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昨日、今日と暑さの質が別次元ですね!

駅から顧客マンションに向かう移動が辛いイダケンです。

早速本題です。

管理会社が消費税5%適用期間中(2013年9月まで・・予定)に契約したほうが良いと煽られてるが、結論を出すのに困っている。

こんな内容の相談が最近数件続いています。

実例をあげます。

管理会社が3社の施工会社を斡旋。2013年9月までに工事契約を結べば、経過措置として2014年4月以降に竣工(工事完了)しても、消費税が5%適用になる。

今から別に施工会社を選んでいる余裕はないから、3社から決めてくださいと管理会社が強く煽っているとのこと。

仮にこのマンションで施工会社Aが4000万円で見積もりを提出した場合・・・

施工会社                 工事金額

(管理会社バックマージン10%     400万円)


施工会社A                4000万円(粗利20%+バックマージン分10%)

改修専門業者B (下請け)        2800万円(粗利15%)

職人を派遣する業者(孫受け)    計2380万円

管理会社が指定する協力会社は、管理会社と金額調整を行っており、競争が働いているわけではないことが濃厚です。

管理会社はバックマージンをもらうことを前提にしているので、元請金額が増えれば自分達のマージンが増えるからです。

A社、B社、C社の金額は出来レースで決まっていると思っても良いでしょう。

競争が働かず言い値で見積もりを出せず施工会社Aは強気です。

消費税前の駆け込み需要が急増するから施工会社の利益をいつもより上乗せして、更に管理会社のバックマージン(10%程度)を加えて見積もりを作ります。

もし、管理会社の紹介だけではなく、管理会社斡旋以外の複数の業者から相見積を行い、受注した場合、確実に15%以上は安くなります。

消費税3%増額は確かに大きな数字ですが、消費税増税と煽らされて競争が適切に働かない状態で管理組合が受注すると、3%の増税の何倍も管理組合は余計なお金を払わされることになります。

管理組合の見えない部分で、バックーマージン、競争を図らせるふりをして価格調整をしている等により管理組合が支払っているお金が増えているため、それでなくとも会計状況が厳しい管理組合の資産状況が悲鳴を上げている。

皆さんがお任せしている管理会社は、自社の利益を増やしていくために、管理組合を苦しめているのです。

業者サイドから言うとウィンウィン(WinWIn)と平気で言っているようですが、業者間で管理組合の財産を骨の髄までしゃぶりつくしているのが実情なのです。

管理会社は利益相反関係です。

管理組合の利益を守るために管理会社は全力を尽くしているわけではないことを御認識ください。

何も言わない、純粋に管理会社を信用しきっている管理組合から、目いっぱい利益を吸い尽くす。

これが現実です。

管理組合のために心血を注いで働きます。管理組合の利益を最大限効率化します等の宣伝文句を並べている管理会社にはうんざりします。

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最終更新日  2013.08.11 15:43:06


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