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人生の最初の思い出文: パトリシア・マクラクラン絵: バリー・モーザー訳: 長田弘みすず書房最初のものって特別私の故郷は静岡大学を卒業して憧れで横浜に来て、今では横浜で過ごした時間の方が長いけれど、心の拠り所は静岡でまちがいないたくさんの初めてを経験した町離れがたいものはたくさんあり、それは永久にそこにあると思っていただがしかし、帰省の度に少しずつ姿を変え、今では全く違う町となってしまった…誰も時を止めることはできないとわかっていても、淋しさ、切なさは止むことはない本を読んだ時、このことが想起された幼くして生まれ育った地を離れなければならなくなった女の子''親と離れてまでもここを離れたくない"という強い気持ちさぞ父、母は困ったことだろう母の言葉、父の言葉に渋々ながら離れる決意を固める少女ハコヤナギの小枝、大草原の土、そこでの思い出を胸に旅立っていく離れても"人生の最初の思い出"はずっと自分と共にあるのだから版画の挿絵がカッコよくて目を惹く#絵本 #人生の最初の思い出 #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.31
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いろいろこねこ文: マーガレット・ワイズ・ブラウン絵: アリス&マーティン・プロベンセン訳: 木原悦子講談社こねこのブラッシュとハッシュは、ペンキ屋さんいろんな色を混ぜて新しい色を作り出す色の発明家です2人の夢は、世界中にある色を全部作り出すこと2人には緑色のペンキがなかったので、作ることにします2人はいろんな色を混ぜてみますが、ピンクやオレンジ、紫はできたのに、緑は作ることができませんそこで、青と黄色を混ぜてみたら、遂に緑ができたのですさらに茶色も夜になって、2人は夢を見ました夢の中では、島や海、りんごや木が現実ではあり得ない色になっていました朝になって目覚めた2人は、元気いっぱい元気過ぎてペンキの缶を蹴飛ばし、色々な色がごちゃまぜになって、世界中にあるすべての色を作ることができたのでしたマーガレット・ワイズ ブラウンという名前と、絵と色味がかわいらしくて手に取りました #絵本 #いろいろこねこ #マーガレットワイズブラウン #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.25
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おふろだいすき作: 松岡享子絵: 林明子福音館書店ぼくは、お風呂が大好きお風呂に入るときはいつもあひるのプッカと一緒でも、今日は特別なんとお風呂に大きなカメがいたのだしかも、カメだけではないペンギンに、オットセイカバにクジラそんなバカな…と思うようなことがいっぱい起こります夢があります「さあ、みんなおゆにはいって」と言って、湯船に手や足をかける様子やかばの耳の後ろを洗う様子クジラがみんなにシャワーをかける様子にワクワクして、"こんなお風呂、入ってみたいな"って思わされます文章も絵も温かくて声に出して読みたい、音で目で楽しみたい一冊です#絵本 #おふろだいすき #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.20
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ベルのともだち作: サラ・スチュワート絵: デイビッド・スモール訳: 福本友美子アスラン書房ベルのお父さんもお母さんも、仕事やお出かけで家にはいないベルはいつもビーと2人きりビーは住込みの家政婦さんだから、2人の毎日は家事をやって、終わったら海辺に遊びに行く1日目、洗濯2日目、アイロンがけ3日目、お掃除4日目、買物5日目、パンを焼く6日目、大掃除(この日は部屋から海を眺めるのですけどね)7日目は教会へベルは、ビーの家事のお手伝いをしているつもりなんだろうけど、どうにもジャマをしているとしか…でも、ビーはそんなベルを邪険にはしない根気強く付き合ってくれるそんな平凡で、まったりとした毎日でも、ある日、事件は起きた"なんでもできる"ベルの思い上がりだった1人で海に出かけ、溺れかけたあの時、ビーが気がつかなかったら…そんな日のことを、大人になったベルは思い起こすともだち年齢も、肌の色も関係ない今も心の中にいる人、育ててくれた人、ビー血のつながりでもないのですよね子どもの頃、一番多感な時に、傍にいて、必要なことを教えてくれる人大事ですねひとつ思うことは、できることなら(誰にでも抱えている事情はありますから)、その役割は、家族が担うべきなのではないか、と時間は戻ってこない3歳の頃に、5歳の頃に、もっと寄り添ってやればよかった、と大人になってから思っても、その時間は戻ってこないのだから最後から2ページめビーが頭を抱え、口を手で押さえている挿絵がある体も恐ろしさでガタガタと震えていたことだろうこの事件は、いつもの平凡ないい思い出と共に、忘れられない強烈な思い出として作者の脳裏に残っているに違いない ねえおねがい、わらってよ「ごめんね、ごめんね、ビー。