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「江戸文字展」に行こうと誘われたので喜んで同行。一度行きたかったんです。清澄白河駅の近くにあるのは知っていたけれど。正確には深川江戸資料館って言うことも今回初めて知った。実は両国の江戸東京博物館も屋上で集合したりホールで発表会を観に行ったりはしているけれど博物館自体には一回も入ったことがない。いつでも行けると思うと、いつになっても行けない。駅から、博物館までの通りはその名も「深川資料館通り」寛政の改革の老中松平定信のお墓があるお寺さんがありました。桜はもう散ったけれど、新緑が清々しい季節ですね。松平定信 霊巌寺 posted by (C)kikimimiya入り口で300円を払って入場し、文字展と江戸時代(天保年間頃)の深川佐賀町の街並みを再現した展示を見学。江戸文字展 深川江戸資料館 posted by (C)kikimimiya文字展の作品は撮影禁止なのでブログに載せられる写真はなし!歌舞伎のイヤホンガイドでおなじみの小山 観翁(こやま かんおう)さんの作品がありました。実は、私は知らなかったけれど観翁さんは歌舞伎の文字の「江戸勘亭流書道」の家元でいらしたんですね。そして、イヤホンガイド導入に尽力された方であることも。観翁さんの解説、お声、好きだったけれど、もっとちゃんと感謝しなくちゃならない方でした。(ご活躍を改めておさらいしなくちゃ)江戸文字のこと、お勉強した後は江戸時代へタイムスリップ!こちらは私の方がウキウキ、テンションハイ!だって、歌舞伎の世話物の世界ですもん!いいなー、ここ。このうす暗い感じ、自然光だとこんな風なんだね。お米屋さんで、ちゃんと「足踏み臼」で精米の雰囲気も味わいましたよ。面白かった!ガイドさんが同行して質問に答えてくださるので疑問がすぐ解消できて、見学が楽しいこと、楽しいこと。常設の江戸時代の暮らしの展示 posted by (C)kikimimiya八百屋さんの店先に何やら乾いたものがあったので「これはなんですか?」と質問したらガイドさんが「このお店で唯一、本物ですよ」答えは唐辛子でした。なるほどね。お蕎麦屋さんは、歌舞伎のいろんな演目に出てくるので担ぎたくなったけれど、残念ながらNG。猪牙舟(ちょきぶね)があったのも嬉しかった。三五大切の時に小舟のことを「猪牙舟」と書いてあってどんなんだろうと思っていたので。屋根がない舟で、吉原にお客さんを運ぶのに多く用いられたとか。ちょうど外国のお客様がたくさん見えたこともありガイドさんが一枚の手拭いを指さし「ビートルズが来日した時のハッピと同じ柄ですよ」と。おお、吉原つなぎ。確かに(^^♪資料館の帰りに清澄公園へ posted by (C)kikimimiya資料館の帰り、今度は私のリクエストで清澄公園に寄ってもらった。八重桜と藤の花が少し。清澄庭園は有料だけど、清澄公園は無料。犬を連れて人やお散歩の人がチラホラ。庭園はもちろんステキだけれど、なんにもなくて、広々としているから、ココも好き。秋には黄葉した銀杏でいっぱいになるから、ソコも好き。「風立ちぬ」のカカシは資料館の前の甘味屋さんの前におすもうさんのカカシは資料館の入り口に。なぜカカシがあるのかな?と思ったら、資料館通りで毎年コンクールがあるからだそうだ。町おこし(商店街おこし)かな(*^_^*)コンパクトで見やすくて良かったな、資料館。季節を変えて、また訪れてみたい。清澄公園 posted by (C)kikimimiya
April 29, 2015
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全国的な真夏日に驚いた日の翌日亀戸天神を訪れました。亀もゴキゲン posted by (C)kikimimiya実は「あしかがフラワーパークから藤が見ごろです」のメルマガが届いて、うっとりするような写真が載っていました。いつか、見に行きたいな、と思いますが、今年は無理なので近所の藤を見たくなったのでした。半蔵門線に乗って、錦糸町駅で降りました。最寄駅は亀戸になっているけれど、錦糸町からも近いです。藤が満開です posted by (C)kikimimiya鳥居をくぐったら、境内はどこもかしこも藤の花。本堂に向かうと池のまわりに藤棚がたくさん。甘い香りが漂います。太鼓橋 posted by (C)kikimimiya屋台もたくさん出て、にぎやかです。焼き鮎のお店も出てました。珍しいのでパチリ。焼きあゆ posted by (C)kikimimiya帰りは押上駅に向かって、スカイツリーに寄って帰るのも一興。私は出勤前だったので、踵を返して錦糸町駅へ戻ります。(^^)/スカイツリー posted by (C)kikimimiya藤まつりは6日までですが、ドッと暖かくなったので一気に咲ききってしまいそう、お早めにどうぞ期間中は日没からライトアップされた藤の幽玄な世界を楽しむこともできます。(4月28日 亀戸天神 藤まつり)亀戸天神藤まつり posted by (C)kikimimiyaあしかがフラワーパーク ライトアップ
April 28, 2015
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四月大歌舞伎の筋書を買いに、会社の帰りに歌舞伎座へ。関西の友達の分なので「鴈治郎襲名」のがんじろはんか、成駒屋さんのどなたかのサインをもらえたら、喜ぶだろうなと珍しく一人で出待ちしました。ところがどなたもお出ましにならない。最後の幕の「石橋」に間に合ったので、幕見で観られる♪と若い獅子たちに夢中になっているうちに、お帰りになったのでしょう。「石橋」を観たのは失敗だったかしらとちょっと(/_;)でも、もう一度観たかった「石橋」 個人的には悔いなし。先日は1階の真ん中へん。花道寄りだったので臨場感は十分だったけれど、幕見だと、全体が見渡せるので、どんな構成なのかわかってまた違った良さが。最初に舞台のセリが大きく開いているのも前回は見えなかった。そこから、染五郎さんがユックリ上がってくる。染さんとセリ、この組み合わせにドキドキする。あの下にいる染さんが恐怖心とか感じていませんように。最後の毛ぶりは千穐楽だけあって、タップリと。染さんに一歩も引かず、カズ君が元気に振っているのは前回と一緒だけど、虎ちゃんが初日に近いころよりずっと、しっかり続くようになっていた。そして染さんは、いくら若い二人が勢いで迫ってこようともどれほど激しく毛を振っても、少しもブレず安定していてキレイ。これも、この前は顔ばかりウットリ観ていて気付かなかったので収穫。大満足で劇場を後にしたけれど、一人もサインは無理かしらと思ったその時、なんと!!!孝太郎さん。先月、久しぶりに映画の「Beauty」のDVDを見て以来、前から好きだった孝太郎さん熱が右肩上がりの今、なんてタイミングでしょう。モチロン、私の!筋書にサインしていただきました。今月の「碁盤太平記」のお役も素敵でした。東慶寺の時も良かったし、野崎村の時も、ホント枚挙にいとまがない!「なんとなくいいなー」と思っていた孝太郎さん、国立の鑑賞教室の雲の絶え間の姫がホント素晴らしくて感動したので、あの時「素敵でした!」と言いたかったけれど恥ずかしくて言えなかったのでした。「Beauty」の半次も大好きでした!と孝太郎さんにサインしていただいた嬉しさに舞い上がって、そのせいで「鳴神」と「Beauty」の話まで勝手にペラペラと…「女形はもちろん好きですけれど、男の人の役もいいですね」と「Beauty」の話をしていたら「また立ち役もしますよ。鑑賞教室にも出ます」とおっしゃいました。孝太郎さん出演とあらば、いざ!と調べましたら2015年6月2日(火)~2015年6月24日(水)解説 歌舞伎のみかた 坂 東 亀 寿 壺坂霊験記 (つぼさかれいげんき) 一幕三場 片 岡 孝太郎 坂 東 亀三郎壺坂霊験記も好きなので(*^^*) それにしても、 「Beauty」の中の「新口村」きれいだったなー。歌舞伎でもやってくれないかしらん。Beauty-うつくしいもの 感想
April 26, 2015
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この前は風がなくて泳がなかったけれど鯉のぼり、泳がないかな posted by (C)kikimimiyaこの日は風が吹いていて、泳ぐ姿が見られた!鯉のぼり posted by (C)kikimimiya雷門 posted by (C)kikimimiya絵馬展看板 posted by (C)kikimimiya遠くから平成中村座を観に来た「中村座」仲間と再会した日。あんまり暑いので、差し入れに買ったカキ氷。かき氷 posted by (C)kikimimiyaお店のご主人が運んでくれました。ご親切に恐縮。人情の浅草だからかな。大好きなお団子、やっぱり買っちゃった!みたらし団子 posted by (C)kikimimiyaもう一度くらいは観に来たいな、平成中村座。今日はいつもと違って、奥山の方から来たら花やしきの前を通りました。平成中村座で聞こえる歓声や悲鳴のモトはココ(*^-^*)花やしき posted by (C)kikimimiyaもうすぐ終わってしまう平成中村座。「平成中村座大好きの友達」に会えなくなるの、寂しいな。浅草に来なくなるのも寂しいな。ライトアップ 五重塔 posted by (C)kikimimiyaスカイツリー posted by (C)kikimimiya
April 25, 2015
