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キャリアコンサルタントひろくん

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2026.02.21
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カテゴリ: ひきこもり支援
「ひきこもり」 問題は、世の中で広く知られるようになりました。つまり、 年代や性別を問わず多くの方がひきこもりになっている のです。そしてご本人だけでなく、ご家族などの関係者・支援者も大きな影響を受けています。
かりにご本人につらさや苦しさの自覚がない場合でも、 心の奥底では自分を傷つけている場合(深層心理で自分を否定し続けるなど)や、ひきこもり状態が生み出すデメリットは大きくなりがち です。デメリットとは、例えばご本人のキャリア形成を邪魔したり、ご家族の経済・心理負担を過大にしたりすることが挙げられます。

ひきこもり問題の解消にむけてかかわる場合、大切な考え方があります。それは 「たった1つの正解があるわけではない」という点 です。ひきこもり問題とひとくくりにするのではなく、 ひきこもり状態になっているご本人とご家族様の個性、特徴、いままでの人生、家族の歴史などを十分に配慮することが大切 です。 かかわるご本人・ご家族様専用のかかわり・支援方法を考えて、実行していくことが大切 になります。
とはいえ、支援方法にも共通する部分や専門知識・スキルを生かせる部分はあります。その共通した部分をみなさんに紹介して、今後のひきこもり問題に対応する上での助けになりたいというのが、今回の情報提供の目的となります。


ひきこもり問題にかかわる場合に、かかわるための視点を大きく2つにわけられます。
①ハード面:支援体制、支援サービスなど、ひきこもり問題を支援するための仕組み
②ソフト面:ご本人やご家族様に対する具体的なかかわり方、コミュニケーション方法など。

では最初に ①ハード面から確認 していきましょう。なおハード面は、都道府県、指定都市、市区町村など、いろいろな公的な組織がそれぞれに提供しています。
◆相談サービス 
・電話相談、面接相談、EメールやFAXによる相談。

◆訪問や同行の支援 サービス
・ひきこもり経験者(ピアサポーター)による訪問の実施。若者サポートセンターの登録相談員などが、職員と共に訪問相談してくれます。

◆居場所サービスの利用
・ひきこもり支援の相談室として、ひきこもりサポートセンターやひきこもり支援ステーションなどで、来所・訪問相談するとともに、当事者向け・家族向けの居場所活動を実施してくれます。
・サポートセンターでは、学習支援やこども食堂、コミュニティカフェなども実施しており、入り口を複数用意することで、相談につながりやすい環境が作られています。
・当事者グループ、家族グループ(高年層・若年層)をそれぞれ定期的に開催し、当事者グループでは他者との交流活動、日頃の悩み打ち明け、お互いの支え合いなど効果がある人付き合いができます。

◆ひきこもりについての啓発活動
・ひきこもり家族教室が各所で開催されています。
・ひきこもり支援の窓口が市役所にあることを、市民に広く広報(広報紙、相談案内チラシの配布、自治会回覧、ホームページ等)しています。
・ひきこもり青少年支援フォーラムや家族講座、個別相談会の開催、ホームページによる支援NPO団体の情報提供などひきこもりに対する理解促進・啓発を図っています。 

◆(専門性を持ちながらの)多様なかかわり体制
・多様な職種や専門性に基づく支援のための体制づくりが行われ、心理専門職を多数配置して相談サービスに応じてくれます。また解決に向けて、より適切な人間につないでくれます。
・心理専門職の相談員だけではなく、ボランティア団体やサポートステーションの相談員など多様な担い手が定期的に相談に関わるようにしています。

では次に ②ソフト面(具体的なかかわり方) について確認していきましょう。
・あせりを感じても、待つこと。

・どんな職業を選ぶのか?などについて、ご本人の意思を尊重する。

・安心、安全(本人を脅かさない)を確保する。

・本人の準備ができていそうなときに少しだけ背中を押す。

・決まった場所や方法にこだわらず、ひと(例:訪問支援員、ネットの仲間)とつながり続けることを大切にする。

・当事者の思いを大切にした支援を心がけ、支援者がよかれと思って、一方的な思いでかかわらない。 

・相談場面においては、相談員に対して十分に言いたいことを言えるとよいです。(無理はしないでくださいね)
相談員はきっと、ご家族のこれまでの努力、頑張りをねぎらいながら、状況を改善するために相談者ができそうなことを一緒に探してくれるはずです。

