無色透明

無色透明

2006.08.01
XML
カテゴリ: スピリチュアル
真夏の屋久島が続いている。


昼間、「バス174」というドキュメンタリー映画を見た。
2000年にブラジルで実際に起きたバスジャックに関するドキュメンタリー。
ブラジル全土に生中継された映像を使った、本物のバスジャック映画。
そこに至る経緯や、その後のことが描かれていた。

犯人は、ストリートチルドレンから成長した青年。
前科があり、刑務所に入り、脱獄した経験もある。
ストリートチルドレンが無差別発砲された事件の生き残りでもあった。

しかし、ブラジル社会では、それに対して邪魔者が消えたことを歓迎するような風潮があったらしい。

ピストルで脅し、バスをハイジャックする。
当然、乗客を人質にする。
警察に囲まれ、手榴弾とライフルを要求。
警察との駆け引きが始まる。

何時間も状況は進展しない。
普通であれば犯人を射殺するところだが、全国にテレビで生中継されているので、その前で殺す訳にはいかない。
上層部から現場指揮官に殺さないように命令がある。
殺さなければ、後は説得するしかない。
時間をかけて、ねばり強い説得が続く。

バスの中では、いろんなドラマが繰り広げられていた。

大学に行く時間になって、解放された男子学生がいた。
自分の息子も刑務所にいることを話し、犯人に母親のような態度をとった病気の女性も解放された。

若い女性たちは犯人に脅され、警察に犯人の要求通りにするように叫んだ。
最後の方では、人質の若い女性が一人射殺された。
毛布を頭から被せ、バスの床に跪(ひざまづ)かせて、ピストルの引き金を引いた。


人質に対し、犯人は殺すつもりはないと言っていた。
命は保証するので、大げさに怖そうな演技をするように要求した。
人質たちは、その通りにした。
最後の最後の場面で、暗くなり、要求が入れられない犯人は、一人の若い女性を連れてバスから降りた。
その時、警察の特殊部隊員が彼に襲いかかり、発砲した。
ところが・・・

それと同時に彼は体を動かした。
警官が打った弾の一発は、人質の頭に命中した。
犯人は無事だった。
しかし、驚いた犯人は、人質の女性と一緒に倒れる時、彼女の背中に三発発射してしまった。
当然、彼女は即死状態。
彼はその場で取り押さえられた。

周りで見ていた群衆が一斉に駆け寄って来る。
犯人を殺せと叫びながら・・・
警察が、それを必死に押し留める。
早々に犯人をパトカーに押し込み、警察へ運ぶ。
無事、群衆から逃れられたかと思ったのだが・・・

なんと、犯人は警官に首を絞められて殺されてしまう。
まさか、そんな・・・
開いた口が塞がらない。
彼がパトカーの中で暴れ回ったので、気絶させようとして首を絞めたとか・・・
裁判の結果、殺した警官たちは無罪となる。

日本では信じられないことだが、ブラジルではそうでもないらしい。
劣悪な刑務所。
全員が床に横になって休むことができない。
半分は立って、交代で寝るという狭さ。
暴力は当たり前。
賄賂がなければ、刑期が満了しても出してもらえない・・・

刑務所で学ぶものは、怒りと憎しみだけ。
復讐することしか頭にない者たちが、次々と再生産される。
なんともすさまじいブラジル社会。
政治家は選挙のことしか頭になく、貧困層は見捨てられている。
ソーシャルワーカーや社会学者など、警鐘を鳴らしたり、実際に社会活動をしている人もいるが、とても間に合わない。

これは、なにもブラジルに限ったことではなく、南米全般、アフリカなどにも見られる現象。
いや、メキシコなどの中南米、もしかするとアメリカでも見られるかもしれない。
まだまだ世界は暴力とサバイバルの中にある。
しかし、そんな中でも、よく見ると、いろんな違いが学べる。

殺された若い女性は、最初のうちは恐怖の演技をしていた。
しかし、そのうちに本気で恐怖そのものになってしまった。
もうパニック状態に近いものがあり、同じ人質の女性が肩を抱いて慰めていた。
映像を見ながら、なんとも危ない感じが伝わってきた。
一方、恐怖は感じながらも、冷静に観察していた女性もいた。
警察とアイコンタクトをとりながら、犯人に家族のことを話しかけ、犯人を落ち着かせようとしていた。

犯人がまだ小さい時、母親は妊娠中に殺された。
彼の目の前で。
その後、母親の妹の家に引き取られたが、いつのまにか家出して、ストリートチルドレンになっていた。

殺されなかった人質たちは、今では彼のことを許している。
彼は人質を殺すつもりはなかったと確信している。
ただ、ピストルの引き金を引いてしまったことは許せないと言っていた。