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腹話術のあいマイさんが第35回むさし寄席に出演します。腹話術のあいマイさんアマチュア落語家の寝床屋道楽さんの会だそうなんですがどんな感じでしょ、楽しみです。第35回むさし寄席2015年5月17日(日)時 間13:00横浜にぎわい座 芸能ホール〒231-0064 横浜市中区野毛町3丁目110番1号TEL: 045-231-2525 FAX: 045-231-4545料 金(自由席):1,000円出 演寝床家道楽、寝床家小道楽、笑皆亭吉笑、 古印亭勝丸、古好亭志ん一、あいマイ(腹話術)、 平野ドレミ(漫談) JR線・市営地下鉄線「桜木町」駅下車、徒歩3分、「野毛ちかみち」南1番口より80m京浜急行線「日ノ出町」駅下車、徒歩7分横浜市営バス、江ノ電バス「野毛大通り」下車横浜と聞いて、思い出したのは、年賀状だけのつきあいになってしまった高校時代の友人。横浜に住んでいる彼女を誘うことにしました。なんと彼女は病気療養中でした。もう、だいぶ良くなったのでそろそろ外に出ようかと思っていたと話してくれました。あいマイさんは「遠いから無理しないでいいよ」と言ってたけれどお年寄りや病気の方のボランティアを地道に続けているあいマイさんの晴れ舞台を観たいなと思ったのがきっかけ。ありがとう、あいマイさん。久しぶりの再会と落語と腹話術。横浜まで足を延ばす甲斐があります\(^o^)/たくさん、たくさん笑いましょう。
April 25, 2015
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結果的には、試演会で先に観てしまった「三笠山御殿」本役の夜の部をようやく観られました。平場で観た試演会。今日は桜席から観るので、役者も角度も違うので、新鮮。仲之助さん、頑張れ!と両手を握り締めて、緊張しながら応援していた試演会。「妹背山婦女庭訓」あの日のアツイ感動とは別に、淡々と進んでいくのがなんだか不思議。本役だから、当たり前なんだけれど最初にドキドキして観たので、その影響ね。七之助さんのお三輪の何気ない所作が、美しく。(横で観ていると、体の曲げ方とか向きが よくわかって、こだわりが見えます)いちいち、ウットリ。橋吾さんの官女は、一段と意地悪に磨きがかかってます。いじめているのが楽しそう。こうして、あえて、立役にいじめの官女の役をさせることで女形が演じるより悲惨な状況が緩和できている気がします。そして、お待ちかねの七緒八君。パパに手を引かれて登場し、大喝采。お三輪ちゃんと舞台の中央に並ぶと客席からかわいい、可愛いの声が起こり、桜席からは、客席のフニャーっと笑顔がほころぶ様が良~く見えて2倍シアワセ(^^)/ところが、肝心な三人が重なってしまい残念ながら、ここからは、良く見えない(/_;)可愛いお声だけ聞こえました。妹背山婦女庭訓 三笠山御殿杉酒屋娘お三輪 中村 七之助漁師鱶七実は金輪五郎今国 中村 獅 童橘姫 中村 児太郎豆腐買娘お柳 波野 七緒八豆腐買おむら 中村 勘九郎烏帽子折求女実は藤原淡海 中村 橋之助お父上の「高坏」は素晴らしかったので踊りでは迫れても、まだまだ硬いカンジなんだろうなと思って、臨んだ高坏でしたが…愛嬌でも十分魅せてくれた勘九郎さん。亀蔵さんと鶴松君も終始楽しそうで、幸せいっぱいの演目でした。伝左衛門さんまでも、惹きこまれニコニコ笑顔。それを見ていたら、目にも心にも桜が満開。そうして、背景がわかれ、夜景に浮かび上がる三人に大歓声!隣の友達と手を取らんばかりに大喜び!あちこち勘三郎さんが隠れている平成中村座。That's entertainment!やっぱり、中村座!高坏 長唄囃子連中次郎冠者 中村 勘九郎高足売 中村 国 生太郎冠者 中村 鶴 松大名某 片岡 亀 蔵子分がとーっても若い!長兵衛さんの一家(親分・子分)というより橋之助一家(親子)ってカンジ。獅童さん、人情があって、いいお役なんだな~。劇中劇のところで、いてうさん、お披露目。舞台番の橋吾さんも大活躍。でも、長いこと同じ姿勢。桜席からは橋吾さんの頭しか見えない。タタっと走って、花道からピョンと飛び降りる時あ!この人の「四の切」が観たい!この敏捷性は狐忠信でしょ。極付 幡随長兵衛 「公平法問諍」大薩摩連中幡随院長兵衛 中村 橋之助女房お時 中村 七之助出尻清兵衛 中村 勘九郎伊予守源頼義 坂東 新 悟御台柏の前 中村 児太郎子分極楽十三 中村 国 生同 雷重五郎 中村 宗 生同 閻魔大助 中村 宜 生同 笠森団六 中村 鶴 松近藤登之助 片岡 亀 蔵唐犬権兵衛 中村 獅 童水野十郎左衛門 坂東 彌十郎平成中村座に来るのも最後かもしれないので、(楽に来たいけれどチケットがない)隠れ勘三郎の場所をいくつか、教えてもらったのでコンプリート!ありがと!麦ちゃん。
April 24, 2015
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前に観たときの感想を読んでいたら、あの時の感激がよみがえってきました。自分で書いたのを読んでいてワクワクなんて、ほんと オメデタイ。でも、お芝居自体は最高です。オススメ♪2007年5月はどうしようかな~と迷っていましたが千穐楽間近の歌舞伎座五月大歌舞伎團菊祭へ。(幕見でね)「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」つまり め組の喧嘩観劇してまいりました。結果。観て良かったです。もう一度観たいくらい。これは花道を観たい演目でした!次の機会は幕見でなく、あらかじめチケットをゲットしてから行きたいです。(今回はカットだけど菊五郎さん演じる辰五郎と 喜三郎のイイ話があるんですよね。ぜひぜひ観たい)そうそう、今回は私の幕見体験で「初」の立ち見でした。前の座席で偽トムクルーズと偽ニコールキッドマンが歌舞伎とは無関係にラブラブぶりを発揮しており・・・それはそれでいいんですが、見つめ合って大きな笑い声をたてるのが気になって、頭の中でシャラップよりは柔らかい表現の英語を必死に思い浮かべていました(-"-)もー。ちゃんと観ないなら私に席を譲ってよ!も頭の中で構文考えてましたよ。(〃^∇^)o彡☆あははははっ こんなに舞台を広ーーーく使っているのも初めてでした。扇雀さんの息子さんの虎之介君が達者でした。伜 又八と菊五郎夫妻の場面では出ずっぱりでセリフもたくさん。大物の役者さん達に囲まれて臆せず堂々としていて立派。で、私はおかあさん目線なので彼を毎日、ちゃんと舞台にあげるために影で虎之助ちゃんのおかあさんはほめたり、なだめたりご苦労がおありではないかしらと想像しちゃうんですよね。そして、キッチリ仕返ししないなら離縁してくれと気っ風のいい内儀さんの時蔵さん、惚れ惚れ!お涙頂戴の人情劇でホロリとしたあとは、待ってました!の勇ましい、立ち回りと一粒で二度おいしい舞台です♪敵である力士達(團十郎さん組)のところへ鳶の男たち(こちらは菊五郎さん組)が攻め込んでくる。塀にはしごを立てかけて、次から次へと手を使わずに、バランスを取りながらかけ上る姿は大きな見せ場。大拍手です♪(あとで調べたら「飛びつき」っていうんですね)團十郎さんも海老蔵さんもお相撲さんだから着ぐるみみたいにポッチャリしてるのがユーモラス。そして鳶たちは、最後ははしごを使わずによじ登ったりいつも見慣れた歌舞伎と違って面白かった火事と喧嘩は江戸の華だもんね。さて、鳶たちと力士の大喧嘩の終わりかたは?「炊き出しの喜三郎」梅玉さんが締めてくれるのですが想像もつかない大技で拍手喝采でございます。鳶と相撲が二手に分かれて争う中央に5m近くの大きなはしごを持った子分と共に現れる喜三郎。左右を子分がガッチリ支えるなか、スルスルとテッペンまで上りつめると同時に子分がグググッとハシゴを客席側に倒すんです。そうして、そこから飛び下りて説得されては鳶も相撲も納得しないわけにはいきませんよね。梅玉さん、オントシ60歳。カッコイイ!高砂屋!もう、客席割れんばかりの拍手です。またまた、贔屓の役者さんがふえちゃいました。はー。シアワセ~舞台に復帰した團十郎さんの「外郎売り」を聞いてから一年。一番後ろで聞いていても張りのあるお声、貫祿あるお姿もさすがです。お元気でうれしかったです。(2007年5月 歌舞伎座千穐楽)今回は、お相撲さんのお役は左團次さん。時蔵さん、梅玉さん、團蔵さんなどは同じお役です。
April 23, 2015
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「今回は1か月しかないから、やらないかもねー」なんて、あきらめかけてた試演会が2015年もちゃーんとありました。それでこそ平成中村座!実は、ワタクシ「妹背山婦女庭訓」を観るのは初めて(記憶が確かなら)今回の平成中村座にしても、夜の部の演目だから、まだ観てない。24日に観る予定だったので、試演会が私のFirst妹背山だ!試演会のお三輪ちゃんは仲之助さん。恋する人を追って行ったら、御殿の官女たちにいじめられる。ちょうど4月は、歌舞伎座も仁左衛門さんとの絡みがあったり官女マンスリー。「先代萩」で政岡や「鏡山」の尾上をいじめる官女同様、ここでもいじめる役はふだん立役をしている役者さんが務める。それにしても「いじめの官女」と名前からしてスゴイでしょ。ポンポンはたかれ、からかわれ、お三輪ちゃん、かわいそう。好きな人に会いたい一心なのに、あんまりです。楽しそうにいじめているのが、橋吾さんや仲助君なので複雑(-"-)仲助君が馬子唄を歌っていましたが、そういうお役なんでしょうか。いつもそうなのか、試演会だけの演出なのか、不明。彌紋さんの官女は優しく、はんなりした風情で、別のお役で観たくなるカンジ。おむら役の彌風さんがまた、オリジナルを知らない私が観ても、巧いなーと思う出来栄え。本公演では勘九郎さんの役だな、しか知識がなかったけれど「おむら」は大切な役らしい。豆腐買いの女は原作の浄瑠璃では名の無い下女で、歌舞伎では「おむら」という役名が付いているが、軽い役ながら十七代目中村勘三郎などの大看板が「御馳走」として出る。腕の良い役者が演じるコメデイリリーフである。普段は、彌紋ちゃんも彌風さんも立ち回りの要だけど、演技でも魅せてくれるのでホント試演会は絶対見逃せない。