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2013.02.12
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3年前の研究通信の第8号。ここでは、いよいよ「理由の裏づけ」について書いている。最近、本校では、あまり必要ないという雰囲気があるが、理科では、この「理由の裏づけ」こそ重要であると主張していきたい。(もちろん、その前に「根拠」と「理由づけ」を明確にする必要があるのだが・・・。)

・・・・・

「学び」のあしあと 2009.6.29 研究部通信No.8「理由の裏づけ」

1.「書くこと」によって気づくこと

 下に示したのは、昨年の5年理科の授業で一人の子どもが書いたノートです。

yukimi2.jpg

 紀要の中にも紹介しているのですが、流水実験によって「流れる水の働き(浸食・運搬・堆積)」を調べた後、「どうして石の大きさが違うのか」を考える場面で、その子どもは途中までノートに自分の考えを書き、その前のノートを読み返して大きくバツを書きます。バツ印の下を読んでみると次のように書いてあります。

「もともと上流にあった石が、川のはたらきで運ばれながらけずられていったから。だんだん形が丸くなっていったのも、けずられながら流されて、だんだん丸くなっていったから。けど、もしそうだったら、上流の方が流れが速くて、けずられるはたらきも大きいはずだから、おかしい。」

 この子どもは、ノートに書きながら、自分の考えがおかしいことに気づいたのでしょう。それでは、この子どもは何に気づいたのでしょうか。前回までの「論理モデル」に次の図のようにあてはめてみます。

スクリーンショット 2013-02-12 10.36.12.png

 すると、「理由づけ」が適切でないことがわかりますが、この子どもは、その時点(理由づけをしたとき)までは、その不十分さに気づいていません。そして、「理由づけ」の証拠となる「理由の裏づけ」、ここでは「上流・中流・下流でのけずる働きの大きさの違い」について考えようとしたとき(書こうとしたとき)に、そのおかしさに気づいています。


2.「理由の裏づけ」は「隠されている」

 井上氏は、この「理由の裏づけ」について次のように述べています。

「データが主張を支える『事実』であるのと同様に、理由の妥当性を裏づける事実について示すのが『理由の裏づけ(B)』です。しかし、「理由の裏づけ」は、データの場合とちがって、必ずしも明示されず、「理由」の背後に隠された(省略された)ままになっていることが多いのです。ただ、受け手が『理由』を受け入れないときには、その根拠であるBを示すことが必要です。」

 おそらく、「語り方」の指導や「書くこと」、そして、「対話」によって「隠されたまま」になっている「理由の裏づけ」を意識させることができるということではないでしょうか。

※読書案内! 井上尚美『言語論理教育入門ー国語科における思考ー』明治図書(1989)





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最終更新日  2013.02.12 11:06:02
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