空手バカ一代（映画） | メタボの気まぐれ

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「けんか空手極真拳」「けんか空手極真無頼拳」に次ぐ
大山倍達の半生を描くシリーズ第３弾「空手バカ一代」は
原作：梶原一騎作画：つのだじろう、影丸譲也による
劇画を1977年に映画化した作品であります。

物語は原作のストーリーに沿ったものの
東映独自の世界で描かれており
大山倍達（千葉真一）の興行価値に目を付けた
プロモーターのトッド若松（南利明）は
沖縄でプロレスとの他流試合をするよう勧めた。

気持がグラ付き承諾してしまった。

沖縄入りしたのは大山の他に柔道の藤田修造（本郷功次郎）と
プロモーター兼ショーマン派レスラーだった
グレート・山下（室田日出男）をトッド若松から紹介される。

しかし大山と藤田は巨漢プロレスラー相手に善戦したが
反則が飛び交い試合はメチャクチャになってしまった。

契約違反を問われた二人は、それでも試合を継続し
その度に悪役外人レスラーを大山は倒してしまった為に
大山は暗黒街のボス・劉鳳厳（内田朝雄）に命を狙われてしまった。

大山、藤田、そして山下の三人は本土へ帰ろうとするが
藤田はショーでのケガが直らず大山も浮浪児に金を盗まれてしまい

ある日、大山は自殺しかけていた麗子（夏樹陽子）を救い
彼女は劉一味によって肉体がボロボロになるまで酷使されていた。

両親を日本人によって奪われた麗子は大山を最初は信じなかったが
日が経つ内に二人の間に愛が芽ばえて行った。

しかし劉の組織に山下が殺されてしまい

果たして大山たちの運命は・・・

と、この映画は大山倍達の半生とは関係ない
東映独自の空手映画であり大山以外は実在の人物が
名を変えて架空人物として登場しているのです。

ちなみに藤田修造は遠藤幸吉でグレート山下は
グレート東郷でトッド若松は通訳の羽田氏であり

また大山と対戦したプロレスラーは当時、国際プロレスの
鶴見五郎、スネーク奄美とリップ・タイラー、
エディ・サリバンである。

主演で極真出身の千葉真一は映画公開時、
ハワイで「日本代表極真会館チーム対ハワイ代表チーム」という
フルコンタクト空手の対抗戦に参戦した。

日本代表には千葉の他には東孝・中村誠などがメンバーで
千葉の相手は東海岸カラテチャンピオンのグレッグ・カーフマンで
千葉は通常の空手の技に跳び右後ろ回し蹴り、胴回し回転蹴りで
積極的に攻撃し結果は千葉が二段蹴りでKO勝ちしました。