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2006年12月23日
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カテゴリ: 映画(外国語)
記事が遅くなりましたが、12月13日。
公開して最初のレディスディに行ってきました。

『父親たちの星条旗』 は、見ていません。

硫黄島 と言う島も、この島でこんな戦争があった事も、まるで知りませんでした。
この映画の宣伝と、先日見た ドラマ「硫黄島~戦場の郵便配達」 が、
硫黄島を知ったきっかけです。

ドラマと比べると映画の方は、 ただ事実を見せている 、と言った感じでした。

残酷で、悲痛に満ちた、死に向かう世界。
そこにお涙頂戴のドラマは存在しない。

爆撃シーンでは迫ってくる戦闘機に本当に襲撃されている気がしました。
その迫力は夢に出てきそうなほど。
いや、実際はもっと凄かったはずです。
あれにやられて、何百人も何千人もが人形のようにやられていったのでしょう。

なのに、この島の兵士たちは、穴を掘っている。

オレ、墓穴を掘っているのかな。

西郷 は思う。

無意味な労働。
くだらない規則と体罰。
そして、食料や水の不足と病魔が発生する悪環境。


そこは、そんな島だった。

硫黄島に赴任した 栗林中将 は、無意味な戦略を中止し、
無駄な労働を止めさせ、連絡を取り合って、島の中で
上手く兵士達を分配しつつ少しでも戦力を残していく



と言う古い考え方を一掃した前進的な考えを持った 栗林

しかし、そんな 栗林 のやり方に反感を覚える、古い考えの一派が
多くの兵士を自決させてしまう。

手榴弾を胸に抱いて。。。

西郷
あるいは洋品店の店主だったり、農家だったり。

そんな人たちが手榴弾を胸に抱いて無念の内に命を断っていく。



命って何なんだろう。
命とは、そんなに軽い物でいいのだろうか。
人は人に命を断てなどと命令する資格を持っているのだろうか。

それが出来てしまった、この時代が本当に恐い。

皆で靖国に帰る。

そんな事、誰もが望んでいた事では無かっただろうに。


硫黄島の発掘隊が、戦後、彼らの手紙が入った袋を掘り出す。

そこに書かれていた、この島で命を無くした人たちの言葉。
父に宛て、母に宛て、妻に宛て。。。

故郷へ帰りたかったであろう彼らの溢れるほどの想いが
そこに綴られる。



見終わって、ただ呆然とするばかりでした。
こんな時代が再び来る日。。。私たちはそんな日を迎えてはならないのです。hana3


映画館には人が溢れていました。
でも、観客のほとんどは高齢者でした。

こういう映画こそ、若い世代が見るべきなのにね。
そして、考えて欲しい。
自分たちの未来を守る事を。

この映画を撮ったのが、 クリント・イーストウッド である事が
嬉しくもあり、意外でもありました。

私には、とても日本的な映画であるように思います。

この映画を観たアメリカの人たちは、どう考えるのか。。。
聞いてみたい気がします。



【関連記事】
・硫黄島~戦場の郵便配達 感想
・硫黄島からの手紙 公式サイト
・硫黄島の戦い - Wikipedia



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最終更新日  2006年12月28日 22時43分10秒


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