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自衛隊にイラクに送るかどうかとか、北朝鮮に拉致された人をどうするとか、松井が新人王に選ばれなかったことはけしからんとかいろんなニュースが巷間をにぎわしています。しかし、国の形を決めているのは何といっても税制で個人と国の関係の半ばはこれで決まってしまうといっても過言ではありません。最近年金財政が怪しくなってきたためかよくニュースになっているようですがもっと多くの人が議論すべき話題ではないでしょうか。国会でそれ以外のことに多くの時間を費やしているのは私には歳費の無駄使いにしか見えません。何故なら日本の税制はずいぶん古色蒼然としているのですから。多くの人は当然と思っている所得税や源泉徴収制度は「戦時の臨時措置」として始められたものですが、平和ボケと言われる今日までそのままですし印紙税なんか取っている国はほとんど世界でも例がありません。現代の金融取引に対応できずに税制に穴が空いていたり、窓口裁量で税額を決めているなんてことも良く聞きます。 そして極めつけは、この国は自分で重要な制度を変えたことがないということです。明治維新や敗戦を除いて制度を変えてきたのは常にアメリカを中心とした外圧の力でした。 理由は明快で既得権に群がる人々が必死で既存の枠組みを守ろうと政権与党に支援しているからです。自民党は一時産業従事者、中小企業の経営者、医師、宗教団体、建設業界、マスコミ、経済団体など既存の制度の恩恵を受けている人々のおかげで議席を獲得しています。もしその既得権にメスを入れるようなことをしたらたちまち政権の座から滑り落ちてしまうでしょう。自民党が内部から改革をしようなどという話は初めから自己矛盾でしかないのです。ですから日本には大きな不公平が厳然として存在しています。サラリーマンなど日本のシステムのダークサイドに居る人は際限もなく収奪されることを運命付けられてしまっています。制度を知ればしるほどその格差は尋常な努力では埋められぬほど大きいことを思い知らされます。私もサラリーマンの一人として怒りを感じずはいられません。(もちろん与党に投票などはしません)
2003年11月13日
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第十六回でほんのちょっとだけ税のことを書きました。資産の蓄積には税の仕組みをうまく活用することが早道です。(もちろんその前にそこそこの収入を得ることも必要です念のため)しかし、税金ってそんなに重いの?という疑問がわいてきます。「金持ち父さん」では半分は国の為に働きと書いてありましたがこの日本ではどうなっているのでしょうか? 余り細部にこだわって計算したわけではないので細かい突っ込みは御容赦(笑)まあとりあえず私をモデルにしてざっと計算してみましょう。年収740万円妻に子供2人のサラリーマンです。大雑把に社会保険料が100万円、所得税35万、住民税40万円、固定資産税が10万円、それ意外にも自動車関連税5万円、揮発油税4万円、高速料金1万円、酒税3万円、消費税12万円であわせて210万円(28%)程度だということがわかります。でもこれにはちょっとからくりがあって社会保険料の100万円は同額を会社が負担しているので実は37%(310万円/840万円)だということがわかります。さきごろ厚生労働省までは租税負担率は50%までに抑えたいと言ってましたから。まだ13%くらいは負担できるとお上は考えているようです。 ふざけるな! 直接目に見える部分は40%以下ですが、日本の物価が高いのは間接的に税負担をさせられているものが少なくありません。政策的に低く抑えられている預貯金金利だって、高い物価だって、免許の書き換えに5千円も取られるのだって間接的な税負担の姿です。そう考えてみると一年のうちに半年間国の為に働くというのは日本でも立派に通用していたことがわかります。 公式には軍隊も持たない平和な国が何故こんなに税金を取っても膨大な財政赤字を抱えてしまっているのでしょうか?答えは簡単で公務員が増えすぎてしまったからです。大雑把な資産で歳出のうち40%が人件費だちいうので平均年収を600万円とすれば670万人、全労働人口の10%が純粋に公務員ですが。これは氷山の一角で公共投資で生活している土建屋や補助金で食べている農業関係者、いっこうに減る気配のない無用な特殊法人など間接的に税金で生活している人は三分の一くらいいるのではないでしょうか。2人の民間人の売上が一人の公務員の生活を支えるのですから税金が高くなるのは当たり前です。(なんだか年金が破綻する解説とそっくりです)長くなりましたので今日はこの辺で。
2003年10月28日
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さて私のゴールは昨日書いたとおり、それほど豊かではなくても残された人生の時間を好きなように使えることになる。ということなのでそれに沿ってゴールを具体的に設定してみましょう。大金持ちを目指したり、ギャンブルラーになりたい人には全く参考になりませんので悪しからず。まず現在の生活コストが月に30万円程度なのでそこそこ豊かな生活と不安定要因の排除のと為にその倍の年間720万円の安定したキャッシュフローが得られればいいでしょう。(202のルールと同じです^^)次に「安定」した投資の利回りを年5%とします。もう少しいけそうな気もしますが投資に時間を割きたくないので低めに設定します。これで簡単に答えが出ます。これから必要な資産額が144百万円(=720÷5%)だとすぐにわかります。 かなり大きな金額ですが。時間をかけて複利の力を利用すれば実現することは可能です。また死ぬとき(85歳を想定)にお金が残らなくてもいいことと、65歳からは年間150万円程度の年金が受け取れることも考え合わせれば少し低くなります。エクセルで簡単に計算できるのですが結論だけを言えば5%の安定運用が可能ならセミリタイヤする年齢により(40才:129百万円)(45才:123百万円)(50才:115百万円))(55才:105百万円)といった具合です。大雑把に100万ドルぐらいと考えればいいと思われます。私はようやく2合目まで辿りつきました。 とりあえず簡便の為110百万円を一応のゴールラインとして。総支出と同額の30万円を年利20%で運用し続けたとすると。11年目に到達できますし、10%であっても15年目に到達します。早いうちからこのことに気がついて節約しながら投資をしていれば問題なく到達できてしまうのです。意外ですか?節約は誰でもできるのですが、やはり一番の問題は平均して10~20%程度の投資収益を上げる為の手法になるでしょう。その気になればそれほど難しいことではないと思いますが如何でしょうか。
2003年10月24日
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あれこれと書いてきましたが初心に帰って考えてみるに、投資に対するアプローチには3つくらいあるのではないかと思います。一つは投資のプロフェッショナルとなることで大金持ちを目指す「金持ち父さん型」。もう一つは堅実な家計を営む傍ら余資を賢く運用し、ちょっとした贅沢や子供の教育、老後の備えの充実などを目指すもので「庶民型」。さらにそのどちらでもなく公営ギャンブルや宝くじの代わりにスリルや興奮を味わおうという「娯楽型」です。当然どんなアプローチも各人が自己責任の上において自由なのですが。異なるタイプの場合には全く話がかみ合いませんし、うっかり助言通りにしたりすると大損をしたりしかねません。 簡単にそれぞれのタイプを解説すれば、金持ち父さん型は起業したり特定の投資分野に精通したり、ビジネスオーナーを目指したりします。食い詰めるのがほとんどですが、成功すれば世界中をお呼ばれ講演して回れるでしょう(笑)庶民型はリスクも低いかわりにリターンも少なくうまくいっても10年働けば質素な生活であればセミリタイヤが可能な程度です。但し、時間を長くかけるのであれば失敗の確率はほとんどありませんしその過程で生活不安もありません。(たとえ一時的でも車の中で夫婦で暮らすのを歓迎する人はいないでしょう。)娯楽型はまったく定見がありません。たいてい手っ取り早い株の信用取引や商品先物なで無一文になります。一時的に金持ちになってもすぐに元に戻ってしまうでしょう。 「金持ち父さん」は啓発書としては良質なものであり、私も大いに影響を受けました。しかしながら自分のゴールがはっきりと見えていなければ「乗り物」を選ぶこともできませんし、第一どっちの方向に行っていいのかわからず立ち尽くしてしまうでしょう。 私が最大の価値を置くのは実はお金ではありません。実はお金は「時間」を買う為の対価であるにすぎません。働かなくてよければ自由に使える時間は劇的に増えます。あり余るお金は時に余慶な心配事をもたらしますが、あり余る時間は心のゆとりと志を遂げる力を与えてくれます。さてあなたは3つのうちどのタイプですか?あなたがいつもお金について話し合っている人はどのタイプでしょう?
