SETTING STANDARDS/WOODY SHAW 元気のいいトランペッターだ。前半①~③ではフレディー・ハバードの影響が強く出ており、速いフレーズをバリバリとコルトレーンのように吹きまくる。ハバードはコルトレーン・ミュージックの影響を強く受けていて、コルトレーンをトランペットに翻訳したということはよく知られている。このウディ・ショウも最後まで速いフレーズをつなぐのに終始するのか…ああ残念と思いきや、一転④THE TOUCH OF YOUR LIPSでブラウニー直系の堂々とした歌いっぷりを見せる。実にメロディアス。よくぞやってくれました、こういうのを待っていたんです。ワンホーンアルバムだけに相当気合が入っている。全編を通してトランペッターとして十分完成されていることがうかがわれ、バラード終わりのカデンツァなどは見事だ。音量十分、音色のふくよかさなどは並居るトランペッターの中でも群を抜いているのではないだろうか。トランペットの旨みを味わえる一枚。