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2013.02.26
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カテゴリ: 理科授業実践から
前回のblogのつづき。

B地点の写真(カーブする川の内側に石が堆積している)を根拠にしたsmさんの「この石(B地点から拾ってきた石)は流れなかった」という発言。これは、流れる水のはたらきの「運搬するはたらき」に着目し、B地点とC地点の石の大きさのちがいについて説明したものである。

IMG_4300.JPG

事前に書いた指導案には、本時の目標を「上流と下流の石の大きさや形に違いがある理由を流れる水の『運搬するはたらき』と関係付けて説明することができる」としていたのだが、このことに近づくものであったのだろう。しかしながら、私が子どもたちの発言を聴くことができず、十分に取り上げることができなかったため、次第に混乱していく。(私の受け答えが一番混乱しているのだが・・・。)

・・・・・

T   「MKくん。」

MKくん「えっと、疑問なんですけど、えっと、まずその上流の石は、山から流れてきたばかりだから、その、大きくて、ゴツゴツしていて、で、その下流?は、あんまり、B、Bの、まあ、Bに、Bは、あの、こんくらいの丸丸した石なんですけど、その、なん、その上流は、こんなゴツゴツしていたのが、まあ、流されるにつれ、ちっちゃくなっていったんですけど、あの、どうやったら、その、その、人が丸くしたわけでもないのに、その、どうやったら勝手に丸くなるのかなって思いました。」

T   「どうやって丸くなるのか・・・。HNくん。」

HNくん「えっと、HNくんのやつで、えっと・・・、えっと、あっ、ちがう、えっと、ぼくが思うのは、上流、あっ、中流の石には、えっと、白い粉がまわりについていたから、その白い粉とかだったら、塩っていう可能性もあるんですけど、B地点だから、まだ塩はないと思って、で、石をたたいて、石同士でたたいたり、石を削ったりすると白い粉が出てくるから、それで、上流から、石同士がぶつかったりして、割れたり、削られたりして、その小さくなったのと、あと、MKくんがいった疑問で、どうやって丸くなるので、その下に、川、あの、川の下らへんにも石がまだたくさん、流れてなくて残ってるのもあると思うから、それが、その、その石に、を削って、丸くなってるんだと思いました。」

T   「うん? なんか図かなんか何かかいてる?」



T   「(黒板に図をかきながら)下に石がある?あっ、分かった。もう一回説明して。」

HNくん「川の、川底に、流されていない石がたくさんあって、で、えっと、流れが、多く、水の量が多くて、水の流れが速かったら、その上らへんを、その、浮いた感じで石は流れるって思うんですけど、ゆっくり流されていくから、その、下らへんを下っていく感じで流れると思うから、その下にある石が、その、えー流れている石にぶつかって、丸くなっていくんだと思いました。」

T   「川底の石にぶつかって、丸くなっていく。MKくん、何?」

MKくん「で、その、えっと最初は、上流からきて、ゴツゴツしたわけで、それから、あの、まあ重いからどんどん川底を流れていくっていうのは分かるんですけど、でも、その最初はゴツゴツしていたわけだから、そんな、あの、川底に何個もあったからといって、その、なんか、丸くはならずに、ただ、なんか、もう、そこら辺に落ちてある、なんか、ガタガタの石みたいになると思うから、あの、HNくんの意見では、ただ、丸くはならないと思います。」

T   「MRくん。」

MRくん「えっと、ぼくは、石と石がぶつかって角が取れるんじゃなくて、水の力によって、あの、石が、あっ、角が取れるから丸くなると思って、やっぱり、石と石がぶつかると、石が割れて、あの、丸くなるんじゃなくて、逆にとがった形になるから、えっと、やっぱり、水の力で、どんどん丸くなっていくのかなって・・・。」

T   「つまり、水のよって削られるってこと?」

MRくん「はい。」

T   「kmさん。」

kmさん「MRくんの意見に反対で、えっとなんか、水だけで丸くなるっていうことは、たぶん、ないと思います。すっごい水の量でもそう簡単に丸くなることはないと思うから、それはちがいます。」

T   「ちょっといいかな。MRくんは、こうやって流されていくうちに、小さくなっていくって思ったの?」




T   「いいよ、続けて。」

MRくん「・・・AからBにかけてだけ、水の早さが速いだけだから、まあ、さっき言ったように、そんな石と石がぶつかって割れるとは思うけど、少しは水で削れてるのかなっと思いました。」

T   「IYくん。」

IYくん「ぼくは、MRくんの、えっと、水の流れだけでは、ならないと思うんですけど、水の流れもあると思うけど、まず、最初に、石とか、川底に当たって、まあ、割れたり削れたりして、それではまだ角ばってて、それで、あの、川の流れで、たぶん、その、角ばっているところもどんどん丸まっていって、最終的には、そういう丸っこいやつになってると思うから、水の流れだけではなくて、たぶん、石も、たぶん関係してるかなっと思いました。」



IYくん「えっと、もうなんか、esさんも言ってたんですけど、最初は石は全部ゴツゴツしていて、どんどん、最初全部平等というか、なんかいっしょで、どんどん上、あの下流に行くにつれて、AからB、Cに行くたびに、どんどん、今さっき言ったように削られていって、それで、石の大きさは、どんどん石の大きさは小さくなって、それで、最後は砂になって、たぶん、だから、石の大きさがちがってくるんじゃないのかなって思いました。」

T   「なんによって、削れられるっていったのかな。」

IYくん「水と石だと思います。」

T   「水によって削られる?」

IYくん「うん。」

T   「・・・ちょっと、近くの人と話し合ってみて。」

・・・・・

おそらく、MKくんは、それまでの友達の発言を聴き、B地点からC地点にかけて「水の流れが遅くなり、石は流されず砂や泥だけが流された」ということに納得していたのだろう。ただ、A地点からB地点にかけて、浸食モデルや粉砕モデル、それに運搬モデルが複合した説明があり、それらを私が上手く整理できなったっことから、A地点からB地点の「石の変化」について問題提起したのである。

この「どうして角ばっていた石が丸くなったのか」という問いに対し、HNくんが「Bの石に白い粉がついている」ことを根拠に「川底の石にぶつかりながら流れてきたから」と説明するものの、MKくんは納得しない。同じように、MRくんも「石同士がぶつかるんだったら、割れてとがった形になるはず」と反論する。

DSC00124 のコピー 2.JPG

そのMRくんも、「角がとれた」理由を「水によって削られた」と主張。もちろん、このことに対して、kmさんやIYくんは「水の流れで、そこまで石が削られることはない」と指摘する。

もしかしたら、このとき、子どもたち同士では対立軸が明確になっていたのかもしれない。AからBに着目し、流されている間に石同士がぶつかって角が取れたのか(粉砕モデル)、流されながら水に削られて角が取れたのか(浸食モデル)。もしくは、Aで水の流れによって削られ、丸く小さくなった石がBまで流されてきたのか(浸食+運搬モデル)。

IYくんの「石と水によって削られる」という発言を聞き間違ってしまった私。せっかく明確になりそうだった対立軸(論点)を整理しないまま、中途半端にペアの話し合いにもどしてしまったのである・・・。

(つづく)

※ 今回の記録は、2月15日の記録である。





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最終更新日  2013.02.26 11:45:49
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