さて、主役の仲之助さん。腰元をしている時でも大柄だから、すぐ見つけられるし色っぽい目元が好きですが、こんなに出ずっぱりで観たのは、初めて。セリフもたくさん、たくさん。役者としては嬉しいだろうけれど本公演の合間の、ほんの少しの時間しか、お稽古できないからものすごいプレッシャーと闘いながらの大役。そんなお三輪@仲之助を応援するように、一番いいタイミングを計って、やまさきさんが附けを打つ。あとの座談会で彌十郎さんが「後ろが病院なので迷惑にならないよう静かにお稽古した」とおっしゃていましたが、附けも苦労したのでしょうね。お弟子仲間の皆さんは、ポンポン叩いているけれど、しっかりいじめたほうが、お三輪の哀れさ、いじらしさが際立つからね。それとも、七之助さんは叩きにくいだろうから、仲間の方が叩きやすいのかしらん(^^;)いえ、愛のムチならぬ、友情のムチですよね、きっと。「妹背山」が終わった後の座談会。左から、成駒屋三兄弟、亀蔵、七之助、勘九郎、橋之助、彌十郎、獅童、新悟、児太郎、鶴松。(敬称略)彌十郎さんの「ここに勘三郎さんがいないのが信じられない」の言葉や初主役の緊張感から「痩せてガンジーと言われた」の獅童さんの想い出話。勘三郎さん抜きには語れない平成中村座。今回はおじいさんの役ばかりの亀蔵さん、「魚屋宗五郎」の時、毎回、お嫁さん役の七君から「肩もんでもらえるのが嬉しい」とシンミリしていたところを明るくしてくれて、ホント 優しくて大好きです。児太郎君と新悟ちゃんは「うらやましい。お三輪がやりたい」と口々に。「仲之助さんは勘三郎さんの最初のお弟子さん」だってこと七之助さんが話してくれました。考えてみたら、たくさんいる中村屋のお弟子さんは小山三さんを初めとして17世の勘三郎さんのお弟子さんでしたね。仲之助さんから後のお弟子さんが18代目のお弟子さん。名題以下の人達がエントリーし、くじ引きで選ばれ、残りのお役を名題さんたちが助けてくれた試演会。試演会出演者が並んで、一言ずつ ご挨拶もあって、一所懸命の演技ともども、感動をたくさんもらいました。鱶七役の獅一さんが「休みを返上して協力してくれた皆さん、ありがとう」そうか、昼の部だけしかない日だから、本来ならばスタッフはお休みの日なのですね。「旦那(獅童さん)と同じ役が出来ました」と感無量の様子に、こちらもウルウル。平成中村座、勘三郎さんもきっとほめてくれますよね、平成中村座と共に成長してきた彼らのこと。2009年以来、私も皆勤賞なので、これからも見守りたい見届けたい平成中村座の試演会です。
April 21, 2015
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いつものワテラスで、新しい歌舞伎座への建て替えについて関係者ならではの話が伺えるとあって参加。幕見で歌舞伎を観たり、もぎりをしたりとご自身の想い出と歌舞伎座が今の形になるまでの経過、こだわりなど拝聴。武中さんのお話は、聴きやすく、内容は興味深く有意義。質疑の中で 一等席は以前よりゆったりしたけれど3階席は外国からのお客様を案内するときに窮屈という意見があって…そうそう、3階席と幕見席は相変わらず膝と前の席の間がギリギリなので、中央の席に着席するとき往生する。ましてや、若い人や男性は、(もちろん女性にだっているけど)「失礼」とか「すみません」と断る人が少ないので、険悪になること多々。以前の歌舞伎座の席が窮屈なのは、昭和28年当時の日本人の体形に合わせてなのだろうと理解し、建て替えは寂しいけれど、建て替えたら、現代の人の体型に合わせて作ってくれるのだろうと期待していた。ところが、窮屈なのは変わらなかった。きっと3階とか4階を利用したことのない人が設計にかかわったのだろうと、残念に思っていたのだが…幕見席など、前列に小柄な人が座ると、その人は前のめりしないと観ることが叶わず、前のめりすると、後列の人から苦情が来る。「お互いさま」と我慢するけれど、視界をほとんど妨げられるときは意を決して、注意せざるを得ない。言う方も、言われる方も、周囲の人まで悲しい気持ちになる。幕見を経験し、お客様の反応を直に感じる場所で勤務した観客の気持ちがわかる方が開発に携わってくださっていたとは朗報。この日は、ほぼ一方的にお話を伺うことに終始したけれど(質疑応答は、時間切れって感じでした)もし、次回があるなら、歌舞伎を観る人が増えるよう、意見交換の場になったらいいのにと思った。第五期歌舞伎座建て替え工事の責任者としてプロジェクトを推進された、松竹株式会社常務取締役の武中雅人さん。歌舞伎座のすべてを知る武中さんに、伝統的な建造物をリニューアルするまでの苦労やこだわり、また「なぜエスカレーターは赤いのか?」など、皆さんが劇場に行って確かめてみたくなるような裏話を伺います。是非「神田de 歌舞伎」にお集まりください。■ 日時 4月20日(月)19:00~20:30(18:40受付開始)■ 場所 ワテラスコモンホール■ 参加費 ¥1,500(税込/当日支払)■ 定員 50名■ ゲスト 武中雅人(松竹株式会社 常務取締役事業本部長)
April 20, 2015
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そもそも、すみださくら歌劇団とのご縁は歌舞伎のことで親しくなった人が在籍していて小道具、大道具の準備まで奔走しているのを手伝いたかった為で、オペラにさほど興味があったわけでないのです。なのですが、すみださくら歌劇団の日本語のオペラが 楽しくて、だんだん好きになってきました。今年は、「こうもり」オペラ好きの方にはポピュラーな作品。私は全く知りませんでしたが、タイトルは知らなくても「こうもり」の中で歌われる「シャンパンの歌」はきっと耳にしたことがあるはず。 昨年よりたくさんのお客様にご来場いただき、ほぼ満席。受付をしていても嬉しい限り。いよいよ「こうもり」はじまり、はじまり~ピアノの比留間先生の隣に男性が。二人とも帽子や髪飾りをして、「こうもり」の舞台となるパーティの列席者のよう。更に素敵なのは、序曲を連弾で聴かせるオープニング。お辞儀をしてピアノから離れたのは、なんと指揮の大浦智弘先生。カッコ良すぎです。❤に刺さりました。「こうもり」はいつもそうなの?と後で聞いたら古川真紀先生だからですって。日本語の歌詞といい、さくらの団員の魅力を活かした演出といい古川先生は天才です。わかりやすいから、オペラに詳しくない人でも「こうもり」の世界に入って行けます。その演出に応える歌劇団の団員も素晴らしいです。信頼とオペラ愛で結ばれているのだと思います。そして、それでもアマチュアオペラ、長丁場の中には、幾度か オットットとなりそうな時も(^^;)無きにしも非ず。嵐の海に漕ぎ出した小舟のように危うい時、その船を抱えて、凪いでいるところにソーッと着水させてくれるのが賛助出演の倉沢一郎先生。すみださくら歌劇団の歌唱指導の先生なので先生のバリトンが響くと、団員は安心して、再び持てる力を発揮できるのです。今年は手先が器用で、小道具づくりの強い味方が出来たのよ、と嬉しそうに友人が言っていました。歌劇団のメンバーは、個性的、魅力的なので少しずつ、お顔と名前を覚えて、ご紹介したいと思います。下の写真はたくさんのプレゼントを抱え楽屋へ向かうすみださくら歌劇団最年長の女優さんです。女性の年齢を公表するのは野暮なので控えますが、笑顔が素敵な可愛らしい方です。次の公演では、どの役でお目にかかれるのでしょうか、今から楽しみにしております。オペレッタ「こうもり」数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品で、「オペレッタの王様」ともよばれる。ヨハン・シュトラウス2世特有の優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律が全編を彩り、その親しみやすいメロディーは全世界で愛されている。なお、物語が大晦日の晩の出来事を題材にしていることから、ウィーンをはじめドイツ語圏の国々の歌劇場では大晦日恒例の出し物となっている。視聴はこちら
April 19, 2015
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遠くから、平成中村座を観に来る友達ご夫妻に会うために早起きして浅草へ。友達の友達、のご縁ですが、とても素敵なご夫妻。午後からの用事の前に、ちょこっと顔が見たくって(*'▽')昼の部開始、入場する姿を見送った帰り道、庭園公開中の伝法院通りの方へ回りました。先日偶然見かけた女性の銅像の前を通りたくて。その人の名前は瓜生岩子さん。会津出身、「社会福祉の母」と呼ばれた方です。自らも火事で焼け出され、肉親を多く失い、悲嘆にくれ、尼になりたいと願った日がありながら「あなたよりもっと不幸な人はいる。その人たちのために捧げなさい」そう諭す禅師の言葉に従い、生涯 弱者のために尽くした女性。戊辰戦争で傷ついた者を介抱し、幼学校を作り、禄を失った藩士と家族に生きるための技術を教え、常にその時々の状況に合わせ、人々を救済した人です。そのため、東京に居を構えた時期もあった。胴像は、彼女の功績を讃える篤志家によって、この地に建立されたのだそうです。改めて、碑文を読んでいたら、明治30年4月19日、福島で没す。享年69。今日、ここを通ったのは必然だった?思わず、手を合わせながら思ったことは今、別れた友達も、知り合うきっかけになった友達も地域のため、子ども達のために尽力している人達です。そして、これから向かう すみださくら歌劇団の公演。地元で人気のこの歌劇団との縁を作ってくれた女性は、歌手としてはもちろん裏方の仕事を嬉々としてこなす献身的な女性です。岩子さんの生き方につながる人達です。胸がいっぱいになりました。そしてこの人たちと私を会わせてくれたのは、このお方。勘三郎さんがきっかけでした。感謝して前に進もうっと!
April 19, 2015
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秋本みな子トーク&ライブvol.2 MC:立花裕人劇団四季にいらした頃、きっと何かの作品では拝見したはずですが、印象が強いのは音楽座ミュージカル時代。在籍中にその美しさと歌声に惹かれた秋本みな子さん音楽座退団の時はもうあの歌が聴けないの?とショックだったのですが。そのみな子さんのライブがあるんです\(^o^)/実は退団直後の3月にも同じ会場で第一弾があったそうで今回は、好評に応えての、第二弾。どんな歌を歌ってくれるのでしょう、そしてどんなお話を聞かせてくれるのでしょう。19時半から21時の約1時間半に私の好きな曲は入っているのかしら。今から、ワクワク♪♪2015.05.28(Thu) 築地・汐留のライブハウス&レストラン BLUE MOODOPEN / START18:30 / 19:30 ¥5,000(1ドリンク&antioasto付)秋本みな子兵庫県出身。劇団四季大阪キャッツオーディションに合格。「キャッツ」タントミールで初舞台を踏む。以後「オペラ座の怪人」(メグ・ジリー)、「コーラスライン」(マギー、ディアナ)、「クレイジー・フォー・ユー」(テス、パッツィー)「美女と野獣」(ベル、バベット)など海外ミュージカルのほか、多数。2005年末、劇団四季を退団。2006年より音楽座ミュージカルに参加。「泣かないで」(スール・山形)、「リトルプリンス~星の王子さま」(花・黄花)、「アイ・ラブ・坊ちゃん」(夏目鏡子・清)、「メトロに乗って」(軽部みち子)など好演。2015年2月、音楽座ミュージカルを退団。現在はライブ、舞台、ボイストレーナーなど幅広く活動中。お芝居が大好きな、大好きな私ですのでめったにライブやコンサートは行きません。ミュージカルの群舞とか、歌舞伎の素晴らしい衣装や美術とかテレビでは味わえない舞台の素晴らしさがあってこそ観に行きたい気持ちになるので、歌だけなんて物足りない。でも、みな子さんの歌にはドラマがあるから二つ返事で「行きます!」と即決した待望のライブです。8/19 秋本みな子&吉田朋弘トーク&ライブ聴きました♪ BLUE MOODにて
April 16, 2015
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サロン・ド・ブンラクザ&5月東京公演観劇玉女サロン東京公演観劇公演日 2015年5月14日(木)公演時間 観劇=第一部 11時開演、サロン=第一部終演後より公演場所 国立劇場小劇場及び伝統芸能情報館3階レクチャー室料金 7,500円(サロンのみ 1,000円:当日の受付で支払い)5月東京公演でのサロン・ド・ブンラクザは、この4月に襲名する2代目吉田玉男さんの担当。サロン&観劇のセットでのお申込みは、締切ですが、サロンのみ参加は若干受け入れOKということで申し込みました。襲名公演の観劇はこの日ではありませんが、昼の部を観る20日に備えて、お勉強してきます。
April 15, 2015
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さ、9時55分になったら、ラジオのスイッチオン。周波数はFMの78MHZ。bayfmに合わせてくださいね22:00 THE PRESENT橋吾さんがゲストとして登場。この番組は、ゲストを迎え・ゲストが[Yesterday歴史] [Tomorrow未来] [The Present現在] について語ります。・ゲストの好きな曲が3曲かかります。ということなので、橋吾さんのプロフィールは知っていても、好きな曲は知らないな~橋吾さんのブログにも、あまり載っていないような(^^)/これは気になるでしょ♪パーソナリティーは、知的な美女、ラフルアー宮澤エマさんさ、今夜10時からです。お楽しみに♪番組表からラフルアー宮澤エマがパーソナリティーを努めるレギュラープログラム。この日の放送は…歌舞伎俳優の中村橋吾をゲストに迎える。梨園の出身で無い彼が、どのようにして成駒屋一門の歌舞伎俳優になっていったかを聞く。そして歌舞伎の魅力も多いに語ってもらう。また自ら音楽好きだという、彼のイメージからは意外なテイストの曲もセレクションしてもらってオンエアする
April 14, 2015
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今年も いろんな場所で楽しませてくれて ありがとう!平成中村座初日の浅草寺の桜3月の桜4月1日の桜4月第1週目の桜そして、ここにも桜 お散歩ワンコお花見用撮影地:富士見市、浅草、丸の内、門前仲町、中央森林公園 他
April 12, 2015
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歌舞伎座昼の部、再び。お世話になっている方が静岡からいらしたので歌舞伎座、四月大歌舞伎へご案内しました。「新しくなった歌舞伎座は、はじめて!」お二人とも喜んでくださって、ホッ。今日のお席は附け打ちさんのすぐそばで、右目は附けを見ながら、左目は舞台なので、なかなかハードでした。(^^)耳元で附けが鳴るんです。歌舞伎座でこんなに近くで聴いたこと初めて。目が合っちゃいそうな距離です。あんまり前だと、全体が見えないからほんとはトチリ(7~9番目)あたりが好きですが前には前の楽しみ方があるんですね。改めて観た『碁盤太平記』 大石主税@壱太郎、すっごくイイです。私は立ち役の時の方が好きかも。ただ、女形が悪いわけじゃなく…新悟ちゃんもそうだけど、両方演じることで芸の幅が広がり表現力も豊かになる相乗効果なのかもしれません。ご覧になったお二人は、華やかな襲名披露にすっかり感激。私もガイドの面目躍如。帰りに、ぐんまちゃんちの前でぐんまちゃんに遭遇。ぐんまちゃんと記念写真もしっかり撮りました。「今度はこちらにも来てね!と何度も振り向きながらお姉さまは、新幹線の改札へ。一回り以上も年上なのに、明るくて元気で前向き。見習うとこ、ぎょうさん あるんやもん上方歌舞伎の影響か、なぜか上方風に変換しちゃったりして(^^)/私も、こんな風になれるのなら、年とってもいいかな。フタコト目には、「若い!」「若い!」と言われてなんだか若くなった気がしましたよ。腰が痛いの、疲れやすいの、と言ってられません。今度お目にかかれる日まで、ちょっとはイイ女にならないとね(*^^*)(4月11日 歌舞伎座 四月大歌舞伎 昼の部)
April 11, 2015
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何度か観ている「お嬢さんお手上げだ」エピローグのパリのお話はオシャレなのに、「腹が減っている」「なのに腹がハレテル!」と貧乏画家役のジュリーが笑わせたりして…アイドル、ジュリーも66歳。そりゃ、体型とか外見はね、それは年月と重力には逆らえないいかに、アイドルでも…でも話して、歌えば ジュリーずっとこの声を、歌唱力を維持しているのは素晴らしいマキノノゾミさんによるハートフルな物語は、このところ、忙しくてくたびれ気味だったところへジンワリ、沁みてきました。音楽がね、また良かったんです。cobaさんが音楽担当。一緒に行ったkaniちゃんも大絶賛。舞台袖の上部、右にドラムセットが置いてあり、熊谷太輔さんが左側には、バンドネオン 川波 幸恵さん、チェロ 古川 淑惠さん上の方なのでよく見えないんだけど、三人ともちゃんと和服をお召しになっていた。パリのシーンは、特にバンドネオンがマッチしていて街の絵が浮かんでくる。私の座った席はけっこう後ろで端だったけれど、ちょうど視線の先に熊谷さん。それだけで、良い席になっちゃった。「三人吉三」の時もパーカッション担当…でしたがいつも熊谷さんが見えない席だったので、ようやく念願叶ったわけです場面ごとに熊谷さんが楽器を持ち変えるのがよく見えます。ドラムの時のスティックさばきの鮮やかさ。最後に白いスーツでソロで歌うカッコいい(はずの)シーンも手に持った帽子をうまく使って、笑わせて見せたり歌も健在な上に、演技のセンスも冴えている沢田さんでした。大満足のうち、舞台がはね、その楽しい余韻のお陰で終演後の友達との食事タイムまでもとっても楽しい時間になりました。(2015.04.10「音楽劇 お嬢さんお手上げだ・明治編」 紀伊國屋サザンシアター)
April 10, 2015
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夜の部、仕事帰りなので「河庄」と「石橋(しゃっきょう)」だけ「河庄」は、何度も観ても、しみじみ、しっとり。私はこの演目の時はお兄さんが好きなので梅玉さんに注目。大道具さんが、幕間に所作台を敷き詰めます。両花道だと、いつもの倍だから大忙し。でも、お客様の安全を考えて丁寧に置いていきます。さて、いよいよ最後の石橋。セリから上がった白い獅子の精、染五郎さんを観ていると、すぐ脇でサッと風が起こりました。赤い毛の虎之助君が駆け抜けていきました。もう一方の花道を壱太郎君が舞台へ走るのが見えました。花道脇の席だから、両花道だと2倍楽しめてお得な気分。「石橋」の背景は、いつもよりおおらかな画風でした。牡丹の花も大振りに感じました。花魁の簪は上方のほうが大きくて、数もたくさんのようですが背景にも上方風とかあるのかなぁ。平成生まれの若者達と花形役者の獅子は躍動感に溢れていました。壱太郎君の隈は優美で、虎之助君は荒々しい隈取でしたが、毛振りの勢いは、壱太郎君が一番豪快でたくさんまわっていたような。ふだん女形中心の人ほど立ち役だと思いっきり発散している気もしますし、女形の重たい拵えに慣れているので、獅子の毛の重さが苦でないから?舞台で二人が交差して、今度は壱太郎君がこちらの花道へ向かって走ってきました。最後に三人揃ったところへ 桜の花びらがドッと。桜吹雪の舞しきる中、幕。外国からのお客様も、これは説明がなくても、理解しやすいので大喝采。風情のあるしみじみ河庄もあり、迫力の石橋もあって歌舞伎ってやっぱり素敵!すっかり満足して席を立てます。
