全5件 (5件中 1-5件目)
1
![]()
坐禅ガール [ 田口 ランディ ]<内容紹介より>薄幸の美女りん子に救いを求められた四〇代の作家よう子。心を閉ざしたままのりん子をもてあましていた時、アメリカからやって来た女性の禅マスターに導かれて坐禅をすることに。二人の内面が交差し、失われた恋や、家族の死、コンプレックス、若さへの執着…女の悩みが露呈していく。心には煩悩が渦巻くばかり。足の痺れの先に、光は見えるのか。この著者の作品は初めて読みました。表紙は大事ですね、人間でいう顔と同じで第一印象。少し前に流行った(今も?)〇〇ガールという言い方若い子がふとしたきっかけで坐禅にのめりこむ。坐禅ってね、実はこういうものでね・・・といった話を想像していました。坐禅は堅苦しそうだけれど、活字も大きくてサラッと読めちゃいそう。すらすら読めるのは違いなかったけれど、思ったよりも重い話でした。30代前半のりん子と40代半ばのよう子。コンプレックス、深い後悔、受け入れがたい自分。りん子が利用したテレビ番組、よく覚えています。興味深くも他人事で自分だったらここではやらない。他人の目が気になるのなら、ここでは出来ないよと出演する女性たちの気持ちが理解できなかったな。理解できないといえば、よう子の気持ち。心も身体もまだ若い、40代で結婚する女性も増えている。だから結婚していても疑似恋愛とかときめいていたい、女性として認められたい。そういう気持ちはわかるけれど、結婚していながらいわゆるデートをしたり、男性と抱擁とか肉体関係がなくても、なんか後ろめたくない?その男性が若い女性と再婚すると知ってショックを受けたりなんて理解しがたいのだなーーー身体が固い私には坐禅は足を組むことすらできず縁がありません。煩悩を捨て心を無にする。身体が動くとピシッと僧に尺でたたかれる。テレビで観光客がお寺で坐禅をして「すっきりしました。無になれました!」なんていうのを聞くと、本当かしら?と思ってしまいます。本書の中で坐禅を指導するアイリーンはアメリカ育ち、日本人とのハーフで元キャリアウーマン。坐禅は僧や男性だけのものではない。もっと大らかで坐禅に対するイメージが和らぎます。身体が固くて足を組めなければ片方だけでも足を伸ばしたままでもよい。考えることをやめなくてよい、あるがままでよい。坐禅中に何か考えてしまったら、何を考えているのか観察して。自分はこんなことをいつも考えているのかと観察者になればよい。昨日の自分と今日の自分、そして明日の自分は違う。これは坐禅に対する見方が変わり少しハードルが下がりました。でも、私が挑戦することはなさそうだなーー
2025.12.31
コメント(0)
![]()
図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫) [ 高田 大介 ]<内容紹介より>鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!大分前、10年以上前の作品なのですね。タイトルは聞いたことがあったけれど、ファンタジーで中高生向けなのかな、なんて思ってスルーしていました。長いのは気にならないのだけれど、文字が言葉が難しめ。状況を説明する文も多く、早く会話にならないかなーーーと思うこともしばしば。思ったよりも読むのに時間がかかりました。登場人物が個性的。個々が抱えるものは大きくてその背景が大切で、読み飛ばすことはできない。そこをサッと読んでしまうと大事なところに気づくことが出来ない。言葉の持つ力、文章でもなく声でもなく…か。声を持たない図書館の魔女マツリカはそれをよく知っている。そして彼女の周りの人たちもそれを少しずつ体感していく。登場人物たちがこれから先どういう道を進むのか。進んだ先に何が待っているのか。読み終えて先が気になる作品でした。でも続編はしばらく間をおいてから読もうと思います。今読みたい本が山積みになっているから
2025.12.29
コメント(0)

