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2025.06.25
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5月以降、高原や北日本で見られるモズは、色の淡い高原型モズと呼ばれます。
羽縁の摩耗と退色によって全体に灰色味が強いのが特徴です。
従来は、高原モズは、繁殖の終わった後に高地へ移動した個体と説明されていました。
(高原で観察した高原型モズ)
一枚目の写真は、日光市戦場ヶ原で2015年7月13日に観察した高原型モズです。
上面の灰色味が目立ち、過眼線が褐色で、高原型モズ雌個体と思われました。
(平地で観察した高原型モズ)
2021年4月11日柏市手賀沼沿岸、同年6月30日にさいたま市彩湖で高原型モズを
観察しました。
彩湖で観察した個体は、頭から上面の灰色味が強く、過眼線が黒くて下面に鱗模様はないので高原型モズ雄個体、手賀沼沿岸で観察した個体も上面の灰色味が目立ち、過眼線が黒いので高原型モズ雄個体と思われました。
(西日本のモズは渡り型と留鳥型のふたつが存在)
日本鳥学会2021年度大会で「高原モズのGPS 渡り追跡から探る部分渡り性の進化」と題する講演で西日本のモズの渡り性について調査結果が報告されました。
内容は、「2019年9月から2020 年4 月にかけて大阪で越冬・繁殖のためになわばり形成したモズの雄11 個体にGPS ロガーを装着し、2020 年12 月に5 個体を再捕獲できた。そのうち2 個体のロガーから3 か月以上の移動データを抽出できた」「1個体は大阪府での繁殖後に岐阜県へ渡った「渡り(漂鳥)型」だったが、もう1 個体は大阪に留まった「留鳥型」であった」というものでした。
大阪のモズは「渡り型と留鳥型が同所的に越冬・繁殖する」という形式の「部分渡り性」であるという世界初の報告でした。渡り型と留鳥型が異所的に繁殖(もしくは越冬)するとされてきた見解を覆すものとなりました。
(関東では渡り型と留鳥型のモズが存在するか)
前記で報告したように、2021年4月、6月に千葉県柏市、埼玉県さいたま市で高原型モズを観察しました。身近な環境に姿がないか注目しています。






(引用)
青木大輔・西田有佑・髙木昌興.2021.日本鳥学会2021年度大会講演要旨集p59.





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最終更新日  2025.06.25 13:38:04
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