かい君のよろず日記

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Sep 6, 2024
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ビールをやっとの思いで購入し改札をくぐってホームに降りたが「指宿のたまて箱」はまだホー ムに入ってきていなかった。この「指宿のたまて箱」は特急列車として運行されている。したが って乗車する際には特急料金と指定席料金を別途支払わなければいけない。特急と言ってももと もとは国鉄時代の40年以上前に製造されたキハ40とキハ47という普通列車の車両を改造 したものだ。デザインはJR九州御用達の水戸岡鋭治さんだ。水戸岡さんは豪華列車のななつ星 のデザインなどで知られる人だ。

「指宿のたまて箱」がやっと入線してきた。今回は3両編成だ。車体は黒と白に塗り分けられている。それは、浦島太郎がたまて箱を開けた際に黒髪から白髪に変わってしまったというお話をイメージして いるとう。ホームに到着すると乗車する人たちが代わる代わる車両の先頭で記念写真を撮ってい る。車両の入り口ドアの上からはたまて箱の煙をイメージしたミストが出ている。僕たちも車両 の写真を撮っていざ乗り込もうとしたら、入り口のミストはもう出ていなかった。到着したとき にちょろっと出るだけなのだ。

「つまらないなぁ、せこいなぁ、がっかりだなぁ」

僕は一人嘆いていた。

気を取り直して座席に向かった。木のぬくもりを感じさせるデザインは水戸岡先生ならではのデ ザインだ。今回隊長は進行方向左側の海に向かうカウンター席を予約しておいてくれた。

「いい感じだぞ」

すぐに出発時刻となった。

キハ47はさすがに古く車内はやかましい。そして思いっきり揺れて乗り心地は最悪だ。 アテンダントの素敵なアナウンスも騒音にかき消されて聞こえない。アテンダントのお姉さんも 大きい声で一生けん命アナウンスしてくれているが悲壮感が漂ってくる。

僕たちは、ビールと食糧をあらかじめ駅で買っておいたが車内販売で地ビールなどもあるという ので楽しみしていた。ひとまず持ち込んだビールで隊長と乾杯だ。



「うまい!」

とビールをテーブルに置くが、あまりの揺れでビールが「ビューっ!」と横滑りしてあやうくテー ブルから落ちそうになった。電車に乗ってビールが横滑りしたのは始めてだ。それほと揺れるの だ。枕崎線は線路の保守が悪いのは以前から体験済みだが、今回「指宿のたまて箱」は特急列車 扱いなのでか知らんけど飛ばす飛ばす。キハ47の設計上の最高時速は95キロだが80キロは 出ている。枕崎線は40キロでも本来揺れるのだ。

「あかん、あかん、もっとゆっくり行こう、観光列車なんやから、ゆっくり景色を楽しみたいね ん」

という思いもむなしく揺れまくりの「指宿のたまて箱」なのだ。








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Last updated  Sep 6, 2024 12:46:53 PM
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