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蕾(つぼみ)
涙 こぼしても 汗にまみれた笑顔の中じゃ
誰も気付いてはくれない
だから あなたの涙を僕は知らない
絶やす事無く 僕の心に 灯されていた
優しい明かりは あなたがくれた
理由なき愛の灯 ( あかし )
柔らかな日だまりが包む 背中に
ポツリ 話しかけながら
いつかこんな日が来る事も
きっと きっと きっと わかってたはずなのに
消えそうに 咲きそうな 蕾が 今年も僕を待ってる
掌じゃ 掴めない 風に踊る花びら
立ち止まる肩にヒラリ
上手に乗せて 笑って見せた あなたを思い出す 一人
中学生には春休み本を読んで欲しいと思い、上のコブクロの「蕾」を読ませて感想を書いてもらいました。実際は歌詞のすべてを読んでもらいました。この詩は、なくなったお母さんのことを書いたものです。そこに母親の無償の愛情が表現されていて、それと自分自身の経験が重なった瞬間に、涙を流してしまうものです。まだ、幼い中学生でも、何となく感じるものがあると思います。小説を読むことはそういうことだ、と。そして、よい文章には、最初は作者の個人的な感動であったものが、誰もが感動するものとなる、ということを伝えました。
もし、そいういことがわかれば、どんどん本を読んでくれると思ったからこそ、こういうことを定期的にやっています。
短い文でも、一つ一つの言葉に書いた人の想いがつまっている。そして、そのどれかが、自分の心につき刺さって来るということがわかれば、もっと国語という科目のとらえ方が変わってくると思っています。
国語をどうしたら伸びますか、という問いに、高校3年になって言ってくる高校生や保護者がいます。私は無理とは言いませんが。実際は難しいです。しかし、中学や小学生の高学年でしたら、全然問題ないです。何か感動する1冊に出合えば、必ずそこから本を読むことが始まります。最初は面白無くても、少し辛抱して続けてください。そうすれば、書いた人の伝えたいこと、感動したことを共有できます。それができれば、読書がおもしろくなってきます。
中学生にはこういう特別授業(Jポップの歌詞の読む解くこと)をよくやっています。私も生徒も楽しんでやっています。
私は、もともと国語ができませんでした。しかし、この仕事で高校生の現代文を教えたり、模試の国語の問題を作成するようになりました。こういうことできるようになったのも、浪人して、現代文の面白さを知り、自然と読書するようになったからです。偏差値でいうと、40から70まで伸びました。このことは本当に当時の予備校の先生に感謝しています。
HPはここです。