面が動くのを見て時間が穏やかに流れるのを待った。薄暗くなったころ、ドアの開く音がした。「ただいま。」帰って来たのは、りんごだった。郵便物を仕分けているりんごの後ろ姿を見たら急に感情が蘇ってくるのを感じた。りんごを抱きしめて、ぎゅうっと抱きしめて・・・りんごも私を抱きしめてくれた。私の背中をトントン叩きながら「ただいま。」耳元で聞いたその声に、涙があふれてきた。私:お母さんね、今日、仕事で失敗したの。り:そう・・・ま、しょうがないね。そういう 時もあるよ。少し、仕事から離れたほうが いいよ。私:でも、夜にまた、もうひとつ講座があるんだ。り:じゃ、それまではゆっくりしてたら?涙を流しので、少しすっきりした私は、椅子に座って、提出する書類などを書いていた。すこしして、ワッチも戻ってきた。ワッチの学校から渡されたプリントを見ていた。夕食の準備で台所に立っていたりんごとワッチが走って私の前に立った。「今日は、二人でやります!」そうりんごが言うと、「フレー、フレー、真紀子、ハイ、ソレー!」「フレーフレー真紀子、フレーフレー真紀子!」と、りんごが団長、ワッチが応援団員の振りでエールを送ってくれた。いつの間にか、私は大声で泣いていた。りんごとワッチを抱えて、泣いて泣いて、声がかれるほど泣いた。泣き終わったとき、心の疲れは吹き飛び、いつもの私が戻ってきていた。ありがとう、りんご。ありがとう、ワッチ。りんごは現在の安高應援團長、ワッチは昨年度、安積一小の応援団長。なんと豪華なメンバーにエールをもらったのだろう。元気になってニコニコして、私は思わず言った。「これじゃぁ、私が落ち込んで元気がない方が私には、いいことが起きちゃうね。」
2013年01月30日
ポコチャンが幼稚園年長さん・ワッチが年少さんのときのこと二人は毎日、手をつないで幼稚園のバス停まで通った。二人の様子があまりにかわいいので、私はわざと少し遅れて離れて、二人の様子を眺めながら歩いた。あるとき、幼稚園のお迎えの時間。その日は、午前中に降った雪が道路に山のように積もっていた。私が迎えに出るのが少し遅れたので、二人が砂利道の向こうから歌いながら歩いてくるのが見えた。「あっんこっもち!、きっなこっもち」二人は節をつけて歌っている。二人の四本の手を重ねてつないで、顔をくっつけるようにして歩きながら歌っているのだ。家に入ってきたのでポコチャンに聞いた。私:どうしてお顔をくっつけて歩いてたの?ポ:あのね、寒いから。私:どうして寒いとお顔をくっつけるの?ポ:あのね、お手手をつないでも、反対のお手手が冷たいから。 両方のお手手を重ねてつないだら、全部が暖かいでしょ?あぁ、そうか。お顔をくっつけていたのではなくて、両手を重ねて歩いたから、自然に顔が近づいていたのか。私:何か、お歌を歌ってたね。あれは、幼稚園で習ったの?ポ:違うよ。雪の歌だよ。私:どうして雪の歌が、あんこもち・きなこもちなの?ポ:道路のね、いっぱい泥んこになってるのが、あんこもち。 あんまり汚れてない、黄色いのがきなこもち。 だから、泥んこ雪を見つけたら、あんこもち、汚れてないのを 見つけたら、きなこもち、って歌って歩いたの。そうか・・・。泥と混じって黒っぽいのと、あまり混じってない黄土色のとを、あんこもち・きなこもち、と言っていたのか。そういえば、この二人、夏には、歩いて帰る道々、雑草で車につぶされたのを見つけては、しゃがみこんで、「ヒュゥ~~~ッ、バ~ン!」と言っていた。何かと思ったら、花火なのだそうだ。おかげで、普通なら歩いて5分とかからない道を20分くらいかけて戻ったこともあったっけ。その夜から、また、大雪。朝には、一面銀世界となっていた。もう、あんこもち・きなこもちを歌わないな、と思いながら、幼稚園のバス停まで送りながら見ていた。寒いから、と、やはり二人は両方の手を重ねて歩き始めた。そして、大きな声で歌った「つ~きったて!つ~きったて!」
2013年01月27日

午前中の仕事を終えて、役所に書類などを提出して自宅に戻ったら午後3時近かった。なぜか、疲れきっていた。冷蔵庫の中をあさって、遅い昼食をとった。何をする気にもならず、ぼんやり椅子に座っていた。終わらせなければならない仕事が山のようにあったのだが、まるっきりやる気がおきない。目の前に置いてあった本に目を落とすのだがまるっきり頭に入らなかった。今日は、このあと、夜にもうひとつ、講座があった。今、無理して気持ちをかきたてると、かえって後に響きそうだった。しかし、こうも気持ちが沈んでいるとそれもまた、講座に響きそうで、どうすればいいか、少し迷っていた。どれくらいたっただろう。玄関のドアが開く音がした。「ただいま。」珍しく、りんごが早く帰ってきた。今日は部活がある、と聞いていたので、いつもよりもずいぶん遅いだろうと思っていたのだが。天気が悪いので、部活を中止にしたのだろう。