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2021.06.20
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青空文庫 「或る農学生の日誌」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45471_36075.html

1926年6月14日の日誌です。
創作ですから、事実そのままではありません。しかし、干ばつによる水争いは実際に起きています。賢治はそうした話を生徒や村人から聞いていたのでしょう。
当時は6月10日が田植えの盛期でした。

「一千九百二十六年六月十四日 今日はやっと正午から七時まで番水があたったので樋番をした。何せ去年からの巨きなひびもあるとみえて水はなかなかたまらなかった。」

番水とは、地域の農家が決められた順番で用水をかけることです。樋番は、用水を勝手にかける者がいないよう、用水を見張ることです。

「水が来なくなって下田の代掻ができなくなってから今日で恰度十二日雨が降らない。いったいそらがどう変わったのだろう。あんな旱魃の二年続つづいた記録が無ないと測候所が云ったのにこれで三年続くわけでないか。大堰の水もまるで四寸ぐらいしかない。夕方になってやっといままでの分へ一わたり水がかかった。」

田植え盛期を4日もすぎて、まだ代かきもできないとは、たいへんな干ばつ被害です。


「三時ごろ水がさっぱり来なくなったからどうしたのかと思って大堰の下の岐わかれまで行ってみたら権十がこっちをとめてじぶんの方へ向けていた。ぼくはまるで権十が甘藍の夜盗虫みたいな気がした。」

次回は番水のルールを破った権十と主人公の口論です。

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#宮沢賢治 #或る農学生の日誌 #干ばつ #ヒデリ





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最終更新日  2021.06.20 04:28:31
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