2003年10月23日
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しばらく空いてしまってごめんなさい。さて、なぜチャリティが上手く機能しないのかというお話の続きです。いくつか私がチャリティについての誤解だと考えている事柄を列挙してみましょう。①お金が必要(寄付=チャリティ)②無償でなくてはならない③本業とは峻別されている④組織を通じて行うものだ 一方で私の考える定義は、「他人のために何かを行うこと」は全てチャリティである。というものです。仕事もチャリティですし、家事も育児もみなチャリティです。どれも取り組み方次第では他者に大きな利益をもたらします。日本人は自己犠牲を美徳とする習慣があるのか、我が身を削ってこそチャリティだと考える人が多いようです。でもそれはずいぶん狭い考え方です、チャリティはビジネスと同じで高いレベルでは0から価値を生じさせるものではないでしょうか。もちろんその果実を自分がいくらかもらうことは何の問題もないのではないでしょうか。顔の見えない寄付のごときはLoss-Winで残念ながらチャリティとしては考えなしの低級のパラダイムだと思われます。賢明なチャリティとは行うほうも受ける方も双方に利益をもたらすWin-Winのチャリティではないでしょうか。そういうものだけが結果的に長く続けることができ双方に大きな利益をもたらすでしょう。 始めからチャリティと名前がついているものを探すのではなく。チャリティの意味について自分なりに思索し、本当に価値のあるチャリティをしていきたいものです。
2003年10月16日
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CFGではチャリティという橙色のマスがあって、総収入の1割を払うと少しだけラットレースを早く回れる、あるいはチャリティオークションで高額な入札をするともっと早くラットレースを回れるというルールになっています。 これは単にゲーム上のお遊びの話なのでしょうか?ちょっと考えてみるとこのリアル人生ゲームとでも呼ぶべきCFGに現実のデフォルメではないアイテムが登場するとは思えません。やはりチャリティこそは現実でもラットレースを早く抜け出すコツに違いありません。 よく寄付や無料奉仕を「偽善だ!」といって非難する人を見ます。どうも「寄付をする→金持ち→裏であくどいことをしている→けしからん」という論法のようです。もとより「金持ち→裏であくどいことをしている」が誤っているのですが、自分より金持ちに見えることのひがみや、道義心があるように見られることへの羨望がそのようなことを言わせているのに違いありません。 チャリティにはいくつかはっきりした効能があります。①いい気分になれる(自己満足)②感謝される③良い評判を得られる④多くの知己を得られるなどです。①や②はお金は十分にあり生活の心配のない人がチャリティに効能として求めるものであり③や④はお金持ちになるのに役立つ部分です。 ただ、チャリティには影の部分もあります。自分の時間をそれにつぎ込みすぎて家庭不和や職責の不履行が起きたり、自身が寄付の為に困窮をしてしまうようなケースです。なんでそんなことになってしまうのかは長くなってきたのでまた明日。①
2003年10月09日
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さて前回までで日本の不動産を収益還元法でみるとほとんど魅力がないということを述べてきましたが、何故日本ではCFG(アメリカ)のように不動産が有利な投資ではないのでしょうか?それにはそれなりの理由がありそうです。私が考える理由は以下の3点です。①土地神話の名残 収益を生まない土地でも持っていたがる人が多い。投資教育が全く行われていないので空き地を駐車場にするというような預金金利並の利回りで満足している。(現金化しても有利に運用する手段があることを多くの人は知らない)ついでながら、日本が狭いので土地が高いなどというのは全く迷信の類です。もし指弾されるべきものがあるとすれば、無意味な市街化調整や都市計画によってわざわざ土地を狭く使っているということでしょう。余っている土地は身近にも意外なほどあります。②異常な建物価格 日本の建物の耐用年数はせいぜい30年ですが欧米のそれは50年を大きく超えています。気候の問題などもあるのでしょうが2倍もの開きは致命的です。さらに建物の単価はなんと3倍にもなっています。これは長く公共事業で甘やかされてきた建築業界が前近代的な仕組みのままであることと、部材の標準化が進んでいないなどの理由によるものですがあまりにひどすぎます。最初から5倍以上も高い減価償却が必要では採算など合うはずがありません。③高い流通コスト 不動産売買に関する税、手数料は欧米並になった証券売買の手数料とは異なり、何十年も旧態依然のままです。その影響で不動産の売買は日本ではあまり活発にならず、価格を押し上げていると思われます。まあ以上のようなことがわかったところで、土地は空売りするわけにはいかないので不動産価格が下がることで儲けることはできません。不動産価格が収益還元価格まで下がって落ち着くまで不動産は所有するものではなく利用する(借りる)ものであると考えるのが良いでしょう。もちろんこれは国内の状況であって海外が同じ状況だとは限りませんし、(見つかるとは思えませんが)価格が収益還元価格付近のリーズナブルな物件であれば検討する価値は十分にあります。
2003年10月08日
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基本を3点にしぼって書いて見ます。1、取得時にかかる費用は物件価格だけではない、特に大きな補修などをしなくても概ね15%程度余計な費用がかかる。この費用は普通銀行は貸してくれないので自分で手当てする必要がある。2、収益は家賃×12ではなく実際にかかる費用や税金などを考慮して70%程度とみなければならない。不動産屋が高めの家賃や低めの空き室率などを言っている場合もあるので場合によってはさらに収益は落ちる。本当に利益が出ているのかどうかはさらに減価償却を考えなければならない。一般的に単純に売買金額と家賃だけで出したROIが15%以下では採算が合わない。(実質毎年損失となる。)3、銀行は自分で居住しない不動産に対する貸付には冷たい。金利も高めに提示してくるし、貸出額も物件価格の6割ぐらいが関の山である。あまり大きなレバリッジをかけることはできないし、不動産投資を行う為にはかなりの手許資金が必要である。(100万円単位程度では無理です。)それから、物件の単体利回りより高い金利で銀行から借りると実質ROIが下がります。金利が単体ROIより高い資金を借りなければならないようなら、その投資は考え直すべきです。さて、ついでなので上記を少々踏まえて家賃水準と期待利回りから不動産の「適正」価格をはじいてみましょう。家賃月額10万円で期待ROIを10%とすると。年間家賃総額が120万円で諸経費を除いて年間90万円キャシュフローです。諸経費が価格の15%余慶にかかり、20年で全額減価償却するとすると・・・(90-P/20)/(P*1.15)=10%これを価格Pについて解くと545万円になります。ずいぶん安いですよね。実際このような収益還元法で考えると3%より高い利回りの不動産はあまりお目にかかれません。いわゆる投資用のマンションなどはたいていマイナスです。是非とも手近な物件で計算してみて下さい。 そこで「第十七回 利回り」でも述べたお金持ちになる為に最低限必要な利回りが10%程度だったことを思い出して下さい。尋常な取引では不動産でそれだけの利回りが出せないことがわかっていただけましたでしょうか。しかも不動産は実はある程度の建築の素養が必要で勉強することがかなり多いのです。キャピタルゲインが得られそうな状況でもない国内の不動産は私には全く魅力がないように思えるのです。
2003年10月07日
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前回は私の失敗談をでお恥ずかしい話でしたが「持ち家の夢」というのはお金の流れでいえば大同小異になっていることでしょう。要するに日本では住宅の維持コストはかなり高く、それに輪をかけて土地や建物の価格は高すぎるということなのです。どこからどうみても負債以外の何物でもありません。ではいったん失敗してしまったらもう手の施しようはないのでしょうか?実はそんなこともありません。私は数年前に真実に目覚めてから2つの手を打つことを決めて現在実行中です。 そのカウンターパンチとは①不動産の値下がり部分を自分の所得から控除して所得税と住民税を大幅に軽減した。4年間で実質キャッシュフローは300万円程度②前記の「損出し」が終了した後賃貸住宅に移り、会社から住宅補助を受ける。同様物件ではなく通勤時間が半分程度の都心に移る計画だがそれでも年間50万円程度のキャッシュフローの改善になる。 置かれた状況は様々で同じ方法が誰にでも使えるわけではありませんが。智慧を絞ればいろいろ考えられると思います。ただ、現在の住宅用不動産の場合は買うより借りる方が有利なのはまず変わりません。それでもどうしても不動産投資がしたいという困った人には次回に紹介する最低限の基本を理解する必要があるでしょう。
2003年10月06日
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昨日は1500文字を超えて長くなりすぎたので今日は手早く行きます。ネット初期投資の項目を見ていきます。物件は昨日と一緒です。⑪売買代金 1100万円 近隣の売買事例による⑫売買手数料 41万円 売買代金の3%+6% 印紙代2万⑬登記費用 27万円 印紙代22万円(所有権移転20万抵当 権設定2万円)司法書士手数料5万円⑭不動産取得税 33万円 取得価格の3%⑮改装費 50万円 クロスの張り替えや簡単な修理、清掃等。⑯借入 600万円 せいぜい半分くらいしか貸してくれません。⑰借入費用 7万円 印紙代2万、保証料5万円なんだかんだと費用がかかります。結局持ち出しは644万円になりました。一般的に売買価格の15%増しくらいで見積もればいいと思います。昨日の結論と合わせるとROIはマイナス4.4%になりました。直接キャッシュの流出のない減価償却を無視してもROIはマイナス1.4%です。手間がかかるわりに全く儲からないということがわかります。でもきっと不動産業者は家賃と売買代金だけでROIは8.8%だと言うでしょう。預金の金利がほとんど0ですから魅力的に映ってしまうかもしれません。ちなみに10年前に購入時で同様計算した結果の帰属家賃は18万3千円でした。その間の減価償却を超えた実勢価格の下落を考えると実に25万円(年間3百万円)もの家賃を払っていたことになります。私のその他のキャッシュフローが高くなかったら破産していたかもしれません。くれぐれも安易に不動産を考えないようにお願いします。
2003年10月05日
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今日は昨日の式の収益の部分を解説していきます。ただ書いているだけでは面白くないので現在私が所有している普通のマンションの場合を例にとって実際に数字を入れながら解説してみましょう。このマンションに投資したらROIはいくらかまた帰属家賃(実際に月々かかっている費用)はいくらなのかがわかればこの物件を目でなく頭で見ることに成功したことになるでしょう。では早速始めます頭部に付された番号は昨日の式を参照下さい。 物件の概要は築14年の鉄筋鉄骨コンクリートと14階建てマンションの8階部分で占有免責が約70㎡、駅から徒歩15分。その駅は上野から約50分の距離の郊外にあります。管理状況は賃貸専用ではないのでかなりいいです。①家賃 102万円/年(月8万5千円) 言うまでもなく収入の 源泉ですマンション内の同様物件での相場 を適用してます。②礼金 0円 このあたりでは礼金を取る習慣はありません。③管理費 5万1千円/年 家賃の5%が相場です。④修繕費 18万円/年(月1万5千円) 修繕積立金です。 それ以外の故障などはほとんどありません。⑤税 8万9千円/年 実際に課税されている固定資産税です。⑥減価償却費 19万2千円/年 耐用年数を残り26年(耐用 年数を管理状況等から見て40年としました。税法上の60年 などを無条件に適用するのではなく状態を見て決めます。マン ションなので残存価格は考えません)⑦空き室リスク見合い 8万5千円/年 1年のうち一ヶ月は入 れ替えなどに伴って空き室になると考える。決して売れ残るこ とを想定しているのではありません。⑧損害保険料 5千円/年 火災保険です。⑨ローン元利返済 70万円/年 600万円を年利5%の15 年元金均等返済で返済することを想定してます。元金部分が4 0万円で金利部分が30万円です。通常不動産投資の為の資金 は価格の半分程度までしか銀行は貸してくれません。ネット利益を計算してみるとマイナス28万2千円です。減価償却を除いたキャッシュフローでもマイナス9万円です。このままではインカムゲインは期待できません。もう少し工夫が必要そうです。ついでに帰属家賃を求めてみましょう。この物件の近隣取引から推定した価格は1100万円で住宅ローンが500万円残っておりその利率は2.4%です。A現金資産投入の遺失利益 24万円/年 住宅ローンを除いても 600万円が家になっています。現金の運用利率を5%、利子所 得に対する税率を20%として計算してあります。B住宅ローンの金利 12万円/年 500万円の2.4%です。C修繕積立金 18万円D管理費 9万6千円 自分で使うなら支払いが必要です。E税 8万9千円F減価償却費 42万3千円 元金の返済を考慮していないので 1100万円を26年で割ったもの。G損害保険料 5千円年間115万3千円、月額9万6千円だとわかりました。借りている人は8万5千円と管理費の8千円を負担するだけですから。そちらの方が有利です。借りている場合は価格下落のリスクも転勤などによるリスクも一切負わないことを考えれば賃貸している方が得だということになります。一般的に持ち家より賃貸の方が有利になる場合がほとんどなのでご自身の物件で計算してみてはいかがでしょうか。実は10年前に買った時の価格は現在の2倍以上ですから、当時の自分の無知には笑ってしまいますTT。明日はネット初期費用を考察していきます。
2003年10月04日
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長期投資の話になってきたところで、同じく長期投資の対象である不動産についてもちょっと考えてみましょう。CFGの中でも不労所得の代表選手として出てきました。私自身は勝ち目なしとみて手を染めていませんが、多くの人が一度は考える持ち家についての損得が理解できるので知っておいて損はないでしょう。まずは簡単な式を 利回(ROK)=ネット収益/ネット初期投資簡単ですよね、とりあえずここでは将来収益の現在価値への引きなおしなんて、ややこしいことは無視します。収益の不確定性の方がはるかに大きいですからね。そいじゃあもうちょっと分解してみましょう。 ネット収益 = ①家賃収入(満室時) + ②礼金 - ③管理費 - ④修繕費(実費) - ⑤税(固定資産税) - ⑥減価償却費(実質) - ⑦空き室リスク - ⑧損害保険料 - ⑨ローン返済(元利) ネット初期投資 = ⑪売買金額 + ⑫不動産手数料 + ⑬登記費用 + ⑭不動産取得税 + ⑮改装費 + ⑯借入 - ⑰借入費用 細かく見ればまだあるでそうが主な費目だけでかなりあります。さらにややこしいことは賃貸不動産経営は立派な事業であり銀行預金のように収益が固定されているわけではありません。追加投資(修繕)をすればある程度くいとめられますが家賃は建物が古くなれば低下していくのが普通です。ですから当初の利回りが30年後も続くと考えるのは早計です。 長くなってきたので今日はこの辺で、明日はそれぞれの費目に実際の数字を入れて解説していくことにしましょう。
2003年10月03日
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さて長々書いてきましたが、そろそろ別のお話に移りたいので株の話は今回が最終回になります。これまでギャンブル型の短期投資の解説をしてきました。それは私が実際に取り組んだ実績に基いているので書き易かった為ですが、読者の中にはギャンブルという言葉に拒否反応が起きたり、何度挑戦しても勝てないという方もいることでしょう。でも最初に解説した通り株にはもう一つの取り組み方があります。それは「会社所有型」です。 これは、アメリカで2番目に金持ちだというウォーレンバフェット氏が実践している方法です。長期に渡って成長性が期待される企業が一時的に安くなった時に買い、長く持ちつづけるというものです。毎日の株価に一喜一憂する必要もありませんし、会社が見込み通り成長すれば長期にわたって複利で資産は増えていきます。 ただこの方法にはちょっと問題もあります。それは我々にはバフェット氏のような企業を見る目がないということです。基本的なPERやPBRなどだけでその株化が本当に割安なのかどうかもわかりませんし、ましては今後10年成長しつづける企業が容易にわかるくらいなら誰も苦労をしません。値動きの追う苦労がない変わりに、投資を行う前にかなりの勉強をすることが必要になります。さらに、ロング(買い持ち)で入るので万一会社がつぶれたりすれば文無しですから、ある程度の分散をすることも必要になります。要するに有望で割安な会社を複数見付けなければならないわけです。良いと思う企業をストーカーして安くなったところで買うというのも一法でしょう。 ただ、バフェット自身が最近中国のペトロチャイナを買って話題を呼びましたが、株価の長期的な上昇率はその国の長期的な経済成長率と高い相関があります。つまり、現在の日本が長期的に高い成長をしそうでなければ、他の成長国に投資するほうが効率がいいことはわかりきっています。ですから「会社所有型」では海外への投資を考えることも友好な手法の一つになるのです。ただ、市場が整備が十分でない国に投資する際には十分な注意が必要なので、安易に考えすぎてはいけません。為替の心配はその国が成長を続けるなら心配することはありません。たいていは有利な方向に動いていきます。 最後にあなたの汗と涙で貯めた資産が大きな実りとなることを祈っています。注意を守らずにすってんてんになったって当方はいささかも責任を負いませんので悪しからず。
2003年10月02日
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1996年12月初版、著者スティーブン・R・コヴィー、訳者ジェームス・J・スキナー、川西茂、出版社キングー・ベアー、原題はThe Seven Habits of Highly Effective People。450ページほどある内容の非常に濃い本なので片手間では1週間程度かかります。 総合評価は「★★★★★(必読)」です。ただし、これは法則が書いてあるだけなのでこれを生きて自分のものにするのでなければ意味がありません。読んで感動しただけでは何の役にも立たないのです。私は実際に実現できそうないくつかの習慣を生活に取り入れようとして何度も読んでいるわけです。私の友人は訳者のジェームススキナーの「成功への9ステップ」という研修会に参加している人も多くいます。ちょっと高額なので私は行ってませんが少なくともロバキヨの講演VIPで聞くよりは役に立つと思います。 内容の要約はかなり難しいものがありますが、ごくごく簡単に言えば私的な3つの成功と公的な3つの成功、それからそれらを常にレベルアップしていく習慣の7つを紹介するものです。大変利に叶って素晴らしい理論です。一点だけ物足りないのはその源泉となるミッションステートメントの源泉が非常にあいまいな「良心」というところに置かれていることです。あなたは自分の良心ってやつを心底信じられますか?私にはできません^^;かわいい女のコが街を歩いていればすぐに目移りします。(交通事故注意
2003年10月01日
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ジョン・R・エムシュウィラー著、栗原百代訳、2000年12月25日角川書店発行。副題はネットトレーディングのいかさま師たち。原題はScam Dogs & MO-MO MANS Insaide The Wild and Woolly World of Internet Stock Trading。著者はJohn R. Emshwiller。350ページとかなり長かったので読むのにかなり時間がかかりました。 総合評価は「★★☆☆☆(暇つぶし程度)」です。ただしノンフィクションなのでネットに流れる怪しげな情報をもとにトレーディングを行っている向きにはある程度自分のやっていることが客観的に見れていいのではないでしょうか。もっとも私はニュースで売買することなどありませんが・・・ 要約は面倒なので扉に書いてある釣り書きを転記します。「個人投資かという新とを集めるネット・トレーディングの教祖たちは、インターネットの掲示板で、膨大なメッセージを送りつづける。教祖が「買いだ」とのたまえば、世界中の何千もの信徒が買いを入れ「売り」だといえば、売りまくる。彼らの一言で、瞬間的に株価は乱高下するのだ。彼らは新世紀のマーケットの魔術師なのか、それとも天才いかさま師なのか。知られざる、ネット・トレーディングの暗部を抉る、驚愕のドキュメント。
2003年09月30日
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長いことお休みをいただいておりました。まだここをチェックしている人いるかな?ネタ切れになったんだとお思いの向きも多いかもしれませんがまだまだ書けそうです。何となく気分が乗らなかっただけです。むしろここまでほとんど無休で書いてきたのが自分的にはかなり珍しいことなにです。さて、前回は順張りと逆張りがあるという話でしたが今日はレバリッジと信用取引の話です。これらは短期取引にのみ許された注意が必要な取引です。まず信用取引とは、証券会社からお金を借りて株を買う「信用買い」と株の制度融資を使って株を借りて売り、買い戻して返済する「信用売り」があります。CFG202にでてくるSHORTセールスは日本では未発達の貸株市場から株を借りてくるもので「現物売り」というポジションのことです。日本では基本的に使えません。一般的に日本の市場で「売り」で利益を上げるためには信用売りを使います。信用買いの場合は金利は2%程度、信用売の場合の貸株料は1%程度ですが株が不足してくると逆日歩という追加料金が取られる場合があります。6ヶ月以内に反対売買をして決済する必要があります。(だから長期売買に使えない)ただそれだけなら金利もたいしたことはありませんし、手数料は現物取引よりも安いのでなんの問題もないのですが、この信用取引はレバリッジ(てこの原理)を使うことができます。100万円で300万円まで株を買ったり売ったりできてしまうのです。これはどんなことか具体的に説明してみましょう。100円の株を30000株信用買いしたとしましょう。株が予想通り寝あがりして120円になった場合は60万円の儲けになります。ところが逆に下がって80円になったとすると。60万円の損失になります。元金は半分以下になってしまいます。実は信用取引きには証拠金というものがあってその維持率が30%以下になると追証(証拠金の追加)を求められます。すぐにお金が準備できなければ強制的に損切りされてしまいます。それでは前記の例ではいくらになったら追証がくるのでしょうか?正解は96円です。4円下がって12万円の含み損が出ているので証拠金の100万円は88万円に減っています。300万円の30%は90万円ですから既に下限値を下回っているのです。4%くらいの値幅は毎日のように変動するのが普通ですし、120円になる前に96円になる確率はかなり高いといえます。追加資金がないのであれば結局株価が回復しない間に強制損切りとなり破産へ一直線となるわけです。私もレバリッジをかけることはよくありますが、どんなに大きくても資金の150%までですし、そもそもそこまで行く前に損切りの逆指値注文が入っていますから心配はないのです。身の丈に合わない取引にはくれぐれもご用心。
2003年09月29日
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さて、あなたの銘柄は決まりましたか?どれでもいいので親しみやすい身近なものを選んでみてはどうでしょうか。次に戦術ですが、ともかくシンプルな方針を立てることをお勧めします。実際の値動きに直面すると複雑なルールは混乱をきたしてたいてい役にたたないからです。 トレードルールは大雑把に言えば「順張り」と「逆張り」があります。前者は勝率が低いが当たれば大きい大振り、後者はコツコツヒットを飛ばすタイプの戦術です。注文も前者が逆指値(相場が一定以上あがれば買い注文を出し、下がれば売り注文を出す)を中心にするのに対し、後者の基本は指値(始めから売り買いする値段を決めて注文すること)です。 ただどちらにも言えることはLC(ロスカット=損切り)を徹底することです。短期のトレードはたいてい薄利なので大きな損失を蒙ってしまうと二度と立ち直れないほどのダメージを受けることになります。LCには逆指値を使うことになるので、短期売買をしようとする者は逆指値をかけられる証券会社を探すことになります。残念ながら現在国内でこの注文方式が可能なのはKabu.comだけですが・・・ ちなみに私が取っている戦術は相場の反転を捉えて順張りするもので、何日か下げてきた相場が上向くところで買いに乗るというものです。もちろん常にロスカットとセットで注文を出していますので致命傷を負ったことはありません。株の注文の出し方に関する説明はKabu.comでメカルーサー君にでも聞いてみると良いでしょう。
2003年09月19日
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前回はだいぶ話が大きくなてしまったので、ちょと話を戻して短期売買(トレーディング)の為の銘柄選択について今日はお話します。 個々の株はまったく無秩序に値動きするような気がしますが、最近はパッシブ運用(株式市場全体のベンチマーク程度が得らればいいという消極的な運用方法)が増えてきたために、日経平均に選ばれているようなメジャーな銘柄は連動して上下することが多くなりました。 一方で流動性(=出口)を確保することが重要ですから、取引金額の多い銘柄しか対象にできません。ガイドラインを自分の取りたいポジションの100倍の一日平均売買高として検索してみると全てが日経平均に採用されている銘柄であったりします。検索にはこのサイトが便利です。http://superchart.nikkei.co.jp/servlets/Query?SRC=scrn/scrnQ この2つから「結局どれを選んでも大差ない」というちょっと面白い結論が導かれます。実は私はたった1銘柄しか値動きを見ていません。売り・買いのどちらのポジションも取りうるならこれで十分なのです。 ついでに言えば思わぬ乱高下に出くわすので倒産懸念のある会社のポジションを持つことはお勧めできません。相当危険な掛けになります。とりあえず赤字でPBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく下回っていたり、悪い風評がある銘柄は避けて下さい。どれでもいいわけですから過大なリスクを負う必要はありません。
2003年09月18日
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前回は株やそれに類するモノについての課税関係のお話でした。がもう少し自由な立場で考えればさらに選択肢は広がります。その一つはあなたが法人になることです。個人が株式取引にかかわる必要経費として計上できるのは手数料くらいですが、法人なら取引に必要なネット環境の接続費用やパソコン代、株に関する書籍や雑誌の購読料、有料情報を買うならその費用、ちょっと無理をすれば売買指示を出す為の携帯電話の費用や接待費「店番をしている」妻子に給料を払うことだってできます。これらの経費で控除できなかった分だけが法人税の課税対象になります。わずかな額であれば全て控除できて実質無税になってしまいます。ただ、設立費用が20万円法人住民税が毎年7万円くらいかかりますし、確定申告などの手間が増えるので利益が丁度いい水準でなければおいしくありません。 さらにツワモノになると濃くないの市場を使わないという荒業を使ったりします。税務署は徴税コストがかかりすぎるので海外の証券・銀行口座までは調べきれない実情を悪用して税金を払わないというわけです。どうせネット上で取引指示を出すのですから証券会社が海外にあろうと月にあろうと関係ありませんからね。でもたいていは英語なので語学のスキルだけは必要になります。口座を開くときもたいていは日本語は通用しません。海外から円建てで日本市場に参加できればいいのですが寡聞にしてそのような証券会社は聞いたことがありません。ですから海外投資の場合は為替リスクはどうしてもかぶってしまうという欠点があります。 上記は面白そうなのですがやはりそこは違法(脱税)なので遵法精神にあふれる人には向きません。どうしても税金が払いたくないという人にも方法はあります。それは非居住者になることです。サラリーに依存している間は難しいですが株の税金が看過できないほど大きくなっているということはほとんど働くなくても問題のない資産レベルと運用手腕だと思われます。ですから思いきって日本を捨てれば海外での所得について課税されることはありません。(相続などでも非居住者なら抜け道が多くあります)非居住者になったからといって日本に帰ってこれないわけではなく長居できないだけなので遠い国に行くのでなければちょくちょく帰国することはできるでしょう。どこに住んでもいいというのはちょっと楽しげではありませんか?実はこれは私の夢でもあります^^
2003年09月17日
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3は株式や投資信託にかかる手数料の話でした。でも実はもっと大胆に我々の懐を狙っているものがいます。それは税務署です(笑)証券税制は最近ややこしい条件で減税されたりしてますが肝心なことは「総合課税」か「分離課税」かということです。 株式の売買益は分離課税であり、今年から5年間は売買益に対し10%を支払えば終わりです。その他の条件は関係ありませんので実にシンプルな税制です。(昨年までの税率は26%という高率でした)その上損失は3年間繰り越せるという特典もついています。投資信託や商品先物なども同様ですが税率は20%ですし損失の繰越もまだできないなど少しだけ扱いが異なります。 それに対し株式オプションなどは途中で売買するか満期にオプションを行使するかによって扱いが変わってややこしいのですが、通常は途中で売買してしまうので短期譲渡所得とされます。これは一時所得とされて50万円の控除枠を超えると、給与所得の上に乗るので少し高めの所得税・住民税がかかります。概ね年収800万円くらいまでは16.5%、それ以上は24.5%です。いずれにしても株より高い税率が課されるので注意が必要です。
2003年09月16日
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最近グローバルソブリンという名前のファンドを聞いたことはありませんか?株で大損した(笑)父も知人から有利と聞いて資金をかなりシフトしているようです。ある投資顧問がこれにこれに関して注意を促してきたのでその内容を紹介しましょう。 グローバルは「世界の」ソブリンは「政府」をさしますが、債権の話の中では各国の国債や政府保証債を指します。日本の国債が0.1%という低金利であるというのにこれらのファンドは5%以上の高利回りで計算した分配金を毎月払っています。満期まで持っていれば債権からの収益はデフォルト(国家破産)でもないかぎりは安全だと思えます。しかし、そもそも債権は株ほどではありませんが価格の変動するリスク商品です。昨今の短期金利の上昇(債権の価格は下落)を受けて債権は損失を出しています。債権に投資しているこのファンドの価値も毀損しているのに手間のかかる毎月の分配を高利回りでしているのですから。ファンドの価格が下落するのはあたりまえです。結局資金を預けてその一部を毎月分配してもらっているようなことになっています。 そもそもほとんどリスクのない国債をファンドの買う理由などはありません。株の場合は共分散の理論を使って高い価格変動リスクを抑える効果が期待できるものの、始めからそんなリスクがない債券ではわざわざ維持管理手数料を毎年払ってそのようなファンドを組む必要などないのです。証券会社は高い取組み手数料が入るので売りたがりますが、単に自分の気に入った国の国債を買うのが有利なことは明らかなのです。 年金に対する不安感から最近売れているようですが、今一度良く考えてみることをお勧めします。
2003年09月15日
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昨日は期せずして眠りに落ちたため書けませんでした。いつも御覧いただいている方々には申し訳ありませんでした。m(_ _)m 今日は株の売買コストにかかわる話です。前回に書いた通り取引コストが高すぎると尋常な勝ちではコストを吸収しきれず利益をあげることはできません。例えば悪質な?投資信託でぇあ取組手数料が3%毎年の管理手数料が2%なんていう法外な料金を取るものがあります。必ずボロ勝ちできるなら問題ありませんがこれほどのコストを支払ってしまったらほぼ確実の儲けは出ません。典型的な「始めから損をすることがわかっている」取引です。 さてここでやや唐突に結論だけを言えば、証券会社から「ここだけの」情報をもらってもたいした役には立たないので売買手数料がとにかく安いネット証券を選ぶのがいいです。テクニカルな注文が出来たり注文の執行スピードが早い、システムが安定しているなどのメリットがあればさらにいいです。証券会社の倒産を心配する方もいますが、基本的に全て分別保管されていて株や預け金が帰ってこないことはまずありません。 ついでに投資信託の話を少しすれば個別株に比べれば取組時手数料は数十倍も高く、毎年の維持管理手数料も高いのでよほど腕利きのファンドマネージャーがいるのでなければあまりお勧めできません。ただ小額の積み立てができる、銘柄を選ぶ手間がかからない、海外の馴染みのないマーケットにも投資できる、個別株よりもリスクを低くできる(もちろんリターンも低くなりますが)などの魅力もあります。実は上級者?がファンドを買う場合はインデックスファンドやETFを買います。手数料が格安である上に、証券会社の恣意を入れることができないからです。(要するに証券会社はよくインチキをするので手放しで運用を任せることはできないのです。)私はこれから経済成長が見込める国のインデックスファンドを買ってみたいと思います。その国の経済成長率と株の上昇は実は強い相関があるからです。
2003年09月14日
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いつも説教くさい話で彩りに欠けるので、今日の飲み会での話題などを書いてみます。今日はかつてゲーム会で知り合い現在は現実の世界でラットレース抜けに格闘しているMさんと、サラリーマンをしながらMさんなどと一緒に少しずつ投資の道を歩みはじめているYさんと3人で新宿で一杯やってきました。目的意識が共通なのでゲーム会の2次会と同じにいつでも大変盛り上がります。おかげであやうく終電を逃すところでした^^;日記が日付を超えてしまい申し訳ない。 いったいどんな話をしているのかといえば、金持ちになるのに必要な資質は何か?とか富の還元チャリティの方法論とかWin-Winの関係がどれほど有利か、またそれを築くためには具体的に何をしたらいいのかとか最近検分した利殖に関する具体的な事例であるとかまあおよそ自己啓発系の内容のほとんどを網羅するような感じです。ここまでつっこんで話せる友人はなかなか見つかるものではありません。最近生きたお金の使い方を勉強中の私は「気持ち良く払う」というちょっと勇気のいる行為にも挑戦してみました。今日の話題の中心にあったのは「与えた分だけ与えられる」ということだったせいもあるかもしれません。 キャシュフローゲームがお金のIQを高めるために必要なら、お金に関するEQを高めるのはお金よりも大切なものをたくさん持っている人々から積極的に話しを聞くことではないかと思っています。Y氏から本田健の小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」をもらいました。書いてある内容も素晴らしいですが、著者が無償で本を配布することで得た富を還元する姿に感動しました。私は単にお金を出すチャリティは自分の為にしかならないが、そのお金を使って自ら考えた人助けをするのは相手の為にもなると思っています。願わくは本田氏のような生き方をしてみたいものです。
2003年09月12日
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さて昨日の続きです。株でそこそこの勝負をしようと思うときに最低限守らなければならない決まりとはいったい何か?ということですがとりあえず以下の3点を挙げたいと思います。1、コストを抑える 株にかかわるコストは2つ。一つは証券会社に支払う手数料や貸株料、金利などです。そして二つ目は利益に対してかかる税金です。自分の取引にどれだけのコストがかかっているのか鈍感な人は決して利益をあげることはできません。これは家計でも商売でも投資でも全く同じことです。2、感情をコントロールする 株が業績もまったく変わらないのに短期変動するのは、株式全体の需給や海外市場の動向などにもよるのですが、多くは市場参加の熱狂と恐怖の産物です。一番の買い場は恐怖の闇の中に、一番の売り場は熱狂の渦の中にあります。自分も同じように周囲に流されてはカモにされてしまいます。ニュースや勘で売買するのではなく株価に現れる熱狂や恐怖が冷静に見極められれば勝てます。3、出口があることを確認しておく 株は反対売買をして決済して利益が確定します。売買がほとんどない銘柄はわずかな取引で急騰急落を起こしますし、倒産が懸念される会社に全財産をつぎ込めば瞬時に紙屑になる可能性もあります。これは取引の最後までを考えずに行動した結果です。あらかじめ出口を確保しておくことが大事です。これからしばらくは株の話を続けます。明日からは上記3点を具体例にしていきます。
2003年09月11日
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利回りの話になってきたところで、CFGではほとんどの人がお世話になる株お話をしてみましょう。株は自分のお金をお金儲けが上手い会社に託して利益を上げてもらう仕組みですが、アプローチは割合にハッキリ2つにわかれます。大多数は短期の価格変動によって利ざやを得ようとする「ギャンブル型」。ゲームの中でもそのようなものとして登場します。もう一つは本来の形でもある会社が成長しつづける限り持ちつづける「会社所有型」です。 今日は多くの人が利用する「ギャンブル型」の解説をします。あなたはヤフーファイナンスをご存知ですか?今はネット環境があれば株価情報などはいつでも入手できます。銘柄によってまちまちですが1年間の株価の最高値はおおむね最安値の2倍ほどあります。会社の業績に変化がない場合でも世間の噂や株式市場全体の需給関係、人々の熱狂や恐怖によって株の値段は常に変動しています。売りと買いが出会って取引が成立するのですから、わずかな配当を除けばゼロサムゲームの厳しい戦いです。さらに証券会社に支払う手数料や利益に対する課税まであるのですから。90%の人は損失を重ねて市場を去るといわれています。 それでは勝ち目がないのかというとそうでもありません。実際に私も毎年10%の中に入っています。いくつかの基本的な注意事項さえ守れば勝率は高くなってきます。続きはまた明日。
2003年09月10日
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日下公人著、1999年9月竹村出版。書評が続くとずいぶん本を読んでいるように見えますが、普段の読書時間は通勤時間の一部の1時間だけです。この本はとても読みやすかったので2日で読めました。 まず総合評価は「★★★★★(必読)」です。お金に関する一般論にはやや学者臭があるものの、「金持ち父さん」にはわずかしかでてこない生きた金の使い方の考え方が秀逸だと思うからです。お金と目的(幸せ)との関係を等身大に表現していて好感が持てました。お金は良い使い方をすれば大きな価値を生みますが、近年拝金主義が台頭するなか良いお金を使う能力はどんどん退化しているようです。お金に追われる毎日は最悪ですが、無為に貯蓄したり必要以上に利殖を求めたりするのはこの能力の不足によるという見方です。また「1千万円稼ぐ早道は誰かに2千万円儲けさせることだ」とか「お金に関する裏情報やテクニックより社会とお金に関する真理を知ることの方が役に立つ」とか「自分のやりたいことは幸せの基準はお金に関する本にはどこにも書いていない」というようなお金に対する柔軟な考え方はきっとあなたに新たな視点と希望をもとらしてくれるでしょう。 本の価格は1500円ですが、古い本なので恐らく図書館で手に入ると思います。(私も図書館で借りてきました)
2003年09月09日
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あまりコラムを続けているとネタ切れになりそうなので本当の?日記や読んだ本の感想などを時々入れていきます。最初の本は202年10月に日本経済新聞社が出版した「税をただす<なにが活力を奪っているのか>」です。コラムをまとめて本にしたやつですが図書館で借りて読みました。章立ては以下の9つからなっていました。1.「社会主義」卒業できず2.データが暴く税の矛盾3.企業再興への壁4.森をみぬプロたち5.検証 税制改革論議6.税あって経済なし7.巣くう既得権8.提言 活力ある日本へ9.民間提言のポイントさすが日経新聞社よく調べた上で資料も豊富です。コラムでも書いているように税は国の形を決めています。日本が「社会主義」なのは多くの人が認める事実なのです。必ずしも税制だけが元凶だとはいいませんが大きな部分を占めていることは間違いありません。日本が21世紀も繁栄を謳歌できるかどうかについてこの本を読むと暗澹たる気分になるかもしれませんが問題のありかを正しく認識することは「国家斉唱」させるより最優先で子供達に教えられるべきだとは思いませんか?章の名前だけで全くなにが書いてあるかわからないなら一読の価値は200%あります。もちろん読み損なった回が気になっている人にも(笑)
2003年09月08日
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今日は初物のゲーム会に参加してきました。主催者のwatervalleyさんとは以前から知り合いだったのですが。一切公募していないのに14人ほどの人が集まりました。私はいつものように?202卓でバンカー件インストラクター件プレイヤーで忙しく働いて来ました^^; 本当はPCを使った「リアルCFG」といようなものを作ろうとしていたのですが、サボっていて全然製作がはかどらないので今回は1回目については最近発売された公式の202日本語カードのお試しをして、2回目は先週の合宿にも持っていった私製の意地悪カードが入った203ともいうべきローカルカードで行いました。 発売された日本語版202のカードは101の評価と大差なく、全く期待はずれのものでした。(マイクロマガジン社さんごめんなさい嘘がつけない性格なもので・・・)1万4千円も出す価値はないかもしれません。203は見たこともない株取引のカードやら怪しいマーケットカードが炸裂しかなり面白い展開になりました。わずかに4人の卓でしたがけっこうお楽しみいただけたみたいです。 これを読んで「やってみたい!」と思われた方は連絡下さい。今月23日に開かれる次回の渋谷ゲーム会にご招待します。但し、挑戦者は「こんなカードがあったら面白い」というアイデアを最低1つ考えてくること。カードの種別は問いません。 2次会は渋谷という場所柄もあって3次会までで5千円ほどかかりました。お酒の飲めない女性などもいますし、できることならお食事会+ドリンクバーまたは喫茶店で粘るという組み合わせで安価に話をできるのがいいなと思います。でも渋谷は街行く女性に目移りしてなかなかいい街です。毎日通っているのですが、見聞を広げる為にたまには途中下車しなければいけませんね^^
2003年09月07日
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前回のシミュレーションを踏まえて、利回りの目標値を20%としてみましょう。CFG中の投資物件の中では低めのものですが現実はどうでしょうか。まず銀行預金はせいぜい0.1%、株の配当は3%くらいまで、低格付の債券なら8%のものもあります。これらの誰でも思いつくような「消毒された」投資では目標達成はおぼつきません。お金持ちになる為にはまず目利きにならなければならないのです。ロバートキヨサキは小規模な不動産に関しては目利きなのではないかと思います。目利きになるとキャピタルゲインを得ることができます。そうですお金持ちになる為にはキャピタルゲインを得ることも必要なのです。 そもそもキャピタルゲインとは皆が価値を見出さないものに人に先んじて価値を見いだすことで得られる所得です。株なら将来成長しそうな企業を選ぶ、または極端に割高・割安になっていることがわかることだし、不動産なら時価動向や環境変化をつかみ、建物の価値を正しく評価することが大事になるでしょう。 そんな中で私がどうやってお金を働かせているかといえば、国内の株式の運用です。不動産はかなり時間もかかるし、現在の日本の不動産価格動向は芳しいものではありませんからね。株はリスクも高いですが20%程度を増やすのはそれほど難しいことではありません。片手間でできるので忙しい?サラリーマン向けかもしれません。
2003年09月06日
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ちょっと唐突な感じもしますが今日からは第十一回で紹介した魔法の式の第二項でお金がお金を生むIクワドランとのお話です。そもそも不確実なリスクの世界で安定した利回りなどというのは事故矛盾しているような気がしますが、便宜的にFIが高いほど利回りが上がり毎年資産を増やしていけるものとしましょう。経済的自立を果たす(=ファーストトラックに出る)ということは働かずとも望んだ生活レベルを維持できることですから式で書けばこうなります。支出 > 資産 * 利回りなんだか拍子抜けするぐらいかんたんです。仮に支出を年間1千万利回りを定期預金並の0.1%とすると・・・資産は100億円あればOKです。(税を考慮せず)税金を考慮した上で毎年300万円ずつ貯蓄していくと1800年以上もかかることになります。さすがにそこまで長く働くことはできないので、預金なんぞしてたのでは生涯ラットレースかな抜けられないことは明白です。 気を取りなおして支出や利回り、毎年の貯蓄額を調整してみましょう。支出五百万、毎月20万の貯蓄、年利20%なら16年になりました。ちょと長いですが若いうちから始めれば何とかなりそうです。ちょっとインチキして202みたいに初期資産を入れて計算してみましょう。支出6百万、初期資産2千万円、毎月25万円の貯蓄、年20%なら・・・4年。 勘のいい人はお気づきと思いますが、最後のは私のマスタープランに近いものです。いづれにしても年10%程度の利回りでお金が働いてくれないと生涯ファーストトラックには出られないということが何度も計算してみるとわかります。次回はそれを踏まえて投資対象などを考えてみたいと思います。
2003年09月05日
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サラリーマンとは従順な子羊のごときものです。税金という狼からは逃れることはできません。一方でこの国ではほとんどの自営業者が税金を最低限しか払っていないという事実もあります。必死で実を結ばない税制改革を後押しするよりも、ここは手っ取り早く有利な方につくのが上策です。つまり税金を「節約する」為には自分の会社を作ることが必要なのです。いちばんいいのは「サラリーマン」を主な事業とする法人を設立し給料を自分の会社でいったん受けて経費を控除し、いちばん税金や社会保険料がかからないように自分の給料を決めることです。高額所得者ほど効果はてきめんで1000万円以上も収入があるなら少なくとも200万円程度は流出が抑えられます。肝心なことは「課税前に経費が使える」ことと「自分の給料を自由に決められれば所得税と社会保険料は骨抜きにできる」ということです。上記の策が難しいなら、妻のパート収入や副業の収入を法人で受けるという方法もある程度の効果があります。税のコストを抑えることは「資産を守る技術」なのでこれを知らずにお金持ちになっても手の隙間からどんどんお金がこぼれおちていきます。結局極端に収入が多いひとをのぞいてはこの技術の巧拙が運命を大きく分けることになるのです。知らぬはサラリーマンばかりなりけり。
2003年09月04日
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とつぜんですが持ち家と賃貸とどちらが得か考えてみたことはありますか?「ごみ投資家」シリーズにもつぶさに書いてありますが本来は市場原理が働いて持ち家と賃貸に優劣はないはずなのですが、実は持ち家には「持ち家神話」プレミアムがのっているだけ割高になってしまっています。賃貸ならば毎月家賃を払わなければならないので本当のハウジングコストが見えている分身のほど知らずな広い家に住んだりはしません。しかし、銀行が今のところ低利で貸してくれるとなると後先を考えずに必要もないほど広い家を買ってしまう人が後を絶ちません。 これはあくまで個人的に試算してみた結果なので参考ですが、持ち家の場合には毎年2~300万円、賃貸なら150万円、寄宿(親元または寮や社宅など)なら50万円程度が家にかかるコストです。お金持ちになりたいなら『絶対に』家を買ってはいけません。家を買うと生涯年収3億円のうち元利の支払いだけで20%の6千万円を使うといわれていますが、このコストが下げられれば劇的に家計は改善します。日本は一応資本主義の国ですので自分の稼いだ金で贅沢をするのはかってですが、値段も知らずに買い物をするようなのはただのバカ者です。 私は10年ほど前に家を買って必死に住宅ローンを返してきましたが1500万円ほどの含み損を表に出して持ち家を清算し寄宿に近い借家に変えることにしました。所得税と住民税を200万円以上軽減し、毎年のキャッシュフローは150万円近く改善します。これだけでも投資原資をかなり捻出することができるでしょう。
2003年09月03日
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あなたは車を持っていますか?もっていなければ読み飛ばして結構です。でも持っているなら一読をお勧めします。 あなたの車は月に何km走っていますか?毎日使っているならそれは生活に必要なのでしょうから、安くすますことを考えるしかありません。でも一ヶ月に一度くらいしか動かないようなら。思い切って車を止めませんか?そいつはとんでもない「負債」です。 そこそこのクラスの新車を5年毎に買い換え東京の通勤圏に住んでいるとすると、ざっと維持費は年間100万円近くにもなります。内訳は車体の減価償却40万、駐車場20万、税・保険・車検15万円、燃料・オイル交換15万円、高速・洗車5万円といったところです。つまりほとんど乗らない車を止めればかなりの金額を節約することができるのです。車がない分タクシーを利用したり、家族旅行に余分な費用がかかったとしても月に5万円程度にはなると思います。 車が日本の基幹産業の一つでもあって誰でも自家用車を持つようになってきましたが、意外に利用頻度が低く無駄な維持コストを負担しているのが実情です。自分のライフスタイルと費用対効果をもう一度考えてみてはどうでしょうか。
2003年09月02日
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保険会社に勤めている人はいますか?あなたは非常に恵まれています。日本では保険は入るものではなく売るものだからです。 実は私が真っ先に手をつけた利益実感のない支出はこの保険です。調べれば調べるほど酷い仕掛けです。いろいろなHPで詳しく出ていると思うので簡単に説明しますが、保険は金融取引としては最低のものの一つです。時には預金よりもひどいことになります。実際私も生命保険や損害保険に長いこと入っていましたが社会人になって15年一度も保険請求をしたことなどありません。解約返戻金やら所得税の控除やらを考え合わせても700万以上はお金をどぶに捨ててきました。 日本の保険料は実は海外のそれに比べて1桁保険料が高いって知ってました?法律で参入障壁をもうけて村の平和をむさぼっていますが、海外の保険会社のサイトへいけばすぐにわかりますよ。(もちろん英語ですが^^;)要するに日本の保険は始めから損が確定している取引なんです。かんたんに説明するとまず払った保険料はその瞬間から20~25%が経費として保険会社の収益となります。(費差益)それから死亡率などが予定より低ければこれも保険会社の収益となります。(死差益)これらを資金運用することによってなんとか埋めていた(利差益)のですが最近は逆鞘となっているので最終的に半分になっているというのが実態でしょう。外交員のおばちゃんの口車に乗って何百万も寄付するのはお人良しすぎるとしかいいようがありません。 結論だけいえば、保証はほとんど必要ありません。どうしても心配なら掛け捨てで安価な共済系のもので十分です。一刻も早く損切りしてこれ以上の損失を防止すべきです。平均的なサラリーマンで年に50万円近くも保険に入っている例が数多くあります。よほど死ぬ自信があるなら別ですが・・・
2003年09月01日
