小さなスーパーマンガンバロン | メタボの気まぐれ

「男の子なら、正しく強く」

「スーパーロボットレッドバロン」
「スーパーロボットマッハバロン」に続く
バロンシリーズの第３弾が
「小さなスーパーマンガンバロン」である。

白鳥台第四小学校の５年生・天道輝（安藤一人）は
両親が仕事でアメリカに滞在中のため家では
執事のムッシュ（黒部進）と２人で暮らし
子供新聞の豆記者グループ「少年タイムス」に所属する。

小学６年生のデスク（古川清隆）輝の同級生・アリス

カッパ（谷部勝彦）小学2年生のチーコ（西島久美）らと
特ダネを探している。

そんな「少年タイムス」のオーナーはガソリンスタンド経営者
西郷大造（石川進）で、良きアドバイザーとして
日報社に勤める美人記者で娘の西郷百合（原田真弓）がいる。

ある時、優秀な頭脳を持つ町の発明家・ワルワル博士
（天本英世）は平和が大嫌いという意地悪な性格で
その科学を人々を不幸のどん底に叩き込む事に使う。

ワルワル博士は魔法のマントを着て怪人ドワルキンに変身し
助手の番頭ワルベエ（花巻五郎）の悪知恵と共に
世間を困らせるのだ。

祖父が作成した５つの「バロンパーツ」を身に付ける事で
身体がパーツと同化し強化されガンバロンに変身する。

ガンバロン1.jpg

高速戦闘飛行機トブーン、支援飛行機ヒライダー
攻撃戦車バクシーンの3機のマシンが
「合身ダイバロン」の言葉で合体して誕生する

ワルワル博士の陰謀に立ち向かう。

本作は日本テレビ音楽との連携により
シリーズ初期には人気アイドルのゲスト出演が行われ
第1話にはフォーリーブス、第2話にザ・リリーズなど
多彩なアイドルが出演し

そして何といってもジャニーズ事務所が
全面協力している点が本作の強みで
出演者の古川清隆はジャニーズＪｒで
主題歌もジャニーズＪｒが担当しており
そのジャニーズＪｒの中に野村義男がいました。

このアイドル路線はスケジュール調整や予算面で
困難を伴い短期間で放棄されたが、
視聴率は好調で比較的予算にも恵まれるようになり
シリーズ中盤では大々的にグアム島ロケが敢行されている。

しかしスポンサーだったブルマァクが倒産、
資金繰りが困難になり後半は大幅に制作規模を縮小し
千葉県御宿温泉ロケに舞台を限定した展開となってしまい
結果的には32話で打ち切りとなった。

従って厳密な意味での“最終回”は存在しなく
ラストでも「また来週も見てね」と視聴者に約束したのに
不本意な終わり方をしている。

また音楽を担当したのがミッキー吉野とゴダイゴで
後に「西遊記」「太陽にほえろ」に多くの楽曲が流用された。