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2024.10.14
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稲敷市稲波干拓地は、広さ230haの水田地帯で1985年2月に34羽のオオヒシクイの姿が目撃されて以来、毎年越冬しています。平年では11月に入るとその姿を見せてくれる時期となります。、
ところが、2010年代半ば頃から越冬生活に変化が見られ、今シーズンはどうか注目しています。変化の中身は、2015年シーズン後半から原因不明の飛び出しが続き、稲敷雁の郷友の会が要因を調査し報告しています。その内容の一部を紹介します。
稲敷雁の郷友の会(2016)は、大別すると、2つの要因を指摘しています。
(1)外的圧力による要因
稲波干拓内やその周辺の環境(外的 圧力)に敏感に 反応し、さまざまな要因で飛び出し、稲波干拓から飛去する回数が増加している。今シーズンの飛び出し 件数 は、干拓から北東方面に飛去した回数が114回、干拓内の移動に留まった回数が39回で合計153回を記録したと述べています。
(2)稲作から蓮田への転換による変化
稲作から蓮根栽培に転作する農家が増加傾向にあり、年々蓮根田が増加 している。
栽培田の分布は越冬地北東側と南西側の一部に栽培が行われているだけだったが徐々に栽培面 積が広がり、従来オオヒシクイが越冬期間中に餌場やねぐらに80%以上も利用する区画の中心に蓮根 栽培が始まり、オオヒシクイの行動に変化が起きていると記しています。具体的には、オオヒシクイが越冬する時期と蓮根収穫時期が重なり、干拓地内の農作業が途切れないこと、作業車 が通過することから警戒した飛去が発生していること、収穫作業中の人や車 ポンプ用発動機の音等に警戒し、干拓 地上空を周回し 降りるのを諦めて北東方面に引き返した事例が発生していると報告しています。
越冬地南西部にある水田は、放置され田は葦類が茂り藪化しており、オオヒシクイに影響があるのではないかと危惧されています。
(引用)
稲敷雁の郷友の会.2016.国の天然記念物 オオヒシクイ越冬観察記録.
2016年度シーズン.pp21.
(写真)











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最終更新日  2024.10.14 13:26:55 コメントを書く


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