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今回は普通の日記です。 昨日、今日とお誘いをいただいて、伊豆下田へ一泊二日の旅行に出かけて来ました。海を飽きるほど見て、温泉に入り、美しい砂浜で戯れ、皆で食事を作り、キャッシュフローゲームを楽しみました。ちょっと強行軍だったのでさすがに少々疲れました。 今回行ったのは下田から2kmほど先の多々戸浜にあるプチホテル。(詳しくはHP参照 http://pizu.net/vessel/ ) 首都圏からはちょっと遠いのが難点だが水質は非常に良く波はまずまず高さがあり遠浅の砂浜にはボディボードをする人が数多くいた。あまり多くの海に行ったことはないのだが私の記憶では沖縄の残波ビーチの次にきれいだった。 キャッシュフローゲームは一応2ゲーム行われたが、強行軍の疲れで2ゲーム目は途中脱落者続出。この日の為に作った数多くのエクストラカードは結局一部しか日の目をみなかったのが残念である。 行きに立ち寄ったのは伊豆高原駅の近くの赤沢温泉 http://www.dhc-resort.co.jp/onsenkan/ DHC風呂が売りだが相模灘を見下ろす絶景の露天風呂は素晴らしかった。帰路はぐっと質素に土肥の元湯温泉に。ここは何とこの辺の銭湯より安い300円!伊豆はどこもかしこも温泉だらけという感じ。 今月はかなり出費がかさんだので来月は心しなくては。でもたまには心と体をリフレッシュするのもいいもんです。これも一緒に行ってくれる仲間があってこそですね。
2003年08月31日
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昨日は投資に回す最初の資金は働いて節約して貯めるのがいいというお話をしました。給料はなかなか上がらないので手っ取り早いのは支出を押さえることです。たいていの場合は支出を押さえれば投資に回す十分な資金が捻出できると思います。 支出を減らすといっても、トイレットペーパーを短く使ったり、電気を細かく消すとか、アイドリングを止めるとかそんなわずかな事ではどうにもなりません。(環境にはやさしいかもしれませんが)支出額の大きいものにメスを入れなければ支出は抑えられません。ずばりターゲットは「保険・車・持ち家・税」の4つです。これらの金食い虫をなんとかすれば劇的に家計は改善します。 実際私も改善途上にあるのですが20~30万円程度毎月投資原資を残すことができています。投資原資が急激に増えたおかげで投資収益も見るべき金額になってきており、正のループができつつあります。 明日からはそれぞれをどう対処していけばいいのか各論のお話をしていきます。
2003年08月30日
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これは「ゴミ投資家」シリーズのパクリなのですが。とても大事な式なので是非覚えて下さい。お金の物語のあらすじは枝葉を除けばみんな次の式ので説明がつきます。これは家計でも起業でも国家でも同じです。 キャッシュフロー(資産の増分)=(収入-支出)+資産*利回り この式からわかることは至極単純な事実です。お金持ちになるには3つの方法しかありません。①収入を上げる②支出を下げる③利回りを上げるの3つです。誰でもわかりますよね。より少ない労力でキャッシュフローを大きくできればそれはお金持ちへの近道です。 現実にサラリーマンがすぐに実行できるのは②の支出を下げるです。それでも(収入-支出)が一定の水準にならないならば、収入が少なすぎるのでもっと稼ぐことを考える必要があります。そこで貯めた投資原資が一定以上に達すると③利回りを上げるが大きくなってきます。「金持ち父さん」を読んだ人はすぐに投資(=利回りを上げる)に走る傾向がありますが物には順序があります。 例えば100万円のキャッシュを積み上げたいと思ったら、借りに10%の利回りが得られるとしても1000万円の資産が必要です。一方で100万円を節約するのは存外簡単です。確実にキャッシュを積み上げる方法があるのに、僅かな金額の運用に腐心するのは効率が良くありません。(利回りの効果を実感するには数千万円という資産が必要です。) ではどれくらいのキャッシュフローが必要なのかといえば、可能なら月20万円、少なくても10万円程度のキャッシュフローがなければ残念ながら尋常な利回りでは生涯お金持ちになれないでしょう。普通に働いてもそれが実現できる人とそうでない人の取るべき戦術はおのずと違って来るわけです。 次回はこれから資産を築いて行く人の為に「種銭の稼ぎ方」という題で書いてみたいと思います。
2003年08月29日
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今日は上がり方の話です。ちょっとネタバレかもしれませんので、自力で効率のいい上がり方を見つけたい方は見ないで下さいね。 CFGには大きく分けて2種類の有効な取引があります。202ではカードの名前が(Capital Gain Card と Cashflow Gain Card)となっていることからもわかるように株や一部の不動産のように資産を売買することで売買差益を得ようとする取引と、不動産やビジネスのように資金を安定した収入に変える取引です。 具体的な手順としては概ね以下の通りです。①自分が上がるのに必要なキャッシュフローを確認する。②ゲーム上の平均的な利回りなどから必要な資金を計算する。③必要な資金が貯まるまではキャピタルゲインを追求する。④資金が目標額に達したらそれをキャッシュフローに変える。 例えばエンジニアだったとすれば最初の支出は3210ドルです。202ならこの2倍がファーストトラック行きの条件ですから、①は6420ドルだとわかります。次に少し辛めに見て利回りを20%とすると6420ドルの12ヶ月分は77,040、これを利回りの20%で割ると385,200ドルとなります。途中で子供が生まれたりして支出が増えた時は厳しくなりますが概ね50万ドル程度あれば十分上がれそうです。②は4~50万ドル。あとは③と④の指針に従っていけばいいだけです。簡単でしょ? これは実生活でも同じですが、利回りがやや低めだた確実にキャッシュフローをもたらす債権や不動産などはお金ができてから必要ですが、お金が少ないうちはキャピタルゲインを狙う方が合理的なのです。もちろんその前には種銭を作る為の家計収支の黒字化は必須です。さて、これを読んだあなたはもう初心者卒業です。次のゲーム会では真っ先にファーストトラックへ行って下さい。
2003年08月28日
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今日のテーマは株です。CFGの中の株は単純明快で安く買って高く売ればいいだけです。親切なことに価格帯まで書いてあるので今安いのか高いのかはすぐにわかります。 但し、CFGの株式は大幅に時間を縮めています。現実には短い期間でゲームのように値動きすることはまれで、長い時間かけて起こるものだと思って下さい。 多くの人はてっとり早く稼ぐために短期の売買をしたがりますが、これは手数料の格安な丁半博打なので十分な資力と経験がない方にはお奨めできません。ただ宝くじや公営ギャンブル、パチンコよりはるかに勝てる確立は高いので、まずは小額で試してみてはどうでしょう。日経新聞を見る目も確実に替わるでしょう。 明日のこのシリーズの最後で上がり方の話を簡単に書いてみます。それがわかればあなたもCFG上級者かも。
2003年08月27日
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今日はゲーム中に出てくる良い借金の話です。昨日の話で借金を返すのは運用利回りと支払金利の大小によると書きましたが。それなら「運用利回り>借入金利」ならば借金をしてもいいわけです。このような場合を指して良い借金と言うわけです。 ゲーム中に不動産カードの典型例として「4-plex、価格10万ドル、借入8万ドル、キャッシュフロー600ドル、ROI36%」という取引があったとしましょう。これは良い借金なのですがもう少し分解してみるとはっきりします。キャッシュフローとして損益通算されてしまってますが、8万ドルに対する金利を12%とすると毎月の支払い金利は800ドルです。それを支払って600ドル残っているのですから賃貸収入は1400ドルです。価格が10万ドルですからこの物件自体の利回りは16.8%となります。金利より利回りが高いので借り得になっているのです。 実際には建物の減価償却や税、売買手数料、修繕費、空き室リスク、保険料、管理費用なども考える必要がありますし、物件価格の80%も借り入れることはかなり困難です。なによりこんなに割のいい取引はこの日本では非常に少ないです。あわてて不動産屋に走ったり、競売物件を探しに行ったりしないように。 今回はちょっと数字がでてきてややこしい話だったので、次回はぐっと簡単に株の話をしようと思います。
2003年08月26日
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今日の論点はずばり「金利」です。実はCFGでは最初からプレイヤーは借金まみれです。借金王の医者は実に40万ドル近く!年収の2.5倍もあります。まずは借金を返した方がいいのでしょうか?借金の種類も5種類くらいあって迷いますよね。計算するとわかりますが各々の借金は金利がまるで違います。年利にして6~60%なので是非自分で計算してみて下さい。借金を返した方がいいかどうかは、手持ちの資金を運用したときに得られる期待収益と金利の支払いのどちらが多いかで決めるのが一応合理的です。例えば30%で運用できそうなのに10%の借金を返してしまうのは惜しいということになります。ですからゲームの中での平均的な運用利回りがわかればどうやって借金を返したらいいのかわかるようになります。但し!実生活では借入金利を上回る期待収益を得ることはかなり難しいので、普通の人にとって確実な運用は借金を返すことなのです。 なんだか借金についてかなりネガティブな意見になってしまいましたが、良い借金というのもゲームの中には出来てます。次回はそれについてお話しましょう。
2003年08月25日
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いわゆる必勝法ではないので悪しからず。これはゲームを通して何に気付いて欲しいのかです。たくさんあるのでしばらくシリーズは続きます。もうよくわかっている方は笑って読み飛ばして下さい。 まずはゲームの最初に配られる職業カードの話です。ほとんどの人が純粋にゲームの上で「キャッシュフロー(給料?)」が少ないと思うだけです。でもちょっと待て下さい。本当にそうでしょうか?貴方は自分の毎月のキャッシュフロー金額を把握していますか?家計簿をつけてみなければ比較することもできませんが実は職業カードにおける毎月のキャッシュフローは平均して給与の総収入の25%という高率です。私も収支改善に相当の努力を払いましたが35%が限界です。要するにゲームのスタート地点に立つためにはこのくらいのキャッシュフローが必要だということなのです。また安定したキャッシュフローは投資原資を得るという直接的な意義の他に、リスクを受け入れる心理的な余裕が生まれるという副次的な効果もあります。 さあこれを読んだあなた。今日から家計簿をつけましょう。そして自分がスタートラインに立っているか確かめ「自分の職業カード」でゲームに参加してみよう!
