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ZERO SPORTSが
負債総額11億7700万円で破産申請。
今では電気自動車の開発を手がける自動車部品メーカーとして有名なゼロスポーツですが、元々はスバル車をメインとした総合パーツメーカーで有名になったんだと思います。
昔インプレッサを乗っていた頃がありました。
何も知らずに乗りだしたのでとりあえず専門誌を何冊も買い、
興味の沸くパーツもあったのと
どの専門誌にもかならず大きく掲載されてたことからZERO SPORTSを知りました。
お店にも行ったことがありますが、
親切で熱い店員さんに対応して戴き、他のみなさんも明るくて笑顔が沢山の印象のお店でした。
インプレッサを降りてゼロスポーツに凄く興味を向かせることはなかったですが
イベントにも出展されたり、電気自動車で話題になったりしていたので、
これからも上向きな会社だと思ってました。
破産の原因は
昨年8月に郵便事業会社からEV1030台を約35億円で受注し、
そのうちの今年1月~2月に納期を迎えた30台が間に合わなかった事で
契約解除、更に約7億円の違約金を請求されることに。
その上銀行から返済を迫られ資金繰りが悪化したことが破産になった大きな原因とのこと。
納期に間に合わなかった原因は、
日本郵便側のベース車両の仕様変更に応じたのが原因といわれています。
気になる点は、仕様変更には納期の延期の合意があったはずなのに、
契約の条件を盾に遅れは認めないと、郵便事業会社から納期直前に告げられたとか。
勿論ZERO SPORTSにも落ち度はあったかとは思いますし、
真相は分からないので何ともいえませんが、
日本郵便の株主資本が
2010年9月中間連結決算では、半年前より593億円少ない1670億円。11年3月期は営業損失が1050億円、純損失が540億円に達し、株主資本はさらに縮小する見込み
というタイミングでのこの話は何だか凄くモヤモヤするニュースでした。
ゼロスポーツHPの社長挨拶に
『これからもゼロスポーツらしい独創性と実行力で多くの課題に挑戦し、社員一丸となり高い志で永続的に多くの方々に「感動を与えることを約束」のできる企業づくりに努めてまいります』
と括られているところ、『経営理念』もとてもいいと思ってました。
今回の破産記者会見で「道半ばで無念の思いでいっぱい」と 言っていた中島社長の表情、
社員を大切にしてた熱いベンチャー企業の火がまた一つ消えかけていることろを見た気持ちになり何だかとても切なくなりました。
すでにスポンサーや、ゼロスポーツの想いを受け継いでくれそうな買収先が名乗りを上げてるそうです。