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どうぶつたいそう幼稚園や保育園でよく歌われる歌の中に「どうぶつたいそう」というのがある。5種類の順番に出てきては、その動物にあった動きをして体を動かす、おゆうぎたいそうだ。我が家でも、りんごが幼稚園の年少さんのころからこの歌で踊って遊んでいた。ただし、我が家では、この曲の替え歌バージョンを使う。つい先日、この歌(替え歌バージョン)をりんごが口ずさんでいた。ふと気になって、聞いてみた。私:ねえ、その曲のもとの歌詞、知ってる?り:知ってるよぉ~!私:じゃ、歌ってみてよ!り:ぞうさんの パンツは~ かわいい パンツだよ! ぞうさんの パンツは~ かわいい パンツだよ! ま~えに パンツパンツパンツ うしろにパンツパンツパンツ そろって1・2・3 げ~んきに 1・2・3りんごは自信たっぷりに大きな声で歌う。近くにいたポコチャン・ワッチもそれにあわせて歌う。・・・あぁ、やっぱり。私は頭をかかえてしまった。実は、この歌、出てくるのはうさぎ・ぞう・へび・あひる・ゴリラなのだ。最初に出てくるのが「うさぎさん」のはずなのに、二番目の「ぞうさん」と間違っている。その間違いはそれで正しいのだが、ちが~う!一番大きな間違いは、そこじゃない!ぞうさん(つまり二番)で歌うとして、歌:ぞうさんの たいそうは どーんどーん、どんどどんぞうさんの たいそうは どーんどーん、どんどどんまーえに どんどんどん、うしろに どんどんどんそろって1・2・3 げ~んきに 1・2・3他のどうぶつさんも、それぞれ、うさぎ:ぴょんぴょん、へび:にょろにょろ、あひる:ヨチヨチ、ごりら:エホエホと動作を交えて歌うのだ。実際のところ、我が家バージョンでは、動物の名前のところをそれぞれ、わが子の名前でよび、それ以外は全部「ぱんつ」なのだ。自分の名前の部分が動物の名前だ、ということはちゃんと覚えていたが、それが「パンツたいそう」として我が家では完全に定着していたのだ。小さい子の好きなうちの子。小さい子と遊ぶときに「どうぶつたいそう」を「パンツ」バージョンで歌わなくてよかった。
2013年08月28日
中学生のころ。「ぼく、そこの、ぼく!」あるとき、おじさんが大声で叫んでいる。「ちょっと、そこの!その、赤い服の、ぼく!」「あんたのことよ!」大街道(松山で一番の繁華街)・三越デパートの前でのできごと。そう、声をかけられた、くだんの「ぼく」は私のこと。振り向いた私に、おじさんは、「あんた、なぁ、そんな格好しとったら、女の子に 間違えられるぞな。男じゃったら、赤じゃのうて、 白か青か・・・」最初、大音声だったおじさんの声がデクレッシェンドしていく。そのときの私の服装。赤地に白い水玉のポロシャツに紺色の『スカート』姿。目線がスカートに至って初めて、おじさん、私が女だとわかったらしい。高校2年のとき。修学旅行の出し物を相談するのに、各班の有志がこっそり、男子の部屋に集まっていた。私もその中に混じっていた。ピンクのTシャツに紺のGパン。見つからないように集まったはずなのに、先生に見つかった。担任の三上先生が「こら!女子は全員、部屋の外に出なさい。 話し合いをするんなら、外でやれ、外で!」そして、女子が全員出たことを確かめて「なんぼ、こっそり出し物の相談する、いうても、 女子を部屋に入れたりしたらいかんぞ!」「ちゃんと見よるからな!」そう言ってドアを閉めて出て行った。なぜ、この三上先生の言葉を私が知っているか、というと、先生の足元に座っていた私を、先生は女子と認識せず、追い出さなかったためだ。時は流れ・・・ボーイッシュなベリーショートだった私もOLになり、髪型を、当時はやりのセミロング・ボブにしていた。あるとき、夜11時過ぎに自宅に戻ろうと、人通りの少ない道を速足で歩いていた。向こうから数人の男性がほろ酔い加減で歩いてくる。ちょっといやだな、こわいな、と思い、顔をひきしめて速足の速度をもっと速めた。すれ違う直前、一人が声をかけてきた。「おね~さぁ~ん、一緒にのまなぁ~い?」ひぇ~~、きた、きちゃったよ。無視してすれ違おうとしたとき、そのほろ酔い男子の一人が言った。「ばか!あいつは、男だよ!」・・・当時、私は20代半ば。しかも中・高生時代のベリーショートとは違い、明らかに女子のヘアースタイル。