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ぼちぼち7203さんComments
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大学時代からの親しい友人にして気鋭の経済評論家山崎元氏の新著です。
春はビジネス書の季節なのでしょうか、書評を業としていない私にも、お付き合いで新著をお送りいただいており、3日連続で書籍の紹介になってしまいました。
とりあえずの千秋楽はやはりこの人でしょう。
マネー本の多くが「いかに大金を楽して稼ぐか」という”ありもしない内容”ばかりであるのに対して、本書は「お金は楽しくて満足できる人生を送るため手段であり、それ以上のものでも以下のものでもない」という、筆者の人生哲学が前面に出ている異色のマネー本です。
そのような特徴は「恐いのは市場リスクより人間だーと心得る」という第7番目の原則に顕著に表れています。
銀行も証券会社も決して博愛精神であなたにアドバイスしてくれているのではなく、自社と自分の利益のために様々な金融商品を勧めてくるのです。
その証拠に、博愛精神の塊のような高金利で税制上も有利な金融債を個人に売っていた長信銀は、私が最初に就職した長銀を含め、ことごとく姿を消してしまいました。
シンプルに国内株と外国株のETFに分散投資をし、寝かせられるお金は個人向け国債に、決済以外の流動資金はMRFに置いておき、人的資本への投資や充実した人生を送ることを説いています。
学生時代から山崎氏は「悪いものを良いものだ」と言えないストレートな性格で、本書でも多くの金融商品の欠点を指摘しています。
この一貫した姿勢が彼の魅力であり、他者が取って代わることのできないレゾン・デートルとして評価されているのでしょう。
誤解なきように付記しますと、昨日の田口氏の書籍は社会人として必要な経済・金融などの基本的知識を客観的かつ平易に解説したものであり、本書とは全くスタンスが異なります。
でも、両方読むと、好ましくない金融商品が共通していたりしてそれなりに楽しめますよ(^_^;)