もうぜったいに、ひとりでいかないからね」ココアを差し出しながら言うこの言葉に嘘はないに違いない#絵本 #ベルのともだち #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.19
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Welhnacht, Welhnacht Uberall詩:Adolf Holst画:Ernst Kutzer今回、残念ながらドイツ語で書かれていて、私には皆さんに正確にお伝えすること術がありませんそこに親切に貼ってある説明文を、そのまま載せさせて頂きますローゼルの人形の頭には穴が開いていて、ルーディーのテディベアには両腕がありません。このようなおもちゃを持つ子どもたちは、クリスマス前のある晩、おもちゃをドアの外に置いておくのです。すると天使たちが空から舞い降りて来て、おもちゃを天上へ運んでいきます。そこではキリストの子や天使たち、そしてサンタクロースがおもちゃ修理に大忙し。修理が済むと、キリストの子と天使たちが、すっかり通りになったおもちゃを再び地上へと運んでくるのです。これですてきなクリスマスがやってきます。もちろん子どもたちだけではありません。森の動物やノームたちにも、楽しいクリスマスの到来です。Ernst Kutzer は、1900年代初頭にウィーンで活躍した画家エルサ・ベスコフやジビュレ・フォン・オルファースを彷彿させますイラストが優しく、美しく、いつまでも観ていられます#絵本 #welhnachtwelhnachtUberall #ドイツ #クリスマス #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.17
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その絵ときたら!−新しい絵本の時代をつくったコールデコット文: ミシェル・マーケル絵: バーバラ・マクリントック訳: 福本友美子ほるぷ出版 ランドルフ・コルデコットは、19世紀に生きたイラストレーター、絵本画家その功績が讃えられ、その名は賞の名前として残っていますコルデコット賞は、アメリカの児童図書館協会が、アメリカ合衆国で前年に出版された最も優れた子ども向け絵本に毎年授与している賞ですコルデコットの何がそんなにすごいかって、コルデコットが登場するまで、絵本に描かれた絵は、一場面を切り取ったような、動きのない絵だったのに、コルデコットのそれはその前後に何が起きたか、何が起こるか、ストーリーが見えてくるような生き生きとしたものだったことです絵を見れば、猫がねずみを捕まえてしまいそう、早く逃げて!ってドキドキしたり、あんな勢いで馬を走らせて、あれじゃあ、アヒルも犬も大騒ぎ、ワンワン、ガァガァ、人々の驚く声、それら全てが聞こえてきそうなのですそんなランドルフの略歴が紹介されていますランドルフは体は丈夫ではないけれど、動物が大好きで、外で遊ぶのも大好きそして、もう一つ絵を描くことがそんなランドルフを心配して、お父さんは、ランドルフが15歳になると銀行に働きに出しますでも、ランドルフは働きながらも絵を描くことをやめませんでしたそして26歳の時、絵で食べていくため、生まれ育ったマンチェスターを出て、ロンドンに向かったのですランドルフは地道に勉強を続け、本の挿絵などを手掛けましたそんなある日、ランドルフの絵を観た人が、"絵本を作ってみないか"と声をかけましたランドルフは喜んで、ストーリーが伝わるような絵を、精力的に描いていきましたそして、できあがったのは、批評家たちを唸らせ、字の読めない子どもたちまで虜にする絵本でしたこうして、新しい絵本の時代が始まったのです残念なことに、ランドルフは39歳という若さでこの世を去りましたでも、彼がこの世に残したものは、決してなくなることなく、更なる発展をして、これからも多くの人を魅了し続けていくでしょう#絵本 #コルデコット #その絵ときたら #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.14
