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(風たんのひたいは、けっこう広いが…)
今さらではあるが、「猫のひたい」ほどの土地である。
そこに建蔽率めいっぱいギュウギュウに家を建てた。
玄関のポーチに壁をもっと張り出したかったのだが、それを提案すると
「あぁ、建蔽率オーバーになりますから無理です」とあっさり言われ、
実現できなかったほどである。
そんな本来なら庭なぞ望むべくもない、「隙間」とも呼ぶような残りの土地で
バラを育てようというのである。
しかも望むはコンテナではなく、地植え。
冬のバラ苗注文時に、バラ種の選定やら配置やらを思案しながら
庭の構想を練っているうちに、あまりの難題の多さに熱を出して 寝込んでしまったほどである。
まぁバラ熱転じて、風邪をひいただけなのだが。
それはさておき、整理すると我が家の庭(隙間)の条件は、以下の3つに分類される。
1.地植えできるけど西日がきつい場所
2.地植えできるけど、さして明るくない日陰(夏の推定日照時間:約1時間)
3.朝日が差し込み明るいけど、地植え不可能なコンクリート面(コンテナ植え)
どう頭をひねっても、地植えできる株は最大3つまでということになった。
が、しかし育ててみたいバラは、た~くさんあるのだ。いっぱい。うんと。
そこで、さらに頭をひねってみた。
我が家の隣には、ちっちゃな公園がある。さらに西側の裏手には国有地。
私有地ではないが、公園や国有地に越境して(境目と言った方がよいかな)
花々を植えてしまう作戦はどうだろう。
違法と言えば言えなくもないが、節度を守れば理解あるご近所さんからは
「まぁ仕方ないか」と、大目に見てもらえそうな気もする。
とりあえず植えちゃって、様子を見るという手はある。
ただ、近所の悪ガキに花首を折られたり、枝を踏みにじられても
「ちょっと!何してるのよ」と、大きな顔をして文句は言えないという 弱みと不安は付いてまわるのだが。
それさえ覚悟すれば、次の2つを条件が追加される。
4.明るい日陰で地植えできるが、私有地じゃない(子供の出入り多し) 5.地植え可能な国有地で人通りも少ないが、西日がきつい。
う~ん、これなら地植えできるバラの数は、一挙に増えるではないか。
多少の悪条件は、品種選びで何とか対応できそうである。
もちろん、中心は縦方向に伸ばすつるバラとなる。
そんな思惑の渦巻く中で、手始めに公園側に植えたのが強健種アンクルウォーター。
今年の冬、いろんな願いを込めて、玄関脇のさして日照条件の良くない場所に
植樹してみた。
根元は日陰でも、枝が伸び朝日のあたる東面まで誘引すれば
何とかなるに違いない。
そしてこの春、期待をはるかに上回る立派なベイサルシュートを発見!
しかも、ひとたび顔を見せてからのその成長ぶりは目覚しく、 明るい方に向かってどんどん伸びている。
鉢植えのときとは勢いがまるで違う。
あとはこのまま、害虫や病気はもちろんのこと、心無い悪戯やら
北西からの強風にも負けず、すくすくと育ってくれればいいのだが。 思い描くは、我が家の2階のベランダまでのバラの架け橋。
道のりはまだ遠い。

咲きそうで咲かない思わせぶりなアンクルウォーター
(手前の赤っぽい枝がベイサルシュート)

我が家の救世主となるか、半日陰対応のオールドローズ
アルベリック・バルビエ(左)とマダム・アルフレッド・キャリエール(右)

夢見るは、明るい空の下で咲き乱れるバラのアーチ
(こちらは先日、昼休みに撮影した靭公園のスパニッシュビューティ)

同じく靭公園のイングリッシュローズ
(左)メアリーローズ (右)ジェーン・オースチン…だったかな
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