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展望テラスで昼食をすませ、搭乗手続きをしに下に降りることにした。
手荷物はもうすでに手荷物カウンターで預けていたので小さなリュックサック一つしか荷物はない。伊丹空港の手荷物カウンターは自動引受のマシーンがずらっと並んでいるのをご存じたろうか。今までカウンターで人間に預けていたのが、マシーンで自動に引き受けてくれるのだ。今回マシーンで荷物を預けようと列に並んで待っていたのだが、混雑していた。そして、マシーンの横の人間がいるカウンターから「こちらへどうぞ」と僕に声がかかり「何だろう」と思って近づいていくと
「こちらでお引き受けします」
という。
「なんじゃい、人間でできるのかい」
と突っこみは心の中に押さえて、荷物を預けるとあっという間に手続きは終わった。
荷物を預け、列から離れると相棒のサヨコさんは、まだ、マシーンと格闘していた。サヨコさんもマシーン受付が終わりこちらに近づいてくると
「どうしたん、荷物、預けたん?」
と言う、
「そうやねん、待ってたらお姉さんがカウンターでやってくれはってん」
「なんや、そっちの方が早いやん、最初からゆうてほしいな」
と、何か腑に落ちない様子だった。
飛行機に乗るときに一番緊張するのが、危険物の持ち込みチェックだ。
べつに悪いことをしているわけでもないのに何故か犯罪者の心理のようになってしまう。
最近では、タブレットやパソコンを別のトレーに出すよう指示されている。
「タブレット出しておくの忘れたらどうしよう」
とか思いながら、慌てていないふりをして作業する。以前はベルトまで外してトレーに載せていたが、一度ベルトを外すのを忘れてそのまま金属探知機をくぐったが、なんともなかったので、以後、国内線では身に着けたままゲートを通っている。センサーにひっかかったことは一度もない。
「思いっきり、金属なんだがなぁ」
と、これまた腑に落ちない僕であった。
僕の荷物はすんなり出てきたが、サヨコさんの荷物がなかなか出てこないようだった。
「どうしたん?なんか変なもの入れてたんと違う?」
「そんなことないと思うんやけど」
と言っていると、サヨコさんの荷物は、ベルトコンベアの分かれ道で、向こう側に行ってしまっていた。
「なんで、向こうに行くんやろ」
と二人して疑問に思ったが、係の人から何の話もなく、これまた腑に落ちないの連続であった。
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