・ひきこもりに至る背景はそれぞれです。そのご本人・ご家族ならではのオーダーメイドの対応法を相談員等と一緒に考えます。
事業の利用や定期的な自宅訪問に限らず、本人が興味関心のあることやしてみたい事を大切にし、外出(公園、神社仏閣、美術館、書店、観光地等)や食事など可能な限り本人と行うようにする。

・ご本人にまかせるだけ/支援する人が助けるだけ、ではなく、 一緒に問題の解決にむけて取り組みます

・本人に対し、最初から決まった答えを提案するのではなく、 本人の思いを共有しながら一緒に歩みたいことを伝え、その中で、方向性を探っていく ようにする。

・就労・復学が最終目標ではなく、その人自身にあった目標を考えて支援します。
個々のニーズに合わせて、時間をかけた支援を行いましょう。
例えば、親と話す、部屋の前で何でもないこと(天気など)を話すといったことを繰り返したり、手紙を差し入れたりしながら訪問を継続し、1~2年がかりで会えるようになったケースもあるそうです。
外出を促す、本人の気持ちを聞くなど、本人の安心を脅かすような会話はしない方が良いでしょう。

・ひきこもりをご本人だけがかかえるものではなく、ご家族様全体が影響しあう問題と理解しましょう。

・実は ひきこもり支援段階の第1段階は「家族支援」 となります。理由は 「ひきこもり問題は、
ご家族様全体が影響しあう問題」 だからです。
本人をいかにして外に出すか、学校に行かせるかに目が向いてしまうのは自然です。しかし、 ご本人と一番長くいるご家族がどう支援され、生活にゆとりを持ち、考え方や行動の仕方が変化するのか?の方が大切 なのです。

・ご家族は長年抱え込み迷いながらやっと外部に相談できたのかもしれません。そのご家族ならではの長い歴史がありますよね。つらさなどを受け止めてもらいながら、まずは相談支援者と信頼関係を深めていきましょう。

・ついご本人ができていないことに目がむきがちになりますよね。でも、できていることに目を向けるようにしてみましょう。ご家族では気が付きにくいような小さな変化は、相談員の方に教えてもらえると効果的に理解できます。

・小さな変化、実はできてることなどをストレングスといいます。この考え方を理解して、改めて問題について見直していきましょう。

・ひきこもり状態が解消された(される直前等)場合、ピアサポーターとして活動して、自分の経験が無駄ではなく、成長のもと(糧)でもあったと感じるように働きかけみましょう。そのような提案が相談員からあるかもしれません。

・訪問相談支援員がすぐにご本人とコミュニケーションできなくても、焦らないことです。
たとえばご家族(支援者)とご本人の気持ちが同じ方向を向いていない場合、その段階での訪問は、ひきこもり状況をひどくする恐れがあります。ですから訪問支援員が、あえて訪問を控えることもあり得ることを知っておきましょう。

・1回の訪問であきらめずに電話連絡や定期的訪問などを継続的にしてもらいます。 手紙が有効な場合もあります。ご家族からご本人に渡す場合、手書きメッセージだと、さらに気持ちが伝わりやすくなるかもしれません。

ご本人を支援するご家族自身が心にゆとりを持つことが大切 です。相談員が信頼できると感じた場合、安心して十分に話をしていきましょう。 ひきこもり問題の解決に向けて、積極的に頼ってよい のです。 

幸せな(健全な)家族イメージにこだわらない ようにします。
たとえば「家族ならば顔と顔を合わせて、十分に言葉でコミュニケーションをとるべきだ!」というような家族イメージです。
これは「すべき思考」(認知行動療法でよく用いられる、生きづらさを生み出しやすい考え方)と呼ばれるもので、注意しましょう。





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Last updated  2026.02.21 10:58:10
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