ま、しつこくからまれなかったから良かったといえば良かったが。よほど、「私は女だ!」と言い返したかったが、それだと、誘って、と言っているようなもんだ、と、じっと我慢した。その後、超ロングにしていた時期もあったが、40歳のころ、また、ショートカットにした。切ったのは、夫。夫がりんごやポコチャン・ワッチの髪を器用に切るのを見て、私も切ってもらったのだ。結構気に入った段カットになって喜んでいる私に夫がぼそり「それにしても、妙齢の女性が、素人に髪を 切らせるかねぇ。しかも、長さをそろえる、 というのじゃなく、明らかに髪型を変えるほどに。」当時、幼稚園生だったりんご、それを聞いて父親のカット技術を自慢に思い、「むなかたとこや」という看板を段ボールで作って玄関脇に立てた。客はまだ、ない。
2013年08月21日
昨日、舅が夕食をとりに来た。姑が入院中のため、食事作りが大変だからだ。私はこの日、朝から仕事。帰宅したのは、夜8時半。すでに舅は夕食を終えていた。作ったのは、りんご。献立も、冷蔵庫の中のものを適当にみつくろって作った。私も夫も不在でも、安心して任せられる。大げさなものではなく、本当に普通の献立。それがまた、作りなれているのがよくわかる。高3で受験生なのに、いやな顔ひとつせず、家族と舅のために食事を作り、妹や弟の世話をする。この前は、なかなか勉強しない弟・ワッチの家庭教師をしてくれた。私がもどると、二人で、「mountain, ground, thousand」と笑いながら繰り返していた。どうも、弟君がどうしても綴りを間違ってしまう単語の綴りを覚えさせるために工夫して覚えさせたらしい。その高3のりんご、確率が苦手。一緒に勉強している高1のポコチャンに考え方を教えてもらって、解けるようになった。このポコチャン、ちょっと地理が苦手。地図を眺めるのが好きなワッチにヒントをもらっている。いい子に育ってくれたな。私は本当に果報者。
2013年08月20日
昨日、舅が夕食をとりに来た。姑が入院中のため、食事作りが大変だからだ。私はこの日、朝から仕事。帰宅したのは、夜8時半。すでに舅は夕食を終えていた。作ったのは、りんご。献立も、冷蔵庫の中のものを適当にみつくろって作った。私も夫も不在でも、安心して任せられる。大げさなものではなく、本当に普通の献立。それがまた、作りなれているのがよくわかる。高3で受験生なのに、いやな顔ひとつせず、家族と舅のために食事を作り、妹や弟の世話をする。この前は、なかなか勉強しない弟・ワッチの家庭教師をしてくれた。私がもどると、二人で、「mountain, ground, thousand」と笑いながら繰り返していた。どうも、弟君がどうしても綴りを間違ってしまう単語の綴りを覚えさせるために工夫して覚えさせたらしい。その高3のりんご、確率が苦手。一緒に勉強している高1のポコチャンに考え方を教えてもらって、解けるようになった。このポコチャン、ちょっと地理が苦手。地図を眺めるのが好きなワッチにヒントをもらっている。いい子に育ってくれたな。私は本当に果報者。
2013年08月20日
マイケルジャクソンがワールドツアーで日本公演を行ったときのこと。ペプシコーラに黄色いシールが貼ってあって、これを何枚か集めるとマイケルジャクソンコンサートチケットが当たる、というキャンペーンに1回応募できる。もともと、コーラは好きだったので、これ幸いと買って飲んだ。それでも、500ccの缶を買っても買っても、せいぜい、1日か2日に1回、応募できるほどにしかならない。空き缶にこのシールが残されていると、もう、迷わずシールをはがして集めた。そうはいっても、そんなにペプシコーラの空き缶が転がっているわけはなし、それに、その空き缶を見つけたとしても、シールが残されている可能性はかなり低かった。当時、長期休暇で私のところに遊びに来ていた姉も、買い物に行ったときなど空き缶入れにこのシールを見つけると、はがして持ち帰ってくれた。これは、姉の生活信条からすると、とてつもなく恥ずかしい行為であったことは想像に難くない。それでも、私が必死に集めまくっているのを見て、空き缶からシールをはがしてくれていたのだ。朝、会社に行くと、私の机の上に、このシールが10枚くらい置かれている日々が続いた。これは、会社の先輩・同僚・後輩が、「飲み物を買うならペプシコーラ」キャンペーンを張ってくれたおかげだ。