先週、ずんちゃん(宙組トップスター桜木みなと)のお披露目本公演を観てきました。同期のワンツーは息の合った掛け合いで、どこを見てもキラキラ王子がいっぱい。予想以上に楽しい時間となりました。その一週間後、2番手マイティ(水美舞斗)が怪我で休演と発表。驚きました。ショー、お芝居でも激しく動き回る大きな動きが多く、ああマイティにピッタリな役だなあと思っていたのに。怪我の休演…怖いです。体調不良であればこの時期なら感染症かな、数日で戻ってくるだろうなと思えます。でも怪我は…れいこちゃん(元月組トップスター月城かなと)の時を思い出さずにはいられません。どんな怪我、患部はどこ、今どんな気持ちでいるのだろう、早く戻ってきてほしいと思う反面、中途半端な状況ではなく長くなってもいいから完治してから戻ってきて。複雑で不安な思いがぐるぐるぐるぐる。劇場でお仲間と会えば皆不安な顔で何を話してよいかもわからず涙ぐむ。ただ粛々と観劇をし、手紙を書き、そして代役はじめ生徒の皆さんに大きな拍手を送るのみ。この舞台に立っているはずなのに居ない…一番辛いのは怪我をしたご本人だとわかっているけれど、観劇するのが辛い日々。これは想像することは出来ても経験した者にしか本当の辛さはわからない。マイティファンの方たちには、信じて戻ってくる日を待とうねとしか声がかけられません。今週も観劇予定が入っているので、より大きな拍手(爆竹にはならない程度に)を送りたいと思います。さて、LDH作品ということでハイローのような入れ代わり立ち代わりバタバタ感再びなのかなと思っていました。しかしハイローの世界感とは全く正反対のきらびやかな世界次々出てくる紹介場面も、キラキラな王子たちに全く飽きることなく楽しく一幕が終わりました。あまりに面白くてお芝居の印象しか残っていない気がする。朱雀奏役のずんちゃんの歌は伸びやかな声、声量も十分で聞き取りやすくノンストレス。少しこどもっぽいところもあるけれど、変にキザった感じもなく、基本的に素直で優しくて何不自由なく大きくなった諸々余裕のあるセレブ感。奏は男役を極めるという点で言えばお披露目で良かったね、というキャラですね。奏の母、小春乃さよさんの息子を王子様に仕立てる教育の賜物!彼女もいつも上手いですね~果音のさくらちゃん(トップ娘役春乃さくら)はまた痩せました?どんどん細くなっている気がします。あまり笑顔を見せない頑なな役なのがちょっと勿体ない気がします。無意識のうちに頬をつねることをしなければ、もっとはにかんだり笑顔があったの?と思いますが、彼女が頬をつねるのはこのお話しのキーポイントですものね。京極尊人のマイティは他組含め今の番手陣の中でこの役が一番似合うのは彼女だよねというキャラ。荒っぽいけれど本当は純粋で優しい。いかにも宝塚の男役という役とは異なるけれど、はまり役だと思います。王子たちの中で、一番のお気に入りは雪組から組替えした3Bの美容師王子こと叶ゆうりくん。色気と大人の余裕があって、かのゆりくんの正しい正しい使い方だと思いますわ。老け役や色物役も上手いけれど、こういう役で観たかったを実現してくれていました。同じく雪組から投入された愛すみれちゃんのぶっとんだ理事長も最高に楽しかった、さすがの上手さどの組に行っても通用する力量だわ~と感動。LDH版では加藤諒さんが演じているのですね。そりゃ~愛すみれちゃんも濃い~い理事長になるわけですわそうそう、月組から異動したきよら羽龍ちゃん。もう大分前に異動した感ですが、本公演としてはこれが初めてなのですね。異動後の別箱は観ていないので、宙組生としては初見。見た目もすっきりとしてとっても綺麗になっていて、異動して良かったのだなと思います。体調不良、怪我と休演者が多い公演ですが、千秋楽まで皆さん頑張って
2025.12.16
コメント(0)

