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安房直子 絵ぶんこ⑥ひぐれのお客・初雪のふる日文: 安房直子絵: 松村真依子あすなろ書房裏通りの小さな手芸屋さんにやってきたのは黒猫のお客さま寒い冬に備えるために、マントの裏地にする赤い布が欲しいと言いますけれど、手芸屋のご主人の山中さんが持ってくる赤い生地はどれも思っているものと違うらしく…黒猫が探しているのは、薪ストーブの火のような赤い色の生地よくよく吟味して猫は遂に思っていた1枚を探し出しますでも、山中さんには違いがわかりません山中さんは、猫に倣って匂いを嗅いだり、耳をつけてみたりしますするとなんとなくわかってきたのです布を嗅ぐと小さな花の甘く優しい匂いがし、目を瞑ると、瞼の裏には赤いスイートピーたちが風にやわらかく笑う情景が広がりましたこの経験を通じて、山中さんは、赤だけでなく、青でも、緑でも、黄色でも、どんな色でも、たとえ今は静かに眠っていても、それぞれの歌と香りを持っているように思うのでした安房直子さんの表現力に圧倒されます色の違いを、人にわかるように伝えるのって、とても難しいと思うのですでも、様々な赤の色の違いを言語化し、そのイメージを読者にきちんと伝えています美しい日本語に、脱帽します#絵本 #ひぐれのお客 #安房直子 #絵本くらぶ #絵本ノート
2026.01.30
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サンタクロースのながいたび作・絵: フェルナンド=クラーン文: 青木久子講談社基本的には、文章のない絵本ページを捲った友人たちがみんな、プッと吹き出した絵だけで笑えるってすごくないですか【あらすじ】クリスマス・イブ子どもたちにプレゼントを届けようと出かけるサンタクロースでしたが、色々なハプニングに出くわします* * *どんなハプニングに会い、どのようにして乗り越えていくのか、ご覧くださいねサンタさんの表情、性格が絵からよくわかります"えっ、サンタさんてこういう人だったの⁈"って、かわいらしく思いますよチェックしてみてくださいね#絵本 #クリスマス #サンタクロース #サンタクロースのながいたび #絵本くらぶ #絵本ノート
2026.01.05
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ぼく、いいたい ことが あるの作: ジャン=フランソワ・セネシャル絵: 岡田千晶訳: 小川仁央評論社自分が歳を取って、大事な人たちを失うことが多くなった頭の中では、そんな日はいつか来る、誰にでも来るものだ、と理解していたつもりだけど、いざ、その場に立ち会うと喪失感に見舞われるそんな経験を重ねてきたからか、読み始めから切なくなる【あらすじ】いつもと変わらないと思っていたけれど、違ったベッドの上のおばあちゃんは弱々しかったそして、ある日、ママは言ったおばあちゃんは、もう、帰ってこないって信じない思い出の場所を探して歩くでも……どこにもいない思い出の場所のひとつ川のほとりに行った時川はずっと流れていて、とめようとしても、とめられないことに気付くそして時間も同じだということにもおばあちゃんを探している時、近くの大きなもみの木に雷が落ちたもみの木には、大きな傷ができたけれど、時間が経ち、その傷は少しずつだけれど治っていく主人公のキツネの子も、おばあちゃんの死を受け入れることでひとつ成長していく* * *大人に読んでほしい一冊です岡田千晶さんの絵がとてもステキです仕草や表情で、キツネの子の気持ちが伝わってきます細く優しい線で輪郭をはっきりと取らずに描いているので、少しモヤのかかったような、幻想的な感じがしますそのおかげで、私には今は辛いこともいつかは思い出に変わっていける、と思えるのです#絵本 #ぼくいいたいことがあるの#絵本くらぶ #絵本ノート
2026.01.02
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