月光仮面 | メタボの気まぐれ

ＴＢＳ「タケダアワー」第１作として昭和33年
日本初の特撮ヒーロー「月光仮面」が誕生した。
原作は川内康範。

白いターバンと覆面の上に黒いサングラスと白マフラー
白の全身タイツに白マントをまとい
悪事のある所へオートバイに乗って駆け付け
悪を蹴散らし正しい人々を救い出す。

正義の味方・月光仮面は薬師如来の脇に侍する
月光菩薩から得られたヒーローであり

これは月の満ち欠けを人の心に擬え
「今は欠けていても、やがて満ちることを願う」
「月光は善人のみでなく、悪人をも遍く照らす」
との意味が込められている。

私立探偵・祝十郎（大瀬康一）が事件直面した時
彼が消えた途端に月光仮面が現れ
月光仮面が消えた途端に彼が現れる事から
「月光仮面の正体」と目されるが断定されていない。

当初の放送は月曜～土曜の１０分枠であり
その人気により第２部から日曜１９時の３０分枠となり

新型爆弾を狙ってどくろ仮面率いる国際スパイ団と

バラダイ王国の財宝を狙うサタンの爪との
戦いを描いた「第2部バラダイ王国の秘宝」

南極で捕獲した巨大ゴリラ「マンモスコング」を操る
国際暗殺団との死闘を描いた「第3部マンモスコング」

死んだはずの人物が黒メガネに白マスクで

「第4部幽霊党の逆襲」

白神博士とナイフ投げの名人が復讐のために
どくろ仮面を復活させた「第5部その復讐に手を出すな」と
全５部の構成で月光仮面は正義の為に戦った。

しかし第1話「月光仮面現わる」のマスター・ネガが
保存状態の劣悪な貼り付いた状態で発見され
修復が困難な事から破棄されてしまった。

この事により現在上映不可能とされる“幻の第一話”の
フィルム断片や台本、それに関する情報が集められ
オリジナル台本は発掘できなかったものの
この課程で得られた数々の情報を元に
ＣＳ「ファミリー劇場」にて復刻版・第1話が製作され
アフレコも祝十郎を演じた大瀬康一が
約半世紀ぶりに担当しました。

また月光仮面のモデルになったのは極真空手総帥
大山倍達であり、これは原作者の川内康範が
大山に「月光仮面は大山さんをモデルとして作った」と
直接話したそうです。