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2024.12.27
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鳥友から通称チバエナガのルーツについて質問をもらいました。
チバエナガは、望月(2022)が報告しているように分類学的な種名、亜種名ではないが眉がわずかに薄いまたは眉がほぼ真っ白なエナガを通称チバエナガと呼んでいます。
千葉県北西部を中心に生息していることが知られていますが、最近の知見では千葉県全域でその生息が確認されています。また、2010年以降は東京都、埼玉県にも同時に侵入したことが知られています。ただし、濃い眉の個体の中に眉の薄い個体が混じっていたとの状況で、眉の薄い個体だけでの群れの記録はない模様です。亜種シマエナガと亜種エナガの交雑の可能性を検証する遺伝的なアプローチが必要と研究者から指摘されています。
さて、昆泰要(2023)が、チバエナガの分布域は縄文海進時(*)の地形に関連性があるとの報告をしています。縄文海進時に本州から隔絶されて島となっていた千葉県に生息していたエナガ個体群が眉斑の薄い特性を獲得したものがチバエナガである可能性がある。再び千葉が本州と陸続きになった後もアシ原などが生息や移動を制限する役割を果たしたと述べています。このため、通常エナガとチバエナガが容易にお互いの生息域を行き来することができなかったと指摘しています。
(*)寒冷であった旧石器時代から縄文草創期が終わり、温暖な時代が到来すると、地上にあった氷河が溶けて海に流れ込み海水面が上昇(縄文海進は標高8メートル前後が水面)し、本州から隔絶され島となったと言われています。
(引用)
昆泰要.2023.千葉県周辺におけるエナガ(Aegithalos caudatus)の
日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨.
(写真)









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最終更新日  2024.12.27 12:57:53 コメントを書く


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