東奔並走。

2008.12.21

帰らぬ人。

(13)

テーマ：ひとりごと(15376)

カテゴリ：カテゴリ未分類

１２月１６日、社長が他界しました。　
１４日に肺炎にかかり、肺に水がたまり呼吸困難になったためでした。
ひどく苦しそうに呼吸をしていましたが、お義母さんが「もう苦しまなくていいよ、ゆっくりおやすみ」
と言うと穏やかな顔をして息を引きとりました。

５月に肺がんの末期と診断され、手の施しようが無いと言われて自宅療養。
とは言ってもテレビの留守番で、たばこの本数は増すばかり。。。
今度は、８月に脳梗塞で倒れ入院。
発見が遅れたため手術はできず、後遺症が残り、半分正気で半分おかしいような状態でした。
入院中は毎日リハビリに励み、食欲もあったのに。

私ってつめた～～～って思ったけど、焼き場に行く前のお別れのとき涙が止まらず号泣。
緊張の糸が切れたのかな。

でも悲しんでばかりもいられない。
会社のこと考えなくっちゃ。
債権者がどーっと押し寄せてくるのかな？
でも仕入先には、きちんと支払いますって連絡したし、不渡り出てないし大丈夫かな？
なんたっていちばんの債権者はお義母さんだしね。
それと２人の従業員。
私は貸さなかったけど。貸すようなお金も無いしね。

ほんと２人の従業員は給料もまともにもらえず、借金は返してもらえず、踏んだりけったり。
それなのに、取引先に迷惑がかかるからと今でも注文分の仕事をやってます。

最後ある程度の給料が渡せるといいのですが。
仕事を年内に終わらせて会社を閉めるつもりでいたけど、師走の忙しい時期なのでそうもいかないな～。
この業界自体、倒産・廃業が多いし、次の受け入れ先が難しいのよね。
あと１ヶ月、こわい借金取りが来ませんよ～に。

それにしても社長もいろんな所によく借りてるわ～。

お義母さん曰く、「お金が無いから借りるんやから、返してもらおうって思ったらあかん」
だって。名言ですな～。
お義母さんかっこい～
でも老後のお金がすっからかんや！って嘆いてます。

社長もあの世でもうお金の心配しなくていいから、肩の荷がおりたね。

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