Kao文字倶楽部

Kao文字倶楽部

2011.07.09
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暑い毎日、どんな風に過ごしていますか~?
Kaoは4日のMINGLEの新宿Jでのライブを終えて、来週まで数曲のアレンジの最終段階へ。現在ピアソラの新たな曲のアレンジに挑戦!作曲家の原曲をゆっくり紐解きながら、分解して仕組みを知る子供のように(笑)なるほど~と感心の連続で偉大な作曲家たちの作品を吟味しつつ、MINGLE流にアレンジ。どんな味付けで新たに甦らせるかは、楽しみの極み!さしずめ夏の集中講座みたいなお勉強モードになっております。

さてそんな中、 リフレッシュを兼ねて梅田芸術劇場でやっている宝塚の雪組公演 ハウ・トゥー・サクシード を見に、大阪まで1泊2日の小旅行に行って来ました!!

大阪までは最近安いパック旅行がたくさん出ていますが、どうせ梅芸に行くならいつも劇場仕事で泊まるようなビジネスパックでなく、劇場の真上のインターナショナルに泊まれたらいいな~・・・という望みもかなえたいなぁ、という気持ちもあり。
パックにすると新幹線や飛行機の便がかなり限られてしまうため、結局このホテル料金を利用しつつ、パックでなく往復交通費もそれぞれ取って行きはぷらっとこだまのグリーン車でのんびりと、帰りは飛行機の「スーパー旅割」を利用。これでほぼインターナショナルを利用するパック料金と同じくらいの値段で、好きな時間に動けるお得感もあって なかなかナイスなチョイスでした。

そんなわけで7日は朝のこだまグリーンでいざ、大阪へ。勝手知ったる梅田に着いてまずすぐに久しぶりの「 梅田はがくれ 」で昼食。 天ぶっかけ 、最高美味しかった!久々にうまいうどんを食べて大阪に来た喜びを噛み締める瞬間~。ぎゃーおっ!!
その後その足で 再来週MINGLEがライブをする「ギャラリー菊」 へ立ち寄り、展覧会「抽象への誘い展」を見学。オーナーの菊本さんと少しおしゃべりを楽しみ、雨の中ギャラリーをあとに新御堂筋を歩いて目的地:阪急インターナショナルへチェックイン。
ホテルは・・・ビューバスルームへのグレードアップをして下さり、お風呂好きのKaoとしてはいきなり感激!ずいぶん前に剣幸さんのディナーショーの仕事で泊まって以来、ずっと憧れだったこのホテルの部屋に。
ステキでした~。初めて川沿い側のお部屋!素晴らしい眺め。

そうこうするうちにご観劇タイムに。オサさんやコムちゃんも見に来ていて、なんとっこの公演は終演後のトークショー付き。出演者の他にOGもトーク出演とあってなんだかお得感がすごかったぁ。(笑)
雪組は昨年の水さん退団時のロジェの仕事以来だったので、キムちゃんのトップを生で見るのは初めてでした。爽やかで痛快な男役がぴったりなキムちゃん、さすがの安定感でコメディを楽しそうに演じていました。ちぎちゃんのバドも最高~。動きとか自分で考えたりもしたのかな。(笑)キリリなちぎちゃんのイメージとは全く違う一面を見て、面白かったですね~。
七夕なのに雨だったこともすっかり忘れて(笑)トークショーも満喫、今一度ミュージシャンやササちゃんたちと合流して お店の閉店まで飲み会。

部屋に帰って・・・わぉ~!ビューバスルーム&部屋から見える夜景にオドロキ!なんとも美しい眺め。先ほどの劇場で同行の友人がゲットしたというDVDを部屋の大ビジョンでさらにご観劇。夜中1時~明け方4時までさらにもう一本観劇した気分。そして長い1日の果て、眠りにつく・・・・。


翌8日も、ただ帰るだけではないのだっ!(笑)昼食後に同行の彼女にぜひ紹介したい場所が・・・。それが、 宝塚の生みの親=小林一三先生の生き様に触れることができる、逸翁美術館&小林一三記念館。 最近の私の関西のお気に入り場所。みんなにどんどん紹介したい、素敵な場所です! 特に宝塚ファンには必見ですっ。
梅田から阪急宝塚線に乗って「池田」で下車。駅から山側に向かって少し坂道を登ったところにある 逸翁美術館 。ここは 小林一三先生に関するものの展覧会を積極的に紹介しています。
私も昨年夏に初めて伺って以来、ここのマグノリアホールで2回ほどコンサートをさせて頂き、音楽的にもいつもお世話になっている素晴らしい空間を持つ場所です!
今回は お茶会で使用されたという茶器など、大事にされていた器に対する先生の美的センスを伺い知ることのできる貴重な展覧会 。どうやら会期が明日からで今日は準備期間で本来は休館ということだったらしく見れないはずだったのですが、特別に明日からの展覧をプレビューでスタッフの方々と共に見せて頂くことが出来ました。
ひとつひとつの茶器に 小林先生の手書きのメモや俳句がさりげなく箱の裏側などに書いてあり、器を見てはその器から歌舞伎の演目や歴史上の人物に共通するイメージを抱いて それらに名前を付けるなど、大変独特のセンスやユーモア、気品で物や人を大事にされた方であって 幅広い興味や深い洞察力に感心させられます。

茶器の展覧を拝見したあと、近くの「 小林一三記念館 」に移動。ここは小林先生のお住まいであった「雅俗山荘」を昨年「小林一三記念館」として新たにオープンしたところで、初めて立ち寄ることが出来ました!いやぁ~っ ちょっと感動的なくらい、満足できる場所です。
小林先生の生い立ちに触れながら、VTRも鑑賞。 電鉄事業にはじまり、阪急電鉄を立ち上げ、宝塚歌劇を作り出し、周辺の住宅地を売りながら街作りをし、阪急百貨店、東宝映画など 本当に人々の生活に次々と 人々が「心から楽しみながら生活できる」という豊かさを自分も追い求め続けて、そしてそれを立ち上げて人々に開放し、街にして根付かせて行くという事業を行っていった方。 現在の大きな企業の大元がすべてこの小林一三先生から始まっているのを知って、宝塚の舞台は その中のほんの1つではあるけれど それがこんな風に今発展して、数年後にとうとう100周年を迎えるまでになっている、というのが ホントにすごい力を持った方なのだとこの家でひしひしと感じます。

お住まいもすごい洋館で、お家に入ってすぐの吹抜けの空間は 木の温かみを感じながらも気品ある玄関口。2階のそれぞれのお部屋も本当に品があるなぁ~と思わせるお部屋や、お庭、お茶室など。見て感じるところがたくさんある場所です。
この品格が宝塚歌劇の「清く、正しく、美しく」に通じているのかと思うと すごく感慨深かったし、そういう気持ちになるような洗練された場所でした。
宝塚の創設時のプログラムや楽譜、昔の映像などもあったりして 本当にあっという間に時間が経過!でも中身の濃い数時間を過ごしました。
ギリギリまでここにいたおかげで、伊丹空港は近いにも関わらず、空港保安検査場に着いた時にはすでに出発便の検査時間の締め切り2分前!!!!ぎゃーっっ。
とにかく無駄がなさ過ぎるくらい時間ギリギリまで 宝塚歌劇に浸りきった2日間の旅。(笑)帰って来てみたらとても昨日出かけたとは思えないほど、3泊4日くらいの中身のあった旅となりました~。いやはや、お疲れさまでございましたー。


もう一度 時間のある時に、また小林先生の記念館を訪れたいです。アーティストとして忙しくしてる中で何かを忘れそうになったとき、あの場所を訪れて まっすぐとした信念を貫きながら気品を失わずに心の美しさを保ち続けることの大切さをいつも思い出したいな。発想の原点の大事さをも感じました。何かを生み出す、ということはこういう発想の展開があるのだ ということも。
宝塚ファンのみなさんには、ぜひともこの創設者:小林一三先生の記念館や逸翁美術館を一度は訪れて頂きたいです!きっと「清く、正しく、美しく」の言葉の本当の意味がよく感じられる場所だと思いますよ~。
ああ~ ホントに楽しく、中身の濃いプチ旅行だった・・・。記念館の前でパチリ。





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Last updated  2011.07.09 04:42:06 コメントを書く


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Kao@ Re[1]:懐かしいディック・リー!(09/25) 田中聡子さんへ びっくり致しました! 世…
田中聡子@ Re:懐かしいディック・リー!(09/25) 初めまして すでに10年以上前の文章をなめ…
Yukie @ Re:イリスの夏&秋のコンサート!(09/23) Kaoさん! 先日のイリス東京コンサート、…
numata@ Re:MINGLE 秋のライブツアー第2弾!新潟編(11/25) Kaoさん こんばんは。 先月の新潟ライブ…
Ken Watanabe @ Re:MINGLE、各地でのライブツアー終了!(07/16) 新潟JAZZ STREET お疲れ様でした。兄弟…

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