2003年08月24日
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日本語版が発売されたせいもあるのdしょうが、キャッシュフローゲーム会は数が増えてきました。少し前は東京が中心だったのですが関西や関東近県などでもかなり開かれています。キヨサキは宣伝の為?もあってこのゲームを月に一回繰り返しすることを薦めています。ボードは高いし、場所や仲間の確保も大変なのでゲーム会は実にありがたい存在です。良心的な主催者は必要経費程度の会費しかとりませんしサラ金でもないのに金のことが相談できます(笑) さてゲーム会には目的により概ね三種類があります。①セットで開催されるセミナーへの勧誘(高額の場合あり注意)②ネットワークビジネスへの勧誘(程度はまちまち)③同好会のようなもので参加者の交流どんなゲーム会かはHPを見れば大体検討がつくでしょう。ただ簡単にお金が儲かるというような触れ込みがあったら注意して下さい120%酷い目にあいます(笑)もしも私のように出会いや触発が目的ならゲームの腕を上げて上級者と卓を囲んだり少々お金はかかりませすが二次回に参加してこれはと思う人に積極的に話を聞いてみましょう。ディープな話があなたの人生を変えるかも知れません^^; さて恒例の次回予告ですが、キャッシュフローゲームのつぼでいきたいと思います。本当は自分で気付いて欲しいのですが、こっそり教えちゃいます。ネタバレが嫌な人は見ないでね(爆)
2003年08月23日
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さてゴミ投資家シリーズには何が書いてあったか。まず自分が投資(Iクルドワラント)の世界では全く相手にされていないゴミであること。(定義によれば概ね金融資産が1千万未満の人々)ある段階までは投資で稼ぐよりも働いて無駄な支出を抑え着実にキャッシュを積み上げていく方が効率がいいこと。投資や勤労で収入を得る為のコスト(手数料や税金など)を多くかけすぎてはいつまでたっても資産は築けないことなどです。 「金持ち父さん」で夢を見ていた私は一気に現実に引き戻され(笑)家計簿をきちんとつけ、利益実感のない無駄な出費を切り、数字で自分のライフプランを眺めることにしました。毎月のキャッシュフローはいくらなのか?時運の現在の能力での運用利回りはどのくらいか?子供の教育にかかる費用はいつどのくらい必要か?何歳まで生きるのか?ラットレース抜け(働かなくても生活できる)の条件は何でいつごろ達成できるのか?投資はプランだといったのは金持ち父さんだがその前に人生設計が必要だということが一連の作業を通じて良くわかった。この気付きをゲーム会の二次会でよく説教しているわけだがなかなか理解してもらえない。やはり自分で考えて動いてみた末の実感がなければ悟りを開くことはできないのかもしれない(爆) ちょっと堅い話になってきたので次回はぐっと軽くあちこち渡り歩いたゲーム会の話をしてみます。
2003年08月22日
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仲間内でやるのに少々うんざりしていた私はネット上であれこれ検索していて、キャッシュフローゲームを集まってやっているという募集広告を目にしました。少々高いなと思いながら申し込んだのですが、主催者に注文をつけました。それは自分がボードと訳を提供するから202をやりたいというものでした。この頃既に101には飽きてしまっていたからです。木曜日の夜に申し込み、金曜日に訳をプリントアウトし(当時は対訳シートを使っていた)土曜は会の始まる前にカードとボードに対訳シート対照用の数字シールを貼るという大車輪の活躍でそれまで101しか行われていなかったそのゲーム会に202を導入することに成功しまして。あることが原因で半年ほど後にはそこには行かなくなるのですが、その間にいろいろな人と出会うことができた楽しい時期でした。思えば自分で翻訳したり、繰り返し遊んだり、アフターで多くの人とお金について語り合ううちに私のFIは少しずつ上がっていったのだと思います。 ですが、ゲームをするだけでお金持ちになれるのなら苦労はありません。図書館で本を借りたり、ネットを巡回したりしてあまりお金をかけずに情報を集めました。その中で「金持ち父さん」と同じくらい影響を受けた本があります。それは「ゴミ投資家」シリーズという投資の素人が書いた?本です。私の人生設計はその本に拠るところが大きいのですがその内容についてはまた明日。
2003年08月21日
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まず不動産セミナーはといえばいかにももっともな内容で受講者も多かったのですがまるで金儲けにはなりそうもない上に講師が鼻持ちならない失礼なやつだったのですっかり幻滅しました。ちなみにこのセミナーは現在でも続いており次回で32回を数えているようです。(悪口書いているので名前は出しません^^;)収穫といえば後に多くのゲーム会を立ち上げるO氏と出会ったことぐらいでしょうか。(現在はわけあって疎遠になってます)その後も独力でいろいろ調べたのですが半端な資金力では不動産投資はできないと悟るまでにそれほどの時間はかかりませんでした。よってロバキヨご用達の不動産はとりあえずパスCFGはといえばまず相手がいません(笑)しかも英語なので自分にしかわかりません。(本当は自分でもわかっていなかったかも)幸い訳については有名な?古川さんのサイトで101やファーストトラックについては入手可能でしたから手探りで始めました。最初は親父を無理やりつきあわせ二人で、次には金持ち父さんを読んだ株仲間の同僚と会場を持ちまわりでやってました。しかし英語の壁は厚く要領を得ません(泣)そしてその後運命ともいえる「ゲーム会」との出会いがあったのですがここから先はまた明日
2003年08月20日
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最近Eのお仕事ばっかりで本当の日記を書いてもつまらないので私がかつて二次会などでよく話していた与太話でも少しづつ書いていこうかと思います。たくさん書き溜めたのでこれなら当分もつでしょう^^さて私が「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだのはほんの偶然のことでした。当時ネット証券が出だしの頃で株に興味を持った私は妻の反対を押し切って60万円ほどの僅かな貯蓄でやっと1000株買ったのでした。何もわからずに選んだその銘柄は瞬く間に2割下げて見事に塩漬けとなりました。でも昔から数字の大好きな私は片っ端から株の本を読み漁りました。少しでも自分で株をやっているとモチベーションはまるで違います。半年ほど待っていると株価は上昇し結局10万円ほどの利益が出て売り抜けることができました。しかし、株の本はといえばどの本にも納得がいきませんでした。そんな株の本の傍らのコーナーにあったのが金持ち父さんとか隣の億万長者という本でした。安くはなかった本を良くその時買ったものだと思います。そこには聞いたこともないような内容が書いてありました。感動した私は本を10回以上も読んだものでした。2作目のキャッシュフロークワドランを読んでやもたてもたまらず(笑)いくつか行動を起こしました。①CFGを買う(全部で7万円というすごいDOODADです!)②不動産のセミナーに行く。さてそれがそれぞれどうなったかはまた次回
2003年08月19日
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