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(風たん)最近、どうも変だよ。


田畑にくる鳥さんたちを楽しみに見ていた風たんは、今や熱心な現場監督さんである。
どうやら『呼び水運』があるらしい。
そんな呼び名があるかどうか定かではないが、たとえば誰も客のいない店に入る。
すると、とたんに客が増えだし、気が付くと満席になっていたりする。
あるいは、いかにも売れない屋台の出店で、ベビーカステラやカレーパンなぞを買ってみる。
すると、あんなに閑古鳥の鳴いていた屋台に、なぜだかお客さんが並び出し、
気が付くと列をつくっていたりする。不思議である。
これは偶然なのか、はたまた気のせいか。
以前から薄々、感じてはいたが余りにもそのような現象が頻繁に起こるので、
連れ合いと「偶然じゃないよね」と、だいたい話しがまとまっていた。 ちなみに、この現象は私や彼が、ひとりづつの時ではさほど起こらず、
二人揃ったときに威力を発揮する。
最近では二人で外食するとき、わざとというか、意識して空いている店に入ったりしてみる。
「いま、お客さん1組だけだよね?」
「うん。私達が食べだすと何組になるか見ておこう。」ってな具合に。
で、やはり我々が席に着いて食べだした途端、1組2組とポツリポツリ客が増えだし、
お会計をする頃には、満席に近い状態になるというわけである。
最近それをさらに確信する事例が、また一つ起こってしまった。
ズバリ、家の建て替えである。
我々の家の周囲は、長閑な田園風景が広がっており(早い話が田舎)、
30年以上もの間、田畑が手付かずの状態で広がっていた。
不動産屋さんの話では、いわゆる市街化調整区域ということで、
他の地域より宅地化されにくいとのこと。
それが気に入って、約3年ほど前ここへ引っ越してきて、1年ちょっと前に建て替えをした。
それなのにである。
ここへ来て、急に西側の田んぼが売りに出され、あっという間に造成され出したかと思えば、
あれよあれよという間に、建て売り業者の販売事務所とのぼりが立ち、
早くも家が建てられ始めているではないか!
「ど・ど・どぅしてなのぉ」複雑な心境である。
時代の流れとはいえ、何十年も田畑だった地域が「なんで今さら...」という思いである。
このように、この運は、本人達にはメリットは余りない。
いや、どちらかと言えばデメリットの方が多いような気がする。
いっそのこと、この『運を』垂れ流しにせず、上手く利用する手立てはないものだろうか。
集客を狙っている新装オープンのお店の方に、客として雇ってもらうとか。
「サクラ屋」としての商売としては、けっこうイイ線いくと思うのである。

(風たん)はぁ、監督さんの仕事は疲れるにゃ。
(私)朝から晩まで、張り付きすぎだよ…。
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