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MISTERIOSO/THELONIOUS MONK モンクの音楽は、テキトーにやっているようでいてじつは非常に思慮深い。ある一定の音世界を固持している。簡単に言えば「ワシ的世界」をしっかりと持っているということなのだ。曲想にそれが顕著に表れている。モンクの曲は曲というよりは、あるイメージ世界を喚起するための洒落たお膳立てであり、連想ゲームの取っ掛かりであり、なぞなぞの投げかけなのである。無骨そうでいて実は彼はすごくおとぎ話が好きそうだ、と思うのは私だけであろうか?でもこれは合ってるんじゃないか、と密かに私も「ワシ的世界」を展開してしまっている。ところで、グリフィンはものすごい。これだけ「きちんと吹きまくれる」人はあまりいないだろう。IN WALKED BUDという曲は、気持ちよすぎて何回も聴きたくなる曲の一つだが、このいい曲にいい演奏とくるものだからもうたまらない。ほかの人がこの曲を演奏しているのを探したが、これ以上のは結局見つかっていない。中学生のときに行ったお祭りみたいではないか。その後ほかのどんなすごいお祭りに行っても、あの一回きりの「中学生のときの」お祭り以上のものと出会うことはもう二度とないのである。この曲この時この演奏、しかないのである。
2003年02月12日
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BLUE EYES/BIRELI LAGRENE この人は基本的に器用なのだが、器用貧乏にならないのは、抜群の歌心、メロディーに対するセンスがあるからだ。②WITCHCRAFTを聴けば、曲のコード進行のすべてを支配下において余裕を持って小技を効かせていることがわかる。彼にしてみれば、スタンダードなら「もう何でも、どんなふうにでもできる」境地に達しているのだろう。ボーカルも聴かせるが、ひょっとしたらギター以上にスインギー?実に舌がよく回る。そもそも人間としてスイング魂があふれかえっているのでなければこうはならないのだ。いい音楽、聴かれるべき音楽を天上から人類に送り届けるために存在する少数の特別な人がいるのだが、隠蔽されているものを彼らが暴露しさえすれば世の中はもっといくらでも美しくなれる。天才たちに感謝。
2003年02月10日
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