鳥から世界と地球を感じる

鳥から世界と地球を感じる

2006.04.02
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カテゴリ: 旅行
今回は、いよいよ、衝撃の事件になります。
(前回、だらだら長くなり、退屈でメリハリのないものであったことを反省しています)

初日、イスタンブールダウンタウンにて宿探しに入りました。
この宿探しというのが、小銭旅行者の醍醐味ではありますが、考え方によっては大変ムダ仕事です。(番外編で書くかもしれませんが、今回詳細省略です)

宿に荷物を置いて、まず腹ごなしを。 なんせ、早朝に空港についてから重い荷物を持って宿探しでしたから既に普通なら疲れています。
メイン通りには、数々の土産物屋や、食事屋がありますが、なんせ初めての国、初めての街で目がきょろきょろします。 まずは、ガイドブックでも有名な『ドネル・ケバブ』を食しました。

トルコ ドネルケバブ

申し忘れましたが、じゅりあすは、『買い食い』フリークです。旅先の、露店で売っているような現地のものをその場で食べるのが大好き! 良く分からない国では衛生上気になることはありますが、基本的には火が通っているかどうかが見極めポイントです。
現地での初めての食としてのドネルケバブは、80点の美味でした。

観光は、アヤ・ソフィア、地下宮殿、ブルーモスクと近くにあるので、その日中に回れました。今から考えると、建造物と美術は凄いけれど、観光名所と呼ばれるものへの感動は、私の旅行の醍醐味とは少し違うものだと思います。

土産物屋物色、買い食い、散策、観光・・・はじめての、しかも西洋と東洋の中間の珍しい国で見るもの見るもの珍しく、私は、この時既に、気が緩んで浮いていたのだと後から思います。

(この日、疲れを癒すために出掛けず大人しく寝ていれば、、、、この日記は面白くならなかたでしょうね)

夜のダウンタウンにはあまり興味を引くものはなく、人も少なくなり、ホテルに帰る途中でした。

どうやってそうなったか分かりませんが、同じ方向へ歩く現地の人と思われる人と道すがら話し出しました。(英語です)。どうやら彼は、近所でペンション(宿)を経営しているそうで、帰る途中だけど、もし良かったら、お茶でも飲んで行かないか?みたいな話しになったのです。

もうお気づきの方が居ても不思議ないですね!!
こんな怪しいことについて行くバカが何処にいますか?! はい、ここに居たのです。
一人旅暦、4回目。声を掛けられた場合について行くなんて愚かなことは、ガイドブックにも書いてあり、常識中の常識。  ところが、私には、自分が『ツワモノ』のような錯覚があったのですね。  ちょっととっと!と声を掛けてくる怪しさもなく、偶然に方向が同じになったようなケースでした。

その犯人は、実はロシア系でした(後で気付く)。初めは、現地人が入るような煙草屋でお茶(チャイ)を飲みました。観光客が入れないような雰囲気の店で、水煙草を吸う現地の人などが居て、私は「貴重な経験をした」と得意でした。もう、こうなると冷静さを欠いていて、その先の誘惑にも付いて行ってしまうのでした。 その犯人は、常に親切そうに振るまい、次は、トルコダンス(女性のヘソ出しダンス)を見に行こうという話しになりました。
(私が、そういうのに興味があると話したので、当たり前のように餌につかったのでした)

ダウンタウン(旧市街)から、新興市街までタクシーで約15分。もう私一人では帰れない場所です。その街は、旧市街とは違って、飲み屋やら夜の華やかさがあったようです。彼は迷うようなところなく、ある地下1Fの雑居店舗に私と入りました。飲み屋でした。

はい!長くなるので、簡単に白状します。
そこは、【ボッタクリ・バー】だったのです。
そして彼は、客引きというか連れ込み人でした。


ふと我にもどり、まず、会計を持って来いと店員に言いました。確か、300ドルぐらいの数字。その時席から離れていた、その男を呼んできてくれ、と騒いだけれど、その男も、店員も落ち着いた表情で来て、、、、
それから、いろんなやり取りをしました。彼が連れ込んだんだ!とか、私は知らなかったとか・・・

全て後の祭りというか、遠吠えというか・・・ なぜなら、既に出口方向に数人の体格のいい男達がスタンバイして、軟禁状態に近かったからです。金を払わないと帰れないな! 半ば冷静。でも、恐怖で漏らしそうなほどでした。 この後起こりうることを想像、そして被害を最小限に抑えることに対して、私は、やっとその時になって、今まで勉強してきた全ての知恵を高速演算しはにめました。

まず、漏れるからトイレに行かせてくれ!と要求。 行かせてくれました。トイレの窓から脱出することは不可能でした。出たところで、右も左も分からない、捕まることは見えています。
次に、持っているお金を隠そうとしまいた。多分何百ドル分のトラベラーズ・チェックを持っていましたが、300ドルぐらいを財布に入れ、後は、靴下の中に押し込みました。


「よし分かった、払うよ! でも、私も可愛そうだろう? 負けてくれ! 旅行を続けられなくなる」
などと、相手の同情も引きつつ、また、彼らの焦り、怒りとの加減を見ながらギリギリのところまで。
それが200ドルでした。

彼らにとっては、大の大人1ヶ月分以上の稼ぎと思われます。もちろん、店、男、下っ端も含めての山分けとなりますね。

よし、帰れ! みたいに店を出て、下っ端の男が店の外でタクシーを呼びました。私はガクッっと力を落していましたが、もう一回芝居です。
その下っ端の男に、「帰る金がないよー」などと泣きそうな顔で言ったところ、多分300円分ぐらいの札をポケットから出して私にくれました。後でタクシーの運転手にも俺は被害者だから負けろと言いましたが、それは無理でした。

こうして、長い長い一日は終わりました。

翌日から、数日間、私は、ひどい【自己嫌悪】に陥り、自信喪失、人間不審により、帰りの便を早める手続きまでしたぐらいでした。

(補足) 私が愚かだったことは隠すつもりはありません。
     ただ、ガイドブックに載っているような初心者ではなく、各地の情報も危なさも多少知って
     いるはずの人間でした。半ば英語が通じたので着いて行くことになったのかもしれません。
     自分は「クロウトだ」などということは、このような場合では命取りです。
     油断大敵!
     私は、たった200ドルの出費で、しかも、それは現地のそのようなバーでは相場に近いとの
     話しもあり、美人と飲んで遊んだと思えば・・・いやそんなことを言っている場合では
     ありません。

     ウソではありません。

     実は、この旅行で私はさらに3種の犯罪に触れることになったのでした





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最終更新日  2006.04.02 11:48:10
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