ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Comments

聖書預言@ 聖書預言 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
ふゆゆん @ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…

Favorite Blog

お腹の不調のこと New! あけみ・さん

生命保険申請手続き… New! pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん
September 27, 2009
XML
カテゴリ:
●読んだ本●


「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ著 

沼野恭子=訳 新潮社









■あらすじ(抜粋)


恋人に去られた孤独なヴィクトルは、
憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家。


生活のために
新聞の死亡記事を書く仕事を始めたが、

そのうちまだ生きている大物政治家や


あらかじめ書いておく仕事を頼まれ、
やがてその大物たちが次々に死んでいく。


舞台は
ソ連崩壊後の新生国家ウクライナの首都キエフ。


ヴィクトルの身辺にも不審な影がちらつく。


そしてペンギンの運命は・・・・・・。


欧米各国で翻訳され
絶大な賞賛と人気を得た、

不条理で物語りにみちた長篇小説。






■感想


憂鬱症のペンギンと暮らす


と言う設定に
とても興味を引かれて読み始めると、

淡々としたヴィクトルの生活の中で
ぺたぺたと歩き廻っているペンギンが

時にヴィクトルに寄り添い


じっと立ち尽くしている
その関係がとても面白かった。


ペンギンの世話を頼んだ事から
警察官のセルゲイと友達になり、

二人と一匹で
冬の凍りついた川に散歩に行き、

釣り用の穴に
ペンギンが飛び込んで泳ぎ回り、

別の穴から飛び出して来る件は
とても愉快で楽しかった。


淡々とした文章とユーモアが
妙に上手い具合に絡み合っている。


しかし、
常に不安な状況や
不穏な雰囲気に満ちていて、

ユーモアの漂う文章に
騙されそうになるけれど

実は
ひどく切迫した恐ろしい出来事に囲まれていて、

ピストルの発射音が聞こえたり
人がそこで殺されていたり、

怪しげな人が現れたり、
寝ている間に

テーブルの上に物が置かれていたりと
謎に満ちていて、

この小説がどんなジャンルに入るのか
途中で解らない事に気付いた。


謎だらけだから
ミステリなのかもしれない。


ヴィクトルの日常が淡々と書かれている
その中に

恐ろしい事件や
得たいの知れない状況が織り込まれていて

ロシア崩壊後の国々が
どんな不安に満ちていたのかが
少し伝わった気がした。


この小説はウクライナより
欧米諸国で人気が出て、

特にペンギンの人気が凄いらしい。



最初は面白い設定に乗せられて
するすると読んでいたのだが、

残り五分の一の所で
全体に染み渡る不安感や

暗い色調に疲れてしまって
半月以上お休みしていた。


最後を読んで、
休んで読んで良かったと思った。


不条理な国で過ごす人達の
不条理で不安定な生活は、

資本主義の、
思想だけは自由な

この国で生きている私には、
説明出来ない虚しさが残った。


それでもペンギンの印象が強く、
想像を膨らませて楽しく読む事も出来た。


ペンギンのその後を書いた
本が出ているらしい。


ヴィクトルよりペンギン人気かと
笑ってしまったけれど、

よくよく考えてみると
流されて

グルグル同じ所を
歩き廻っているようなヴィクトルよりも

ペンギンの方が魅力的なのは
当然かもしれない(*^_^*)



ウクライナの作家さんは
初めて読んだので、

基準が解らないのだけれど
不思議な味わいの小説だった。

















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 28, 2009 02:11:06 PM
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


ふゆゆんさま お早う御座います♪  
マダラ さん
ワタクシも本屋で目に付いたら
手当たり次第になんでも手にとってみるんですけど
ウクライナの作家さんの作品は手にしたことも無いですね~(笑)
お国柄が出る作品って興味ありです~ペンギンさんにもですが(笑) (September 28, 2009 10:53:03 AM)

マダラ様~★  
ふゆゆん  さん
ようやぁ~~く読みました。

この本は(特にペンギン)世界的に人気があるそうですが、
不安定な政治背景が漂う恐さは
ミステリと言うよりホラー的に感じました。

じわりじわりと忍び寄る恐怖って感じで。

ペンギンは良かったです。
想像すると、
その辺をペタペタとペンギンが歩いているって
なかなかのシチュエーションですよね。

笑っちゃう♪

知っている限りでウクライナの作家はゴーゴリだけですが、
読んだ事ないです。

(September 28, 2009 05:27:06 PM)

Re:「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ著 感想(09/27)  
Lake Moraine  さん
ほのぼのとした雰囲気の表紙なのに
 ミステリーで さらに 国の情勢も盛り込んでいるんですか
、、、、う~ん でも ぺたぺた歩くペンギンさんには
心惹かれますね♪
 最近はとんと 日本人作家しか読まなくなった私ですが
昔を思い返しても アメリカ、イギリス、フランス、のミステリー作家、ソ連時代でソルジェニーツィンしか 読んでいません。

あっ ウクライナに関しては 女優の岸恵子さんのエッセイで
ちらっと読んだかな?

国、思想、情勢、 たしかに千差万別 という軽い言葉ではなく
知り得ないことを 外国文学で ちらっとでも触れることって
貴重なことですね。 (September 30, 2009 02:04:50 AM)

Lake Moraine様~★  
ふゆゆん  さん
ほのぼのした日常の中に
じわじわと怖いものが、

ふとした物陰にじっと潜んでいるような
でも表には決して出てこないと言う
もやもやした感じの不思議な話しでした。

ペンギンさんは可愛いです!
mixiのペットを飼うアプリがあるのですが、
ペンギンにしてしまいました(((((^m^

可愛いんですよ。
ピヨピヨ飛び跳ねて♪

ソ連の作家は十代で沢山読みましたが、
純文学と言うやつで、

(ドストエフスキーとかトルストイとかツルゲーネフとか)
若い私は内容がよく解らず読んでました。

内容については、
この頃ようやく理解出来るようになった気がします。

それでも十年くらい経つと
また違うものが見えて来るんでしょうね。
(September 30, 2009 02:29:09 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: