フォーカスチェンジ・フラッシュ

フォーカスチェンジ・フラッシュ

2008.01.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
★今日のフォーカスチェンジ♪


私たちはつながっています。たとえ死が分かつとも。


もうずっと前の話になりますが、猫をひろいました。

北海道の11月の雨の降る寒い夜、
家の外でこごえかけていたのです。

猫はまだ、生後1週間ほどでした。
猫は、そのまま、我が家の飼い猫となりました。


誰にとっても、同じかもしれませんが、


その猫も、我が家には、いなくてはならない存在となり、
たくさんの「名エピソード」を残してくれました。

そして、14年の寿命を全うして、死にました。


猫が死んだとき、私は泣いて泣いて、泣きました。

自分が育てた、という思い入れもあったでしょうが、
それほど、その猫は、強い印象で、
私のこころのなかに住み着いていたのです。


それから、1、2年たったころでしょうか。
その日、私は、うとうとと、午睡をしていました。

不意に、私のかたわらの「空間」が、
ばっと、割れるような感覚があり、



からだが動かなくなったと思った次の瞬間、
胸のうえが、ふっと重くなりました。

何も見えません。でも、たしかに重さはあります。

そして、私の耳に聞こえてきたのは…、
ゴロゴロという、猫特有のあの、のどを鳴らす音でした。




驚きと、とまどいと、よろこびと、
そして、ほんの少しの怖れとが、私を支配しました。

私は、じっと、その音を聴き、
あのなつかしい重さを味わっていました。


どれだけのときが経ったでしょう。
実際には、1分も経っていなかったかもしれません。

「来てくれて、ありがとう。でも、もういいよ。お帰り」

私が、こころのなかでそう言ったとたんに、
ふっと、気配は消えたのです。


ことわっておきますが、私は霊感なんかもってません。
自慢ですけど、ものすごく鈍感な人間なのです。

でも、それは、私にとっては、まぎれもない現実でした。


あれ以来、猫は、二度とおとずれることはありません。

でも、わかったことがひとつだけあります。

それは、死が、すべての終わりではないということ。


たぶん、理屈を超えた、どこか深い部分で、
すべてのいのちは、つながりあっているのでしょう。

そして、時空を超えて、ときには、こんな
いたずらな時間をつくることもあるのかもしれません。


あの日を境に、私は、もう二度と、
猫の死を、悲しまないでもすむようになりました。

見えなくても、いつでもそばにいると、信じられるから。



--かめおかゆみこ発行
   「今日のフォーカスチェンジ」
第218号(2004年6月5日発行)より


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Last updated  2008.01.11 14:22:27
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ぱんちゃん@ Re:こころが動かないときは(12/07) 三秒でもよい。二日坊主の私はいつも片身…
黒澤まちこ@ Re:「あなたが採用決定者です」(10/04) そうなんです。みんなが幸せなら私は幸せ…
くろさわまちこ@ Re:からだの問題だけではありません。(10/04) 上手く言えませんが、そんな感じ。私のな…
みゆ@ Re:「今にして思えば…」 本当にそうですよね 過去をふりかえるより…

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