「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2018.01.11
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​​【世界遺産】ヴァチカン市国「ヴァチカン宮殿」の「ラファエロの間」第2室「ヘリオドロスの間」Stanze di Eliodoro

第2室は、ラファエッロが手がけた部屋で1514年に完成しました


Musei Vaticani Stanze di Raffaello Stanze di Eliodoro

ヘリオドロスの間「天井画」


きらりのわがまま『ヴァチカン旅日記』ヘリオドロスの間


ラファエロが、最初に着手した第3室「署名の間」での成功をうけて


ラファエロは次に


スタンツェの残る3部屋の装飾も続けることになった


第2室「ヘリオドロスの間」は、 元々


書斎と寝室でありました。


そう~ここは


教皇の特にプライヴェートな空間であり


「戦う教皇」ユリウス2世ならではの主題が選ばれた。


それらは、これまで教会が直面してきたさまざまな「危機」と


そのつど神のご加護によって救われてきたエピソードばかりが選ばれた。 


ヘリオドロスの間4場面絵画

『聖ペテロの解放』Liberazione di S.Pietro・・・代表作
(聖ペテロの救出)


『ヘリオドロスの追放』 Cacciata di Eliodoro 
(神殿から追放されるヘリオドロス)


『アッティラとの邂逅(かいこう)』Leone Magno ferma I’invasione
(法王レオとアッティラ王の対面) 


『ボルセーナのミサ』Messa di Bolsena・・・代表作
(ボレセリーナの奇跡)


この四場面である。



「ヘリオドロスの間」 Stanze di eliodoro・・・4枚の絵画


『ヘリオドロスの追放』Cacciata di Eliodoro

(神殿から追放されるヘリオドロス)

1511~12年

フレスコ画  幅約7.5m  

旧約聖書に登場する。

エルサレムの神殿から

財宝を盗むように命じられたヘリオドロス(右端で倒れている)が、

騎士と二人の若者(実は三天使)によって追い出されたエピソード

これもまた、教皇領の回復をはかるユリウス二世が

自らを奪いたたせるために選んだテーマである。 

(ユリウス二世は、自らの肖像を左端に描かせている)

輿を担いでいる二人の若者は、

手前にいて左肩で担いでいるのが版画家マルカントニオ・ライモンディ

(ラファエロの下絵をもとに多くの版画を製作した)


その奥で、右肩に輿を担ぐのがラファエロの自画像とも

筆頭弟子ジュリオ・ロマーノの肖像とも言われている。


この作品についてもまた、ミケランジェロ

(たとえば右端で長持ちを背負った男は、シッテーナの『ノアの洪水』から)や

レオナルド、ドナテッロや古代彫刻などと結びつきがよく指摘される。


しかし上方からのスポットライト的な照明による演出のもと

飛躍する男性などによって生みだされる躍動感と劇場性は、

同じ部屋に描かれた『聖ペテロの解放』とともに

来るべきバロック様式の到来を高らかに予告している。


『ボルセーナのミサ』Messa di Bolsena ラファエッロの代表作

(ボレセリーナの奇跡)

1263年

聖変化の教義に疑いを持っていたボヘミアの僧侶が

ローマ近くのボルセーナでミサを行っていた際

パンから血液が流れ出たという逸話を描いたもの。

パンが載っていたテーブルクロスは、

聖宝としてオルヴィエート近くに保存された。

ユリウス2世は、1506年にここを訪れ、

聖宝に祈りを捧げた。 



教皇レオ一世が、アッティラのローマ攻撃を思いとどまらせた

『アッティラとの邂逅(かいこう)』Leone Magno ferma I’invasione

(法王レオとアッティラ王の対面)

レオ1世とフン族の王アッティラの停戦交渉を描いた。

また聖ペテロと聖パウロも上空に剣を持った姿で描かれていて

ラファエッロによる原案では、

ユリウス2世の姿で

レオ1世を背景中に描こうとしていたことが分かっている。

しかしユリウス2世が死去した後、

後を継いだ教皇は

名前にレオを選び

ラファエロに対してレオ1世を中央に

自分の姿を使って描くよう指示したのではないかと考えられている。 

『アッティラとの邂逅(かいこう)』Leone Magno ferma I’invasione下の部分


カメラでの撮影は


オペラグラスがあると良いですね

ギリシア神殿みたいです!


『聖ペテロの解放』Liberazione di S.Pietro・・・代表作

(聖ペテロの救出)

教義自体に対する疑念という危機であったが ・・・

光の効果が素晴らしくラファエッロの代表作のひとつに数えられる。

もう~すっかりラファエッロの世界に浸っております手書きハート手書きハート手書きハート
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最終更新日  2018.01.11 17:01:05
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