KING NEPTUNE/DEXTER GORDON デクスター・イン・ラジオランドというライブ7枚組の中の一枚。全曲10分以上の長尺な演奏だが、あっという間に過ぎてしまう。どの曲ももっと聴かせてくれという気にさせる。③SATIN DOLLでの、尽きることのないアイデア。④BODY AND SOULでの、どっしりとした歌いっぷり。このあたりがデクスター・ゴードンの真骨頂だと思う。こんな感じで何曲も吹きまくられれば、デンマークの聴衆もさぞ満足できたに違いない。ヨーロッパにわたったジャズマンの演奏は、大体なぜか洗練され、自由で、のびのびとしている。よっぽど心が開放されているんだろう。久しぶりに非常に後味の良い音楽を聴いた。くどくなく、旨い。残っているとしても、くどさでなく旨みが残っているからいい。それが、もっと聴きたいという気にさせる音楽の秘密である。レコード会社が7枚組みにする理由がよくわかる。