規定の枚数に達するたびに用紙にシールを貼って応募した。普段、ほとんど口をきいたこともないような先輩も、数日に一回、コピー用紙に張り付けたシールを持ってきてくれた。後輩は、応募用紙がなくなったら大変だ、と、応募はがきを見つけてはごっそり持ってきてくれた。また、女性週刊誌でも、3週間続けて応募券を出していた。普段、女性週刊誌は全然見ない私が、この表紙を見つけたときからこれを3週続けて購入し、応募券をはがきに張っては応募した。相当、競争率が高いことは想像できた。ある日、私が部屋で叫び声を上げたので、大家さんが飛んできた。ブルブル震える私に、大家さんはてっきり、何か犯罪がからんでいるのだろう、と思ったらしい。「当たった!当たった!ペプシも微笑も当たった!」わけのわからないことを叫びながら泣き笑いする私に、大家さんは、それでも、何かとてつもなくうれしいことがあった、ということだけはわかってくれた。チケット当選を会社のみんなに話したとき、「よかった。たぶん、一生分のコーラをここ2週間くらいで飲んだ気がするよ。」とか、「家で飲むとき、今まではコークハイだったけど、最近ずっとペプシハイにしてた。なんか、微妙に味が違うんだよね。」とか、「炭酸、飲めなかったけど、がんばってコーラ、飲んでました」など、聞こえてきた。みんな、ありがとう!コンサート、思いっきり楽しんでくるからね!そうそう、チケット購入もした。早朝、ラジオで、池袋で発売する、ということが発表されるやいなや、私は自転車で並びに行った。購入できる最大数を何とか手に入れたあと、ハタと気づいた。早朝飛び出したので、会社に遅刻するとも休む、とも連絡を入れていなかったのだ。どうしよう・・・急病で倒れたことにしようか、寝坊して今まで目覚めなかったことにしようか、など、頭の中で言い訳がぐるぐる駆け回った。直属の上司や先輩なら、たぶん、マイケルジャクソンのチケットを買いに並んだ、と言えば、お小言で済むかもしれないが(それほどマイケルジャクソンの熱烈ファンだったから)、出退勤については課長に報告しなければならない。課長は非常に厳しい人。怖いなぁ。どうしよう・・・休んじゃおうかなぁ。でも、休むわけにはいかない。実際、仕事は立て込んでいる。公衆電話に並んでいる間に会社に着く、と判断し、連絡なしで会社に行った。自分の席のところに荷物を置いて、課長のところに行く。どう言い訳をすればいいか、頭の中でぐるぐる回っていた。課長の席の横に立って、課長に声をかけた。課長は目を上げてまっすぐこちらを見た。特に怖そうな目ではないが、機嫌がよさそうでもない。「長尾さんにしては、珍しいね、遅刻するなんて。」言われて、目をつぶって「すみませんでした。」と頭を下げた。こわい。このあと、どう言い訳すればいいんだろう。あとでばれるとまずいから、やっぱり正直に言うしかない。でも、無断遅刻の理由が、マイケルジャクソンのチケット購入のため、というのは、いくらなんでも許されないだろう。「別にいいよ。早く着席しなさい。」ひゃぁ~~~、これは相当怒っている。まずいよ、まずい。ボーナスの査定に響くかなぁ、それとも来年の昇給に・・・「ちゃんと主任が連絡受けてたから。」はい?意味がわからない。「なんか、急用ができたんだって?ま、理由は大体わかるけど。」いかん・・・ばれてる。それでも、上司がとりあえず、遅刻の連絡を受けたことにしてくれたらしい。つまり、みんな、私が仕事をすっぽかしてマイケルジャクソンのチケット購入に並ぶことを想定して、対応してくれていたのだ。あのこわい課長ですら、ペプシのシール騒動のとき、みんながペプシばかり買うのをいぶかって、話を聞いて私がマイケルジャクソンのチケット応募のためにシールを集めている、ということ、それなら、と一緒にペプシコーラを買って飲んでいた、ということだった。「大体ね、何日も前からチケット発売日は発表になってたんだよ。それには気づかなくて、発売当日に発売場所だけ知るなんて、長尾さんらしいよ。」とは、(架空の)遅刻報告を受けてくれた上司。課長も、もともと、この日は私は遅刻か休むだろうということは想定内で、ただ、無断はいかん、とだけ思っていたらしい。私のもくろみはバレバレだったのだ。
2013年08月16日