April 9, 2015
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四月大歌舞伎の歌舞伎座にご挨拶の写真が飾られていました。おめでとうございます 扇雀さんのお弟子さん、扇一朗さんが「かなめ」さんへ名題になって、文字通り、「扇」の「かなめ」になったのですね。平成中村座で何度も拝見していた「扇一朗」のお名前が見られなくなるのはちょっぴり寂しい気もしますが、今後のご活躍が楽しみです。北九州文化大使、中村かなめさん、市長を表敬訪問左は、藤十郎さんの部屋子さんの未輝(みき)君。「未」はひつじ年から、「輝」は本名からの命名。映画の「少年H」で主人公の少年時代を演じた吉岡龍輝(たつき)君は、初主演ながら、新人賞も受賞しました。松竹芸能→部屋子ということで「第二の愛之助」の呼び声も高い15歳報知映画賞スペシャル 新人賞・吉岡竜輝インタビュー動画で話しぶりを聞いていると、お二人の歌舞伎への熱意が伝わってきます。さらなるご活躍を!写真の絵画はこの季節にピッタリだなと思った高橋由一作 「墨堤櫻女」 歌舞伎座には名画の宝庫でもあります。
April 9, 2015
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竹橋で降りて、一ツ橋ホールへ。日本教育会館の3階です。すぐ近くにセブンイレブンがあるので、開始前の腹ごしらえ用の品揃えはバッチリ(*^^*)もうすぐ始まります。試写会。ラストに聞いたら泣きそうな、しっとりした曲が流れています。観終わました。21時に追記してます。ぜひ おすすめ!原作「東慶寺花だより」を歌舞伎にした染五郎さんが主演の作品を観ましたがまったくかぶらなくて新鮮ですし、歌舞伎と映画の違いと良さを再認識しました。大泉さん演じるところの中村信次郎さん。戯作者と医者。どちらの道を進むのか決めかねている、いずれにしても、駆出しの男。共演はキムラ緑子 木場勝己 神野三鈴 北村有起哉 山崎一 宮本裕子 橋本じゅん と「こまつ座」でおなじみの顔ぶれです。舞台俳優さんを映画で観るチャンスでもあります。「マッサン」にもっとたくさん出てほしかった堤真一さんもご出演。なんて贅沢な配役でしょう。主演の三人は井上ひさしさんの美しい日本語の世界とは違うけどキャラが魅力的、映像が素敵、ドキドキする撮り方が映画的に優れていると思いました。もう一度観たい!大泉さんはいつもの彼です。安定(*^^*)恵梨香ちゃんの傷を治してあげるシーンが好きです。ひょうひょうとしていながら、シリアスな場面になるといつスイッチが切り替わったの?自然にカッコよくなっちゃうのがスゴイです。そして、中村格子の手拭いを巻いてるところもツボ(^^)/一ツ橋ホールへの道の途中戸田恵梨香ちゃん。おしゃれで可愛いから好きでした。映画の「デスノート」でいいなぁと思って。だけど、「書店員ミチル」の時は面白かったけれど、彼女自身に魅力がなかった。共演者が気になる俳優さんだらけなので最後まで観ましたが、大森南朋さん、高良君、新井君、柄本佑君、みんな揃って、どうしてこんな優柔不断な子を好きなんだろうと???。今度の映画は、ちゃんとしっかり立ってます。生きてます。身なりは全然だけど、生き方が可愛いっていうか、愛しい人でした。こんな役もできるんだって 驚きです。満島ひかりちゃんも好演。全力投球が身上の彼女でも、今度の役は難しかったようで彼女の意図するところより幼い感じがしたのは否めないですが、旬の女優さんを良い作品で観られることは、井上ひさしの作品のファンとして冥利に尽きます。じょご(戸田恵梨香)と心を通い合わせるところ嬉しくて、悲しくて、切ない。そうだ!「デスノート」にひかりちゃんも出演していました。主人公のライトの妹でした。あの頃、今の活躍は想像できませんでしたが、当時から第一線の藤原竜也はすごいなーと改めて思ったりして。そうそう。東慶寺の法秀尼さんが、凛々しくて素敵だった。宝塚出身の方なんですね。江戸の人気者だった山崎努@曲亭馬琴さんがうまい具合に物語に絡んでくる。伸二郎の叔母役の樹木希林さんはさすがの存在感。希林さんが発するとなにげない言葉でも、深い意味を持つような、そんな気になります。健気な女房を利用したうえ、暴力をふるうとんでもない亭主役の武田真治さんがまた、いいんです。ラストに近い登場シーンを美しく映す演出がまたステキ。原田監督、どの人も魅力的な映画を作ってくれてありがとう!駈込む理由はつらいものばかりですが、大泉さんのおかげで深刻にならず、時々笑いながら、ドキドキしたり、スカッとしたり。「あー映画見てよかった!」って、作りになっているところが、なにより一番な気がします。こまつ座に貼ってあったポスター映画に深く感動したが故に歌舞伎の「東慶寺花だより」もまた観たくなりました。あの、おっとりした、おおらかな作りも大好きです。井上ひさしさんのこの作品が大好きです。ぴあ 原田監督 コメント
April 8, 2015
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歌舞伎座は初めて!の友達を案内することになって「はじめての気持ち」で改めて眺めてみました。はじめて!の時のアクセスは、地下鉄がオススメ。JRから歩いてもいいですが、地下鉄「東銀座駅と直結だから。都営地下鉄浅草線、東京メトロ日比谷線利用が分かりやすいです。東銀座駅で電車を降りたら、3番出口へ進んでください。歌舞伎座地下の「木挽町広場」へ続いています。手前にある「やぐら」でお弁当やスイーツが買えます。銀座に何度か来たことがある人なら、デパ地下で選んだり、歌舞伎座のお向かいにあるお弁当屋さんや岩手銀河プラザでも買うことも出来ますよ。飲み物は木挽町広場にあるコンビニで買ってもいいですし、歌舞伎座内の自販機でも購入可能。お弁当は幕間(まくあい)、休憩時間のことですが幕間に自分の席や廊下に置かれたソファなどで食べます。歌舞伎座には食堂もありますし、中で買うこともできます。ここがチケット売り場。電話やインターネットで申し込む方法もありますが直接買う時は地下にあるこの売り場へ。歌舞伎の解説、イヤホンガイド。歌舞伎座内の売り場はとても混雑するのでここか、地上に上がってすぐ、稲荷神社のそばの売り場がオススメ。さぁ、エレベーターで地上に出たら、右方向へ曲がります。浮世絵の看板の見える方ですよ、そうすると、おなじみの破風の屋根が見えてきます。ここが正面の入り口です。今日のチケットを持っている方はこちらから、どうぞ。そして、チケットが買えなかった方、好きな演目だけを観たい方は当日券で4階にある「一幕見」で観るという方法があるんですよ。正面入り口の左側に幕見専用の入り口があります。観たい人が大勢の場合は、建物に沿って並び、チケット発売時間を待ちます。今月の夜の部の最後は「石橋」獅子の精が赤や白の毛を振る有名な演目。たとえば、この演目だけ観たいなら、開演時間は8時35分で幕見チケットの発売開始時間は7時15分料金はジャスト500円。会社帰りでも気軽に観られるでしょ(*'▽')初めてでも、係りの人が親切に誘導してくれるので心配ナシですよ。 正面入り口の右側。ここが「切符預り所」せっかくチケットを買ったのに、都合が悪くなった時ここに「預ける人」と「渡す人」の名前を告げて預けます。急用、急病などの時、無駄にせず、家族や友人に譲ることができます。
April 7, 2015
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動物や子ども達の句を詠んだ おおらかそうなイメージしかなかった一茶井上ひさしさんの描く一茶は、そんな俳人一茶ではなく、パトロンの家から無くなった大金を着服したのでは?と疑われ、取り調べを受けた1週間を切り取った物語席に着くと、舞台上には、拡大した一茶の七番日記。記録魔の一茶は日記に日常のことだけでなく、俳句のことも書き込まれていたそうで、事件のあった48歳から56歳までの間の日記が七番日記。その後、八番日記と続く。「ごちそうさん」のゲンちゃんで大好きになった和田さんが主演なので楽しみでしたが江戸時代のセリフに相当苦労されたようで主人公の同心の時は生き生きと楽しそうだけれど劇中劇の一茶の時は、膨大なセリフを覚えるのがやっとで井上ひさしさんの作品の特徴である美しい日本語を聴かせるところまでは、達していなかったと思う。ミュージカルの石井一孝さんが和もの。どんなもんだか、こちらも心配だったけれど、陽気なカズさんのキャラも笑顔も一番の武器の歌を封印してもちょんまげも似合うし、滑舌も素晴らしく良く、一茶のライバルの竹里を熱演。お芝居の中で、私の目の前を通ったのに、カズさんに似ている別の俳優さんなの?と思っちゃうくらいストレートプレイでこれほど実力を発揮するとは。この日は2日目だったので、噛んだりセリフの怪しいところも何度かあったのに、こまつ座にしては珍しいなと思っていたのに石井さんは完璧だった。俳句を生業とする「業俳」と他に職業を持ち、趣味の範疇で俳句を嗜む「遊俳」の対比同心が一茶になることで謎を解こうとするミステリー仕立てお芝居として面白い部分がたくさんあるので、千穐楽に向けいい具合にこなれてきたら、どんなに素敵♪井上ひさしさん、ご自身が自分の作品の中で一番というだけあってウェルメイドプレイでございます。和田正人さんがこの芝居とともに成長して、いつか当たり役になったら嬉しいです。次回作がロビーに張り出されていました。
April 7, 2015
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一度座ってみたかった桜席。平成中村座で初めて桜席に座った日は、小山三さんを初めて間近で拝見して感動した日でもありました。17代目の伝記で存在を知って以来、(そうです。歌舞伎を観る前から、そのお人柄で)ファンになったのです。)心待ちにした瞬間。孝太郎さんがご自身のブログにお化粧をしてもらう時、小山三さんが下地に唾を混ぜて伸ばすのが嫌だった。勘九郎さん七之助さんと共通の、今では素敵な想い出と書いていらした。小山三さんの話に真摯に耳を傾けていた孝太郎さん。その孝太郎さんとセットの中で笑顔でお話していた姿が浮かびます。勘三郎さんと一緒に舞台にいらしたお元気な日のこと、平成中村座で勘三郎さんとお二人並んでの口上のことたくさん、たくさん、思い出します。あなたがいるだけで、そこが江戸になりました。歌舞伎界の宝物、小山三さんのご冥福をお祈りします。平成中村座、初めて桜席に座った日の日記から抜粋ラストの九段目幕があがる前、一番最初に来てスタンバッて居るのはあ、小山三さん。小山三さんはCプロにしかお出にならないのでそのためにCプロのチケットを取ったんですよ。(*'▽')桜席でほんとに良かった。じっと目で追うと小山三さんは孝太郎さんの方を見ていました。中村屋さんの最古参のお弟子さんのお話に松嶋屋さんの若旦那が、うなづいています。先輩女形さんのアドバイス?それとも、この場で思い出す名優さんの想い出でしょうか。もちろん、ここまでは聞こえませんけど。小山三さんのことを誰よりも頼りにしていた17代目が、「遅かったじゃないか」とニコニコ迎えてくださるでしょうね。そう思うと、なんだか悲しみが薄らぐ気がします。
April 6, 2015
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高学歴のお魚って?大学卒のお魚のこと歌舞伎を観た後、食事をする店を探していたら、偶然、そのお店を見つけた友達が「地元ではいつも行列で入れないのよ」ということで数分後の開店時間に合わせて、あたりを散策し、お店に戻りました。確かに!すでに何組か並んでました。ですが、平日なので、少し待ったら入店できました。近大水産研究所 posted by (C)kikimimiya私は全く知らなかったのですが(お恥ずかしいことに)近畿大学水産研究所が1970年から研究を開始し、2002年6月に完全養殖に成功したマグロを近大マグロといい、今では市場にも出ているそうです。このお店は、そのマグロと紀州のおいしいものを提供してくれるのでした。場所は、銀座6丁目、コリドー街の端っこの方。落ち着いた内装に海を思わせるオブジェ、お料理はどれも美味しかったので、また来店したいです。しらすのピザ、アボカドの最中 posted by (C)kikimimiya私たちが頼んだしらすのピザもおいしかったけれど、店員さんが、何度も「アボカドの最中」をお盆に乗せているのを見かけました。相当人気メニューのようです(^_-)-☆下の写真は、食事の前にのぞいたギャラリー。岩合さんの写真展です。ニッポンの犬 posted by (C)kikimimiya6月26日まで展示数こそ、少ないけれど、どれも珠玉の写真たち。動物が苦手の私まで、ナデナデしてあげたくなるような生き生きとしたワンコ達。ニッポンの犬 写真展ノエビア・ギャラリーは銀座7丁目、資生堂本社の前、お隣はルイヴィトン。
April 5, 2015
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がんじろはん、おめでとう友人が関西から襲名公演を観に来るというので、その影響で私も歌舞伎座。松竹創業120周年 中村翫雀改め 四代目中村鴈治郎襲名披露一、玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記(ごばんたいへいき)山科閑居の場初めて観ます。染五郎さんが悪い役なんだねぇ。孝太郎さんがあいかわらず素敵。今、浅草では平成中村座。常連だった扇雀さんは上方の成駒屋さんの人だから、こうして歌舞伎座。この場は太鼓持ちや芸者さんがたくさん出てきて華やか。二、六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)僧正遍照は左團次さん。愛犬の桃太郎ちゃんが手術をしたばかりで元気なさそうです。お大事に。魁春さんが小野小町。吹輪の髪にビラビラの簪。江戸時代のお姫様の拵えです。時代考証がおかしいと思うでしょ。この演目は、何度も小野小町が登場するので、その度に衣装や髪型を変え、お客様を喜ばせるような趣向だそうです。ナルホド〈文屋>の仁左衛門さんは、官女たちとユーモラスな踊り。春色の衣がとてもお似合いです。
April 5, 2015
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4月1日浅草寺の本堂の左脇をまっすぐに進んで平成中村座へ開演時間よりだいぶ早くに向かったのは、初日恒例の一番太鼓を聴くため。江戸時代、歌舞伎の顔見世興行の初日に打った太鼓のことを一番太鼓と呼んだそうですが、「歌舞伎美人」に一番太鼓のことを含めた記事がありましたのでリンクを張っておきますね。平成中村座に3年ぶりの一番太鼓が鳴り響く勘九郎さんから渡された撥で傳左衛門さんが打つ太鼓の音が高らかに鳴り響きます。最初は緩やかに、厳かに。やがて加速するとともに、心も高揚する太鼓の響きを聴きながら3年前は、勘三郎さんがそこにいらしたんだ、と懐かしくでも、切なく思い出していました。平成中村座の敷地の奥に一般のお客さん、太鼓、手前に大勢の報道陣。私の場所からは、太鼓の向こう側に立つ勘九郎さんは足しか見えません。とは言え、こんなに近くで太鼓を敲く傳左衛門さんが見られただけでも十分なのだから、それ以上贅沢は言ったらダメね、と反省していました。一番太鼓が終わって、その場に佇んで、耳を傾けていると太鼓の裏からピョコンと笑顔をのぞかせて勘九郎さんがこちらへ向かって現れ、七之助さんも続いてきたので大歓声。ご挨拶が始まると、姿勢を正し、静かに聞き入ります。あらかじめ、取材陣以外は録音撮影は控えるように注意がありましたのでカメラを向ける人もありません。お行儀イイです。勘九郎さんの挨拶も、まず父上のこと。父がいたので、一番太鼓をこの場所で聴くのは初めてだと。涙ぐみながら話す勘九郎さんに、先着80名の一般のお客様達感動してうなづいておりました。17代目からのファンであろう方もたくさんいらっしゃいました。父の夢を継ぎ、こうしてりっぱに平成中村座を再開。子どものように、孫のように見守ってきたその方たちにって勘九郎さんと七之助さんは、なによりの孝行者、うれしいことですよね。まじめに語っていた勘九郎さんがニコッと笑顔になり、「嬉しいお知らせが」と口調を改めたので、嬌声に近い声があがりました。すわ、七之助さんの結婚!と思いきや、「エイプリルフールでございます」と。エイプリルフールのいたずらが大好きな中村屋さんらしく面目躍如。報道陣もお客様も、すっかり騙され、浮足立つのを見ながら、ご満悦。「兄(のウソには)気をつけて」と笑って話す七之助さんも舞台での真剣な演技、インタビューの時の親しみやすさとは、また少し違う気がしました。うまく表現するのが難しいんだけれど初日には必ず、顔を見せてくれる多くのご贔屓の姿に緊張もほぐれたのか、カメラに映らないところでの寛いだ話しぶり、普段着の笑顔がキラッキラしていました。これはチケット代が高くてもナンノソノ、何度も通いたくなる気持ちがわかる!と、すっかり納得でございます。その後、取材陣のほうへもどって兄弟は並んで記念撮影。一番太鼓は厳かに執り行い、その後、ファンの人も取材の人も満足する進行ぶりが、いかにも中村屋いいなーと、一幕、舞台を観たような満足感でした。ちょうど開場時刻と重なり、外から入場してくる人も合わさり、お土産を買う人、お弁当の調達に並ぶ人。絵看板などの写真を撮る人と思い思い行き交って、にぎやかな芝居小屋の呼び声の中、今年の平成中村座が始まりました。写真は2011年の勘三郎さん(この時は撮影禁止ではなかったので。)なつかしい一枚です。
April 4, 2015
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寝ずの番製作年:2006年 マキノ雅彦(津川雅彦)監督2度目。最初に観たのは何年前だったかな。何かの映画を観たときの予告でお通夜の席で亡くなった人を両脇から抱えラインダンスのようにしていたのが衝撃的でDVDを借りた気がする。あらすじ津川雅彦が、「マキノ雅彦」名義で監督デビューを果たした痛快艶笑喜劇。大物落語家の通夜の席で繰り広げられる人間模様をユーモアとペーソスを交え綴る。上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴がいよいよ臨終のときを迎えようとしていた。ところがそこで弟子たちはいかにも咄家らしい粗忽ぶりを発揮し、思いもよらぬひと騒動が巻き起こる――。ともあれ、こうして橋鶴師匠は亡くなり、お通夜の席には弟子はもとより、故人をしのんでゆかりの人々が続々訪れる。いつしか思い出話に花が咲くのだったが…。最初に観たときは、落語の「らくだ」を知らなかった。歌舞伎で「らくだ」を観る前だったと思う。今は、お陰様で「らくだ」のすじもわかるし、(歌舞伎の「らくだ」勘三郎さんや亀蔵さんで何度も観たので)「え、それをほんとにやっちゃうんだ!」という驚きはあっても師匠が得意とした「らくだ」を「かんかんのう きゅうれんす♪」と踊る弟子の想いも伝わってくる。映画が面白くないか、面白いかは観る側の世代や知識で変わってくるものだと今更ながら。共演者も豪華。とりわけ印象に残ったのは、おかみさんの富司純子さん、麗しい!それだけじゃない!キャラがなんとも奥深い。そして一番弟子の笹野高史さんは、冒頭の臨終シーンで、とんでもない聞き違いをするんだけど、突飛な発言をまことしやかに、説得するところが絶妙。そして、それを受けて立つ、弟弟子の中井貴一、木村佳乃夫妻が最高(^^)/弔問客として勘三郎さんも一瞬姿を見せてくれる嬉しさも…津川さんと朝丘雪路さんの娘さんの真由子さんが出演している。お二人のお嬢さんとしてバラエティー番組で見ることしかなかったけれど若い弟子の奥さん役がとっても良かった。超個性的な人々の中で、彼女の初々しくて、自然な感じが映えてました。「パッチギ!」で覚えた木下ほうかさんもお弟子さん役。逆に堺正章さんの登場シーンは、下ネタだらけなのに、それさえ品があるように見せちゃう役者さん達の底力が凄い!もちろん監督や脚本の力もあるからでしょうけれど、そこがなんとも魅力です。寝ずの番 特別番橋鶴師匠のモデルになった松鶴さんを知らないのが残念。知っていたら、もっとこの映画を楽しめたでしょうに。芸はもちろん、面倒見がよく、人柄も素晴らしかった師匠だったそうです。私の知っている松鶴さんは鶴瓶さんの語ったこの落語だけ。思いがけず、笑福亭鶴瓶さんの落語
