気まぐれ*旅の日記帳*

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2012年01月29日
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カテゴリ: 旅行(ウィーン)
オットー・ワーグナー・パビリオン・カールスプラッツを見た後は、


ハプスブルク家の皇帝・カール6世が、
1713~14年にウィーンを襲ったペストの流行の早期終息を願って建設した教会です。

この時期のもう一つの大きな歴史的な背景としては
1689年に16年に及ぶオスマン帝国の侵攻を撃破した事があげられます。

これによりハプスブルク家は対トルコ戦争に終止符を打ち、
ウィーンの市街地がリンク(城壁)外へと一気に拡大、
華麗なバロック建築がたくさん建てられるようになったそうです。


Karlskirche

ウィーン23




でもアテネからイスタンブールと旅をしてきた私には、
とても奇妙なファザード&建築に思えてしまいます。。。

正面はギリシャ神殿のイオニア風、
ドームはローマカトリックの大本山・バチカンのサンピエトロ大聖堂にそっくり、
おまけに両脇に 2本の モニュメント(記念柱)。


ウィーン24


この記念柱はローマのトラヤヌス帝の記念柱や、
マルクス・アウレリウス帝の記念柱をモデルにしたそうです。
星マルクス・アウレリウス帝の記念柱の日記は、 こちら

ですがローマでもコンスタンチノープルでもローマ帝国の記念柱と言えば


ハプスブルグ家がローマ帝国の正当なる継承を 見せつけ アピールしたかったのか、
など深読みしたりして興味はつきません。

内部は天井画修復のための足場が組まれていましたが、
なんとこの足場に登ることが出来ました


ウィーン25



階段を一段上るごとに足場全体がミシッと揺れて怖かった


ウィーン26


途中のフレスコ画はヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤー作で、
聖カール・ボロメウス(1538?1584)をはじめ天国の様子などが描かれています。


聖母マリアに支えられる聖カール・ポロメウス Carolus Borromeus

ウィーン29


この聖人はカール6世と同名の守護聖人で、
1576年にミラノで流行した伝染病(ペスト)に立ち向かった聖人です。


ウィーン32


階段を登りながら至近距離でゆっくりと見ることが出来ます。


ウィーン30


ウィーン31


当然ですがイスタンブールのローマ帝国時代のフレスコ画とは、
全然趣が違いますねぇ。。。
星カーリエ博物館の日記は、 こちら


最後の登り、高さ55.5メートルの天井部分

ウィーン115


ちょうどこの部分にあたるかと

ウィーン28


最上部のドームの天井画

ウィーン27


鳩が描かれていました。
さて下へ降ります。


中央の主祭壇

ウィーン33


ドイツ的というよりはローマの教会に近いですね。

こうして興味はつきませんがカールス教会を後にしました。
次はユーゲント・シュティルの建築を見に行きます、つづく。





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最終更新日  2012年01月30日 23時43分09秒


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