ポコチャンとワッチはとてもよく似ている。まだ声変わりしていないワッチは、電話でも、ポコチャンと間違ってしまう。今では、髪型が全然違うので、見間違うことはないが、小学校のときには、単体でいるとよく間違われた、という。ちょっとかわいそうだったのは、キャンプに行っておやつをもらうのに、バラバラで行ったために同じ子が二回取りに来た、と叱られたこと。子どもがどんなに説明しても(当時姉のポコチャンも幼稚園)、監督の人にわかってもらえず、二人で一緒に行ってやっとずるいことをしたのでない、とわかってもらえた、とか。あまりに似ている、似ていると周囲に言われるので、ある日、集団登校するときに、ポコチャンとワッチとでランドセルを入れ替えた。そして、家の前で見送る私の前を班のみんなで通り過ぎた。二人の身長差は、当時10cm以上あったにもかかわらず、母親の私が、二人が入れ替わったのに気付かなかったほど。私の前を通り過ぎてしばらくして、一緒の登校班のみんなが笑い転げた。「二人が入れ替わったの、やっぱりわからなかったんだ!」学校では・・・自分の教室の前で子ども立っていると、偶然通りかかった先生が、腕を取って引っ張って歩かせ始めた。意味もわからず、ついていくと、とある教室の中に連れて入られた。「早く入らないと、授業が始まるぞ!」と言われ、席のところまで連れられると、そこにはすでに着席した子がいた。先生は、座ったその子と、自分が手をつないでいる子の顔を見比べた。座っていたのは、3年の(そのクラスの)ポコチャン。連れてきたのは、1年の、並べるととても小さいワッチ。引っ張ってきたのは、3年の、ポコチャンの担任。この担任、大慌てで1年のワッチのクラスまで連れて行き、事の次第をワッチの担任に説明し、謝ったそうな・・・。またあるときは、下校しようとして靴を履こうとしていたワッチの腕をつかんで、「コラ!掃除をさぼるな!」と教室に連れて行ったそうだ。そして、誰よりも真面目に掃き掃除をしているポコチャンを見つけ、またまた、自分と手をつないでいるのが1年の弟、入学してしばらくは掃除前に下校する1年だと気付いて、平謝りに謝ったそうな・・・。今では、ポコチャンはセミロング。ワッチはショートカット。それでも、帽子などをかぶって髪型が隠れるととてもよく似ている。ワッチは中2.もうすぐ声変わりするだろう。そうなると、いくらなんでも見間違えるほどには似てはいなくなるだろう。そうそう、長女りんごが年長さんのとき、スーパーの駐車場に車を止めて、私だけ用のために降り、子どもたち三人は、窓をあけて外を眺めていた。すると、横に止めた車から、お姉さん二人が声をかけてきたそうだ。「あんたら、三つ子?」こういうときのスポークルマンのりんごが「ちがうよ。」と答えると、顔を見比べて「あ、そうか、お兄ちゃんと双子だ。」「違うよ。女・女・男で2つ違いだよ。」自分たちを指さしながら説明するりんごに、お姉さんはびっくりしたそうだ。ちょうど、戻ってきた私に、そのお姉さんは言う「三つ子かと思うくらい似てる。それも、下の二人は、双子だっていわれてもびっくりするくらい、そっくり!それなのに、2つも違うんだ!」なんとも懐かしい出来事だった。今から12年前の出来事。
2013年08月10日
ポコチャン。小学校入学前に、おばあちゃんからランドセルを買ってもらうことになっていた。2つ上のお姉ちゃん、りんごは、直前まで、黄色のランドセルがほしい、と言っていたがいざ、買う段になって、やはり赤がいい、ということになり、普通の赤のランドセルを買ってもらった。りんごがランドセル選びをするころから、ランドセルの色はカラフルなものが店頭に並んでいた。だが、実際に選ばれるランドセルは、女の子は赤かピンク、あるいは赤系のワインレッドなど。ごくたまにオレンジなどを背負っている子もいた。男子は、黒か濃紺がほとんど。さて、ポコチャン、色の選べるランドセル売り場で早速選んだのが、バイオレット。いわゆる、 明るい 紫。一緒に買いに行ったおばあちゃんは、ポコチャンがそれが気に入って6年間大切に使うなら何色でも構わない、と言ってくれた。それでは、と受付のところに行きかけたときにポコチャンがおずおずと言う「やっぱり・・・・」あぁ、やっぱり普通の赤が良い、というのだろう、と思った。それはそれで、ちょっと残念な気がした。これだけカラフルなランドセルが並んでいるのに、そして、試着(?)するときはいろいろな色を選ぶのに、実際に買うとなると、結局女子は赤系になっているのだ。