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2010.06.20
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カテゴリ: 東宝特撮映画
フランケンシュタイン対地底怪獣.jpg


1965年に公開された東宝とベネディクト・プロによる
初めての日米合作怪獣映画が「フランケンシュタイン対地底怪獣」で
主役はアメリカ俳優のニック・アダムスで
東宝怪獣映画初の外国人を主人公にした映画でありました。

20世紀フォックスはキングコングと巨大フランケンシュタインが闘うという
映画企画を提案、それを日本の東宝が企画権利を取得しました。

この企画に東宝は「フランケンシュタイン対ガス人間」や
「フランケンシュタイン対ゴジラ」を提案したが、
ゴジラの部分を新怪獣バラゴンへと変更し本作へと結実した。

完成された作品が「キングコング対ゴジラ」である。

物語は第2次世界大戦末期、不死身の兵士を作る目的で
陥落寸前のドイツから日本にフランケンシュタイン博士の創造した
不死の心臓が運ばれ広島衛戍病院に移送されたが
米軍によって広島に投下された
原子爆弾の爆発で消滅したかと思われた。

時は流れ、広島県宮島周辺に徘徊していた謎の怪童を
ボーエン博士(ニック・アダムス)と同僚の川地(高島忠夫)
戸山李子(水野久美)に保護された。

彼は放射能に強い白人である怪童は周囲の好奇の目の中で
二倍にもあまる成長を示し人間と一緒に生活する事が不可能であり


そして広島衛戍病院を訪れた海軍の河井大尉(土屋嘉男)は、
フランケンシュタインの心臓は蛋白質の補給さえあれば、
活発な細胞活動により身体がなくなっても復元すると説明した。

その頃、テレビ取材に怒った怪童は倉庫を破り飛び出した。
鎖でちぎられた怪童の手首が床の上を匐っていた。


時同じくして岡山や姫路で家畜を喰い荒され
白根山でハイカーと清水トンネルで工夫が行方不明となっていた。
地底怪獣バラゴンの仕業である。

フランケンシュタインを捜すボーエン博士のもとに
霧に被われた富士の裾野で地下からバラゴンが現われた。
あわや季子らはバラゴンの餌食かと思われた時、
バラゴンの前に巨大なフランケンシュタインが立ち塞がった。

この映画は1931年版「フランケンシュタイン」を題材にしながらも、
人間ではないフランケンシュタインの悲劇性、哀感が強調されており
人間側も「彼も人間だ」と主張するボーエンと
「だとしてもまともな人間じゃない」とする川地
あくまで母性的愛情を寄せる季子と
「怪物」に対する三者三様の姿勢を浮き彫りにし非常に丁寧に描かれている。

また本作のラストシーンは2種類存在し
フランケンシュタインがバラゴンを倒した後、地盤沈下が起き
地面陥没に巻き込まれて地中に生き埋めになり絶命する
日本公開バージョンと

バラゴンを倒した直後に湖から現れた大ダコと
疲労したフランケンが戦い大ダコに湖に引きずり込まれ絶命する
海外公開バージョンが存在する。

ちなみに海外で公開版された時は日本公開版が上映されており、
大ダコ出現版の初公開は日本でのテレビ放映時でありました。

またこの対決の図式は後の「ウルトラマン」に影響を与え
バラゴンはウルトラマンで様々な怪獣に改造されました。


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Last updated  2010.06.20 19:20:10
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