「お帰り。」私が言うと、りんごは「どうしたの?」と聞く。普通にしていたつもりだったが、やはり様子がおかしかったのだろう。「なんでもないよ。ちょっと疲れちゃって。やる気が出ないんだ。」すると、りんごは、応援団の動きで「がんばれ、がんばれ、まきこ」とエールを送ってくれた。声こそ大きくはなかったが、きちんとした応援団のふりつけそのものだった。私は、りんごの応援の動きが大好きだ。しかも、私のためのエールだ。涙が出た。涙とともに元気も出た。私が涙を流していると、りんごは照れたように笑った。------写真は、昨年5月の野球応援のときのりんごの応援である。この動きのままに、「がんばれ まきこ」と振ってくれたのだ。
2013年01月15日
大学生のころのこと。部室で先輩が話していた。「昨日、うちの下宿に新入生が入った。お母さんと一緒にあいさつにきたあと、もう一度、訪ねてきたんだ。」フムフム、とみんなは聞いている。「一人暮らしは初めてだし、いろいろと教えてもらいたい、というので、近所の安い食堂、コインランドリー、銭湯やらいろいろ。なんだか不安そうだった。自分のときは、もっと一人の生活を楽しむぞ、って探検したり歩き回ったりしたけど、最近はそんなもんかねぇ・・・。」自宅から通う人、下宿の人、私のように寮に入っている人、それぞれがそれぞれの思いを持ってこの話を聞いた。「その子、律儀に、話を聞いたあとで、手土産を持ってきた。」へぇ~~、感心な子だなぁ、とみんな。「広島出身の子だったんだけど、お土産、なんだと思う?」ほとんどみんなは「もみぢ饅頭」と答える。私は知ったかぶりをして「川通り餅」と叫んで、ヒンシュクを買ってしまった。だれも知らなかったのだ。でも、おいしいのに・・・「全員、はずれ。その子曰く、まんじゅう系は、最近はあまり人気がなくて、持ってきたお菓子が最近、すごく人気があるんだそうだ。」話を聞くと、最近、おみやげに地元の人が買うのはもみぢ饅頭よりもこちらの方が多いくらいだ、それくらい人気がある、と言っていた。広島のお菓子で、そんなに有名なお菓子が最近出ているとは、知らなかったな。「持ってきた子が、自分用にはたくさん買ってある、とかいいながら、俺の部屋に来て、一緒に一個食って帰った。よっぽど好きなんだろうな。」「洋菓子風なんだけど、お茶にもあうし、紅茶とかにもあう。」みんなは顔を合わせる。先輩がクイズに出すくらいだから、少なくともみんなは知っているはずなのだろう。「じゃ、ヒントを出すよ。洋菓子風、であって、洋菓子じゃない。でも、和菓子とはいえない。ここにいるみんなは絶対知ってる。」ますますわからなくなってくる。このメンバーに広島出身者はいないし、最近広島のおみやげをもらった記憶もない。「その子は、『これ、モダンな和菓子なんですよ。』と言った。」わかった!!! えっ???だってあれは、広島のお菓子じゃない。私:「ポエム、ですか?」「正解!」みんなのブーイングの声。「だって、あれは長尾さんが松山のお菓子だって持ってきてたじゃないですか!」先輩は、にやりと笑って「その子が広島出身で手土産を持ってきた、といっただけで広島土産、とは言ってない。」「しかし!その子は、『ポエム』が松山のお菓子だとは知らなかった。広島銘菓だと思っていたらしい。」「だから、俺が教えてやった。もともと、松山の大街道で「権太」と言っていたお菓子屋の名物お菓子だ、と。」「俺たちが、長尾さんからいつももらっていた、あのお菓子が、人気で、別の地域でも、その地元の銘菓だと思われるくらいにひろがったんだねぇ。」「松山の銘菓が、海を渡ったんだ・・・ウンウン」ちなみに、この先輩、最近の私のブログにも登場しています。そう、私の夫です。※追記その後、この記事を読んで、権太の発祥が今治である、とのご指摘をいただきました。が、この記事は夫の下宿先の人が愛媛のお菓子であるのに広島の新しい銘菓だ、とポエムを紹介したこと、東北出身の夫がポエムについて大変詳しかった、ということを伝えたかったので本文に手を加えることはしません。
2013年01月13日
私が中2のときのこと。ある日の夕方、私は英語塾に向かった。7時から始まるので、6時半頃、路面電車に乗った。車内の座席に座り、うつらうつらしたらしい。とてもリアルな夢をみた。私は自宅ダイニングと和室の境にある柱にもたれている。ダイニングでは、母と姉が楽しげにおしゃべりをしていた。ふと気づくと、電車は市役所前の停留所に着くところだったので私は急いで降りて塾に行った。塾が終わり、自宅に戻った私は、まっすぐ姉のところに行った。私:今日、お姉ちゃんのクラスの友達、お弁当に鯛の尾頭付き、持ってきた?姉:うん。そういう子、いたよ。私:お赤飯も入れてきた?姉:うん。お祝い膳をそのまま入れたみたいだった。私:その子、大工の棟梁の息子さん?姉:うん。 ・・・!? なんでそれを知ってるの?私:わかんない。電車の中にいたのに、急に下の部屋にいて お母さんとお姉ちゃんの話を横で聞いてた。姉:その話は、今日の学校のことで、晩御飯を食べながら お母さんに話しただけだよ。不思議で仕方がない出来事だった。ずっと忘れていたが、お正月に行われた、中学校の同期会でみんなの写真や動画を見ていたら、急に思い出した。私の摩訶不思議な体験の一つ。