少し前になりますが、極美槙、花組組替え後初主演&初東上公演主演「DEAN」ありがたいことに加美乃素貸切りで観劇することが出来ました加美乃素が別箱で貸切り、それも東京でとは珍しいですね。イメガ就任後、初の主演だからかな。ありがたや~先行画像、ポスターと素晴らしいビジュアルそして27年振りの再演(私は観たことありません)で期待値大。ただ、先行画像やポスターは結構修正入るため、同じビジュアルが舞台上にいないこともしばしば…が、しかし、極美DEANは画像そのままに舞台に存在していました素晴らしいもうこれだけで十分な気がしてきました。ジェームズ・ディーンと言えばアイコン的な赤いジャケット。でも何の作品の画像なのかは知らない。主演は3作、どれも名前は良く知っている作品。そして自動車事故で早世、くらいしか知りません。画像のイメージから難しい性格の人なのかな?と言うイメージ。そういえば年の離れた兄がポスターを部屋に飾っていたなー。男の人に人気があったのかな。さて、お話しとしてはあまり面白いとは思えず一幕は途中から記憶がない…気が付いたらピアはどこ?いつの間にエリザベス・テイラーが登場していたの?と思っているうちに幕が下りるという。あーやっちゃった…でございます話が面白くなったのは「理由なき反抗」の監督ニックと出会ったあたりから。そこから一気に駆け抜けあっという間に終わってしまいました。極美DEANは苦悩や危うさ、不満、屈折等が前面に出ていて、芝居力が上がったな~と思います。組替え直後でまだあまり組に馴染めていない段階で演じるには難しかったのではいや、逆にやりやすかったのか?ニック(一之瀬航季)がディーンの芝居をどんどん開放していくところは、正に同期ならではだよ~と思いました。特筆したいのはハリウッドのPR会社社長のベンを演じた希波らいと。らいとくんは高身長でビジュアル組かと思いきや、観る度に技術がある人なのだな~と思います。今回も芝居の間、歌と改めてこんなに上手かったのかと驚かされました。これまで花組はひとこちゃん(トップスター永久輝せあ)目当てでしたが、極美くんが加わり、らいとくん、そして前回の悪魔上で魅力に気が付いた侑輝大弥くんと注目したい男役さんが増えました~次回本公演も楽しみです
2025.12.15
コメント(0)
![]()
琴子は着物の夢を見る (ハルキ文庫) [ ほしお さなえ ]<内容紹介より>東京・八王子にある大正十年創業の「本庄呉服店」。その二代目店主の養女・琴子と三代目店主の次男・柿彦は姉弟のように育ち、現在はリユース着物の「本庄の蔵」でともに働いている。柿彦は店長、琴子は古着の査定役だ。幼少時から着物に宿る記憶が視える彼女は、いわくのある着物を見抜くことにも一役買っていた。ある日、ふたりは出張買取に行った先で、戦前のものと思われる椿の柄の銘仙と出会う。気になって仕方がない琴子は…。織物の町で繰り広げられる、優しい記憶の物語。なんとなく「ビブリア古書堂の事件手帖」のように数話から1冊が構成されているのかなと想像していたのですが、一枚の着物にまつわる記憶が丁寧にじっくりと描かれていました。着物が着用されていた時代背景、着用者の姿が生き生きと描かれています。着物が見てきた記憶を視ることが出来る。琴子の元に運ばれてきたいわくつきの着物は記憶を視てほしいのか、本当は秘めたままにしてずっとその着物と共にありたいのか。本当のところは分からない。けれど誰かがの所有物であった着物の記憶、我が身を削ってでも(記憶を視ることは琴子の身体に負担がかかり、その度に白髪が増えていく!)知りたい。そう言えば、以前よく読んでいた着物ブログでスピリチュアルな方がいて、どんなに気に入った柄であっても、他人が手を通した物は着ることが出来ない。その着物に前の所有者の念を感じて具合が悪くなるから。ということを言われていましたっけ。私はその手のことは全く感じないので、おさがりの着物や帯も身丈、裄が合えば着ちゃいますが。今回の着物は銘仙。銘仙というだけでどの時代でどんな年齢層の人が来ていたのかは想像がつきやすい。でも奥が深かった。シリーズで続編が数冊出ているようなので、機会をみて読みたいと思います。
2025.12.02
コメント(0)
全5件 (5件中 1-5件目)
1