冷静さをなくしパニックになれば、結果は悲惨なことになる可能性が高くなる。
どんなに怖くても冷静さが残っていれば、助かる可能性がある。
恐怖によって自分を見失えば、自分の命まで失うことになる。

なぜパニックになるのか。
それは殺されるかもしれないと思うから。
殺されたらどうしようと思うから。
なんとしても生きたい、死にたくないと思うから。

思い過ぎることによって、精神がフリーズしてしまう。
そのこと以外考えられなくなる。
冷静さが消し飛び、周りが見えなくなる。
そうすると、本当にそのようになってしまう。

危険であるのは変わらない。
冷静であってもパニックになっても。
パニックになれば、更に危険度が増すだけ。

普段から冷静であることだろうか。
感情に呑み込まれないように注意して生きることだろうか。
やはり、バランスということだろうか。
感覚、感情、思考のバランス。
そして、見守ること。

どれかに偏って自分を見失わないこと。
食欲や性欲という肉体の快楽に溺れない。
感情のあまり自分を見失わない。
考え過ぎて、取り越し苦労や思い込みにはまらない。

食事もセックスも楽しむ。
感情も豊かに味わう。
思考も冷静に使う。
それらすべてをゆっくり見守り、バランスよく生きる。

何かに囚われ、何かに偏ると、豊かに調和して生きることはできなくなる。
どんな時にも冷静さを失わないことだろうか。
自分を見守る意識を失わないことだろうか。
それが自分を守ることに繋がる。

犯人には同情する余地がたくさんある。
しかし、残念なことに、彼は視野が狭い。
思い込みの中に浸りきっている。
事実ベースで生きてはいない。
最終的には薬物に溺れていた。

みんなから認められたい!
有名なミュージシャンになることが夢だった。
認められない人生を生きてきたので、みんなに認められたかったのだろう。
しかし、その前にありのままの自分を認めるべきだった。

目の前のありのままの自分を認めないで、一気に逆のものになろうとする。
それは逃避と言えなくもない。
しかし、地に足が付いていない限り、それは途中で挫折する。
今ここからスタートしない限り、夢のままに終わることになる。

現実から逃避している限り、最後に行き着くのは薬物依存。
そうでなければ、精神異常かアルツハイマー。
事実ベース。
徹底的に事実ベースで生きるしかない。
今ここからスタートするしかない。
あくまで冷静に・・・


『事実から 逃避する人 最後には 薬物依存か 精神異常』

『目の前の 事実と共に 生きないと 行き着く先は 幻想世界』

『感情に 呑み込まれれば 感情の 虜となって 何も見えない』

『感情に 呑み込まれれば パニックに なって自分を 忘れ危ない』

『感情に 呑み込まれると いうことは 自分の世界で 生きているだけ』

『感情や 思いに呑まれ 見失う 事実ベースの 見守る意識』

『感情や 思いに呑まれ 見失う 自分自身の 深い真実』

『酒を飲み 抑圧外し 解放し 羽目を外せば 行き過ぎとなる』

『ほどほどに 飲めばお酒も 役に立つ リラックスして 楽しく生きる』

『外面(そとがわ)も 内面(うちがわ)も見て 冷静に 生きていくこと すべてバランス』

『偏らず 囚われないで それぞれを 楽しみ味わい 豊かに生きる』

『ありありと 事実を感じ 生きる時 豊かな自然 目の前にある』

これが577日目の心境です。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.08.02 13:38:39
コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

難しいね?@ 人はなぜ生まれてくるのですか その答えを探すためでわ?
emi☆@ タイムリー 先週、ちょっとしたことがありました。 …
風の彷徨者@ Re:そうだったのですか ぴあのさま そういう事情だったのですね…
ぴあの@サファイア @ Re:あれれ??2(06/13) 風の彷徨者さん >今見たら元に戻ってい…
風の彷徨者@ あれれ??2 今見たら元に戻っていました。 こちらのP…
風の彷徨者@ あれれ?? 日記の感じが(テンプレート?)が変わり…
風の彷徨者@ Re:2718日目 - 神聖ゴールデン貫入 石屋…いやいや(笑)水晶屋の 魂仕組みは奥…
ポプラ@ ヒマラヤグリーンDTマスター 私もこの水晶を毎日のように眺めてはぞく…
風の彷徨者@ Re:2716日目 - 運命の水晶 「その秘められた可能性を理解すること…」…
emi☆@ Re[1]:こんばんは^^(06/09) 光のkimiさん >emi☆さん >>100万アク…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: