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『東北へ4 (仙台駅→石巻→鮎川港)』 の続きです。
私がちゃんと見ていなかったのか、
仙台駅から石巻駅に着くまでは、
修復が進んでるせいか、それほど震災の爪痕が目立つところがないように思えたのですが(8月頭時点)、
牡鹿へ向かうバスに乗り換えて、ボランティアセンターに着くまで、
やはり大変な事が起きたんだと分かる風景が次々と目に飛び込んできました。
まず
石巻駅を出てすぐに、石巻駅周辺の商店街のシャッターが閉じたままのお店、
閉じることも出来きず、とりあえず塞いであるお店など、
初めて自分の肉眼で被災した様子をバスの中から感じました。
そして石巻駅を出て5分と経たない道のりで、
警察官が交差点の真ん中に。
事故処理でもしてるのかと思ったら、
信号が点いてませんでした。
震災から4ヵ月経った石巻駅のすぐそばなのに、
ここだけでなく、バスの通り道で何ヶ所か同じ光景を見かけました。
バスは『渡波』というところまでは国道398号を進んで行くのですが、
R398は女川街道とよばれる、多分この辺りの主要道路と思われる道。
石巻駅から1kmと離れてないR398の道沿い。
手前の川のような水溜りは川ではなく、多分道の一部です。
工事現場などで見かける目隠しフェンスが長く続くところがあり
気になって何があるか、その出入口のところを見た一瞬の光景。
これはほんの一部で、とても広い敷地に
ガレキなどが大量に集められた山がいくつもあり見入ってしまいました。
そのすぐ隣には女子高があり、
校舎ととなり合わせのガレキの山も言葉を失うものでした。
道沿いの建物はバスの中から見る限り、
大まかなガレキなどは撤去されたところも多く、散らかってる所は少なかったですが
建物自体が津波に襲われたことを物語ってました。
至る所でパトカーを見かけました。
ドラッグストアやパチンコ屋などの敷地の広いお店も
こんなふうにガランドウになってる店舗を沢山見かけました。
牡鹿半島に入ってからは山道で、車酔いしそうだったので、写真を写してませんが、
震災前はきっと綺麗な風景だったんだろうなと思う海沿いに
沢山の津波の被害にあった跡が確認できました。
そして、
ボランティアセンターがある牡鹿半島の鮎川港が見えてきました。
ガレキだけで何もなくなってるか、何とか残ったが大きくダメージを受けたままの建物か...
この写真では分かりづらいかと思いますが、
町全体が津波に飲まれたのがこの高い位置からも分かりました。
上の写真から下りきった道の光景。
バスから見えるどの窓からも同じ日本じゃないみたいな光景。
少し息をのみましたが、
頑張らなきゃ!って改めて思った時でもありました。