2013年01月06日

今日、ワッチが台所の朝食・後片付け当番。食器をガチャガチャと食洗機にセットし、鍋釜を洗う。そのあと、台所の周囲の片付けもする。自分のお箸が昨日から片方見つからない、と言ってワゴンを引っ張り出しては片付ける。引き出しの一つが閉まらない、とパパさんに叱られ、ひっかかっているものを全部出して、片付ける。引き出しを一つきれいにしたので、ついでに隣の引き出しも片付ける。ここには、ナイフや缶切などが入っているので丁寧に一つ一つ取り出して、入れてあるトレイを洗うことにする。(こういうのって、普通は年末にやるべきだ、と思うが、やらないよりはいい!)私は一人、離れたところに座ってパソコンを眺めていた。ポコチャンに昨日貸した携帯電話、まだ戻してもらってないな、と思い出し、ポコチャンから返してもらう。なにやら台所が騒がしい。しかし、こういうときに口を出さずに本人に任せることにしている。「お母さん、お母さん!」叫びながら飛んでくるワッチ「僕、見つけたよ!お母さんの指輪。」そんな台所の引き出しに入れておくような指輪なんかあるはずない!ワッチの冗談で、何かの留め金具を指輪だと騒いでいるのだろう。騙されたふりをしてやるか・・・私:「へえ~、どれどれぇ?」ワ:「ほら、これ。結婚指輪だよ。」私:「本当?」ワ:「10月5日って書いてあるよ。」・・・・・うそっ!・・・・・ホントだ! 本物の結婚指輪だ。結婚してしばらくはつけていたけれど、アレルギーが出てはずして、どこかにしまったきり、忘れてた。なくしたもんだ、と思ってた。薬指にはめようと思ったら、やっぱり入らない。冗談で左の小指にはめたらちょうどだった!向こうで、やはり指輪をしていない夫がワッチに向かって言っている。夫:「お父さんはね、指輪がきつくてはめないから、 ちゃ~んと財布に入れていつも持ち歩いている んだよ。」ワ:「お母さん、どうして指輪があの引き出しに 入ってたの?」夫:「お父さんにはわかるよ。」ワ:「なんで?」夫:「人間はね、同じ種類のものを同じところに しまっておきたい、という習性があるの。 お父さんは、あの指輪は貴重品だからおさいふに、 お母さんは、単なる金属だからナイフとか缶切の 入った引き出しに入れるの。 あ・・・もしかしたら、よくきれるように 研ぐためかもね。」年の早々に、15年ぶりくらいに見つかった指輪。なにはともあれ、良かった、良かった。これぞまさしく、(引き出しを)あけまして おめでとうございます。
2013年01月03日
りんご中2、ワッチ小4のころのこと。家で一生懸命ピアノの練習をしていたりんご。そこに、ワッチがにこにこして近づいてきた。手を後ろ手にして、何かを隠している様子。ワッチ 「お姉ちゃん、目をつぶってお口ア~ンして。」りんごは、ワッチが何か、おいしいものを持ってきてくれたのだろう、と思い、目をしっかりつぶって口をア~ンとあけて待っていた。何かをポンっと口に入れられたので、りんごはそれをしっかりカミカミした。次の瞬間・・・お耳が ポォーッ!!!ワッチが入れたのは、赤トウガラシ4つ。しかも、種まで入った全形。りんご曰く、もう、辛いとかそういうのを通り越して、耳から鼻から口から煙が出るかと思ったそうだ。ワッチも、トウガラシが辛いのは知っている。が、パスタなどで使ったあと、フライパンから取り出しているのをみて、どうして取り出すのだろう、と不思議に思ったのだそうだ。そして、思いついたのが、食べてみる、という実験。その実験、自分でかじりゃぁいいものを、わざわざ人の口に放り込んだのだ。頭がいいのやら・・・・?!りんごは、口から吐き出してうがいをしても水を飲んでも辛いのが止まらず、走り回った。騒ぎを聞きつけたパパさんがやってきて、アイスクリームを出してくれてやっと少し落ち着いた、とか。(このとき、私は仕事で出かけていたので現場を見ていない。残念!)それ以来、りんごはワッチには絶対に信用をおかない。ワッチが「ひどい!少しは信じてくれてもいいじゃん!」と訴えるたびに、りんごは叫ぶ。「誰が信じるか!人の口にトウガラシ4本も突っ込む奴を!」年の初めにこのことが話題に出て、初笑いになりました。りんごは、おかげさまで、辛いものが大好きな子に育っています。
2013年01月02日
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