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2013.01.01
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カテゴリ: 寅さんシリーズ
男はつらいよ 私の寅さん.jpg


お正月初笑いと言えば映画「男はつらいよシリーズ」



 みんなこの私がお引き受けいたします」


1973年12月26日に公開されたお正月映画が
シリーズ第12弾「男はつらいよ 私の寅さん」である。

東京は葛飾・柴又。
寅の妹・さくら(倍賞千恵子)と夫の博(前田吟)は
おいちゃん(松村達雄)夫婦への感謝を込めて
九州旅行へ招待する事になった。

準備万端整えて明日は全員揃って観光旅行へ、
しかしフーテンの寅こと車寅次郎(渥美清)が


驚いた皆は寅に旅行の事を隠そうとしたが
つまらぬ事からパレて寅は大いにムクれてしまい
さくらは真情を込めて、おいちゃん夫婦への
感謝の旅行だと説明すると
やっと寅は了解し今度は留守番を買って出た。

皆が旅行に出てから一人留守番をする寅は
誰もいない「とらや」で体をモテあまし
何をしてもサマにならず、
全員が帰京するや涙を流して喜ぶ。

数日後、寅は府とした事か小学校時代の級友で
今は放送作家をしている柳文彦(前田武彦)に会い

調子の乗った寅は文彦に連れていかれた
妹・りつ子(岸恵子)の家で
彼女のキャンパスにイタズラ描きをしてしまった。

寅にしてみれば軽い気持でやったのだが
画家を職業としているりつ子にとっては言語道断


翌朝、りつ子が喧嘩の詫びを言いに現われ
りつ子が茶の間に上って世間話をしている内に
彼女の朗らかな性格で
さっぱりした人柄は一同を魅了してしまう。

特に寅はその日以来、貧乏画家のパトロンを気取り
次第に彼女に惹かれていった。

ある日、りつ子が病気で寝こんだと聞いた寅は
早速見舞いに出かけた。

りつ子は寅に失恋の痛手から寝こんでしまったと笑いかけ
寅はそんなりつ子を懸命の努力で慰め
「とらや」に帰るやいなや、恋の病いが伝染したかの様に
そのまま床に着いてしまった。

数日後「とらや」を訪ねたりつ子は
寅が自分に想いを寄せている事を感じて
複雑な気持ちになってしまう。

しかし寅は寅なりに自分の恋心が
「とらや一家」のみならず
次第にりつ子や文彦に知れ渡ってしまった事を恥じ
旅に出る決意を固めてりつ子の許を訪ねた。

そんな寅にりつ子は自分の絵を生涯の伴侶として
生きて行くつもりで寅とは友達として一生付き合いたい
と熱をこめて語った。

寅は木枯しの中を旅立っていった・・・

この映画に出演したマドンナ・岸恵子は
1951年、松竹に入社し映画「我が家は楽し」でデビュー
有馬稲子、久我美子と共に銀幕の美人女優として
一躍有名となる。

1957年「忘れえぬ慕情」の撮影が切っ掛けで
フランス人の映画監督イヴ・シャンピと結婚。
作家・川端康成の立会いのもと挙式。

以降、パリに居を構えフランスと日本を
往復しながら女優を続け「空飛ぶマダム」と言われた。


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Last updated  2013.01.01 14:55:17
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