麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

2013年08月06日
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カテゴリ: 日々徒然


返すか?
住宅業界の方々にお話しをお伺いすると、似たような不安をお持ちの方々が
多いようです。

その理由は、消費税増税の判断が秋の臨時国会招集前までの判断と
先延ばしになったこと、株価や為替といった経済指標の動きが急速に悪化して
いること、今月はたまたま金利上昇に歯止めがかかったものの予断を許さない
住宅ローン金利。

特に秋以降の住宅ローン金利予測は困難を極めています。

住宅ローン金利は大きく長期金利と需給バランスによって決まりますが、
政府は長期金利をあげる政策と下げる政策の両方を行っています。

今後、安心して家を建てる、リフォームするにあたり望ましい流れは、景気が
回復基調に乗る一方で金融緩和も継続。ローン金利も2%台を維持すること。
しかし、アベノミクスが失敗し国債の消化が難しくなると長期金利が欧州並み
の5%台に上昇し、住宅ローン金利が景気拡大中の1980年代並み
(7%~8%台)になる可能性もありえます。

このローン金利上昇の怖さは、家を建てる、リフォームを検討している方々
だけではありません。より深刻な影響を被るのは住宅ローンを返済中の方々。

住宅ローン金利が一気に上昇してしまうと、長期固定の住宅ローンを利用して
いない方々の破綻が相次ぐ可能性が高まります。
あわせて世帯収入の伸びが期待できないなか、新規の住宅ローン借り入れや
既存の住宅ローン借り換えも困難になることから、家を建てる・大型リフォーム
をするきっかけすら見失ってしまう可能性もありえます。

快適な住まいと引き替えに経済的な苦境に陥る可能性は、ないに越したことが
ありませんが、すでに円安エネルギー高をうけた資材価格が急に上昇している
こと。職人不足と労務単価上昇の深刻化。さらに、世帯年収の減少(30代後半
の平均給与 589万/1997年 → 498万/2011年 減少高▲91万円 減少率
▲15.5%)に追い打ちをかけるように住宅ローン金利が上昇してしまうと、
年齢を重ねるごとに住宅の取得(住宅ローンの借り入れ)がいっそう困難に
なっていきます。

住宅ローンが組めるときに、できる限りのリスクヘッジをしながら住宅を取得
する、または、住宅取得のリスクを恐れ住宅取得を先延ばしするか。
こればかりはひとりで決められることではなく、家族でしっかり相談すべき事
です。

お盆期間中は、家族で家づくり・大きなリフォームを決断する相談をする最善
のタイミング。現在ぼんやりと家づくりをお考えの読者のみなさま。

決断すべきは、お盆期間なのかもしれませんね。






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最終更新日  2013年08月06日 21時14分26秒


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