おばあちゃん(私から言うと、姑)は、やさしくポコチャンに声をかけた。「いいよ、どんな色でも。あなたの好きな色を選びなさい。」ポコチャン、ちょっとうれしそうな顔をして選んだランドセルは水色。お金を払い、包んでもらっているときのポコチャンの顔は、輝いていた。私はうれしかった。姑が、ポコチャンの気に入った、どんな色のランドセルでもそれをそのまま受け入れてくれたことを。残念なことに、ポコチャンの入学式には、私は参加できなかった。病気で入院していたのだ。入学式を終えて、パパさん(夫)と、ポコチャンが病室に来た。うれしそうに、ランドセルを背負っている。お洋服は、ピンク。そして学校で渡された黄色の帽子。そして、背中には、色も鮮やかな水色ランドセル。まるで、パステルカラーの信号機みたいな取り合わせだが、とてもかわいらしかった。しばらくして退院できた私が参観日に行った時、ベテランの先生が私に声をかけてきた。「長年、教師をしていたけれど、本当に、水色ランドセルを背負って学校に来た子は、初めてでした。でも、とてもかわいらしくて似合っていて、素敵ですね。」と。学校でも、かなり有名になった。「水色ランドセルの子」といえば、ポコチャンのことで、りんごも、「水色ランドセルのお姉ちゃん」と呼ばれることもあるようだった。私の母などは、変わった色のランドセル、ということでいじめられたり、からかわれたりするのではないか、と心配していた。しかし、入学当時からずっと水色ランドセルだったので、そのことで不愉快な思いをしたりいじめられたりすることは一度もなかった。それどころか、翌年から、水色系のランドセルを背負う子が学年に必ず数人は出るようになった。高学年になったとき、あるお母様から話しかけられた。自分の子にも、水色ランドセルを買ってやりたかったが、親世代がいろいろ心配して、結局無難なピンクにしたが、体格が大きくなるにつれて、水色のランドセルがうらやましくなってきた、と。今でも、テレビCMなどで水色ランドセルを女の子が背負っていると、うれしくなってくる。2年後に入学する末っ子ワッチのランドセルの色について、ご近所では少し話題になったようだ。つまり、長女=赤、次女=水色、ということは次は黄色系にするのでは?ということだったらしい。何色でも構わない、と思ってランドセル選びについていったら、気に入ったランドセルは、チャコールグレーかなり無難な色だ。登校班で歩くとき、ご近所の方に「あれは、どなたが選んだの?」と聞かれた。本人の趣味だ、というと、「案外手堅いのね。」を言われた。そのワッチのランドセル、地震のときに壊れた。机の上に置いてあったランドセルが、揺れでぶっ飛んで金魚の水槽の中に沈んでいたそうだ。そのとき、ワッチたちは、5年生で、6年生の卒業式の会場づくりで体育館にいて、そのまま、親が迎えに来るのを待ってそのまま帰ったために、ランドセルが水槽に入ったのに気付いたのは、地震後、担任が教室を点検に行ったときだったのだ。修理に出すには、本来は購入店舗のハンコのある保証書が必要なのだが、震災直後ということで、購入店舗にかかわらず、どのお店で購入したものであっても、ランドセルの修理を受け付けていた。そこで、保証書なしで修理を頼んだのだが、その間、ワッチはポコチャンの水色ランドセルを使った。ポコチャンそっくりのワッチが、ポコチャンの水色ランドセルを背負って登校する姿は、まるでポコチャンが小学生に戻ったみたいで、かわいくもあり頼もしくもあった。りんごの赤いランドセルは、寄付に出したのだが、ポコチャンの水色ランドセルとワッチのチャコールグレーのランドセルは、まだ、家のクローゼットに眠っている。ポコチャンの服装の趣味は、ちょっと変わっているがなかなかのセンスだと思う。冬場などは、Tシャツ4枚がさねとか、水色横縞の太ももまであるハイソックスなどを着るが、やせっぽっちのワッチにはこれがよく似合う。他の子が着たら、姫だるまかボンレスハムになるだろう、と思うような着方なので、他の人には真似できないところがまた、かわいい。今、ひそかに狙っているのは、身長170cmになったら、スーパーモデルにしよう、と。そう、イトーヨーカドーとかイオンの、スーパーのモデル。
2013年08月08日
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