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2024.12.02
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先週、蕪栗沼でオジロワシが岸辺の木の枝に止まり獲物を狙う姿があり、その後マガンやヒシクイが沼に帰還する姿をめがけて飛翔する姿を観察できました。
捕獲したかどうかは不明でしたが、その迫力に圧倒されました。
蕪栗沼、伊豆沼を訪ねるたび、オジロワシの姿を目撃しますが、いつ頃から飛来するようになったのかと、東北のオジロワシについて調べてみました。
環境省(2013)は、資料調査によって海ワシ(オジロワシ、オオワシ)の出現記録を整理したものを報告しています。そのうち、オジロワシについては、次のように記しています。
注目すべきは、1980年代後半、銀鮭養殖が盛んになった三陸沿岸で多くみられるようになり、沿岸部よりも、内陸部の大きな河川や湖沼の近辺を越冬地としている様子が示されたと報告されている点です。
(年代別の出現記録の変化)
(1)1969年以前
1969年以前の出現記録は青森、岩手、宮城の1~2 箇所と非常に少ないと述べています。
(2)1970年代
1970年代は、主に宮城に出現事例が多く、なかでも三陸沿岸や内陸の伊豆沼周辺に集中
して見られたと述べています。
(3)1980年代
1980年代では宮城県は1970年代と同様であるが、特に三陸沿岸の志津川湾(50 件)や女川湾(23 件)に多く見られた(1980 年代後半から志津川湾で銀サケ養殖が盛んになる)と述べています。
(4)1990年代
宮城での出現件数は減少し、岩手の三陸沿岸(最大24 件)、青森の十三湖(23 件)、
小川原湖(13 件)や廻堰ため池(35 件)、秋田の八郎潟(13 件)などで増加した。
また内陸部では岩手の北上川流域(最大19 件)、秋田の雄物川流域(最大32 件)
で出現記録が増加したと述べています。
(5)2000年代
2000年代は、大きな傾向は1990 年代と同様であるが、秋田の雄物川、岩手の北上川流
域など内陸部での出現範囲が広がったと述べています。
(6)2010年代
観察記録の累積年数が5 年間であり、記録数は他の年代に比べて少なくなっていると述べています。
(オジロワシの狩りと捕食事例)
オジロワシの狩りと捕食事例を整理し報告しています。
捕食例としては、ハクチョウ、コウノトリを襲い、捕食した例、カモ、鮭を食べた例、
を紹介し、鮭を食べた事例が複数あると述べています。
狩りでは、遡上する鮭を狙った事例、牧場から出た廃牛を餌とした例、負傷したマガン、ヒシクイを襲った事例、漂流物であるアザラシやオットセイの死体を餌とした事例、シカの残渣を餌とした事例、オオタカやハヤブサが捕獲した鳥を横取りした事例を報告しています。
(引用)
環境省.2013.3)東北地方における海ワシ類の分布および生息状況.
平成25年度風力発電施設に係る渡り鳥・海ワシ類の情報整備委託業務報告書.
(写真)
一枚目、二枚目は2024年11月28日撮影
三枚目:2016年12月23日撮影、四枚目:2018年12月15日撮影















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最終更新日  2024.12.02 18:47:30
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