ヨウジ・ヤマモト民事再生法申請 という話題と、家を建てる、家を買うという話題に
いったいどんな関係があるの?
と、お考えになる方々が大半だと思いますが・・・
高級なブランドの失速に伴う相次ぐ値下げ、銀座や表参道に出店していた大規模な旗艦店
の撤退、百貨店の売上不振。
昨年来の不況をはじめ、円高ユーロ安も1つの要因とも考えられるなど、
述べた客層・客質の変化にあると考えられるのです。
年収が右肩上がりで上昇していく望みが薄いことが明確な今の20代~30代の世代。
かつてに比べて、雑誌などのマス媒体を使わずともネットでの比較やクチコミ事例が容易
に収集できる現在。
バブル期に比べてずっと賢くなったいわゆる20代~30代前半の消費者像に対し、
高度成長期やバブルを謳歌したその親世代の認識は、現在であれば20代~30代前半の
消費者からみて「時代錯誤」とでも言えるのかもしれません。
しかし、その彼らが求めているのは、
「価格」と「価値」とのほどよいバランス
つまりは「値頃感」なのです。
しかし、値下げをした明確な根拠が見あたらない請負型商材(たとえば住宅建築)の場合は
その「モノサシ=価格基準」すらなく、ファッションや食、そしてインテリアにおける消費で
顕著な「時や場所に応じたメリハリの利いたお金のかけ方」すら難しい、と思っているのが
ほんとうの理由のようです。
※東京・仙台で家を建てよう、家を買おうとしているいろいろな方々に聞いてみても
「価格のモノサシがわからない」
ことが最大の悩みのようです。
建築業界であれば、以前この方法で一世を風靡したのがローコスト系メーカー・工務店・リフォーム店。
あるカリスマをつくって「楽して儲かる方法」をひっさげてサブユーザーを集客。
しかし、その教材を買った8割のサブユーザーは現在、とてつもない逆風にあえいでいます。
しかも、そのことを認めたがりません。
消費者がそれらのどこにセグメントするかで、ブランド・メーカーの盛衰が決まるのですが。。。
つまり、単に不況の影響で売れない、というのではありません。
建築であれば、自社のアピールポイントをどこに絞るのか。
でも、百貨店に居た経験が永い私が感覚的に捉えているのが
高級ブランドをはじめとするアバレル業界で起きる業界再編の流れが収束した
遅くても数年後には、住宅建築のマーケットで同じコト(業界再編)が起きる、ということ。
となると、現在は高級ブランドと肩を並べる高価格帯ハウスメーカーが安定した売上高、
利益率を確保していますが、その基盤が1人のデザイナー・経営者の個性や感性に大きく
依存している企業の場合、アパレル高級ブランドの栄枯盛衰を観る限り、
今後ますます生き残りが難しくなる可能性もありえるのかもしれません。
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