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マンションの中でひろーいバルコニーがあるお部屋があります。

この広いバルコニーをルーフバルコニーと呼びます。

なぜ「ルーフ」と名がつくのか?

理由は、下に専有部分(居室)があり、その屋根になるからです。

ルーフバルコニーの新築時の防水は、

アスファルト防水(防水の工法・材料名)の上に、保護として軽量コンクリートで仕上げをします。

バルコニーの床面はコンクリートなので、かなり乱暴に扱っても、防水層自体が傷つくことはありません。

建物が古くなり、補修をするときは・・・

床面のコンクリートを壊すことは手間も時間もかかり、大きな音が発生するため、床面の上から防水施工をする「被せ工法」を採用します。



ここで問題なのが、今まで床面がコンクリートだったものが、修繕後、床面が直接防水(正確には保護塗装)になることです。

前述の通り、乱暴に扱っても平気だったものが、歩行は使用上問題ありませんが、モノを落としたり、引きずったりすると、防水層が破れる可能性があります。

イダケンは様々な大規模修繕の準備を進めるマンションを見ていますが、この辺の使い勝手の変更を丁寧に説明していることが少ないように感じます。

イダケン事務所が修繕に直接かかわると、防水することのメリット・デメリットとして、使用上の問題は必ず説明します。

ルーフバルコニーを利用している住戸は少数派だとしても、その利用価値は使用者にとって、非常に重要であるからです。

納得はしてくれないかもしれませんが、理解はしてくれないと、防水後に乱暴に使われて、困るのは管理組合や下の階の住民になります。






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最終更新日  2018.05.26 22:50:36


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