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2013.02.22
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カテゴリ: 寅さんシリーズ
男はつらいよ 寅次郎子守唄.jpg




 大変な拾物をしてしまったんでさ」


1974年に公開された日本を代表する映画
男はつらいよシリーズの第14弾が
「男はつらいよ 寅次郎子守唄」である。

フーテンの寅こと車寅次郎(渥美清)は
九州・唐津の“おくんち祭り”で稼いだ後、
呼子港の木賃宿で風采のあがらない
赤ん坊連れの佐藤幸夫(月亭八方)と偶然泊り合わせた。

何か訳あり気なこの男に同情した寅は
酒をおごって元気づけてやったのだが

消えてしまった。

驚いた寅は乳飲み児を抱えて右往左往し
弱りぬいた寅は苦心惨たんして妹のさくら(倍賞千恵子)
おいちゃん(下條正巳)おばちゃん(三崎千恵子)のいる
葛飾・柴又の“とらや”へ辿りついた。

ところが裏の工場のタコ社長(太宰久雄)は
寅が子供を作ったと大騒ぎをするし
さくらは赤ん坊のおしめやミルクを用意するのに大忙し。

やがて長旅の疲れから赤ん坊が熱を出したので
さくら夫婦は博(前田吟)が工場で怪我をした時
世話になった親切な看護婦のいる病院へ連れていった。


暖い笑顔が印象的な独身女性であった。

翌日、寅は赤ん坊を見舞いに訪ねた時、
京子に一目惚れしてしまい
以来、赤ん坊の病気に託けては
病院通いする様になった。


彼と親しい踊子(春川ますみ)が
赤ん坊を引き取りに来た。

男は赤ん坊の母親に逃げられ
途方に暮れている時に寅と会い
甘えついでに赤ん坊を押しつけてしまったと
涙ながらに詫びるのだった。

この事件を切っ掛けに京子は
“とらや”に時々立ち寄る事になり
寅の京子に対する想いは募るばかりであった。

ある日、京子が参加している地域青年の
コーラス・グループの練習にさくらを誘い
寅と源公(佐藤蛾次郎)も同行した。

ところが寅と源公が悪戯した為に、
練習はメチャクチャになり
リーダーの大川弥太郎(上條恒彦)は激怒。

詫びを入れる為に寅は弥太郎の下宿を訪ねると
二人は酒を呑みながら意気投合し
弥太郎は寅に京子に対する恋心を打ち明けると
寅は色々アドバイスをする。

酔っ払ったその足で寅は弥太郎を“とらや”へ連れて来ると
丁度、京子が遊びに来ていた。

弥太郎はその場で飾りたてない
自分の真心を京子に告白した。

翌日、晴々とした笑顔で京子との婚約を報告しに来た
弥太郎を送り出すと寅は冬空の下、
寂しく旅立って行くのだった・・・

この作品からおいちゃん役が松村達雄から
下條正巳に変わっており
その真意は不明である。


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Last updated  2013.02.22 22:53:31
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