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おんちょろちょろ再話:瀬田貞二絵:梶山俊夫出版社:福音館書店 男の子が遠い親戚に会いに行く途中で、道に迷い、やがて日が暮れてしまいました山のふもとに一軒の家を見つけて、一晩泊めてくれるよう、頼みますその家のおじいさんとおばあさんは男の子をお寺の小僧さんだと思い込み、たいそうもてなしてくれましたそして、うちのほとけさまに、お経をあげてくれるよう、頼みます今更、お寺の小僧ではないと言えない男の子。仕方なしに目の前で起こることを言葉にして、お経のように読み上げますそのお経とは、このようなものでした「おんちょろちょろ、でてこられそろ」「おんちょろちょろ、のぞきもうされそろ」「おんちょろちょろ、ささやきもうされそろ」「おんちょろちょろ、ばちあたりそろ」「おんちょろちょろ、でていかれそろ」その日以来、おじいさんとおばあさんは、このおかしなお経を毎晩唱えましたそんなある日、3人の泥棒が入り込みますちょうど読経をしている最中3人は、やっていることがお経の内容とピッタリなので、おじいさん、おばあさんにバレているのでは、とヒヤヒヤそれも1度や2度でなく、何度もとなると確信し、急いで逃げて行きましたという典型的な、誤解から生じる笑える昔話ですそれにしても、興味をそそられるタイトルです#絵本 #昔話 #おんちょろちょろ #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.13
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Tree of CranesAllen Sayもしも、クリスマスの概念のない時代の日本で、自分だけがクリスマスを知っていて、祝うとしたら、あなたならどうするだろうかモミの木?ないないオーナメント?なんだ、それ?このお話の中で、お母さんは盆栽をツリーに見立て、折り紙の鶴と蝋燭とで飾りつける斬新!でも、違和感が…違和感はあるけれども、合点がいく、というかよく思いついたね、と拍手を送りたくなるとにかく日本感満載の本日本人が描くより日本ぽい奴凧は、そのものズバリ!日本の子どもは雪の中でも半ズボン!お母さんというものは、着物の上に割烹着風呂といえば檜古き良き時代の理想の"ザ・日本"を体現させられていると言いますか残しておきたい、私が子どもの頃の理想的な原風景の1ページ、を見ている感じ理想的過ぎて、現実味があるような、ないようなここまでの物言いを聞いて、なんだか私がこの本に否定的な感覚を持ってあるように思われてしまうかもしれない断固として言うが、そんなことは決してないむしろ、とても気に入っているストーリーはシンプル池で遊んですっかり体が冷えてしまった少年風邪を引いたかも池で遊んではいけないとあれほど言われていたのに家に帰るとお母さんから、風呂に入って、軽く食事をし、布団に入るように言われてしまう今日のお母さんは、いつもと少し違う本は読んでくれないし、折り紙を折ったり、雪の中、庭で作業をしている後ほど、それは松の木を植木鉢に移し替えていたのであって、さらに折った鶴はその木に飾るためだったことがわかるそれは、クリスマスという習慣のない日本で、お母さんができる最大限のクリスマスのお祝いだったのであるこのお話を書いた Allen Say さんの人生がまた興味深いご両親の出自は複雑セイが8歳の時に両親は離婚父親にひきとられたが、12歳の時に青山学院に通うために母方の祖母と東京に住むことになるしかし、すぐに祖母と同意の上で別れて暮らすことになり、一人暮らしを始めたセイは、漫画家、野呂新平の弟子となったロイス・ローリーとの逸話がこれまたおもしろいセイがコルデコット賞を受賞した際、同じく児童文学者のロイス・ローリーがニューベリー賞を受賞したお互いに自作に署名をした本を交換することになったのだが、その時、ローリーはなぜか日本語で署名をしたセイはローリーになぜ、日本語で署名できるかを訊ねた以下、セイとローリーの会話である「11、12、13歳の時に日本に住んでいたのよ。」「それって何年?」「1948年、49年、50年。私は1937年生まれなの。」「僕も。同い年なんだね。どこに住んでたの?」「東京。」「僕も。東京のどこ?」「渋谷。」「僕も!どこの学校へ行ってたの?」「目黒。毎日バスで通ってたの。」「僕は渋谷にある学校に行ってたんだ。」「渋谷に学校があったの覚えてるわ。自転車に乗ってよく通り過ぎてたから。」「(沈黙)…あの緑色の自転車に乗ってたの、君?」偶然とは必然であるとしか思えない#絵本 #TreeofCranes #日本 #正月 #英語本 #絵本くらぶ #絵本ノート
2025.01.12
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