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運動の効果
産業医・精神科医 井上 智介
憂鬱な気分がポジティブに
「運動することはメンタルにも効果的!」と言われたら、どう感じますか。今まで体を動かした後にスッキリした経験があれば、何となくわかるような気もするけど、「ホントかなぁ」と疑いたくなる人もいるかもしれませんね。
ただ、実際に運動をすることで憂鬱な気分や落ち込みが減ったという研究結果は、たくさんあります。例えば、 1 週間に運動を135分以上するグループは 1 年後に抑うつになるリスクが半分なる報告もあります。その理由には、いろいろありますが、運動はしんどい思いをすることにもなるので、長い目で見ればストレスに対する抵抗力がついて、メンタルヘルスが良好に保てるといわれています。ほかにも、運動中には必死になっているため、将来の不安などを考えられず物理的に悩む時間が減るのも、心に良い影響があるといわれています。
では、具体的にどのような運動がよいのでしょうか。実はジョギングのような有酸素運動や筋トレのように無酸素運動のどちらでも、落ち込んでいる気分はポジティブに変わっていく報告があります。
確かに、両方ともこなすのが理想でしょうが、まずは少しでも自分に合っている運動からで大丈夫です。しかも、最初からハードな運動ではなく「いつもより大股で歩く」や「駐車場では一番遠くの場所に止める」など、あなたの日常生活の中で運動になりそうなことを、ちょっと加える意識をもつことからスタートしてください。
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