April 3, 2015
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せっかく一週間延期して、満開に合わせたのに雨かもしれない、の天気予報に最後までドキドキ雨が降ったら、すぐお店に避難できそうだから隅田川にしようか、と半分決めていたらメンバーの一人が桜が満開、提灯で明るいし、みんなで集まるのにピッタリの場所があるよってことで、中央森林公園に集まりました。駅前で中華のお惣菜とか、巻き寿司調達して。最後まで降りそうもないなら、もっと買ってくるんだった(とちょっと反省はあるけれど)初めての場所、みんなちゃんと集合できるかしら?公園についた途端、わー!なんてナイスなロケーションこれぞ、花見暖かな夜だったので、私はコート脱いじゃいました。提灯が飾られた下、程よい距離をあけて、人々が集っていました。会社関係あり、親子連れあり、会社帰りのおひとり様あり…近くには川がサラサラ、花びらを浮かべながら流れていき屋台の類がないから、食料はあらかじめ調達していかないといけないけれどその分、ご近所への迷惑は最小限。お尻に敷いた段ボールを帰りには手分けしてゴミ箱へ運ぶ大学生どのパーティも、大声を出したり、騒いだりせずお行儀よし。楽しい時間を過ごして三々五々、駅へと。家に着いたら、服についていた花びらがキーボードの上にハラリちょうど届いたメールは「今日のケーキありがとう、嬉しかった」お誕生日が近い友がいたので、小さなケーキを用意していきました。みんなで「Happy Birhday」歌いました。そのサプライズのお礼のメールでした。ウフフ来年も集まろうね、お花見にピッタリの公園。今年、来られなかった人も来年は、きっと来られますように!
April 3, 2015
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せっかく、待ち合わせしたのに 雨あんまり、寒いので、すぐにお店へ避難。でも久しぶりの幼なじみとの再会なので(一人は、20年ぶり?)静かにユックリ話せたのは良かったかな。隅田川公園には、ツワモノ達が濡れながら座っていた。頭にタオルを乗せ、ブルーシートで宴会続けてた。若い時はそういうバカみたいなことが楽しかったりするよね(^^)/エクストラコールドの置いてあるお店で良かった。スーパードライは苦手だけど、これは好き待ち合わせした東武浅草駅の階段は、すみだ水族館のペンギンが大きく描かれていて、楽しい♪
April 2, 2015
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桜席に座った感じをレポ。初めて座って感動した時の感想がご参考になれば。2008年10月のことですが、見え具合など、2015年の平成中村座も変わっていません。一度座ってみたかった桜席。仮設小屋の正面から左右にある階段を上り、舞台の方へひたすらまっすぐ進みます。平成中村座の定式幕と同じ柄の幕をくぐってさらに奥に向かうのは、関係者以外立ち入り禁止のエリアに入るようで、緊張もし、優越感でもあり。黒御簾(くろみす)の上の席。足の下から下座音楽が聞こえる不思議な席です。黒御簾は舞台の下手にある簾のかかっている黒い部屋。舞台の様子を見ながら演奏するところです。ここに座ると、お向かいの桜席と向き合う形、自然と背筋が伸びる感じ。客席のお客さんの様子もよく見えます。CプロはAプロの松の廊下の刃傷事件の時に師直に斬りつけた塩冶判官を止めに入った加古川本蔵(桃井若狭之助の家老)が中心、本蔵役の仁左衛門さん大活躍です。「本蔵の視点でみる忠臣蔵」って面白いことを考えるね。 (奥山風景で買える小判)大序さて、まだ定式幕は閉まっているけれど、すでに役者さん達はスタンバイ。Aプロと同じ兜改めの場面です。そう、登場人物たちは、口をつぐんで頭を垂れていて名前が呼ばれると頭をあげていく「人形身」です。人形に魂が吹き込まれるように、人間に戻ります。幕があがる15分くらい前から皆さん、その姿勢。立ち廻りなどアクティブな芝居もこのジッと動かない芝居も両方決まっているのはサスガです。幕が開く前の口上の時は桜席ご一同様は、大移動。実際に口上を述べる人形が見える位置から見下ろします。そしてユルユル幕が開き、いよいよ・・・お、置鼓(おきつづみ)でいいのかな。下手の端で立ったまま鼓をポン、ポンと。その位置だと上手桜席のここからしか見えないのでは、おお、なんと贅沢、桜席!舞台を飾る七ツ割丸に二引の紋は足利家の紋でしょうけど仁左衛門さんとも同じです。真上からのぞくんですもの、そりゃあ、よーく見えます。大体は表情まで見えますが、役者さんの立ち位置によっては、背中から見ることも。そうすると鉢巻だとか、帯だとか普段はじっくり見る機会のない衣装の細部までよくわかります。個人的に嬉しかったのは戸無瀬役の勘三郎さんの髪型、「片はずし」が見られたこと。「鏡山」の時に知った武家女房や御殿女中の役の髪型。代表例に伽羅先代萩の政岡や鏡山の岩藤、そして戸無瀬と資料にはありましたが、実際どんな髪型か詳しい写真はなく…。桜席からは勘三郎さんの動きに合わせて、片はずしがよーく見えました。オペラグラスでも、はっきり見る事はできるけれどアップを見る時は誰か一人に絞り他は犠牲になってしまうのがネック。その点、桜席は、全員の動きがちゃんと見える。その臨場感たるや、他の席との比ではありませぬ。キャッツのジェリクルギャラリーよりも近く、回転席より広範囲で見えます。彌十郎さんの高師直。挨拶をしようと何度も試みる橋之助さんにプイ、プイと顔を背けるイヤーなヤツなんですがそんなところも迫力ありo(*^▽^*)o~二段目ここは34年ぶりの上演となる加古川本蔵の屋敷のシーン。若い恋人同士の七之助さんと新悟君が初々しくて可愛らしい。場面転換。定式幕が降りた後は、たくさんの人達が手際よく作業を進めますが、想像していたより舞台裏は静か。たくさんの書き割りや小道具を出し入れ、スムースに運ぶにはどうするのかしらと思っていたら、舞台の後ろがパカッとひらいて、外が見える。そうなんだ!終わった物は順繰りに後ろにずらしていくわけです。三段目松の廊下、Cプロの判官は勘太郎さん。10人くらいに押さえつけられ、抗う姿を間近に見ると思わずお芝居なのに助けに行きたくなります。クヤシそうな顔がグッとこちらを向いている。八段目ずっと緊迫した場面が続くと疲れるので、骨休めのような場面だとイヤホンガイドが解説してくれる。恋人大星力弥に会いたい小浪(七之助)と継母の戸無瀬(勘三郎)が山科に居る大星由良之助をたずねる道中のくだり。定式幕があがったのに、桜席と舞台を仕切る黒い幕だけあがらない。他の席の人は舞台を観ているはずなのに、なぜ?ふと思い当たったのは、浅葱幕。定式幕があがっても、さらにふわっと水色の薄い幕がかかっていて何も見えません。それをパッと取り払うと一気に場面が変わる仕掛けです。これは、たいてい「わーっ」とタメイキをもらす美しいシーンが現れることが多いです。やはり浅葱幕がかかっていました。目の前の黒い幕が降りたままでは、何も見えないので桜席は皆、ドドドドドっと移動して、花道を観ます。移動もなにやらユーモラスで良かったけれど、美味しいところだけ観ちゃってすみませんって感じもしましたよ。母と子の踊りのシーン。クルクル動くので勘三郎さんも七之助さんも良く見える。赤い着物のお母さん、埃よけの角かくしでこちらがお嫁さんのよう。七之助さんの小浪、娘らしくて可憐で眼福♪ラストの九段目幕があがる前、一番最初に来てスタンバッて居るのはあ、小山三さん。小山三さん、ここです!Cプロは小山三さんを観るために来たのです!と手を振りたくなるのを必死でこらえて、目で追うと小山三さんは孝太郎さんの方を見ていました。中村屋さんの最古参のお弟子さんのお話に松嶋屋さんの若旦那が、うなづいています。先輩女形さんのアドバイス?それとも、この場で思い出す名優さんの想い出でしょうか。もちろん、ここまでは聞こえませんけど。ここでの孝太郎さんは大星の妻お石。抑えた演技が印象に残りました。仁左衛門さん、勘三郎さんの名演技は言うまでもなく。ちょっとややこしいんですが、判官役だった勘太郎さんが、ここでは力弥。高師直の屋敷の図面を見ながら雨戸をはずす工夫を張り切って披露。ちょうど桜席の真下にある木のところでの演技だったので桜席大喜びq(≧∇≦*)サラサラ雪が降りしきる仕掛けも見えちゃいましたが、だからといって興ざめする心配は無用。落ちた瞬間から仕掛けの事は忘れるくらい、ハラハラと舞う姿は、はかなげで素晴らしいです。娘の幸せのために、わが身を犠牲にした本蔵の最期。タブン、客席からは本蔵の苦しそうな姿が見えるのでしょうが桜席からは、あまりよく見えませんでした。その代り、本蔵のうしろに隠れ、客席からはほとんど見えない部分で勘三郎さんと七之助さんが、ずっと悲しく、切なそうな表情や仕草をしているところとか仇討ちに行く息子とは、添わせることができないので心を鬼にして戸無瀬と小浪達に冷たく当たるお石のつらさが手に取るように伝わってきます。お芝居の中に入り込んでしまった感じ。至福の時。こんなに近くで見ちゃっていいんでしょうか?演じながら、気が散ったりしませんか?と恐縮するけれど、ワクワクがいっぱいの桜席でした。あ、そうそう。これから桜席でご覧になる方!ここは舞台に近いので照明がほぼ直撃です、アツイです!ま、この日が快晴だったこともあるけれど、私は夏の名残の薄手のブラウス一枚でちょうど良かったです。(平成中村座・浅草 2008年10月16日 Cプログラム)おまけ・桜席の座席に置いてあったお手紙Cプログラム桜席のお客様へ本日は平成中村座にご来場いただき、誠にありがとうございました。『平成中村座十月大歌舞伎 通し狂言仮名手本忠臣蔵』では、演出の都合上、桜席と舞台の間の幕を上げ下げさせていただくことがございます。何卒ご了承くださいませ。 また、大道具が手すりのすぐ脇を通ることがございます。身を乗り出したり、手すりに手をかけたりすることは危険ですのでお控えくださいますよう、お願い申し上げます。 なお、先の定式幕前でも芝居がある際は、幕より前の通路からの立ち見でもご覧いただけます。その際には、係の者がご案内させていただきます。大序 鶴ヶ岡社 頭兜改めの場・人形口上八段目 道行旅路の嫁入・幕切れ それではごゆっくりお楽しみくださいませ。平成中村座
April 2, 2015
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3年ぶりの中村座です。お陰様で、いつも忙しくしている友と一緒に初日の中村座見物が叶って、いっそう楽しい一日に。ダメもとで誘ったら「前日までは京都だけど4月1日ならOK」と色よい返事。ご無沙汰だったので、会いたかった人との再会がほかならぬ平成中村座で実現するなんて!(^^)/)小屋の入り口は、はとバスの駐車場向きですが、中村座の敷地内への入場口は浅草寺の本堂の脇。見物客を描いた、ほのぼのタッチのイラストが今までになかったところ。ここでまず「いらっしゃいませ」と迎えてくれる勘三郎さんのキリッとステキなまなざし。そうです。今回のお楽しみ。「隠れ勘三郎」です。【楽天ブックスならいつでも送料無料】浅草の勘三郎 [ 荒井修 ]荒井さんがお描きになった「勘三郎さんの目」が18代目勘三郎の18にかけて18ヶ所。平成中村座の何処かに隠れて、見守っていてくれる趣向なのです。桜席1枚と平場(松)席1枚。交代して、それぞれの席の良さを堪能。最初は平場に座って「双蝶々曲輪日記」彌十郎さんの濡髪が立派。獅童さんが、ライバルの長吉と、濡髪の谷町の与五郎さんの二役。橋吾さん演じる茶屋の亭主に、贔屓の濡髪をほめられると、嬉しくなって、なんでもやってしまう、つっころばしと呼ばれるボンボン。威勢の良い長吉も、愛嬌ある与五郎も良かった!幕が開いたばかりの熱を感じるこの小屋で観られるだけで満足。初日の硬さはいずれ取れましょう。浅草寺の八重桜と一緒で、ほころんでくるのは時間のお仕事。門閥に限らずやる気のある役者、才能ある若手を育てようと試演会を続けてくれた勘三郎さんの情熱に応えて試演会第一回の主役を演じた獅童さんと数々の試演会の度、成長の跡を見せてくれた橋吾さん。その後、獅童さんの活躍については言うまでもなく、かたや、養成所を卒業後、橋之助さんの薫陶を受け、めでたく名題昇進した中村橋吾さんです。3年前の中村座の試演会では、「曽我兄弟」の朝比奈が本役だった獅童さんと試演会で同じ役を演じた橋吾さん。その二人が、ひとつの着物にくるまって花道を去って行くのが見えます。すぐ脇の席だったので、花道に対して正面に座りなおして、真剣に見入っちゃいました。涙を禁じ得ない。とはこのことです。幕間(まくあい)に探したら、お大尽席の屏風の桜の中にも勘三郎さん。「勧進帳」では、橋之助さんの弁慶と、勘九郎さんの富樫の迫力あるやりとりが見応えあり。義経を守ろうとする弁慶と誠実に役に取り込む橋さんの様子が重なってくる。四天王、亀蔵さん以外は最初誰だがわからなくて、やけに若くて綺麗な男の子たちだなーと思ってよく見たら、国生、宗生のご兄弟と、鶴松君だった!息子君達、こんなに大きくなったんだね~。お久しぶりの宗生君。先日のトークショーの席で国生君が「今、弟は学業優先」と言ってましたっけ。以前「天保遊侠録」の麟太郎を演じた時、とっても上手だった宗生君。兄弟が良いライバル関係になってみんな伸びてくれたらいいなー。今日のお席。役者さんが花道から登場して、七三で止まると、近すぎて恥ずかしくなるので顔から視線をそらすと、着付けの細かいところまで良く見えます。視線をもっとそらすと、花道の側面に「勘三郎さんの目」あら!三幕目、桜席へ移動して、「魚屋宗五郎」。酔っぱらいの勘九郎さんや、ムードメーカーの役で大活躍のいてうさんがよく見えます。七之助さん、おかみさんの役だから、ぺたんとお尻を落として座っています。基本的にお殿様の獅童さんや、お父さんの亀蔵さんは上手(かみて)だから下手(しもて)の桜席からは、兄弟やいてうさんが近いのです。中村座で名題披露のいてうさん。セリフも出番もたくさんで張り切っている。ドキドキも一所懸命さも手に取るようにわかる桜席。おめでとう いてうさん旦那もきっと喜んでくださるでしょう。もしかして、試演会でいてうさんが主役をした時みたいに、可愛いがゆえに超迫力のダメ出しかな。スルスルスル 中村座の定式幕が引かれると勘三郎さんの目が、附けうちのやまさきとおるさんを見守る位置に収まります。一つになる度、ここでも泣きそうになります。楽しい、楽しいと言いながら、ついつい ここかしこで勘三郎さんを思い出してしまう平成中村座です。
April 1, 2015
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平成中村座の一番太鼓を聴くために早起きしたのでいつも見られない景色を見に、伝法院通りを回って中村座を目指しました。雷門 posted by (C)kikimimiyaそれはね、歌舞伎の絵のシャッター。うどん屋さん posted by (C)kikimimiyaお店が開いている時は見られないから(^^)/コーヒー屋さん posted by (C)kikimimiya時計屋さん posted by (C)kikimimiyaはんてん屋さん posted by (C)kikimimiyaお楽しみはこんなところにも。地口行燈がいくつも掲げられています。地口って、ダジャレのような言葉遊び。ほうずきの頭に蟹やどる(正直の頭に神宿る) posted by (C)kikimimiya裸で田っぽれ(甘茶でかっぽれ) posted by (C)kikimimiya羽がハタキの世の中じゃ(金がカタキの世の中じゃ) posted by (C)kikimimiya本より漏斗(ジョウゴ) (論より証拠) posted by (C)kikimimiya浅草公会堂前 posted by (C)kikimimiyaネズミ小僧 posted by (C)kikimimiya木馬亭 posted by (C)kikimimiya右が伝法院庭園出口、奥が五重塔、左奥が浅草寺 posted by (C)kikimimiya浅草寺、どこも桜が満開です。左に行くとご朱印所 posted by (C)kikimimiya五重塔の近くに女性の座像がありました。福島出身の瓜生岩子さん。瓜生岩子さんの像 posted by (C)kikimimiya自らも火事で焼け出され、肉親を多く失い、悲嘆にくれ、尼になりたいと願った日がありながら「あなたよりもっと不幸な人はいる。その人たちのために捧げなさい」そう諭す禅師の言葉に従い、生涯弱者のために尽くした女性。戊辰戦争で傷ついた者を介抱し、幼学校を作り、禄を失った藩士と家族に生きるための技術を教えた。常にその時々の状況に合わせ、人々を救済していた岩子さん。中村座のお陰で素晴らしい人の存在を知ることが出来ました。_________________________________________________________________☆☆平成中村座の帰り、友達と浅草のアンヂェラスへ寄ってレトロなパフェを食べながら、おしゃべり。アンヂェラスのパフェ posted by (C)kikimimiya
April 1, 2015
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はとバスの駐車場、絵看板と櫓の見える側に入り口はありませんでした。入り口は、浅草寺の本堂の左脇を直進したところにありました。雷門から仲見世を通って、五重塔、浅草寺本堂の脇を抜けたら、ほら、見えてきました。チケットをもぎったら、左へ進んで突き当りを右へ。なつかしい、平成中村座へ到着。タイムテーブル休演のお知らせ筋書きは1500円、マグネットは500円。筋書売り場は、客席の右側、トイレは左側。トイレは前より混雑せず、スムースに利用できました。席をいろんな角度で撮ってみました。中村座の仮設小屋に全部で18個の「隠れ勘三郎」ディズニーランドの「隠れミッキー」のように潜んでます。探すのも、平成中村座のお楽しみの一つ。
April 1, 2015
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