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(ヤル気満々の風たん)
あいかわらずの丁寧な仕事ぶりである。
風たんの特技(またはヘンテコな趣味)に、『コンセントカバーはずし』がある。
コンセントの差込み口に被せてある、あの白っぽいカバーをはずすのである。
たとえば、誰も居ないはずの玄関や台所で、いきなり「パッコーン」という音がする。
そして、タッタッタと満足げに走り去る風たんの足音。
見に行けば、案の定、カバーが下に落ちている。好奇心旺盛な風たんの仕業である。
何が面白いのか分からないが、おそらく
1.フタの向こうに何があるのかが知りたい。
(はずした後、しばし奥の方を覗いていたりする)
2.爪をうまく引っ掛けて、パコッとはずす作業そのものを楽しんでいる。
(わずかばかりの浮きやハガレ状態を見ると、爪を引っ掛けずにはいられない)
などの理由によるものと思われる。
最初は丹念に調べながら、時間をかけて外していたのだが、
最近では、もう慣れたもの。その気になれば最初の一掛けで、難なくはずしている。
「ハイ!一丁あがり」ってなもんである。
そして、この行動に出るときも傾向があって、
1.好奇心旺盛でヤル気満々なとき 2.何か不満があるとき
3.単にヒマなとき ってな具合であろう。
とくに2.に関しては、見ていて可笑しいのだが、
自分の思うようにならないことがあると、腹立ち紛れに 「ええぃ。こうしてヤルもんね。」とばかりに、パッコーンとはずしては走り去って行く。
風たんにしてみれば、「してやったゾ」と言わんばかりである。
まぁ、これぐらいなら微笑ましいのだが、
前に一度、夜更けて『ゴンゴロゴーン!』と頭の上から轟音が鳴ったときには驚いた。
何事が起こったかと、音のしたロフトの方へ、すっ飛んで行けば、
なんとまぁ、ステレオのスピーカー(昔ながらのでっかいヤツ)の前面部分が見事に、
床に転がっているではないか!
そして、その横で目を真ん丸くして、ボー然としている風たん。
何事が起こったのか、自分でも判らなかったのであろう、
目を白黒させながら立ちつくしている姿が、あまりにも可笑しくて
叱ることが出来なかった。
おそらくスピーカーの本体と、前面のネット状の隙間箇所に
爪が引っ掛かるのが面白くて、カリカリしているうちに、はずれてしまったのであろう。
さすがに、これには自分でも驚いたらしく、あれ以来、二度とスピーカーカバーは はずしていない。


(丁寧な仕事ぶり) (と、それを満足げに確認する風たん)
引き出しの中味確認も、怠りません。 ときには中のものが取り出されていることも